
50代からの「1日1時間家事」革命──家事断捨離完全マニュアル (有料級)
私には、忘れられない光景があります。
80代の父が、黙々と掃除機をかけている姿です。
母が3年前に乳がんを患い、認知症になってから、父は掃除、洗濯、料理——それまで母が担ってきた家事のすべてを、一人で引き受けるようになりました。
父は比較的器用な方で、共働きだったこともあり、以前から母の手伝いはしていました。それでも、すべての家事をこなしながら母の介護をするのは、並大抵のことではありません。
「ヘルパーさんを頼んだら?」と何度も提案しました。でも父は、首を縦に振りませんでした。
「他人を家の中に入れたくない」——それが父の、譲れない一線でした。
だから、すべてを自分でやる。
80代で、一人で。
しかも父自身も、がんを抱えています。今は動けていても、いつ病状が悪化するかわからない。その不安を胸の奥に抱えながら、それでも父は今日も台所に立ち、掃除機を手にしています。
その姿を見るたびに、胸が締め付けられます。
と同時に、あることに気づかされたのです。
時間は、平等には残っていない。
父の一日は、朝ごはんを作り、掃除をして、昼ごはんを作り、洗濯をして、夕ごはんを作って終わります。かつて母と一緒に楽しんでいた三味線も、プールも、登山も、旅行も——今はもうできません。
父がときおりぽつりと言います。「俺の人生は、どうなるんだ」と。
その言葉が、ずっと頭から離れません。
これは、他人事ではありませんでした。
私の20年後、30年後も、こうなりうる。いや、それはいつでも、突然やってくる。
あなたも今、こんな状態ではないですか?
仕事から帰ってきて、まず向かうのはキッチン。
夕食を作り、食器を洗い、洗濯物を畳み、お風呂を洗う。気がつけば夜の11時。
「今日も何もできなかった」とつぶやきながら、ソファに倒れ込む。そんな夜が、週に何度もある。
・仕事も家事も「こなす」だけで精一杯
・夫は手伝ってくれるけれど、段取りするのは結局自分
・以前より疲れやすくなったのに、やることは減らない
・週末も家事で終わり、自分の時間がどこにもない
・「もっとうまくやれるはずなのに」という罪悪感がある
40代になってから、こういう感覚が強くなったという方は多いはずです。
私もそうでした。
何もしていないのに一日が終わっている。疲れているのに、家事は積み上がっていく。しかも、永遠に続くような感覚がある。
それもそのはずです。20・30代と同じ量の家事を、落ちていく体力でこなそうとしているのですから。
仕事の責任は増えた。親の介護が始まった人もいる。更年期で、以前は平気だったことが急につらくなってきた。
それなのに「家事は私がやらなければ」という感覚だけは、20代のころから何も変わっていない。
これは、あなたがズボラだからではありません。要領が悪いからでもありません。
「家事はきちんとやらなければならない」という思い込みを、誰も更新してこなかっただけです。
私も、まったく同じでした。
何でもきちんとやらなければ気が済まない、完璧主義な性格。母の影響で、食材はオーガニック、料理はすべて手作り、掃除も洗濯も母がしていた通りに——それ以外の方法を、思いつきもしませんでした。
その思い込みを壊してくれたのは、海外での生活でした。
私はオーストラリアの大学へ留学し、その後台湾の大学院に進み、現在はカナダに家族5人で暮らしています。3カ国での生活が、私の家事観を根本から変えました。
オーストラリアでは、ホームステイ先の朝食はほぼ毎日コーンフレーク。昼は前日のサンドイッチ。夜は肉と野菜をオーブンで焼くだけ。
それでもホストマザーは笑顔で、食卓はいつも穏やかでした。彼女がキッチンに立つ時間は、日本の母親より圧倒的に短かった。
その時に気づきました。料理の手間と、家族の幸せは比例しない、と。
台湾では、自炊しない家庭が珍しくありませんでした。街には安くておいしい食堂や屋台が溢れ、共働き夫婦が毎日外食するのはごく普通のこと。
「家でご飯を作らない=手抜き」という発想自体が、存在しないのです。
カナダでは、オーブン料理やワンポット料理が中心で、冷凍食品やミールキットの活用も当たり前。洗濯物を干すという概念がなく、乾燥機で完結する。掃除は週に一度まとめてやれば十分、という感覚が家庭に根付いています。
3カ国に共通していたのは、女性が家事に消耗していないことでした。
仕事をして、家族と過ごして、自分の時間を持っている。家事は「こなすもの」ではなく「生活を支える最低限のもの」——その感覚が、社会全体に当然のこととして根付いていました。
日本に帰るたびに感じます。日本の女性だけが、「ちゃんとした家事」の呪縛の中で、静かに消耗しているのだと。
手作りへのこだわり、毎日の掃除、完璧なお弁当——それらは日本特有の文化であって、世界標準ではありません。海外では誰もしていない「当たり前」を、私たちは毎日、義務としてこなしているのです。
家族のためと信じて続けてきた「きちんとした家事」が、実はそれほど重要ではなかった——そのことに気づいたのは、家事を手放してからでした。
大切なものを守っているつもりで、本当に大切なものから遠ざかっていたのかもしれない。
あなたはどうでしょう。
今抱えている家事の量は、本当に必要なものですか?
家事は、もっと減らしていい。
頑張り方を変えるのではありません。
頑張る量そのものを、減らすのです。
この記事では、オーストラリア・台湾・カナダでの生活と実践から学んできた「家事断捨離」の方法を、余すことなくお伝えします。
読み終えるころには、こんな変化が起きているはずです。
・罪悪感なく「やめる家事」を決められるようになる
・1日の家事時間を1時間以内に収める仕組みが作れる
・40・50代の体に合った、無理のないペースが見つかる
・「家事をしない私」を、許せるようになる
完璧な家事をこなす必要はありません。
40・50代は、自分のために時間を使っていい時期です。
一緒に、家事の呪縛から抜け出しましょう。
(有料記事につき、第1章以降は購入後にお読みいただけます)
第1章:なぜ40・50代は家事をやめられないのか?
「主婦たるもの」という昭和的価値観の呪縛
あなたのお母さんは、どんな人でしたか?
毎朝早く起きて朝食を作り、家をきれいに保ち、夕食は手作りが当たり前。そんな母親の姿を見て育った40・50代の女性は多いはずです。
私の母は、祖母が早く亡くなり、祖父に経済力がなく、幼少期に苦労したので、女性の経済的自立が大切だと信じ、専業主婦ではなく、公務員としてフルタイムで働いていました。
その当時、私の近所は9割が専業主婦で、うちは悪い意味で、特別と言う存在でした。母は、親が働いているから、子供の面倒がきちんと見れないと思われるのが嫌で、お弁当作りも3度の食事作りも決して手を抜いていませんでした。
でも、朝早くから朝ごはん、お弁当作りをしなければならない母は、いつも疲れていて、帰宅すると夕ご飯を作る前に必ず30分寝てから家事を始め、週末も疲れていることが多かったです。
私たちは子どもの頃から、無意識のうちに「家事をきちんとこなす女性が良い妻・良い母である」という価値観を刷り込まれてきました。
誰かに教わったわけではない。ただ、見て育った。
それだけで、その価値観は骨の髄まで染み込んでいます。
だから「家事をやめる」という選択肢が、頭に浮かびにくい。
頭ではわかっていても、心がブレーキをかける。
「手を抜いたら、ダメな女になる気がする」という感覚は、理屈ではなく感情の問題だからです。
私もそうでした。高校を卒業して、海外生活を始め、たくさんの文化や考えた方を学んできたけれども、小さい時から教えられてきた家族や家事の価値観というのは、変えるのが非常に難しいと思いました。
これは意志が弱いのでも、真面目すぎるのでもありません。数十年かけて積み上げられた価値観は、そう簡単には書き換えられないのです。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
その価値観は、いつの時代のものですか?
専業主婦が当たり前だった時代、家事に使える時間が今とは全く違った時代の話ではないですか?
私たちは共働きで、仕事も責任も増え続けているのに、家事の基準だけが昭和のまま止まっている。
今は女性もフルタイムで働くのが当たり前で、9時から5時まで時間が拘束される上に、家事を同じようにこなさなければならない。
そのギャップが、消耗の正体です。
更年期で体力が落ちているのに完璧を求めてしまう
40代を過ぎると、身体に明らかな変化が起きます。
以前は平気だったのに、夕方になると急に疲れが出る。休日に少し無理をすると、回復に数日かかる。睡眠の質が落ちて、朝からすでにだるい。
これは気のせいでも、たるんでいるわけでもありません。
更年期によるホルモンバランスの変化が、体力や気力に直接影響しているのです。
私もアラフィフになり、急に眠りが浅くなったり、肘や関節が痛くて力が入らなかったりして最初は本当にびっくりして心配でした。
問題は、身体は変わっているのに、自分への要求水準が変わっていないことです。
30代のときにできていたことが基準になっているから、今の自分が「できない」ように感じてしまう。
私も自分はいつまでも若いとずっと思ってしまっていて、気持ちは変わっていないのに体が変わっていないのに気づかなくて、ずっと無理ばかりして月に一度は必ず頭が割れるくらい痛い頭痛がしていました。
できない自分を責めて、もっと頑張ろうとする。でも身体はついてこない。その繰り返しが、じわじわと心を削っていきます。
家事をきちんとこなせない日が続くと、罪悪感が積み重なっていく。
その罪悪感を消すために無理をする。無理をするから余計に疲れる。
この悪循環から抜け出すためには、頑張り方を変えることではなく、そもそもの基準を下げることが必要なのです。
40・50代の身体は、20・30代とは違います。
それは当たり前のことで、恥ずかしいことでも、情けないことでもない。
変わった身体に合わせて、家事のやり方を変えていくのは、とても賢い選択です。
SNSの「丁寧な暮らし」に罪悪感を刺激される問題
インスタグラムを開くと、美しく整ったキッチン。手間をかけた手作り料理。ピカピカに磨かれた洗面台。
「#丁寧な暮らし」「#おうち時間」というハッシュタグとともに並ぶそれらの投稿を見るたびに、なんとなく自分の家が惨めに見えてくる。そんな経験はありませんか?
