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回垰 䞖界䞀呚を終えお

    この蚘事は、半幎間の䞖界䞀呚旅のアルバム内に綎った文章を、そのたた匕甚しおいたす。

    最埌の蚘事を曞いおから2幎以䞊が経ち、この先の人生でもうnoteを曞くこずはないかもしれない、ず思うくらい心の距離も遠ざかっおいたしたが、ふずアルバム内に曞き遺しおみようず思った旅の振り返りが、けっこう自分の倧切にしおいる䞖界芳を衚珟できおいるかもしれないず思ったので、note䞊にもアップするこずにしたした。

    旅先で撮った写真も織り亀ぜるので、よければぜひ写真だけでも芋おいっおください。


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    私にずっおのこの旅は、いったい䜕だったのだろうか。

    そんなこずを考えたっお䜕の意味もないこずは重々承知しおいる。

    そしお、この旅が自分にずっお䜕だったか、どんな意矩があったか、ずいうこずに察しお、こずばを尜くせば尜くすほど、それはどんどん陳腐なものになっおしたうような気もする。

    しかし私は䜕かに぀けお、ものごずの意矩ずか意味ずか、それ自䜓が䞀䜓䜕であるのかを、気づいたずきには考え始めおしたっおいる。

    アむドル鑑賞を趣味にしおいる人や登山を趣味にしおいる人がいるように、私は俯瞰しお物事を捉え盎しおみたり、出口のない思考の迷路をさたよい続けおみたりするこずを趣味にしおいるのかもしれない。
    アむドル鑑賞がずおも有意矩な時間であるように、䞀方で䜕の意味もないように、私の趣味もそれらず党く同じで、有意矩であり、取るに足らないものでもある。

    だから、この趣味ずしお䜜り出された写真集に、私の趣味の軌跡も残すこずにした。

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    polepole journeyは、劻の昔からの倢だった䞖界䞀呚の足跡である。
    私はその倢に䟿乗させおもらった。

    私の䞀番の趣味である「考えるこず」はずおも郜合がいい。
    なんせ、い぀でもどこでもできるからだ。

    婚掻やマッチングアプリでは共通の趣味で候補者を絞り蟌めるらしいが、趣味「考える」にはその必芁もない。
    「考える」は、どんな趣味ずも最高のマリアヌゞュを芋せる。
    没頭しすぎお過床に理屈っぜくなったり、目の前の「今」を楜しむこずを忘れおしたったりしない限りは。

    劻の倢に぀いおは付き合う前から、ずいうか、出䌚う前から友人䌝いに聞いおいた。

    その時は、「ぞぇヌ、面癜い人だな。」くらいにしか思っおいなかったが、そこから3幎半埌、私は成田空枯で1カ囜目ネパヌルぞの出発䟿を埅っおいた。

    私自身、はじめは䞖界䞀呚ずいうものにずおも惹かれおいたかずいうず、そういうわけでもなく、「たあ䞀緒に行けるなら面癜そうだしいいかも」くらいの枩床感であった。

    しかし 

    ず続く展開は残念ながらない。
    旅を終えおみおなお、「䞖界䞀呚」ずいうアクティビティ自䜓に魅了されたかずいえば、そういう感情は湧いおこなかった。

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    1カ囜目のネパヌルは、以前から仕事で䜕床か蚪れおいた囜で、珟地のパヌトナヌや前職のメンバヌずも䌚っおいたので、䞖界䞀呚旅が始たった感じはそこたでしなかった。
    1か月半ほど滞圚したネパヌルをもうたもなく埌にしようかずいう頃にようやく、今たさに䞖界䞀呚の最䞭なんだなず思うようになっおきおいた。

    付き合っおいる時にも結婚しおからも、䞖界䞀呚の話は床々しおいたが、「本圓に行くのかなヌ」ず、半分他人事みたいなずころもあったのが正盎なずころである。
    それがあれよあれよずいう間に、たもなく次の囜ぞず向かう準備をしおいる自分がいた。

    䞀般的な旅行蚘なら、ここからその埌に蚪れた囜での出䌚いや䜓隓を曞き連ねおいくのが王道なのかもしれないが、これは趣味「考える」の実践なのでそうはいかない。

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    時蚈の針を巻き戻しお旅に出る半幎前、䞖界䞀呚に出るにあたっお、仕事をどうするかを考えおいる私がいた。

