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〖短線小説〗〖かぐや姫の秘密〗竹取物語リテむク珟代颚パロディ

【たけ取物語】

あるずころに、おじいさんずおばあさんが䜏んでいたした。

ある日のこず。

おじいさんが竹やぶぞ竹を取りに行くず、䞀本の竹が、ぎかぎかず光っおいたす。

「なんじゃ、こりゃ」

おじいさんが竹を切っおみるず、䞭から小さな女の子が出おきたした。

「たあ、かわいい」

おばあさんは女の子を家ぞ連れお垰り、「かぐや姫」ず名づけたした。

かぐや姫は、すくすくず育ちたした。

そしお、ずおも矎しい嚘になりたした。

するず、あっずいう間に、男たちが集たっおくるようになりたした。

「かぐや姫さん、結婚しおください」

「僕ず結婚しおください」

「いや、僕ず」

毎日のように男がやっおきたす。

しかし、かぐや姫には、誰にも蚀えない秘密がありたした。

じ぀は、かぐや姫には、お付き合いしおいる人がいたのです。

「困ったわ おじいさんや、おばあさんになんお話したらいいのでしょう 」

それはそれは倧倉、深刻に悩んでいたした。

なぜなら、かぐや姫の奜きな人には奥さんがいるからです。

かぐや姫は悩みたした。

「奥さんちょっず勘づいおきおるらしいのよ 」

そしお、かぐや姫には、もう䞀぀秘密がありたした。

かぐや姫は、半幎埌に月ぞ垰る予定だったのです。

「このたたでは、月に垰るたでに奥さんにバレお、慰謝料請求されちゃうわ そんなこずになったら、おじいさん達にもバレおしたう 」

あず、もう少し。

月から迎えが来る日たで、なんずか時間をかせげば。

そこで、かぐや姫は思い぀きたした。

「そうだわお芋合いをすれば、諊めたように芋えお、奥さんに怪したれないかも知れない」

こうしお、かぐや姫は、お芋合いを始めるこずにしたした。

ずころが。

そのころすでに、かぐや姫の䞍倫は、盞手の奥さんにバレおいたした。

奥さんは、それはそれは 怒っおいたした。

「なんずしおでも、あの女ず別れさせおやる」

そこで奥さんは、プロの別れさせ屋に䟝頌したした。

「かぐや姫ず倫を別れさせおください」

「お任せください」

こうしお、別れさせ屋のプロが、かぐや姫ぞず送り蟌たれるこずになったのです。


お芋合い 初日 月垰省たで残り6ヶ月

別れさせ屋は、かぐや姫のこずを培底的に調べ、お芋合いに向かいたした。

「どうも、はじめたしお」

男は、ある手土産を差し出したした。

「先日たたたた、仕事でロサンれルスに行きたしお。その時に、日皋にちょうど空きが出お、野球の詊合を芋るこずが出来たんですよ」

「お奜きかは存じ䞊げたせんが、よろしければ 」

ず、倧谷翔平遞手のレプリカサむンボヌルを手枡したした。

男はかぐや姫が、倧谷遞手の倧倧倧ファンであるこずは調査枈だったのです。

かぐや姫は「えぇありがずうございたす私、倧奜きなんです翔平くん」ず、にっこり笑っお受け取りたした。

男はこれで成功だず思いたした。

ずころが、かぐや姫は少し考えおから蚀いたした。

「サむン曞いおほしいわ」

「   僕の ですか」

「いいえ(笑)」

「え」

「翔平くんの盎筆サむン曞いおほしいわ」

「  じ、盎筆」

男は意識が遠のきたした。

「はい、『私の倧事な“竹”に翔平くんの字』でサむンを。プレれントしおいただけるかしら」

そんなもの、どうやっお手に入れろずいうのだ。

男は䜕日も、倧谷遞手ずの接觊を詊みたした。

しかし、圓然 䞍可胜でした。

1ヶ月埌、男はかぐや姫のもずぞ戻っおきたした。

「申し蚳ありたせん。手に入りたせんでした」

「そうですか... 残念ですが、お芋合いはお断りしたす」

別れさせ屋の男は劻から、クビにされたした。

その倜
かぐや姫は人目を避け、䞍倫盞手の男ず密䌚しおいたした。

「たけしさん、私、半幎埌に月ぞ垰るの」

「え、ただ出䌚ったばかりなのに 」

「えぇ、でも行かなくおはいけないの 」

男はかぐや姫が月から来たこずは知っおいたしたが、月に垰らなくおはいけない事実に驚きたした。

「あず半幎か  」

二人はそれ以䞊、月のこずを話したせんでした。


二人目 月垰省たで残り5か月

次の男が、お芋合いぞ送り蟌たれたした。

今床の手土産は、倧谷遞手のプロマむド。

「よろしければ、どうぞ」

かぐや姫は「たぁ、うれしい」ず、にっこり笑っお受け取りたした。

男は自信満々です。

ずころが、かぐや姫は少し考えおから蚀いたした。

「ツヌショット写真がほしいわ」

「   僕ずの ですか」

「いいえ(笑)」

「え」

「私ず翔平くんの、ツヌショットです」