SNSに流れてくる「丁寧な暮らし」は、ハイライトだけを切り取ったものです。
毎日の疲れも、手を抜いた日も、散らかった瞬間も、そこには映っていない。それはわかっている。
わかっていても、無意識のうちに「自分もこうあるべき」という基準として刷り込まれていく。
特に40・50代は、SNSが普及する前に「理想の主婦像」を形成してきた世代です。
雑誌の特集、テレビの料理番組、近所の「ちゃんとしたお母さん」。あらゆるところから「家事をきちんとやる女性」のイメージを受け取ってきた。
そこにSNSの「丁寧な暮らし」が加わって、比較の対象がさらに増えてしまっています。
私も他の人の素敵でキラキラな暮らしぶりを見る度に、心がモヤモヤして、何で自分はこうなんだろう、何でうちはすぐ散らかってしまうんだろう、何で自分だけできないんだろうと思っていました。
でも、よく考えてみてください。
あなたが憧れているその投稿をしている人は、仕事をしていますか?
同じように親の介護を抱えていますか?
同じように更年期の波の中にいますか?
比べるべき相手は、SNSの中の誰かではなく、昨日の自分だけでいいのです。
みんな置かれている状況や環境が違うのに、キラキラな部分だけ見て、自分と比較するのは違うと思います。
だから、SNSの中の誰かではなくて、自分がどうありたいのかが一番重要だと思います。
私はお部屋や暮らしのキラキラよりも自分の時間や家族との関係を最優先しました。
子どもの独立・夫との関係変化で家事の意味が変わる時期
40・50代は、家族の形が大きく変わる時期でもあります。
子どもが独立して家を出た。夫婦2人の生活になった。あるいは、子どもはまだいるけれど、以前ほど手がかからなくなってきた。
子育て中は「子どものために」という明確な理由があった家事が、その理由を失ったとき、私たちは改めて問われます。
「なんのために、これをやっているのか」と。
この問いに向き合わないまま、惰性で同じ量の家事を続けている女性がとても多い。
私も上の子達が中高生になって料理を少しずつ子供達に教え、私が忙しい時は夕食の下ごしらえくらいはしてくれるようになり
子どもが3人いた頃と同じ量の食事を作り、同じ頻度で掃除をし、同じ手間をかけ続けている。
でも、それは本当に必要ですか?
家族の形が変わったのだから、家事の形も変えていい。むしろ、変えるべきタイミングがまさに今なのです。
また、長年連れ添った夫との関係も、この時期に変化します。
定年が近づいてきた夫が家にいる時間が増えた。逆に、夫の仕事がさらに忙しくなって家事への関心がさらに薄れた。
どちらのパターンでも、家事の分担を一度ゼロベースで見直す必要があります。
子どもの独立や夫との関係変化は、家事を減らす絶好のタイミングです。
環境が変わったことを理由に、家事のリセットができる。
人生の中でそう何度もないこの機会を、ぜひ使ってください。
「やめること=賢い選択」へのマインドシフト
ここまで読んで、少し気持ちが楽になってきた方もいるかもしれません。
家事をやめられないのは、意志が弱いからでも、要領が悪いからでもない。
昭和的な価値観の呪縛、更年期による体力の変化、SNSによる比較、家族構成の変化。これだけの要因が重なって、私たちは「やめられない」状態に追い込まれていたのです。
だとすれば、必要なのは「もっと頑張ること」ではありません。
「やめること」を、意識的に選ぶことです。
家事をやめることは、手抜きではありません。
限られた時間とエネルギーを、本当に大切なことに使うための、賢い判断です。
会社では「選択と集中」が当たり前の戦略として語られます。
全てに全力を注ぐのではなく、重要なことに絞って力を使う。
それが結果を出す方法だと、誰もが知っている。
なぜ、家事だけはその考え方が適用されないのでしょうか。
家事にも「選択と集中」は使えます。いや、使うべきです。
やらなくてもいい家事をやめて、本当に必要な家事だけに絞る。
その判断を下せる女性が、40・50代以降の人生を豊かに生きていける人です。
「やめること」は、逃げることではありません。
「やめること」は、選ぶことです。
次の章からは、具体的に何をやめていいのかを一緒に見ていきましょう。
あなたの生活の中に、今すぐやめられる家事が必ず30個以上あります。
第2章:今すぐやめていい家事リスト30
「家事を減らしましょう」と言われても、何をやめればいいかわからない。
そう感じる人が多いのは、「これはやめていいのか、やめたらまずいのか」の判断基準がないからです。
この章では、私が実際にやめて、生活の質が下がるどころか上がった家事を具体的に紹介します。
全部やる必要はありません。
「これならできそう」と思うものから、一つずつ試してみてください。
料理編 10個
1 足りなくなったら買い物に行くのをやめる
「醤油が切れた」「野菜が足りない」——その都度スーパーに行っていませんか。
週に3〜4回買い物に行っている人は、買い物そのものが大きな家事になっています。移動時間、駐車場、レジ待ち。1回30〜60分とすると、週2時間以上を買い物に使っていることになります。
またショッピングリストを作成し、毎回、基本的には同じものしか買わないので、買い物時間は30分以内で十分です。食材、調味料、日用品の種類を少なくすると、在庫管理もすごく楽です。
やめたこと:足りなくなったら買いに行く
始めたこと:週1回、まとめ買いに変える
買うものをリスト化して、週に1回だけ買い物に行く。足りないものが出ても「次の買い物日まで工夫する」と決める。この一つの変化だけで、週に何時間もの時間が戻ってきます。
2 毎回野菜をゼロから用意するのをやめる
夕食の準備を始めようとして、冷蔵庫を開けた瞬間に気力が萎える——そんな経験はありませんか。
仕事帰りに買い物をして、帰宅してから野菜を洗って、皮を剥いて、切って。料理を始める前に、すでに疲れ果てている。その小さな積み重ねが、毎日じわじわと消耗させていきます。
やめたこと:毎回野菜を洗って切る
始めたこと:買ってきたらすぐに冷凍ストックする
私のルールはシンプルです。トマト、きのこ類、人参、玉ねぎ——買ってきたらその日のうちに洗って切って、冷凍しておく。
料理のたびに下処理する必要がなくなり、使いたいときに冷凍庫から出すだけでいい。
野菜を「そのつど準備するもの」から「ストックしておくもの」に変えるだけで、平日の夕食準備がぐっと楽になります。
3 まな板で肉・魚を切るのをやめる
肉や魚をまな板で切ると、使用後に熱湯消毒や念入りな洗浄が必要になります。まな板が複数ある場合、管理する手間も増えます。
やめたこと:肉・魚をまな板で切る
始めたこと:キッチンバサミで切る、まな板は野菜と果物専用にする
キッチンバサミは食洗機で洗えるものを選べば、衛生管理も簡単です。まな板を野菜と果物専用にすることで、洗い方が格段に楽になります。これだけで「まな板を念入りに洗う」という家事がほぼなくなります。
またお肉や魚は手羽先や豚こま、切り身魚のように切らなくて良いものを買うようにしています。もし切らなくてはいけない場合でも、煮てからキッチンバサミで切れば、簡単に切れます。
4 お弁当を手の込んだものにするのをやめる
お弁当はカレーや鍋などの昨日の残り物をスープジャーに入れるか「ご飯+卵焼き+タンパク質1種(冷凍ししゃもなど)+野菜(ミニトマト、冷凍枝豆、ブロッコリーのどれか)です。
やめたこと: 品数と見栄えにこだわること。
始めたこと: 前日の残り物をスープジャー、または固定4品で10〜15分で仕上げること。
品数が少ないと見栄えが悪いと感じるかもしれません。でも蓋を閉めれば見えない。食べる人が栄養を摂れれば十分です。毎朝30分かけていたお弁当作りが、10〜15分で終わるようになりました。
5 朝食のメニューを毎日考えるのをやめる
朝は一日の始まりだからこそ、栄養は大切にしながらも、できるだけ迷わない仕組みにしました。
やめたこと: 毎日、朝食のメニューを考えること。
始めたこと: 子どもたちが好きで、栄養バランスも整う朝食を2パターンに固定すること。
「ご飯の日」は、ご飯+納豆+果物+卵+味噌汁。
「パンの日」は、パン+ゆで卵+果物+ナッツ。
子どもたちが確実に食べる栄養のある定番メニューにすることで、食べ残しや「せっかく作ったのに食べない」というストレスもなくなりました。
6 夕食を品数多く作るのをやめる
夕食は「品数を増やすこと」ではなく、「栄養が取れて続けられること」を基準に見直しました。
やめたこと: 一汁三菜という構成。