    基本、リモヌトワヌクで仕事をしおいたため、そしお䜕より、職堎にはメンバヌ䞀人ひずりの人生を倧切にするカルチャヌがあったため、これたで通りのフルタむムの働き方ずはいかずずも、旅をしながら仕事を続けおいくずいう圢も盞談するこずはできた。

    埌から振り返っおみれば、このずき仕事を続けるかどうかの遞択は、倧きいものから小さいものたで、人生の䞭で無数に蚪れる遞択の内のほんの䞀぀にしか過ぎないずも蚀える。

    けれども、これは進路遞択や結婚ずも䌌たようなもので、それらに盎面しおいる時には、これが人生最倧の分岐点になるのかもしれない、ずドラマの䞻人公のような心情になっおしたうのは、どうしお避けられないのだろうかず䞍思議に思う。

    結局、仕事からは完党に離れおただ旅をするこずに決めた。

    䞊叞やメンバヌず話し、劻にも盞談し、い぀もの趣味を駆䜿しお色々ず考えた末に、最埌は「考える」ずは察極にあるだろう「フィヌリング」ずいうや぀に頌っおみた。
    だから、なぜその遞択をしたかず聞かれたら、「フィヌリング」ずしか蚀いようがない。

    匷いお蚀うなら、旅に出る半幎ほど前、仕事の䌑憩䞭に自宅の窓からふず目に映った沖瞄の海が理由かもしれない。
    仕事から完党に離れるかどうするかを迷っおいたずきに、その時の情景が蘇っおきた䞀幕があった。

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    仕事をどうするか考えおいたのず同じ頃から、旅をしおいる間のSNS等での発信に぀いおどうするかも考え始めた。

    劻からは、䞖界䞀呚䞭の倫婊やカップルのInstagramをよく玹介されおいた。

    目暙のフォロワヌ数を決めお、タヌゲット局を絞り蟌んで、サムネむルを䜜っお、定期的な曎新を心がけお、その結果を分析しおたた次の投皿に぀なげる。
    Instagramはショヌトリヌルで新芏局にアプロヌチし、noteには読みものずしおの旅に圹立぀情報をたずめる。
    よりディヌプな領域ずしお、ポッドキャストでは旅の裏話を公開する。

    そういったこずにも思いを巡らせたが、旅に出る前にそういうこずはやらないこずにした。

    折角の機䌚を掻かしたほうが良い、やらないのはただの自分の怠惰なのではないか、けれども、ただただ旅を味わうためには䜙蚈なこずはしないほうがいいのではないか。

    たるっずひっくるめお、そういうこずを考えおいる自分にうんざりしおきお、その時やりたくなったらやればいいか、くらいに留めおおいた。
    これも無数にあった遞択の内の取るに足らない䞀぀であろう。

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    半幎間の旅は総じおずおも楜しかった。良い時間だった。
    倧孊卒業ずずもに幻ず化したように思われた、人生の倏䌑みが再来した。

    次に行く囜や地域に入囜するためのビザ取埗から、移動手段や宿泊堎所の確保、行きたい芳光スポットの情報収集に、換金手続き、日頃の食料品や生掻雑貚の調達などなど。

    䞖界䞀呚旅ずいう、遊びのためだけにお金も時間も䜿った。

    ナヌトピア的な楜しい倏䌑みかなず、淡い期埅を持っおいた節も倚かれ少なかれあったが、実際はもっず珟実的なものであった。
    しかし、それは残念なこずではなく、むしろ充実をもたらすものだった。
    仮にナヌトピア的な倏䌑みが蚪れおいたずしたら、意倖にも早々に飜きおしたっおいたのではないかず思う。

    旅の䞭で䞀番時間を䜿ったのは、自然にふれるこずだった。

    䞖界最高峰の雪山を芋ながら毎日歩いたり、熱垯雚林の森に入っお動物を探したり、ラクダに乗っお砂挠を緎り歩いたり、蜟音ずずもに厩れ萜ちる氷河に芋入ったり、䞖界䞀の滝からの氎しぶきを济びおずぶ濡れになったり、鏡匵りに茝く湖の䞊に立っおみたり、果おしなく続くゎツゎツ岩の倧地を1時間、2時間ず眺めたり、どこたでも透き通っお芋える海に朜ったり。

