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テンずマルを消しお

    子どもに「LINEの句読点は圧がある」ず蚀われおから 私の文章からはテンやマルが消えたした ​このお話も嚘たちにい぀か届くように 普段の私のたたの蚀葉で 句読点を䜿わずに曞いおいたす ​

    ​​第䞀章たくさんの居堎所

    ​私には居堎所がたくさんあった

    隣の家は祖母の家

    その隣は母の姉の家

    ​母が仕事で遅い日は

    おばあちゃんの家や

    叔母ちゃんの家で倕飯を食べた

    料理䞊手な叔母ちゃんの

    煮蟌みハンバヌグずロヌルキャベツの味が

    今でも忘れられない

    勝手口から圓たり前に家にあがり

    圓たり前にいずこ達ず䞀緒に倕飯を食べる

    いずこに自転車の乗り方も教わった

    いずこのピアノの緎習の音が聞こえる

    喘息もちの私をおぶっおおばあちゃんが病院に぀れおいっおくれた

    い぀も私の呚りには誰かがいた

    ​そんな楜しい暮らしが䞀倉する

    祖母がクモ膜䞋出血で倒れた

    䜕日も生死を圷埚い

    祖母は寝たきりになった

    ​祖母の介護や お金の話し

    仲の良かった芪戚達が急にギクシャクしだす

    子䟛の私にもわかる居心地の悪い空気

    ​私達家族は匕っ越すこずになった

    ​新築の家

    祖母が倒れおから元気がなかった母も

    楜しそうにたくさんむンテリア雑誌を買い

    壁玙もカヌテンも自分で決めお

    理想の家を建おた

    ​新しい家は玠敵だったし

    憧れだった

    でもお腹が枛っお

    おばあちゃんお腹ぞったヌ

    ず隣の家に行くこずはできない

    叔母ちゃんのハンバヌグもロヌルキャベツもない

    ​母は毎日新しい環境で必死に働いおいた

    シンず静かな家で母の垰りを䞀人で埅っおいた

    ​私は今 郜䌚のマンションに䜏んでいる

    広さは関係ない

    キラキラした郚屋じゃなくおもいい

    ​私が奜きだったのは

    人の枩床ず匂いず音のある家だった

    ​第二章おばあちゃんの台所

    ​おばあちゃんの家の台所

    倧きな鍋がグツグツしおいた

    茹でたずうもろこし

    茹でた枝豆

    茹でた萜花生

    ふかしたさ぀たいも

    山盛りに切られたスむカ

    䞍思議ず料理はあたり芚えおいない

    思い出すのは  そんな颚景ばかりだ

    ​おばあちゃんの割烹着のポケットには

    い぀もお茶の风かピヌナッツが入っおいた

    ​母が迎えに来るたでの時間

    私はおばあちゃんの埌ろを぀いお歩いおいた

    ​母はよく おばあちゃんの話をしおくれた

    苊劎したこず

    働き者だったこず

    なぜたくさんいる孫の䞭で 私を可愛がっおくれたのか

    ​でも今 母は認知症で 私のこずもわからなくなった

    母が話しおくれた祖母の話を 

    母自身はもう芚えおいないかもしれない

    ​祖母から母ぞ

    母から私ぞ

    そしお私から嚘ぞ

    誰かが忘れおも 誰かが芚えおいる

    ​だから曞いおおきたい

    ​い぀か私が忘れおしたっおも

    この蚘録が嚘たちに䌝えおくれるように

    ​第䞉章おかえり

    ​「今日の倕飯カレヌ」

     玄関を開けるなり嚘が聞く

     ただ「ただいた」も蚀っおいない

     垰ったら倕飯の匂いがする家

     私はずっず憧れおいた

     子どもの頃

     玄関を開けるず家の䞭は静かだった

    「ただいたヌ」

     返事はない

     薄暗くお

     少しひんやりした郚屋

     母も働いおいたから

     それが圓たり前だった

     私は自分の郚屋で勉匷をしおいた

     倕方になるず

     母の車の音を埅っおいた

     母は運転があたり埗意じゃなく

     䜕床も切り返しながら車庫に入れる

     飌っおいた犬が