始めたこと: ワンプレート(タンパク質1種+野菜2種)にすること。
タンパク質は肉か魚を1種類、野菜は2種類をワンプレートに盛るだけ。また、週に2〜3回は鍋料理にしています。
鍋は材料を切って鍋に入れるだけ。洗い物も少なく、栄養バランスも取りやすいので、これほど家事を減らせる料理はありません。
「品数が少ないと家族に申し訳ない」と感じる方がいます。でも、疲れ果てながら4品作るより、元気に2品作る方が、食卓の空気はずっと良くなります。
7 いろんな野菜を買うのをやめる
献立をラクにするには、まず「何を買うか」を決めておくことが大切です。
やめたこと: なんとなく野菜を買うこと。
始めたこと: 家族がよく食べて、栄養価が高く、調理しやすい野菜を決めて買うこと。
私が毎週必ず買う野菜は、ブロッコリー、青梗菜、トマト、きのこ類、玉ねぎ、にんじんの6種類です。
この6種類があれば、炒め物にも鍋にも味噌汁にも使えます。何でも買うより、使い回せる野菜を決めて買う方が、食材ロスも減り、冷蔵庫の管理も楽になります。
これにカボチャやをベビースピナッチ、パプリカを追加したりしています。家族全員が好きで、栄養価が高く、調理しやすい野菜を選んでいるので、ストレスなく料理ができます。
8 作り置きを毎週頑張るのをやめる
毎週頑張って作り置きをするよりも、無理なく続けられる下準備の仕組みを作ることを選びました。
やめたこと: 「週末に作り置きをしなければ」と考えること。
始めたこと: 野菜を切って冷凍したり、お肉や魚を下味冷凍すること。
作り置きは向き不向きがあります。向いている人にとっては時短になりますが、「作り置きを作ること自体が大きな家事」になっている人もいます。
私は買ってきた野菜を切って冷凍したり、お肉や魚を下味冷凍したりしています。特に玉ねぎのみじん切り、丸ごとトマト、きのこ類は、カレーやシチュー、ミートソースなど何にでも使えて重宝しています。
9 いろいろなお皿を使うのをやめる
料理だけでなく、盛り付けもできるだけシンプルにしました。
やめたこと: 料理ごとに器を変えること。
始めたこと: ワンプレートかワンボールで済ませること。
以前は、メインのお皿、小鉢、汁椀と、料理ごとに器を使い分けていました。見た目は整っていても、洗い物は増え、盛り付けにも時間がかかります。
今は、すべてワンプレートかワンボールに収めるだけです。盛り付けを考える必要もなく、洗い物も激減しました。
食卓の見た目より、片付けのラクさを選ぶ。それだけで、毎日の夕食準備がずいぶん軽くなりました。
10 食後すぐに完璧に洗い物をするのをやめる
食器洗いの回数を減らすだけでも、家事時間は大きく変わります。
やめたこと: 食後すぐに全部片付けること。
始めたこと: 夜にまとめて一度だけ洗うこと。
食後すぐに全部完璧に片付けようとすると、食事の余韻がなくなります。朝食も昼食も、そのつど洗う必要はありません。
食器はシンクにまとめておき、夜に一度だけまとめて洗う。それだけで十分です。
1日3回洗っていたものを1回にするだけで、キッチンに立つ時間がぐっと減ります。「食後すぐに片付けなければ」という自分ルールを手放しました。
掃除編 10個
11 掃除機がけをやめる
掃除機を出して、かけて、片付ける。この一連の動作が面倒で、床掃除を後回しにしていませんか。
やめたこと:毎日掃除機をかけること。
始めたこと:ロボット掃除機に任せること。
ロボット掃除機は、外出中や就寝中に動かせます。帰宅したら床がきれいになっている。この変化は、体験した人にしかわからない快適さです。
床に物を置かない習慣さえ作れば、ロボット掃除機は毎日動かせます。床掃除という家事が、ほぼゼロになります。
12 定期大掃除をやめる
年末の大掃除、季節の変わり目の掃除——これをやめました。
やめたこと:まとめてやる大掃除。
始めたこと:ついで5分掃除。
洗面台を使ったついでに、台を拭く。トイレに入ったついでに、便器と床を軽く拭く。気づいたときに5分だけやる。
汚れが蓄積しないから、大掃除が必要なほど汚れることがなくなりました。「大掃除をやらなければ」というプレッシャーも消えました。
13 たくさんの洗剤を使い分けるのをやめる
洗剤の種類が多いと、管理する手間が増えます。どれをどこに使うか考える手間も増えます。
やめたこと:用途別に10種類以上の洗剤を持つ。
残したもの:重曹、食器用洗剤、洗濯用洗剤、酢のみ。
キッチンでは重曹水、トイレ・洗面台では酢水を使用して、ペーパータオルかティッシュで拭いて捨てる。これだけで、掃除道具の管理という家事がなくなります。
14 掃除道具を複数持つのをやめる
掃除をラクにするには、掃除道具を増やさないことも大切です。
やめたこと: 場所ごとに専用掃除道具を使い分けること。
始めたこと: 水スプレーとティッシュだけで掃除を済ませること。
トイレにはトイレ用、キッチンにはキッチン用——そうやって掃除道具を使い分けていると、種類が増え、管理・買い替えの手間も増えます。
今は水スプレーとティッシュだけ。キッチンのコンロ周りも、トイレも、洗面台も、これだけで拭き掃除が完結します。
毎日ついで掃除をしてから、ティッシュで拭くだけ十分で、特別なもので擦ったり磨いたりという事がなくなりました。
道具が減ると、置き場所も、管理する手間も、考えることも、すべて減ります。
掃除道具を減らすことは、掃除そのものを減らすことにつながります。
15 カーペット・ラグをやめる
家事を減らしたいなら、「掃除するもの」を減らすのが一番効果的です。
やめたこと: リビングにラグを敷くこと。
始めたこと: 床には何も敷かず、掃除しやすい状態を保つこと。
ラグは見た目が温かくなります。でも、洗濯・掃除機がけ・毛並みを整えるなど、管理する家事を大量に生みます。
撤去した瞬間、床掃除が驚くほど楽になります。「インテリアとして好き」なら残す。「なんとなく置いている」なら、手放しを検討する価値があります。
16 トイレマット・玄関マット・キッチンマットをやめる
床に敷くものを見直すだけでも、毎日の家事はぐっとラクになります。
やめたこと: キッチンマットやバスマット、トイレマットを敷くこと。
始めたこと: マットを使わず、床をそのまま拭くだけの暮らしにすること。
マット類は洗濯の頻度が高く、乾かす手間もかかります。
撤去すると、洗濯物が減り、床掃除も楽になります。「ないと困る」と思っていたけれど、なくしてみると何も困らなかった——そういう声をよく聞きます。
17 ゴミ箱を各部屋に置くのをやめる
家の中のゴミ箱を減らすだけで、ゴミ捨ての手間は大きく減ります。
やめたこと: 各部屋にゴミ箱を置くこと。
始めたこと: ゴミ箱をキッチンに1つだけ置くこと。
以前は部屋ごとにゴミ箱を置いていましたが、今はキッチンのゴミ箱1つにまとめています。
各部屋にゴミ箱があると、それぞれのゴミを回収し、袋を交換し、ゴミ箱自体を掃除する手間がかかります。
キッチンに1つだけにしたことで、ゴミ集めやゴミ袋の交換が一度で済むようになりました。最初は不便かと思いましたが、家族も自然とキッチンまで捨てに行くようになり、何も困りませんでした。
ゴミ箱を減らすことは、管理する家事を減らすことにもつながります。
18 トイレットペーパーをホルダーにセットするのをやめる
トイレットペーパーの交換も、実は「名もなき家事」の一つです。
やめたこと: ホルダーに付け替えること。
始めたこと: そのまま洗面台に置くこと。
トイレットペーパーがなくなるたびに、新しいロールをホルダーにセットする。たった数秒の作業ですが、毎回発生します。
今はホルダーへの付け替えをやめて、新しいロールをそのまま洗面台の上に置くだけ。使えればいい、それだけです。
「ちゃんとホルダーにセットしなければ」という小さな義務を一つ手放すと、その分だけ頭が軽くなります。
19 平面にものを置くのをやめる
「とりあえずここに置いておこう」——その積み重ねが、気づけば平面をもので埋め尽くします。テーブル、キッチンカウンター、洗面台、テレビ台。ものがあるから、掃除のたびにどかして、また戻す。その手間が毎回発生します。
やめたこと:テーブルや棚の上にものを置くこと。
始めたこと:平面には何も置かないと決めること。
平面に何も置かないと決めてから、拭き掃除が10秒で終わるようになりました。どかす手間がなくなるだけで、これだけ変わります。
「ちゃんと片付けなければ」ではなく、「平面には置かない」というルール一つ。小さな決めごとが、掃除のストレスをまるごと消してくれます。
