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320:非国民的ヒーロー

    ・愛する気持ちだけでも折れずに生きてりゃ充分さ。

    ***

    ・「善悪の概念」と「人として善く生きる」は違うと思う。
    ・社会規範だとか倫理観・モラルだとか、そういったものは「善悪の概念」として絶対的に存在する。
    ・そしてそれに則る・反する行動によって、その人の評価が決まることもまた、事実である。

    ・とはいえそれがあるからと言って、では必ずしもそれに則って生きなければいけないということはない。
    ・人は善人でも悪人でもない。善人になることもあれば悪人になることもある、あやふやな存在だ。

    ・その上で、人として善く生きなければならないと思っている。
    ・「その人にとって良く」生きなければならない。

    ***

    ・いろいろな議論はあるものの、日本という国の教育体制は比較的しっかりしている。
    ・基本的に、義務教育によってある程度の善悪は教えてもらえる。

    ・だから「善悪の区別がつかない」という状態がだいたいの教育を受け終えた直後に発生することは、珍しい。発生しないとはいえないが。
    ・非行少年も、非行の意識が存在している場合は多い。

    ・とはいえ、生きているといろいろなことが起こる。それによって、社会的に決められた善悪の区別が付きにくくなることは有り得る。
    ・取り返しのつかない罪を犯した者にも、背景は存在する。

    ・だから、「人として良く」生きなければならない。

    ***

    ・要は被害者意識を持ち続けることはダサい、ということを話している。
    ・いや、刑事的に被害者となった場合はもちろん別である。大切な隣人の命を奪われたとか、そういった場合は本当に被害者だ。

    ・「自分の人生がうまくいかないこと」に対して被害者意識を持ち続けるのはダサい。
    ・もちろん、実際に被害者の時はあるだろう。「善悪の概念」を武器に、刺され、苦しむ時もあるだろう。のっぴきならない事情など、世の中にはたくさん存在している。

    ・それでも、「自分にとって良く」生きなければ、ずっと被害者になる。
    ・モヤモヤを、滲む思いを、やるせのない気持ちを、抱えたまま一生を過ごさことになる。
    ・健やかな時間が減る。

    ・そして、己の正義がない者は、いずれ孤独になる。

    ***

    ・「善悪の概念」は判断基準としてきちんと携えなければならない。
    ・それを理解した上で、そこをとっぱらう必要があったとしても、「自分にとって良く」生きろ。
    ・己の正義を持ち、語るだけでなく、その正義を執行しろ。

    ・そのひとつのミスで全てを否定されても怯むな。

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