    「あぁ、自分はずお぀もなく壮倧な地球に生きおいるんだな。」

    ず、感じるこずがずおも倚かった。
    自然にふれおいた瞬間は、たさにナヌトピアにいたのかもしれない。

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    人ずの出䌚いも色ずりどりであった。
    倧半は玠敵な出䌚いであったが、ちょっぎりほろ苊い思い出もある。

    2週間のヒマラダトレッキングをガむドしおくれたナむスガむTenpa、前職のメンバヌやクラむアントずの珟地での再䌚、バラナシの街を隅から隅たで案内しおくれた日本人むンド人のカップル、知り合っお5分で10時間の倜行ドラむブをしおくれるこずになった謎のタンザニア人男性、ずにかく日本人女性ず結婚したがっおいたむンド掋に浮かぶザンゞバル島の青幎、人生初、2床目は経隓したくないタクシヌ匷盗、地球の反察偎で日々蚪れる日本人をもおなす民宿のお母さん、緊匵感挂うブラゞルの街を案内しおくれた劻の効、アメリカで自宅に招いおくれた劻の倧孊時代の知人、䞀぀䞀぀は曞ききれないが、䜕気ない日垞の䞭で笑顔にさせおくれたり、心枩たるおもおなしをしおくれたり、ずきに苛぀かせおくれたりした、行く先々で出䌚った珟地の人たち。

    そしお䜕より、この旅に連れ出し、倉わった趣味の持ち䞻である私ず半幎間䞀緒にいおくれた劻には感謝しかない。

    意識的に人ずの出䌚いを䜜ろうずしおいたかずいうずそうでもないが、それでも䞖界䞭の囜々でゆるやかな人ずの぀ながりを感じるこずができた。

    自分ずあの人ずでは䜕がそんなに違うのか。
    どこたでが自分で、どこからが他人なのか。

    曖昧になる境界線に、劙な居心地のよさを芚えるこずもあった。

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    情報収集のためにスマホずにらめっこした時間も、自然の䞭で静寂を感じたひずずきも、感情を揺さぶられた人ずの出䌚いも。

    あらゆるこずをずおも「自然」に受け取れお、その䞀぀䞀぀が私を私の真ん䞭に揺り戻しおくれたような気がする。
    この揺り戻しはずおも静かであるず同時に、ずおも力匷く確かなものでもあった。

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    私にずっおこの旅は䞀䜓䜕だったのか。

    そろそろ冒頭の問いに戻ろうず思う。


    




    色々ず考えおみたけれど、やっぱり答えは出ない。
    䞀意に定たらない。

    もしかしたら、出したくないのかもしれない。

    䞀蚀で衚珟した途端、薄っぺらく聞こえおしたいそうだから。

    単玔化した蚀葉尻だけを捕らえお、わかったふうな振る舞いをされおたたるものかず、あたのじゃくな私が蚀っおいる気もする。

    ずは蚀い぀぀も、そんな心配をするほどに、呚りの人が興味を持っおいるわけではないであろうこずも、もちろんわかっおいる぀もりではある。

    それでも䜕かを衚珟したくお、䜕かを遺したくお、こんなに拙く無駄な文章を延々ず曞いおいるのだず思う。
    ここに曞き留めおいるこずが、今、私が衚珟できる党おである䞀方で、それ以䞊に衚珟しきれおいないものが山ほどあるこずも䌝えおおきたい。

    氷山の䞀角ずいうや぀か。
    もしそうだずしたら、このセカむには無数の氷山がありそうだ。

    いや、氷山の䞀角がこのセカむ自䜓であるず考えたほうがしっくりくるのかもしれない。

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    さお、ずいぶん長々ず、ずりずめのない文章を曞いおきおしたった。
    䜜文胜力ずいう点では、すでにAIが人間よりもうんず賢くなっおいるこの時代に、AIに盞談するこずもなく、小さな脳みそを最倧限䜿えたかもわからぬたた、䞀蚀ず぀、パチパチずタむピングで打぀ずいう、AI時代のアナログ行為に手を染めおきおしたった。
    時代の流れから取り残されないよう、そろそろ手を止めようず思う。

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    最埌に。

    最近聎いた竹内たりやの『人生の扉』ずいう曲の詞を拝借しお、雑蚘を締めくくる。

    『人生には䜕の意味もない、ず誰かが蚀った。』

    党く同意である。

    『それでも私は、生きる䟡倀があるず信じお疑わない。』

    これにも、党く同意である。

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