20 来客前の念入り掃除をやめる
来客のための家事を、できるだけ減らしました。
やめたこと:人が来るたびに大掃除すること。
始めたこと:断る選択肢を持つこと。
「人が来るから」と慌てて掃除するのは、日常の仕組みが整っていないから発生する家事です。
ものを減らし、家族それぞれのものは各自の部屋に置く——それを徹底するだけで、リビングは常にきれいな状態が保たれます。仕組みが整っていれば、いつでも人を呼べる家になる。
でも、散らかっているときは断ればいい。「今日はちょっと難しくて」と言える選択肢を持っておくだけで、気持ちがずいぶん楽になります。
洗濯編 5個
21 色分け洗濯をやめる
洗濯をラクにしたいなら、洗い方ではなく服選びを見直すことが大切です。
やめたこと: 白いものを別洗いする・デリケート素材を手洗いすること。
始めたこと: 洗濯がラクな服だけを選ぶこと。
白いものは別洗い、デリケート素材は手洗い——これをやめました。
色落ちしやすい服や手洗いが必要な服は、そもそも買わないようにしました。洗濯の手間を増やす服を選ばないことが、洗濯家事を減らす一番の近道です。
22 アイロンがけをやめる
アイロンが必要な服を着るのをやめました。「アイロンがけをやめる」のではなく、「アイロンが必要な服を持つのをやめる」が正確な表現です。
やめたこと: アイロンが必要な服を持つこと。
始めたこと: シワになりにくい素材の服を選ぶこと。
綿100%のシャツやリネン素材のブラウスではなく、シワになりにくい素材を選ぶだけで、アイロンがけという家事が完全になくなります。
新しく服を買うときは、「これはアイロンが必要か?」を必ず確認してから購入するようになりました。
23 洗濯物をたたむのをやめる
洗濯で最も時間がかかる工程は、乾いた洗濯物をたたんでしまうことです。
やめたこと:洗濯物を一枚ずつたたんで収納する。
始めたこと:各自の洗濯カゴにポイ収納。
家族それぞれの名前を書いたカゴを用意して、乾いた洗濯物を仕分けて入れるだけ。たたまない。しまわない。各自が必要なときにカゴから取り出す。
「たたまないのは雑では?」と感じる方もいます。でも着る前にどうせ形が崩れる服は、たたむ必要がありません。タオルや下着は特にたたまなくても機能します。
この一つの変化で、洗濯にかかる時間が半分以下になります。
24 毎日洗濯するのをやめる
子どもの服は毎日着替えますが、夫や私の服は下着やインナー以外は数回着てから洗っています。また、5人家族ですがバスタオルは共用にして洗濯物を減らしています。
やめたこと: 家族全員の服やタオルを毎日洗うこと。
始めたこと: 洗濯物の量を減らし、2日に1回洗濯すること。
その結果、我が家は2日に1回の洗濯で十分回るようになり、洗う・干す・たたむ・しまう家事を大きく減らすことができました。
25 クリーニング店に持っていく手間をやめる
洗濯だけでなく、「洗濯以外の衣類の手間」も見直しました。
やめたこと: クリーニングが必要な服を持つこと。
始めたこと: 自宅で洗える服を選ぶこと。
持っていく・取りに行くという往復の手間は、意外と大きな時間コストです。
我が家は、クリーニング店に持っていかなければならない服を手放しました。
今は洋服の素材も洗濯機の性能も向上しているので、自宅で洗える服を選ぶだけで、おしゃれを楽しみながらクリーニングという家事を手放すことができます。
収納編 5個
26 収納を細かく仕切るのをやめる
細かく仕切られた収納は、一見きれいに見えます。でも、「決まった場所に正確に戻す」という手間が毎回発生します。
やめたこと: 細かく仕切って、一つひとつの物の定位置を厳密に決める収納。
始めたこと: 大まかなゾーンだけを決めた「ざっくり収納」。
大まかなゾーンだけ決めて、細かい仕切りはなくす。「このあたりに入れる」というざっくりした収納の方が、片付けのハードルが下がり、散らかりにくい家になります。
特に子どもは収納の分類が細かすぎると、「どこに戻せばいいの?」と迷ったり、片付けを面倒に感じたりしがちです。誰でも迷わず戻せるシンプルな収納にすることで、家族全員が自然と片付けられる仕組みになります。
27 収納スペースをパンパンに使うのをやめる
収納は60%を上限にしました。残り40%は空けておく。空きがあると、「出したらすぐ戻せる」状態が保てます。戻すことが簡単だから、片付けるという家事がほとんどなくなります。
やめたこと: 収納スペースいっぱいまで物を詰め込むこと。
始めたこと: 収納は半分〜60%を上限にして、余白を残すこと。
パンパンに詰め込むと、出すのも戻すのも手間がかかり、取り出すたびに中が崩れてしまいます。結果として、片付ける時間がどんどん増えてしまいます。
私はいつも「半分収納」を目標にしています。余白があることで見た目もすっきりとおしゃれに見え、どこに何を戻すか迷わず、収納も驚くほど簡単になります。
半分〜60%収納は、収納家事を減らし、散らかりにくい家をつくるための最もシンプルなルールです。
28 無制限にものを持つのをやめる
収納で最も時間がかかるのは、「どこに入れようか」と考える瞬間です。
やめたこと:上限を決めずにものを持ち続ける。
始めたこと:カテゴリーごとに総数の上限を決める。
タオルは5枚まで。Tシャツは10枚まで。食器は家族の人数×2まで。上限を決めたら、それ以上は持たない。新しいものが入ったら、古いものを手放す。それだけです。
「無制限に持っていい」をやめた瞬間、収納の悩みが消えました。総数が決まっていれば、しまう場所も自然と決まる。「どこに入れようか」と考える必要がなくなります。
「上限を決めるなんて窮屈では?」と感じる方もいます。でも上限を超えたものは、結局あまり使っていないものです。無制限をやめることが、一番ラクな収納の断捨離です。
この一つの変化で、片付けで迷う時間がなくなります。
29 ものの置き場所をなんとなくにするのをやめる
収納で最も無駄な時間は、「あれ、どこに置いたっけ」と探す瞬間です。
やめたこと:なんとなく空いている場所に置く。
始めたこと:すべてのものに定位置を決める。
ハサミはここ。リモコンはここ。充電器はここ。定位置を決めたら、使ったら必ずそこに戻す。それだけです。
「どこに置いたっけ」がなくなります。探す時間がなくなります。「たぶんここにあるはず」という不安もなくなります。定位置があれば、家族も自然と同じ場所に戻してくれるようになります。
「全部に定位置を決めるなんて大変では?」と感じる方もいます。でもなんとなく置くから、なんとなく迷子になる。定位置を決めるのは最初の一度だけです。
この一つの変化で、探し物がゼロになります。
30 使いにくい収納グッズを買い足すのをやめる
「収納グッズを増やせば整理できる」という発想をやめました。
やめたこと: 収納グッズを増やして片付けようとすること。
始めたこと: まず物を減らし、本当に必要な収納用品だけを使うこと。
収納グッズを増やしても、物の量が変わらない限り根本的な解決にはなりません。まず物を減らす。それでも収納が必要なら、最低限のグッズを選ぶ。この順番が大切です。
我が家も物を減らしたことで、多くの小さな収納ボックスが不要になりました。片付けが楽になるのは、収納用品を増やしたからではなく、物そのものが減ったからです。
収納グッズは物を整理するための道具であって、物を減らす代わりにはなりません。まずは不要な物を手放し、その後に必要最小限の収納用品を選ぶことが、家事を減らす近道です。
30個を一度に全部やろうとしなくていいです。
まず1つだけ選んで、今週試してみてください。
「これならできそう」と思ったものから始める。
それが家事断捨離の最初の一歩です。
第3章: 家事の8割を消す、5ステップの断捨離ロードマップ
あなたは今、家事に何時間使っているか、知っていますか。
洗濯、料理、掃除、買い物、片付け、ゴミ出し、食器洗い。数えればきりがない。そしてそのほとんどが、明日になればまたリセットされる。終わりのないサイクルの中で、気づけば一日が終わっている。
私がカナダに移住して最初に気づいたのは、現地の女性たちが家事に追われていないという事実でした。オーストラリアで学生生活を送っていたときも同じでした。台湾でも。
家事を「こなすもの」ではなく「設計するもの」として捉えている人が、世界には確かにいます。
完璧にやらなくていいです。
全部やめなくていいです。
ただ、「9割」減らすことを目標にする。残りの1割で、本当に大切な暮らしを作る。それがこのガイドのゴールです。
