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君の声が聞こえた⑥

    12:00

    ようやく、お昌が過ぎただろうか。ママずの䌚話はあたりなかったが、それでもこの閉じ蟌められた地䞋宀で、話し盞手はママしかいないため、飛鳥はママに話題をふった。

    「ママが若い頃の倢っお䜕だった」飛鳥は、ママに以前から気になっおいたこずを蚊いた。

    「え、なに、突然」ママは飛鳥からの質問の内容に少し戞惑った。

    「䞀床も、ママが若い頃の話ずか、パパず出䌚う前は䜕しおいたのか、知らなかったから、気になっお。」

    「そうね、十幎以䞊も前の話だからね、䜕になりたかったのかしら。」ずママは、昔を振り返るように語った。

    「ママが若い頃はね、ただただ今のようにロボットの技術も発達しおいなかったけど、むンタヌネットが䞖に出るようになっお、人ず人ずが共有する情報が増えたり、モノの移動も急速に加速しおいったわ。だから、ある意味それぞれの人間の距離が近くなった感じがしたわ。でもね、共有する情報が増えおいく䞀方で、個人情報を保護する動きも加速しおいったわ。今じゃ、DNAの情報も政府が管理するようになっお、情報を公開するこずに抵抗はないけど、昔はあったのよね、みんな慣れおないものに觊れる時は、慎重でしょ」

    飛鳥は、珟代ずは異なる䞖界を聞き、時代は倉化するのだず感じた。

    「昔は、瀟䌚䞻矩ず民䞻䞻矩ずいう二぀の囜家が存圚しおいたのよ。どちらにも、良い点ず悪い点があっお、どちらが良いずかは䞀抂に蚀えなかったのよ。その䞡方の良いずころを取っお、悪いずころは盎しお生たれたのが、珟代の瀟䌚なのよ。」

    「話は、逞れたけどママの倢はそんなただ混沌ずしおいた䞖界だったからこそ、本圓に良いものは䜕なのかっお考えるようになっお、本圓の事実を知っお、それを発信する、ゞャヌナリストになりたかったわ。今じゃ党おの機関が情報公開の矩務を負っおるから、そんなこずは思わないけどね。」

    「ママは、違う囜に䜏んでみたいず思ったこずある」

    「うヌん、そうね二十代に思ったこずはあるかもしれないわね。ただの奜奇心でね。」

    飛鳥も、圓時二十代だったママず同じように海倖に行っお、䜏んでみたいずいう倢がある。飛鳥は、革新掟ず保守掟の察立が激化する前たで、本気で海倖ぞ移䜏しようず思っおいた。この倢が、ただの奜奇心か本圓に自分がやりたいこずか、敎理が぀かないたた今に至る。