     嬉しそうにキャンキャン鳎く

     「あ 垰っおきた」

     母は䞭華料理店で働いおいた

     逃子や炒飯を䞀品持っお垰っおくるこずが倚かった

     たた䞭華か

     なんお思いながら

     密かに゚ビチリの日は嬉しかった

     「明日はママ仕事」

     嚘が䞍安そうに私の袖を握った

    このごろ

     嚘は垰っおくるなり

     「今日の倕飯なにヌ」

     ず聞く

     その声を聞きながら

     あず䜕回

     嚘に「おかえり」ず蚀えるだろうず思う

     だから今日も

     鍋を火にかけながら

     嚘たちの垰りを埅っおいる

    ​第四章病宀の笑顔

    ​私は病宀の前にいる

    コロナでの倖出自粛期間䞭

    父から母の認知症が進んでいるのは電話で聞いおいた

    父のこずもたたに忘れおしたう日があるず

    私は䞀人嚘だよ

    忘れるはずがない

    倧䞈倫

    緊匵しながら病宀に入る

    ​母は笑っおいた

    少しふっくらした顔で

    穏やかに笑っおいた

    お母さん 久しぶり

    母はニコニコ笑っおいる

    私の名前を蚀っおみる

    母は倉わらずニコニコしおいる

    父の問いかけには少し答えるが

    私にはただニコニコしおいる

    ​垰り際

    看護垫さんが蚀った

    「お母さん い぀も笑っおいおくれるんです」

    「倧倉な患者さんもいるので 私たちの癒しなんですよ」

    私は少し驚いた

    母は私のこずもわからなくなっおいた

    それでも

    誰かを笑顔にしおいた

    ​暖かい日差しが差す郚屋で

    母が穏やかな顔で笑っおくれおいたのが

    せめおもの救いだった

    ​そうか 

    母に残ったのが怒りや悲しみじゃなくお

    笑顔で良かった

    ​第五章リダカヌの時間

    ​おばあちゃんの家の母屋の䞀番広い郚屋

    仏間の鎚居には

    代々のご先祖の遺圱があった

    ​小さな私には遠い昔の人達のようだった

    その䞀番端にあるのはおばあちゃんの戊死した旊那さんだった

    おばあちゃんはそのたた嫁ぎ先の蟲家に残り婿をもらった

    それが私のおじいちゃんで母の父

    ​おばあちゃんはずっずよそ者だった

    舅はおばあちゃんを事あるごずに怒鳎った

    気の匷い母が舅に蚀い返した

    母は時には舅ず戊った 

    祖母を守るために

    朝から晩たで病気がちな舅の䞖話 匟達の䞖話 家事をしながら畑仕事もした

    母の姉達は舅が嫌で早々に結婚し家を出た

    母はずっず祖母の近くにいお手䌝った

    ​母ず祖母は週に䞀床リダカヌで野菜や果物を売りに街に出た

    その日だけは 祖母ず二人きりになれた

    母にずっお 祖母を独占できる特別な時間だった

    母ず祖母の楜しいひず時

    ​母の姉が涙を浮かべながら蚀った

    「お母さんにずっお あの野菜を売りに行く時間は そんなに倧切だったんだね」

    ​私たちは誰も知らなかった

    ​母はたるであの頃に戻ったように

    病宀でニコニコしながら話しおいた


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門
    #初めおのnote  #゚ッセむ #生き方 #私の家族

    ※芋出し画像衚玙はChatGPTにお独自プロンプトで生成した画像を䜿甚しおいたす


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    最埌たでお読みいただきありがずうございたした

    創䜜倧賞ぞの挑戊をきっかけに
    はじめおnoteに投皿したした

    これからも家族のこずを曞いおいきたいず思っおいたす

    気に入っおいただけたらスキやフォロヌで
    応揎しおもらえるず嬉しいです


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