STEP1 家事を全部書き出す
「見えていない家事」があなたを疲弊させています。
家事を減らしたいと思ったとき、多くの人が最初にやろうとするのは「効率化」です。
もっと早く料理できる方法、時短掃除のテクニック、便利な家電の導入。
でも、それでは根本的に変わらない。
なぜなら、「何をやっているか」を正確に把握しないまま、個別の改善を積み重ねても、全体の負荷は下がらないからです。
まず必要なのは、現状の「全量把握」です。
頭の中に漠然と存在している家事を、一度すべて外に出す。それがSTEP1の目的です。
書き出す前に知っておくこと
家事には「目に見える家事」と「目に見えない家事」があります。
目に見える家事は誰でも思いつきます。料理、洗濯、掃除、買い物。これらは「やった・やっていない」が明確です。
問題は目に見えない家事です。これを研究者たちは「ケアワーク」や「名もなき家事」と呼びます。
たとえばこういうものです。
・シャンプーがなくなりそうなことに気づいて買い物リストに加える。
・家族の健康診断の予約を取る。
・子どもの学校行事をカレンダーに入れる。
・冷蔵庫の中身を把握して、使い切れる順番で料理を考える。
・季節の変わり目に衣替えのタイミングを判断する。
これらはすべて「考える家事」です。手を動かしているわけではありませんが、確実に精神的エネルギーを消耗させます。そしてほとんどの場合、女性一人が担っています。
書き出すときは、この「考える家事」まで含めることが重要です。
書き出しの手順
用意するものは紙とペン、それだけでいいです。
時間は30分から1時間を確保して下さい。
以下のカテゴリに沿って、思いつく家事をすべて書き出していきましょう。抜け漏れを恐れなくていいです。まず出し切ることが大事です。
まずは自分で思いつく全ての家事をカテゴリー別に書き出して下さい。私は次の3つのカテゴリーに分けました。
🍽️ 食事まわり(料理)
👕 衣まわり(洗濯)
🏠 住まいまわり(掃除)
家事を全部書き出したら、家事断捨離は半分以上終わったようなものというくらい、この家事の全書き出しは重要なので、絶対に行って下さい。
下記は私が行った家事全書き出しの例です。それぞれの家庭によって内容は変わってくるし、自分で書く事で自分の家事を認識し、理解できるので、最初はまず自分で全部書いて下さい。
🍽️食事まわり家事の時間と頻度(私の場合)
① 献立を考える
時間:10分
頻度:毎日
② 食材の在庫確認
時間:5分
頻度:週2回
③ 買い物リスト作成
時間:10分
頻度:週2回
④ スーパーへ行く
時間:60分(移動含むと90分)
頻度:週2回
⑤ 食材の収納(冷蔵庫・棚)
時間:10分
頻度:週2回(買い物後)
⑥ 料理をする(調理)
時間:60分(1食あたり)
頻度:1日2回
⑦ 盛り付ける
時間:5分
頻度:毎食
⑧ 食卓を整える(配膳)
時間:5分
頻度:毎食
⑨ 食後の片付け
時間:10分
頻度:毎食
⑩ 食器洗い
時間:10分
頻度:1日2回
⑪ 乾かす・拭く・しまう
時間:10分
頻度:毎日
⑫ お弁当作り
時間:30分
頻度:週5回
⑬ 作り置き
時間:60分
頻度:週1回
⑭ 調味料の補充確認
時間:5分
頻度:週1回程度
⑮ 賞味期限チェック
時間:10分
頻度:週1回
⑯ 生ゴミ処理
時間:5分
頻度:毎日
⏱ 全体のイメージ(ざっくり)
● 家事断捨離設計前
1日あたり:3時間
週合計:21時間
👕 衣まわり家事の時間と頻度(私の場合)
① 洗濯物を集める
時間:7分(衣服の色分け等を含む)
頻度:毎日
② 洗濯機を回す
時間:2分(ボタン操作)
頻度:毎日
③ 干す →乾燥機使用
時間:
頻度:
④ 乾燥機に入れる
時間:5分
頻度:毎日
⑤ 取り込む → 乾燥機から出す
時間:5分
頻度:毎日
⑥ たたむ
時間:15分
頻度:毎日
⑦ 収納する
時間:10分
頻度:毎日
⑧ アイロンをかける
時間:40分
頻度:週2回
⑨ クリーニングに出す・受け取る
時間:20分(往復含む)
頻度:月2回
⑩ 衣替えをする
時間:60分
頻度:年2回(春・秋)
⑪ 季節外衣類の収納
時間:60分
頻度:衣替えと同時(年2回)
⑫ 傷んだ衣類を処分する
時間:10分
頻度:季節ごと
⑬ 子どものサイズ見直し
時間:10分
頻度:3ヶ月に1回
⏱ 全体の負荷イメージ
● 家事断捨離設計前
1日:40分
週:5時間
(+衣替え時に+3〜6時間が追加)
🏠 住まいまわり家事の時間と頻度(私の場合)
🧹 日常レベル(ほぼ毎日〜週数回)
① 床を掃く・拭く
時間:10分
頻度:毎日
② 掃除機をかける
時間:20分
頻度:週2回
③ トイレ掃除
時間:10分
頻度:週2回
④ お風呂を洗う
時間:10分
頻度:週3回
⑤ 洗面台を掃除する
時間:5分
頻度:週2回
⑥ キッチン周りを拭く
時間:5分
頻度:毎日
🍳 週1レベル(定期メンテ)
⑦ コンロ掃除
時間:10分
頻度:週1回
⑧ 排水口の掃除
時間:5分
頻度:週1回
⑨ 冷蔵庫の中を掃除
時間:10分
頻度:週1回
⑩ 電子レンジの掃除
時間:5分
頻度:週1回
🧼 月1〜季節レベル
⑪ 換気扇の掃除
時間:30分
頻度:月1回
⑫ 浴室のカビ取り
時間:30分
頻度:月1回
⑬ 窓を拭く
時間:20分
頻度:季節ごと
⑭ カーテンを洗う→我が家はブラインド
時間:60分
頻度:季節ごと
⑮ 布団を干す→我が家はベッド
時間:
頻度:
⑯ ベッドシーツを替える
時間:15分
頻度:週1回
⏱ 全体の負荷イメージ
● 家事断捨離設計前
1日平均:35分
週合計:4時間
(+月1〜季節家事でさらに数時間〜半日)
これだけ書き出すと、ほとんどの人が「こんなにやっていたのか」と驚きます。
驚いていいんです。その驚きが、変化の出発点になるのです。
書き出したあとにやること
全部書き出したら、それを見渡してみてください。
このリストは「現状の自分が抱えているすべての家事」です。これを一人でこなそうとしていたこと、それ自体がすでに無理な話だったということが、視覚的にわかるはずです。
このリストは次のSTEPで使います。捨てないでおいて下さい。
STEP2 目標を立てる
「なんとなく減らす」では続かない
家事を減らしたいという気持ちは、誰でも持っています。でも「なんとなく楽になりたい」という漠然とした目標では、何も変わりません。
人は明確なゴールがあるときにだけ、本気で動けます。
STEP2では、「家事を減らした先に、どんな自分でいたいか」を言語化します。これがあるかないかで、この先のステップの実行力がまったく違ってきます。
なぜ目標が必要か?
家事を減らすことに罪悪感を感じる人は多いです。特に40代・50代の女性は、「家事をちゃんとやることが、良い妻・良い母の条件」という価値観を長年かけて内面化してきた世代です。
そのブレーキをはずすためには、「何のために減らすのか」という明確な理由が必要です。
「楽したいから」ではなく「〇〇のために時間を作りたいから」という言葉に変換します。それだけで、家事を手放すことへの心理的抵抗がぐっと下がります。
目標の立て方:3つの問いに答える
次の3つの問いに、正直に答えてみて下さい。
問い1:家事に毎日、何時間使っているか?
私の場合は実際に家事をしていた時間は約4時間でしたが、頭の中で家事の事を考えていた時間が常に約1時間くらいありました。
いつトイレの掃除しよう?
最後にシーツ洗ったのはいつだっけ?
どこの部屋から掃除機かけよう?
昨日はお肉料理だったから、今日はお魚料理にしたいけど、どの魚で何の味付けにしよう?
こういう事はいくらでも考えられます。
だから私の場合は、実際に家事する時間と家事を考える時間を加えたら約5時間。でも、実際は、それ以上の感覚、永遠に終わらないように感覚でした。
問い2:その時間が半分になったら、何をしたいか?
仕事に集中したい。趣味の時間を作りたい。友人と会う時間がほしい。ただゆっくりしたい。何でもいいです。「家事以外にやりたいこと」を書き出してみて下さい。
私は自分の心の安らぎのために時間を作りたかったです。
常に家事の事を考え、家事に追われているような家事が主役の人生を捨てたかったです。
家事は、お風呂に入ったり、歯を磨くように最低限のメンテナンスで回るようにして、自分が主役で家事が脇役の人生にしたかったです。
そうしたら、ゆったりした気持ちで、本を読んだり、家族と時間が過ごせるし、イライラもしないと思いました。
問い3:1年後、どんな暮らしをしていたいか?