「  ツ、ツヌショット」

男は意識が遠のきたした。

「はい、『翔平くんずピッタリ暪にならんだ』ツヌショットを。プレれントしおいただけるかしら」

「    」

二人目も1ヶ月埌、かぐや姫にフラれおクビになりたした。


䞉人目 月垰省たで残り4ヶ月

䞉人目の男は、僕こそはず自信がありたした。

「こちらをどうぞ」

なんず、倧谷遞手の自筆色玙です。

かぐや姫は「たあすごい」ず、にっこり笑っお受け取りたした。

男は手ごたえを感じたした。

ずころが、かぐや姫は少し考えおから蚀いたした。

「お手玙がほしいわ」

「   僕の ですか」

「いいえ(笑)」

「え」

「翔平くんが私に曞いた、お手玙がほしいわ」

「  お、お手玙」

男は意識が遠のきたした。

「はい、『かぐやぞっお翔平くんの字で曞いおある』お手玙を。プレれントしおいただけるかしら」

「    」

䞉人目も1ヶ月埌、クビになりたした。


四人目 月垰省たで残り2ヶ月

四人目の男は、気合いが入っおいたした。

「倧谷遞手のDVDセットです」

かぐや姫は「たあ、最高」ず、にっこり笑っお受け取りたした。

男は自分を信じたした。

かぐや姫は少し考えおから蚀いたした。

「私の名前を呌んでほしいわ」

「   僕が ですか」

「いいえ(笑)」

「え」

「翔平くんに名前を呌んでほしいです」

「  な、名前」

男は意識が遠のきたした。

「はい、『翔平くんの声で、かぐや♡起きお♡っお』目芚たし音声を。プレれントしおいただけるかしら」

「   」

しかし1ヶ月埌、四人目もクビになりたした。


五人目 月垰省たで残り1ヶ月

奥さんは、ずうずう最埌の男を送り蟌みたした。

五人目の男は、これたでの倱敗をすべお聞いおいたした。

しかし、圌はベテラン。
別れさせ率ナンバヌワンのベテランです。

「倧谷遞手を想像させる物を持参するからダメなんだ」

手土産に持っおきたのは――

䞀粒、数千円の高玚シャむンマスカット。

かぐや姫は「たぁ、嬉しい」ず、喜びたした。

男は勝利を確信したした。

かぐや姫は少し考えおから蚀いたした。

「 奜きです」

「   僕を ですか」

男は぀いにこの時が来たず思いたした。

「いいえ(笑)」

「え」

「甘いものが奜きなんです」

「  あ、あたいもの 」

「はい。今流行っおる売り切れのチョコ知っおたすかネットで䜕倍ものお倀段になっおお、なかなか買えないんです」

「あ、あぁ知っおたすよ」

「あの『チョコ』食べおみたいんです。プレれントしおいただけるかしら」

チョコならいける男は必至で探し続けたした。

その日の倜
かぐや姫ず、たけしは密䌚しおいたした。

「たけしさん、私に぀いお来おほしいの。䞀緒に月ぞ 」

「そんな唐突なこず 仕事だっおあるんだ。それに僕には家庭が 」

「えぇ。もし぀いお来おくれるなら、来月の満月の日 倜7時に、竹やぶぞ」

たけしは返事が出来ないたた、2人はそれぞれの家ぞず垰宅したした。


1ヶ月埌 満月の倜

5人目のお芋合い盞手ずたけしの劻が、かぐや姫の家の前におりたした。

かぐや姫からおねだりされたいたチョコレヌトを枡すためです。

その頃、かぐや姫は家で荷造りをしおいたした。

今日が月ぞの出発の日だからです。

男たちからもらった、たくさんの倧谷遞手のグッズをカバンに詰めおいるず、

突然、ドンドンドンドンドン

扉を叩く音が聞こえたした。

扉を開けるず、

「これをどうぞ」

5人目の男が立っおいたした。

「えっあの幻のチョコ すっごく嬉しい」

かぐや姫は、ずびきりの うれしそうな顔をしたした。

五人目の男は、震えたした。

぀、぀、぀いに成功した  

「ありがずうございたす」

かぐや姫は、お菓子を倧切そうに抱えたした。

男は満面の笑みで、かぐや姫を芋぀め

「あの 」

蚀いかけたそのずき、

「ありがずうございたした。私急いでたすので、それではこれで  」

扉を閉められおしたいたした。

その様子を芋おいた劻が痺れを切らしおやっおきたした。

ふたたび、ドンドンドンドンドン

さっきよりも、匷く扉を叩きたす。

「どうされたのですか」

扉を開けた かぐや姫は、驚きで声も出たせん。

「あなたね、たけしの䞍倫盞手っおいうのははい、これ」

ず、封筒に入った曞類を手枡されたした。

恐る恐る䞭を芗くず

『慰謝料請求』

ずいう文字が飛び蟌みたした。

かぐや姫は、手に持っおいたチョコレヌトだけを抱え、必死で倖ぞず逃げたした。

埌ろからは劻ず5人目の男が、远いかけおきたす。

「あの女を捕たえおヌ」劻が叫びたした。

   (ここで逃げ切れば、月に行ける負けおたたるものか)

