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186:不安の正体

    ・最近本当に気分が浮かばない。何とも言えない不安が頭の片隅に座っている。なぜか。

    ・やるべきことがわからないからだ。

    ***

    ・表現者になりたいと嘯いて、とりあえずは自主制作で本を作った。
    ・それらは自分に締め切りを課すという意味で、即売会に申し込み、それに合わせる形で制作していった。

    ・そうやって、今まで2冊の本を作った。2回即売会に出た。

    159:書籍販売告知|『Terra Nova|復職後の、世界。』
    072:書籍販売告知|『社会の歩き方|休職』

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    ・これらを手に取ってもらえたこと自体は嬉しかった。
    ・一方で、2回目の即売会に関しては少し思うところもあった。

    ・見込んだ部数が売れなかったのに、悔しくなかったのだ。

    ***

    ・1回目の即売会に関しては、そもそも初めてのことだし1部でも売れるかどうかわからなかったので、あまり多くない部数を刷っていった。
    ・そうしたら、完売した。これは嬉しかった。

    ・2回目の即売会に関しては、今後申し込んでいる即売会もあることだし余っても良いかと思っていて、原価が低くなることもあり結構な部数を刷って行った。
    ・1回目の経験があったので、そこそこは売れるだろう、と思っていた。

    ・確かにそこそこは売れたが、完売はしなかった。

    ・これに対して、自分は「まぁこんなものだよな」という感想を抱いた。
    ・苦労して作ったものなのに、完売しなくても悔しくなかったのだ。

    ***

    ・この段階で、本当に自分が作りたいものを作っていたのかな、という疑問が生まれた。
    ・絶対に売れる、多くの人に手に取ってもらえる、といった確固たる自信のあるものを作れていたら、「完売できなかった」という事実に対してもっと悔しがっても良かったはずだ。
    ・苦労して作ったつもりだったが、作りたいものは作っていなかったことにようやく気付いた。

    ・だから創作活動の方向性を変えなければならないと思った。
    ・そうすると、何をしたら良いのかがわからなくなった。

    ***

    ・どこに向かえば良いのか、というピン留めのようなものがなくなると、何をしたら良いのかがわからなくなる。
    ・何をしたら良いのかがわからなくなると、やることがなくなり、不安になる。

    ・自分は会社員など到底続けることができない。創作活動に身を投じることによって、「これをやっていればいつかはこの地獄みたいな社会から抜け出すことができるだろう」という虚ろな安心感を持つことができていた。
    ・しかし、その創作活動においてやるべきことを一度見失ってしまったので、創作活動から得られる安心感がなくなった。というか創作活動をやれなくなった。

    ・それで自分は、ずっともやもやとした不安を抱えているのだ。
    ・仕事が忙しくて精神的に余裕がない日々が続いていると今まで何度か綴ったが、本質的には、仕事が終わったあと「何もやっていない自分」がいることで精神的に余裕がなくなっていたのだ。

    ***

    ・次に自分が向かう先を決めよう。
    ・大海原の中、目的地のない航海などできるはずがない。羽根休め的な場所でも良いから、まずは一旦目指すべき島を地図から探す作業を始めよう。

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