家事のことを考えない夜がほしい。週末を自分のために使いたい。疲れない体で仕事したい。具体的であればあるほど良いと思います。
私は家事の事を考えてストレスやイライラを感じる時間がなく、実際の家事をする時間を半分にしたいと思いました。
でも家はある程度、整っていて、食事は栄養バランスのあるものを食べて、自分や家族が主役の暮らしがしたいと思いました。
目標を「見える化」する
3つの問いに答えたら、それを一文にまとめてみましょう。
たとえばこんなふうに。
「平日の家事を1時間以内に終わらせて、夜は読書か副業に使う時間を作る」
「週末の午前中を家事から解放して、夫と出かける時間を作る」
「毎日の献立を考えることをやめて、頭の中をもっとすっきりさせる」
これが、あなたの「家事断捨離のゴール」です。
スマホのメモに保存するか、手帳に書いておきましょう。この先のステップで迷ったとき、必ず立ち返る場所になります。
私の場合は「家事を脇役にして、家事の時間とストレスを減らし、自分と家族が主役の人生→家事は1日1時間」にしました。
「完璧な主婦」をやめる宣言
ここで一度、自分に問いかけてほしいです。
「誰のために、その家事をやっているか」
家族のため、と答える人は多いです。でも正直に掘り下げると、「やっていないと自分が罪悪感を感じるから」という答えが出てくることがあります。
カナダでもオーストラリアでも、「完璧な家をキープすること」を女性の役割だと思っている人は、少なくとも私の周りにはいませんでした。
家はくつろぐ場所であって、管理するための場所ではない、という感覚が当たり前にありました。
目標を立てる前に、「完璧な家事をやめることへの許可」を自分に出して下さい。
正直、私はこれが本当に難しかったです。幼少期から見て来た母の姿、母や世間から教えられた家事への価値観。
でも、海外に出てみて、完璧とはほど遠い海外の家事事情を知って、家族が先で家事はその次、いや次の次くらいという価値観の違い、根本的な考え方の違いに気づきました。
オーストラリアで見た光景は衝撃でした。床にホコリが溜まっていても、誰も気にしない。洗濯物は畳まずにカゴから直接着る。それでも、みんな笑顔でした。家族との時間を、何より優先していました。
台湾では、外食文化が徹底していました。家で料理をしないことは、手抜きではありません。むしろ、時間の使い方が上手いということです。屋台やお店に任せて、浮いた時間で人と過ごすのです。
カナダに来て、決定的だったのは「完璧な家じゃなくていい」という空気でした。散らかっていても、人を家に呼ぶ。見栄を張らない。
日本にいた頃の私は、家事を完璧にこなすことが、良い妻、良い母の証明だと思い込んでいました。でも海外の人たちは、家事なんて生活の一部でしかなくて、それより大事なものがあると、当たり前のように知っていました。
この価値観の違いが、後の断捨離の原点になっています。
それがSTEP2の、一番大切な作業です。
STEP3 家事を「必須」「あれば良い」「なくても良い」に分類する
すべての家事が「必要」ではない
STEP1で書き出したリストを、もう一度広げて下さい。
見ているだけで疲れるような、長いリストのはずです。
このSTEPでは、そのリストにあるすべての家事を3つに仕分けします。
(A) 必須:やらないと生活が成り立たないもの
(B) あれば良い:やると快適だが、なくても困らないもの
(C) なくても良い:実は誰も困っていないもの
この分類が、家事断捨離の核心です。
「当たり前」を疑うことから始まる
家事が減らせない最大の理由は、「この家事は当然やるべきもの」という思い込みにあります。
毎日夕飯を作ること。洗濯物をたたんで引き出しにしまうこと。床を毎週掃除機がけすること。お風呂を毎晩洗うこと。
これらは本当に「必須」でしょうか。
たとえば夕飯。毎日手料理でなければならないのでしょうか。週に2回、冷凍食品や惣菜を活用することは、家族への愛情の欠如なのでしょうか。
答えはノーです。
「そうしてきたから」「そうするものだと思っていたから」という理由で続けている家事は、実は「あれば良い」や「なくても良い」に分類できるものが多いです。
3分類の基準
分類するときの基準を明確にしておきましょう。
(A)必須の基準
やらないと健康・衛生・安全に問題が生じるもの。やらないと家族の生活が物理的に成り立たないもの。
例:食事を用意する(外食・デリバリー含む)、最低限の衣類を洗う、トイレ・浴室の最低限の衛生管理、ゴミ出し、日用品の補充
(B)あれば良いの基準
やると生活の質が上がるが、やらなくても誰も具体的に困らないもの。頻度や基準を下げても代替できるもの。
例:週1回の床の掃除機がけ(2週に1回でも成り立つ)、たたんで収納する(かごに入れておくだけでも機能する)、作り置きをする(毎週でなくてもいい)、窓拭き(月1でなく季節ごとでいい)
(C)なくても良いの基準
振り返ってみると、誰も求めていない。自分が「やらなければ」と思い込んでいただけで、実際にやめても誰も気づかない、あるいは困らないもの。
例:来客用のタオルを毎回アイロンがけする、家族全員分の洗濯物を種類ごとにそろえてたたむ、毎食後にキッチンを完璧に磨き上げる、クッションを毎朝形を整えて並べる
実際に分類してみましょう
STEP1のリストを見ながら、各家事の横に「必須」「あれば良い」「なくても良い」を書き込んで下さい。
迷ったときは、この問いを使って下さい。
「これをやめたら、誰かが具体的にどう困るか」
困る理由が思い浮かばないのなら、それは「なくても良い」家事です。
「1週間やらなかったとして、実際に問題が起きるか」
問題が起きないのであれば、頻度を下げられる可能性が高いです。
「誰かに頼める・代替できる方法があるか」
あるなら、「必須」の枠から外して考え直すことができます。
「なくても良い」に分類できたものはそのままやめられます。
問題は「あれば良い」です。これは「やめる」のではなく「頻度を下げる」対象になります。
週7回やっていたことを週3回に。週1回やっていたことを月2回に。毎回完璧にやっていたことを「60点でOK」に。
この「頻度を下げる」という発想が、家事を減らす上で非常に強力です。「やる・やらない」の二択にしてしまうと、やめることへの罪悪感が大きくなります。
でも「頻度を下げる」なら、心理的ハードルがぐっと下がります。
🍽️食事まわり家事の分類(目安)
① 献立を考える →必須
時間:10分
頻度:毎日
理由:テンプレ献立なら毎日考える必要は無い
② 食材の在庫確認 →あれば良い
時間:5分
頻度:週2回(買い物前が中心)
理由:食材を無駄なく使い切るため
③ 買い物リスト作成 →あれば良い
時間:10分
頻度:週2回
理由:固定リスト化やアプリでも代用可能
④ スーパーへ行く →必須
時間:60分(移動含むと90分)
頻度:週2回
理由:ネットスーパーでも良いが、食料の調達は必要
⑤ 食材の収納(冷蔵庫・棚) →必須
時間:10分
頻度:週2回(買い物後)
理由:食品を安全に保存するため
⑥ 料理をする(調理) →必須
時間:60分(1食あたり)
頻度:1日2回
理由:自炊するなら必要。ただし、調理家電や半調理品で大幅短縮できる。
⑦ 盛り付ける →なくても良い
時間:5分頻度:毎食理由:鍋ごと、保存容器、ワンプレートでも十分
⑧ 食卓を整える(配膳) →あれば良い
時間:5分
頻度:毎食
理由:必要最低限でよく、各自で選ぶこともできる
⑨ 食後の片付け →必須
時間:10分
頻度:毎食
理由:衛生管理のため
⑩ 食器洗い →必須
時間:10分
頻度:1日2回
理由:食洗機でも手洗いでも必要
⑪ 乾かす・拭く・しまう →なくても良い
時間:10分頻度:毎日理由:食洗機を使用
⑫ お弁当作り →必須
時間:30分
頻度:週5回
理由:夫と子供3人分を作り、お弁当を通じてコミュニケーションできるから
⑬ 作り置き →あれば良い
時間:60分
頻度:週1回
理由:時短には有効だが必須ではない
⑭ 調味料の補充確認 →なくても良い
時間:5分頻度:週1回程度理由:使用中に少ないと気づいたら、冷蔵庫に貼ってある買い物リストに書く
⑮ 賞味期限チェック →なくても良い
時間:10分頻度:週1回理由:使う量に応じて、量を多く買う
⑯ 生ゴミ処理 →必須
時間:5分
頻度:毎日
理由:衛生上欠かせない
⏱ 全体のイメージ(ざっくり)
● 何も工夫しない場合
1日あたり:3時間
週合計:21時間
● 家事ミニマリスト分類後
1日あたり:2.7時間 (18分削減)
週合計:19時間 (2時間削減)
👕 衣まわり家事の時間と頻度(目安)
① 洗濯物を集める →必須
時間:2〜5分
頻度:毎日 or 1日1〜2回
理由:洗濯を始めるために必要。ただし各自が洗濯カゴへ入れる仕組みにすると負担は最小限。
② 洗濯機を回す →必須
時間:2〜3分(ボタン操作)
頻度:毎日〜2日に1回
理由:衣類を清潔に保つために欠かせない。タイマー機能を使えば手間はほぼゼロ。
③ 干す →あれば良い
時間:10〜20分
頻度:毎日〜2日に1回
理由:乾燥機がない場合は必要。乾燥機があれば不要にできる。
④ 乾燥機に入れる →あれば良い
時間:2〜5分
頻度:毎日〜2日に1回
理由:乾燥機がある家庭では干す手間を大幅に削減できる。設備次第。
⑤ 取り込む →あれば良い
時間:3〜10分
頻度:毎日 or 天気依存(週3〜7回)
理由:外干しをする場合のみ必要。乾燥機なら不要。
⑥ たたむ →なくても良い
時間:10〜25分頻度:毎日 or 2〜3日に1回まとめ理由:ハンガー収納や「洗濯カゴにポイ収納」にすれば省略できる。
⑦ 収納する →必須
時間:5〜15分
頻度:毎日 or たたみ後
理由:洗濯物を定位置へ戻す作業は必要。ただし「たたまず収納」で大幅に時短できる。
⑧ アイロンをかける →なくても良い
時間:5〜30分(量による)頻度:週0〜数回(家庭により差が大きい)理由:ノーアイロン素材を選べばほぼ不要。必要な人だけ行えばよい。
⑨ クリーニングに出す・受け取る →なくても良い
時間:10〜20分(往復含む)頻度:週1〜月2回理由:自宅で洗える服に統一すれば、この家事自体をなくせる。
