
くちびる割れてるまま生まれた
私は口唇口蓋裂で生まれた。
口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)とは、胎児の顔面が作られる妊娠初期に、唇(口唇)や上あご(口蓋)がうまくくっつかず、割れ目が残ってしまう先天性の疾患です。
生まれつきだし、手術跡はあるけど、小学校に入る前にはくっついてたし、なんにも気にならない。その影響で歯もガタガタだけど、それより虫歯の治療跡の方が恥ずかしい。
小学校に入るまでに4回入院・手術をしたから、大きめの病院が好きになった。w(あんまり覚えてないけど、看護師さんに優しくされたのかな)
叔母も口唇口蓋裂だったから、遺伝もあるっぽい。500〜600人に1人いるらしいけど、叔母以外で口の上に同じ手術跡がある人と会ったことがない。(な〜ぜ〜)
生徒数が1000人くらいいた高校には、統計通りならば、私と、もう1人いたはずなんだけど、会わなかった。
2000人のコンサートホールなら、同士が4人くらいいるはずなのに、見かけたことがない。(まあ、コンサート観に行って人の顔ジロジロ見ないけど)
歯医者さんに行くと、歯科助手さんとかに「知ってはいたけど…初めて見た」みたいな反応をされることがあって、ちょっと誇らしい気持ちになる。
希少な私・・と、内心ドヤってしまう(笑
母親は、たぶん口唇口蓋裂で生まれたことを含めて、私の存在が恥ずかしかったんだと思う。
母親は、兄・兄・姉・本人の4人兄弟で、長男と長女が障がい者で、そのことが「恥ずかしい」と言っていたことがあった。(「一緒に居ると恥ずかしい」だったかな??)
『買い物に行く度、帰り道でクソほど怒られる』と、前の投稿で書いたけど、母親は、私と長時間人の目があるところにいると、イライラしはじめる傾向があった。長時間「これを娘だと思われると恥ずかしい」という感情を抱えていたんだと思う。おそらく無意識で、本人も自覚なく、その恥ずかしさがストレスでキレてたんだと思う。
ーー誰も私の口元なんて見てねぇよ。
私は挙動も『不思議ちゃんかな?』と思わせる部分があるから、それも恥ずかしかったのかもしれない。
そういえば、昔、父親が下駄を買ってきて、玄関に置いていた。
それが珍しくて、音がなるのも面白くて、下駄を履いて母親の仕事について行ったら、「恥ずかしいっ💢💢💢💢💢」とめちゃくちゃ怒られて、吐くほど泣かされたこともあった。
子どもの頃の私かわいそうw下駄ごときで、そこまで子どもを追い詰められるのもすごいな。
家族が障がい者だったり、奇形だったりすると、どんなふうに恥ずかしいんだろう。障がい者の親戚を恥ずかしいと思ったことはないし、私にはわからない感情。父親と兄は、私のことを恥ずかしがる様子はなかったから、母親独特の性質なのかもしれない。