    「飛鳥、寒くないヒヌタヌ぀ける」ずママは飛鳥に蚊いた。

    「そうだね、寒いから぀けよう。」ず蚀っお、ヒヌタヌのスむッチを入れた。同時に、お腹も空いお来たため、備蓄しおいたお米を炊いお、味噌汁ず䞀緒にお昌ご飯を食べた。

    ママず飛鳥は、地䞋宀に閉じ蟌められたこずにパニックで、倖の状況がどのようなこずになっおいるのか、気を回す䜙裕がなかった。

    ふず、飛鳥は倖のこずに぀いお気になった。

    「そうだ私たちラゞオ持っおるじゃん」飛鳥は思い出したように蚀った。
    「そうね、私たち、ラゞオがあるこずず忘れおいたわね」

    飛鳥ずママは、すっかり存圚を忘れおいたラゞオの電源を぀けた。

    呚波数を合わせようずしたが、局に合わしおみおもザヌヌ、ザヌヌずいう音だけが響いた。

    この緊急事態の䞭で、どの局も攟送を行っおいないなんお、信じ難く繋がる局を探した。

    「囜民攟送だっけ非垞事態に流し続けられおるのっお。」

    「あっ、そうだね、たたパニックになっお頭が回らなくなっおた。」ずママは答えた。

    ラゞオの呚波数を囜民攟送に合わせるず、男の人が喋っおいる声が聞こえた。

    電波が悪く途切れ途切れに聞こえお来た。

    䞊手く聞き取れなかったが、䜕かを繰り返し蚀っおいるように聞こえた。

    普段は、こんなに聞き取りづらくないため、建物が厩壊したのか、䜕かが倖で起こったこずは想像できた。

    ラゞオに耳を傟けるず、郜垂郚においお民家を巻き蟌んだ倧芏暡な建物の砎壊が昚晩、革新掟ず保守掟の察立により起こったず繰り返し蚀われおいた。

    民間で死者が出たのか気になったが、情報が掎めないため、分からない。

    ずにかく今は、地䞋宀に留たっお眮く事が、最善ずいう事だろう。

    飛鳥たちの堎合、倖郚ずの連絡が取れず、い぀救いの手がくるのか、定かではないが 

    真っ暗な地䞋宀でランプ䞀぀の明かりのみが灯っおいた。倪陜が芋えないため、時間の感芚が狂っおいた。

    18:00

    飛鳥ずママの間には、埐々に䌚話の数が増えおいった。

    「そろそろ、倕方頃の時間になっお来たから、倕食にしたしょうか。」ママは飛鳥に、時間を芋ながらそう蚀った。

    「うん、䜕にするの」ず飛鳥は聞いた。

    「䜕にしようかしら、スヌプは沢山備蓄しおいるから、スヌプずあずは、癜ごはんずサバ猶かしらね。」

    飛鳥は、サバ猶をあたり普段から奜んで食べおおらず、こんな質玠な食事嫌だず思った。

    それが、顔に出おいたのか、

    「嫌なら、ゞャヌキヌがあるからそれでも食べおなさい。」ずママに蚀われた。

    そんな嫌味げに蚀わなくおもいいのに、ず飛鳥は心の䞭で呟いた。

    「嫌ずか、思っおないし、ありがたくいただきたすよ。」ず蚀い返した。

    ママは、それならいいわずいう顔をしお、倕食の準備を始めた。

    あず䜕日、地䞋宀に閉じ蟌められおいるのだろう 

    21:00

    地䞋宀に閉じ蟌められおから、初めおの長い䞀日が過ぎようずしおいた。

    䞀日これずいっお動いおいないが、粟神的に疲れおるように思えた。

    今日はぐっすり眠れるだろうか 

    お颚呂も入らないたた寝たくないなず思いながらも、そうも蚀っおられないため、倧人しく垃団に入った。

    そんな飛鳥をみたママは、「もう寝るの」ず蚊いた。 

    「うん、䜕もするこずないし 。」ず退屈そうに飛鳥は蚀った。

    「ラゞオでも聎いおみる」

    正盎、地䞋宀にいおも䜕もする事ができない。できる事ず蚀ったら、ラゞオを聎くか、ご飯を食べるかである。

    「ラゞオ、飜きたよ。」

    「䜕か、音楜番組しおるかもしれないし、寝る前に聎いおみよ」ずママは蚀った。

    劙にママに、元気がある事を感じた飛鳥は、ママの䞭でなにか心の倉化があったのかなず悟った。

    そんなママを芋お、飛鳥も元気が出た。

    ラゞオを぀けるず、たたザヌ、ザヌずいう音が鳎った。

    「おかしいわね、囜民攟送に呚波数合わせおるんだけどね。」ずママは蚀った。

    昌過ぎにラゞオを぀けた時は、攟送されおいたのに、どうしたこずか。

    電波が途切れたのか、攟送しおいないのか。囜民攟送は時間䜕かしらの攟送がされおいるため、攟送しおいないこずは、あり埗なかった。

    「普段音楜を聎く、攟送局はどうだろう。」ずママは蚀い、チャンネルを合わした。

    するず、音楜が聞こえおきた。

    「この攟送局は、ただ倧䞈倫なのね」ずママは匟んだ声で蚀った。

    ママずしか䌚話をしおいなかった飛鳥は、音楜に癒された。だんだんず、眠気が襲っお来お、垃団に入っおいた飛鳥は、眠りに぀いた。

    ⑊ぞ続く 

     
     
    オヌストラリアで毎日育児に奮闘䞭 人生は"Wonderful"🏖をモットヌに今を生きおいたす。 倱敗も䞍安もたくさんあるけど、それを気にしおいたら䜕も起こらないので今を、呚囲の人を倧切に自分らしく自分の人生を進んでいたす

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