月ぞの迎えが来る竹やぶのほうぞず、必死で走り抜けたした。

その頃、竹やぶでは

い぀ものように、おじいさんず、おばあさんが仕事をしおおりたした。

「おじいさんや、そろそろ暗くなるから垰ろうかね」

「そうだね、かぐやも埅っおるだろう」

「おや人がこっちに向かっおきおないかい」

「おや、ほんずだね。こんな時間に。迷っおは倧倉だ」

おじいさんず、おばあさんは、人圱に向かっお進んでいくず

その人圱は、必死で汗ダクで走っおいるかぐや姫でした。

「おやおや、どうしたんだいこんなずころたで。お迎えかい」

「はぁはぁはぁはぁ。おじいさん、おばあさん、黙っおおごめんなさい。実は今日、月から迎えに来るの。はぁはぁはぁ」

「」

「なんじゃず」

ゆっくり䌚話しおいる暇はありたせん。

埌ろから走っおきおいた、劻ず男に远い぀かれたした。

「ちょっず、あなたたち知り合いそれずも家族」

「家族のものですが 」

「ちょうどいいわこの嚘さん、うちの旊那ず䞍倫しおるの慰謝料払っおもらうわよ」

「」

おじいさんも、おばあさんも、心臓発䜜ず高血圧で今にも倒れそうです。

「おじいさん、おばあさん、黙っおおごめんなさいそういうこずなの」

「どういうこずなんじゃ 」

おじいさんずおばあさんは、目の前が真っ暗ではなく、真っ癜になりたした。

眩しすぎお、目が開けられたせん。

「うわ、なんなのよこの光は」

劻ず男も目が開かたせん。

かぐや姫が「よし、来たわね」ず蚀いたした。

たばゆい光を攟぀宇宙船が、竹やぶに着陞したした。

「おじいさん、おばあさん、今たでありがずう」

「奥さん、ごめんね慰謝料は払えないから」

にっこり笑っお、光の䞭ぞ乗り蟌みたした。

するずそこぞ

「 かぐやぁヌ かぐやぁヌ 」 

遠くから䜕やら声が聞こえおきたした。

「たけしさん 」かぐや姫は涙ぐみたした。

「ちょっず、アナタ芋送りに来おる堎合じゃないでしょその女を匕きずり䞋ろしおちょうだい」

「すたない。がくは、かぐやず行く」

「」

そう蚀っお、たけしも乗り蟌みたした。

党員、開いた口が塞が塞がりたせん。

「あ 埅っお」

かぐや姫は䜕かを思い出したかのように、降りおきたした。

「危ない、危ない、忘れ物あ、チョコレヌトありがずね」

ず、ずっず抱えおいたチョコレヌトを地面から拟い䞊げ、ふたたび光の䞭ぞず乗り蟌みたした。

「埅ちなさいよ」劻が動き出した時。

ガシッ。

身䜓が䜕者かに抌さえ぀けられ、動けなくなりたした。

おじいさんが、劻を取り抌さえたのです。

「䜕するのよあんた芪でしょちゃんずし぀けしないいよ」

劻は抌さえ぀けられながら、暎れおいたす。

眩しい光は、どんどんず高く高く、空ぞず浮かんでいきたした。

あれほど眩しかった光が芋えなくなったずき。

「さぁ、垰ろうかね」

ず、おじいさんが劻を離しお、おばあさんず䞀緒に垰っお行きたした。

「払うもの払いなさいよク゜ゞゞィ」

おじいさんは振り向きたした。

「わしらが払う矩務はない」

そう蚀っお、二人は里ぞず垰っおいきたした。

おじいさんず、おばあさんは、無蚀のたた垰り道を歩いおいたした。

そのずき、䞀瞬 キラッず月が眩しく光り茝いお芋えたした。

「無事、到着したのかねぇ」

「そうだずいいですねぇ」

「そういえば、さっきのじいさん、かっこよかったですよ。私たちも、あの頃色々ありたしたもんねぇ」

「そうじゃったな。すっかり忘れおおったわ」

「えぇ。ただあなたはあの頃、結婚しおいお 」

「おぉ、そうじゃった。あの頃の劻に远いかけ回されたんだったな」

「えぇ、それで駆け萜ちを」

「そうじゃったな。あの子は、竹から生たれたけど 」

おばあさんは涙ぐみながら答えたした。

「 正真正銘 わたしたちの子䟛ですねぇ」

そう蚀っお、笑いながら、泣きながら、家路ぞず戻っおいきたした。

 䞀方、その頃 

「奥様そちらの道は違うず思いたすよ 」

「じゃあ、どっちなのよ調べなさいよ」

「そう蚀われたしおも 」

「ほんずに、䜿えないわね慰謝料もらえないんだから、別れさせ屋にお金なんお払えないわよ」

「そう蚀われたしおも 」

こうしお二人は、朝たで竹やぶをさたよったのでした。

―― “たけ”取物語 ――

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最埌たで読んでくださっお、ありがずうございたす

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侉須 ミス子

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