⑩ 衣替えをする →なくても良い
時間:60〜180分頻度:年2回(春・秋)理由:オールシーズン着られる服や収納スペースに余裕があれば不要になる。
⑪ 季節外衣類の収納 →なくても良い
時間:30〜90分頻度:衣替えと同時(年2回)理由:服を厳選し、クローゼットに一年分収まれば必要なくなる。
⑫ 傷んだ衣類を処分する →必須
時間:10〜30分
頻度:月1回〜季節ごと
理由:増え続ける衣類を防ぎ、管理しやすい量を維持するために必要。
⑬ 子どものサイズ見直し →必須 (子供がいる家庭)
時間:10〜20分
頻度:月1回〜3ヶ月に1回
理由:成長に合わせて安全・快適に着られる服を管理するため。子どもがいない家庭では不要。
⏱ 全体の負荷イメージ
● 何も最適化しない場合
1日:40〜90分
週:5〜10時間
(+衣替え時に+3〜6時間が追加)
● ミニマリスト設計後
1日:15〜40分
週:2〜4時間
💡 一番重いポイント(重要)
衣まわりで時間を食うのはこの3つです:
干す
たたむ
収納する
逆に言うとここを削れば一気に楽になります。
🏠 住まいまわり家事の時間と頻度(目安)
🧹 日常レベル(ほぼ毎日〜週数回)
① 床を掃く・拭く →あれば良い
時間:5〜15分
頻度:毎日〜週3回
理由:ロボット掃除機や掃除機で代用できる。汚れが気になる場所だけでも十分。
② 掃除機をかける →必須
時間:10〜20分
頻度:週2〜5回
理由:ホコリやゴミを取り除き、衛生的な住環境を保つために必要。ロボット掃除機でも可。
③ トイレ掃除 →必須
時間:5〜10分
頻度:週2〜3回
理由:衛生を保ち、臭いや汚れを防ぐために欠かせない。こまめに行うほど負担が軽くなる。
④ お風呂を洗う →必須
時間:5〜10分
頻度:毎日〜週3回
理由:カビやぬめりを防ぎ、清潔な浴室を維持するために必要。
⑤ 洗面台を掃除する →必須
時間:3〜5分
頻度:週2〜5回
理由:水垢や汚れを防ぎ、清潔な状態を保つために必要。使うたびに軽く拭けば短時間で済む。
⑥ キッチン周りを拭く →必須
時間:3〜10分
頻度:毎日
理由:食品を扱う場所の衛生を保つために欠かせない。調理後に拭く習慣がおすすめ。
🍳 週1レベル(定期メンテ)
⑦ コンロ掃除 →あれば良い
時間:10〜20分
頻度:週1回
理由:調理後に軽く拭いていれば、改めて掃除時間を設けなくてもよい。
⑧ 排水口の掃除 →必須
時間:5〜10分
頻度:週1回
理由:詰まりや悪臭、ぬめりを防ぐために必要。放置すると負担が大きくなる。
⑨ 冷蔵庫の中を掃除 →あれば良い
時間:10〜30分
頻度:週1〜月1回
理由:在庫確認や食品整理と一緒に行えば十分。毎週でなくても問題ない。
⑩ 電子レンジの掃除 →あれば良い
時間:5〜10分
頻度:週1〜月1回
理由:汚れたときに拭けば十分。毎週行う必要はない。
🧼 月1〜季節レベル
⑪ 換気扇の掃除 →あれば良い
時間:30〜60分
頻度:月1〜3ヶ月に1回
理由:汚れが蓄積したときに行えばよく、フィルターなどで負担を減らせる。
⑫ 浴室のカビ取り →あれば良い
時間:10〜30分
頻度:月1回〜季節ごと
理由:換気や水切りで予防できれば頻繁には不要。発生時に対応すればよい。
⑬ 窓を拭く →なくても良い
時間:20〜60分頻度:月1〜季節ごと理由:生活への影響が少なく、気になったときや年に数回でも十分。
⑭ カーテンを洗う →なくても良い
時間:洗濯含め60〜120分(作業は10〜20分)頻度:年1〜2回理由:汚れが目立たなければ年1回程度で十分。必須ではない。
⑮ 布団を干す →あれば良い
時間:10〜20分(出し入れ)
頻度:週1〜月数回
理由:布団乾燥機や除湿器で代用できる。天日干しは必須ではない。
⑯ ベッドシーツを替える →必須
時間:10〜20分
頻度:週1〜2週に1回
理由:汗や皮脂を取り除き、清潔な寝具を保つために必要。定期的な交換が望ましい。
⏱ 全体の負荷イメージ
● 何も工夫しない場合
1日平均:20〜60分
週合計:3〜7時間
(+月1〜季節家事でさらに数時間〜半日)
● ミニマリスト設計後
1日平均:10〜30分
週合計:2〜4時間
💡 一番重いポイント(本質)
住まい家事の負担はこの3つ:
床(掃く・拭く・掃除機)
水回り(トイレ・風呂・排水口)
油・ホコリ系(キッチン・換気扇)
🧠 ミニマリスト視点の結論
住まい家事はこう分解できます:
毎日やる=汚れを増やさない
週1=リセット
月1以上=放置しても困らない領域
分類してわかること
この作業を終えると、多くの人が「必須の家事って、思ったより少ない」と気づきます。
本当に必須な家事は、毎日の食事確保と最低限の衛生管理、そして消耗品の補充くらいです。それ以外の大半は、「あれば良い」か「なくても良い」に分類できます。
この事実を知ることが、次のステップへの最大のエネルギーになります。
STEP4 残った家事を設計する
「自分がやる」を前提にしない
STEP3で、家事の仕分けが終わりました。
不要な家事は手放し、本当に必要な家事だけが残っています。
ここで多くの人は、「よし、頑張ってやろう」と考えてしまいます。
しかし、家事ミニマリストは違います。
私が次に考えるのは、「どうすれば自分が頑張らなくても、この家事は回るだろうか」ということです。
家事が大変なのは、量が多いからだけではありません。
「全部自分がやらなければならない」と思い込んでいることも、大きな負担になっています。
だから私は、残った家事をそのまま引き受けることはしません。
まず、「もっとラクにできないか」を考えます。
そして、次の順番で家事を設計していきます。
仕組み化する
家電に任せる
家族に任せる
外注する
最後に自分がやる
この順番で考えるだけで、自分が直接やる家事は驚くほど少なくなります。
最初から「自分がやる」ことを前提にしません。
それが、家事ミニマリストの考え方です。
手段1 やり方を変える
家事を減らす方法というと、多くの人は「便利な家電を買う」「家族に手伝ってもらう」と考えます。
もちろん、それも効果的です。
しかし、その前に必ず考えてほしいことがあります。
**「今のやり方が、本当に一番ラクなのか?」**ということです。
家事は、やり方を少し変えるだけで、大幅に時間を減らせることがあります。
例えば、私は掃除を「まとめてやる」のをやめました。
以前は週末に時間を確保して家中を掃除していたが、それでは掃除の日が憂うつになり、終わる頃にはぐったり疲れていました。
そこで、「汚れに気づいたら30秒だけ掃除する」というルールに変えました。
洗面台を使ったらサッと拭く。
コンロは料理が終わったらすぐ拭く。
お風呂は最後に入った人が水切りをする。
こうした「ついで掃除」を習慣にしたことで、まとめ掃除の時間は大きく減りました。
洗濯も同じです。
以前は、乾いた洗濯物を一枚ずつたたみ、それぞれの引き出しへしまっていました。
でも、それは本当に必要な家事だろうか。
そう考えて、わが家では洗濯物をたたむのをやめました。
乾いたら、家族それぞれの洗濯カゴへ入れるだけ。
必要になったら各自が取り出して着る。
「ポイ収納」に変えたことで、毎日の洗濯時間はぐっと短くなりました。
朝食も毎日献立を考えるのをやめました。
ご飯の日とパンの日の2パターンに固定しただけで、「今日は何を食べよう」と悩む時間がなくなりました。
このように、家事のルールを変えるだけで、時間だけでなく「考える負担」も減らせます。
家事ミニマリストが目指しているのは、家事を早く終わらせることではありません。
頑張らなくても自然に終わるやり方に変えることです。
この「やり方を変える」という視点を持つだけで、家事は驚くほどラクになります。
そして、それでも残る家事だけを、次のステップで家電や家族、外部の力を借りて減らしていくのです。
手段2 家電に任せる
やり方を変えても残る家事は、できるだけ家電に任せます。
家電への投資は、単に便利な道具を買うことではありません。
毎日発生する家事を、自分の代わりに続けてくれる「家事のパートナー」を増やすことです。
一度購入すれば、何年にもわたって家事を引き受けてくれます。毎日5分、10分と積み重なる家事ほど、家電に任せる効果は大きいです。
私が特におすすめしたい家電を紹介します。
ロボット掃除機
私がカナダに来て購入した家電の中で、一番「買ってよかった」と思ったのがロボット掃除機でした。
毎日決まった時間に自動で掃除をしてくれるため、「今日は掃除機をかけなければ」と考えることがなくなりました。
仕事や外出をしている間に掃除が終わっているので、家に帰ると床がきれいになっています。
ロボット掃除機には、もう一つ大きなメリットがあります。
それは、床に物を置かなくなることです。
床に物があると掃除できないため、自然と使った物を元の場所へ戻す習慣が身につきます。
掃除のために片付けるのではなく、「ロボット掃除機が動ける家」にすることで、部屋全体が散らかりにくくなりました。
一つの家電が、掃除だけでなく片付けの習慣まで変えてくれたのです。
食洗機
食器洗いは、一回の時間は短くても毎日欠かせない家事です。
一日10分なら年間では約60時間、一日15分なら約90時間にもなります。
食洗機は、その時間を毎日少しずつ取り戻してくれます。
私は、子どもたちに予洗いして食器を食洗機に並べるのを手伝ってもらうだけで、食器洗いにかかる負担が大きく減りました。
最近は卓上型の食洗機も増えているため、「キッチンが狭いから無理」と諦める前に、一度調べてみる価値はあると思います。
食洗機は、時間を節約するだけでなく、手荒れの予防や節水にもつながります。
毎日続く家事だからこそ、その効果は想像以上に大きいです。
洗濯乾燥機・乾燥機
洗濯で時間がかかるのは、「洗う」ことではありません。
干して、取り込んで、乾いているか確認して……という工程に、多くの時間が使われています。
洗濯乾燥機や乾燥機があれば、洗濯から乾燥までを一度に終えられます。
天気予報を気にする必要もなく、雨の日でも夜でも、自分の都合で洗濯できます。
カナダでは乾燥機があるのが当たり前で、外に洗濯物を干している家庭はほとんどありません。
最初は驚きましたが、実際に使ってみると、その便利さを実感しました。
さらに、わが家では洗濯物をたたまない「ポイ収納」を取り入れています。
乾いた洗濯物は家族ごとの洗濯カゴへ入れるだけです。
干す手間だけでなく、たたむ手間まで減らしたことで、洗濯家事は大幅に短縮できました。
調理家電
料理は、「火加減を見ながら付きっきりになる時間」が意外と長いです。
そこで活躍するのが、自動調理家電です。
電気圧力鍋やホットクックなどは、材料と調味料を入れてスイッチを押せば、あとは自動で調理してくれます。
私は調理家電を使うようになってから、「料理をしている時間」が、「料理ができるのを待つ時間」に変わりました。
待っている間に洗濯をしたり、片付けをしたり、子どもと話をしたり、本を読んだりできます。
料理そのものがなくなるわけではありません。
しかし、「料理のために拘束される時間」は確実に減ります。
家電は時間を生み出す投資
家電は決して安い買い物ではありません。
しかし、私は「家電を買う」のではなく、「時間を買う」と考えています。
毎日10分短縮できる家電なら、一年間で60時間以上の自由時間を生み出してくれます。
しかも、それが何年も続きます。
もちろん、すべての家電をそろえる必要はありません。
まずは、自分が一番負担に感じている家事を見つけ、その家事を減らせる家電を一つ取り入れてみて下さい。
家電は、自分の代わりに文句も言わず、休みも取らず、毎日同じように働いてくれます。
家事ミニマリストにとって家電は、単なる便利な道具ではありません。
自分が頑張らなくても家事が回る仕組みをつくる、大切なパートナーなのです。
手段3 家族に任せる
家電に任せても、すべての家事がなくなるわけではありません。
そこで次に考えるのが、「この家事は本当に自分がやる必要があるのか」ということです。
家事を家族に任せることに、罪悪感を持つ必要はありません。
家事は「お母さんの仕事」でも「誰か一人の仕事」でもなく、家族全員の暮らしを支えるためのものだからです。
私は「手伝ってもらう」という言葉を、できるだけ使わないようにしています。
「手伝う」という言葉には、主担当がいて、その人を補助するという意味があります。
つまり、「手伝ってもらう」と考えている限り、家事の責任者は自分のままです。
大切なのは、「担当してもらう」という考え方に変えることです。
ゴミ出し担当、風呂掃除担当、洗濯物をしまう担当など、それぞれが自分の役割を持ちます。
担当が決まれば、「お願いしなきゃ」「やってくれない」と毎回考える必要もなくなります。
家族に任せるときに一番大切なのは、「これだけできれば十分」という基準を決めることです。
例えばトイレ掃除なら、「毎週日曜日に便器の内側と外側を拭き、床をサッと拭く。」というように、具体的に伝えます。
「ちゃんと掃除して」では、人によって基準が違います。
期待値を合わせることが、家族で家事を続けるコツです。
子どもも同じです。
年齢に合わせて、少しずつ担当を持たせればいいのです。
小学生なら、自分の食器を食洗機へ入れる、ゴミ袋を交換する、玄関を掃く。
中学生なら、お風呂掃除、洗濯物を取り込む、簡単な買い物。
高校生以上なら、夕食の一品を作る、週に一度掃除機をかけるなど、一人の担当として任せる。
最初は時間がかかるかもしれません。
思うようにできず、やり直したくなることもあります。
しかし、そこで全部自分がやってしまうと、家族はいつまでもできるようにならないのです。
少しずつ経験を積むことで、やがて言わなくても動けるようになります。
わが家でも、子どもたちには食洗機へ入れる前の予洗いやゴミ出しなど、短時間でできる家事を担当してもらっています。
一つひとつは小さなことでも、毎日積み重なると、大きな負担軽減につながっています。
手段4 外注する
家電にも家族にも任せられない家事は、外部のサービスを利用するという選択肢があります。
「外注は贅沢」と考える人もいるかもしれません。
しかし、私はそうは思いません。
外注とは、お金で家事をしてもらうことではなく、「時間と体力を買う」という考え方です。
家事に使う時間は無料ではありません。
あなた自身が、時間と体力、そして精神的な余裕を使って支払っているのです。
だからこそ、「この家事は外注した方が、自分や家族にとって価値がある」と思えるなら、積極的に利用してよいのです。
例えば、家事代行サービス。
月に一度でもプロに掃除をお願いすれば、家全体がリセットされます。
日常はその状態を維持するだけで済むため、自分の負担は大きく減ります。
ネットスーパーも便利です。
重いお米や飲み物、トイレットペーパーなどは、自宅まで届けてもらえば、買い物に行く時間も体力も節約できます。
わが家でも、かさばる物や重い物はネットスーパーを利用しています。
献立を考えることが負担なら、ミールキットという方法もあります。
食材がそろっているため、買い物や下ごしらえの手間を減らせます。
また、宅配クリーニングを利用すれば、お店へ持って行ったり取りに行ったりする時間もなくなります。
すべてを外注する必要はありません。
自分にとって一番負担の大きい家事を、一つだけ外注するだけでも、暮らしは大きく変わります。
最後に残った家事だけを、自分がやる
家事ミニマリストが目指しているのは、「家事を全部自分で頑張ること」ではありません。
まずは、やり方を変えられないかを考える。
次に、家電に任せられないかを考える。
それでも残る家事は、家族に担当してもらえないかを考える。
さらに必要なら、外部のサービスを利用する。
そして、最後まで残った家事だけを、自分で行う。
この順番が大切です。
最初から「自分がやる」と考えてしまうと、他の選択肢が見えなくなるからです。
私は、家事のやり方を見直し、ついで掃除やポイ収納を取り入れました。
さらに、ロボット掃除機、洗濯乾燥機、調理家電などに毎日の家事を任せ、子どもたちにもできることを担当してもらっています。
その結果、「全部自分でやらなければ」という気持ちはなくなりました。
家事は、一人で抱え込むものではありません。
仕組みを変え、家電を使い、家族と分担し、必要なら外部の力も借りる。
そうやって、「自分が頑張ること」に頼らなくても暮らしが回る状態をつくる。
それが、私が実践している家事ミニマリストの設計です。
🍽️食事まわり家事の設計(私の場合)
① 献立を考える →仕組み化
時間:10分→0分(考えない)
頻度:毎日
設計:献立を10〜20パターン固定する
② 食材の在庫確認 →仕組み化
時間:3〜10分
頻度:週2〜毎日(買い物前が中心)→買い物前のみ
設計:定位置管理・在庫を1つだけストック
③ 買い物リスト作成 →仕組み化
時間:5〜10分→1〜2分
頻度:週1〜2回
設計:固定リストを作る・アプリ共有
④ スーパーへ行く →外注
時間:30〜60分(移動含むと60〜90分)
頻度:週1〜2回→週1回
設計:週1回まとめ買い・ネットスーパー・定期便
⑤ 食材の収納(冷蔵庫・棚) →仕組み化
時間:5〜15分→5分
頻度:週1〜2回(買い物後)
設計:定位置を決める・買う物を固定
⑥ 料理をする(調理) →家電
時間:20〜60分(1食あたり)→20〜30分
頻度:1日1〜3回
設計 : 調理家電・定番レシピ・半調理品・ワンプレート
⑦ 盛り付ける →仕組み化
時間:3〜10分
頻度:毎食
設計:鍋ごと・保存容器・ワンプレート
盛り付けをほぼなくす
⑧ 食卓を整える(配膳) B
時間:3〜5分→1〜2分
頻度:毎食
設計:各自が配膳・食器を最小限にする
⑨ 食後の片付け A
時間:5〜10分
頻度:毎食
設計:各自で下げる・汚れをためない
負担を家族で分担
⑩ 食器洗い →家族(子供達担当)
時間:10〜20分→5〜10分
頻度:毎食 or 1日1回まとめ
設計:食洗機・食器を減らす・まとめ洗い
⑪ 乾かす・拭く・しまう →家族(子供達担当)
時間:5〜15分
頻度:毎日
設計 : 自然乾燥・食洗機乾燥・定位置収納
拭く作業をなくす
⑫ お弁当作り →仕組み化
時間:10〜30分→10〜15分
頻度:週3〜5回(または毎日)
設計:メニュー固定・前夜準備・冷凍ストック・作り置きを活用
⑬ 作り置き →仕組み化
時間:60〜120分
頻度:週1回
設計:よく使う副菜だけ作る・冷凍保存
必要な時だけ
⑭ 調味料の補充確認 C
時間:3〜5分頻度:週1回程度設計:少なくなったら買い物リストへ記入・定期購入、確認作業をなくす
⑮ 賞味期限チェック C
時間:5〜15分頻度:週1回 or 月2回→月1回程度で十分設計:買い過ぎない・先入れ先出し・透明保存容器
⑯ 生ゴミ処理 →仕組み化
時間:2〜5分→1〜2分
頻度:毎日
設計:三角コーナーを置かない・毎日小袋で捨てる・乾燥機を使う
⏱ 全体のイメージ(ざっくり)
● 何も工夫しない場合
1日あたり:2〜4時間
週合計:15〜25時間
● 家事ミニマリスト設計後
1日あたり:1〜1.5時間
週合計:7〜10時間
💡重要ポイント(本質)
このリストで一番重いのは3つだけです:
献立決め
料理
後片付け(洗い物)
買い物
逆にここを削ると一気に家事は軽くなります。
👕 衣まわり家事の時間と頻度(目安)
① 洗濯物を集める →仕組み化
時間:2〜5分→1〜2分
頻度:毎日 or 1日1〜2回
設計:各部屋に洗濯カゴを置く・各自が直接入れる
② 洗濯機を回す →仕組み化
時間:2〜3分(ボタン操作)→1分
頻度:毎日〜2日に1回
設計:タイマー機能・洗剤自動投入・毎日同じ時間に回す
③ 干す →家電(洗濯乾燥機)
時間:10〜20分→0〜5分
頻度:毎日〜2日に1回
設計:乾燥機を使う・部屋干しラックを固定・ハンガー干し中心
④ 乾燥機に入れる →仕組み化
時間:2〜5分→1〜2分
頻度:毎日〜2日に1回
設計:洗濯終了後すぐ移す・乾燥まで自動運転
⑤ 取り込む →仕組み化
時間:3〜10分→0〜2分
頻度:毎日 or 天気依存(週3〜7回)
設計:乾燥機を使う・室内干しにする
⑥ たたむ C
時間:10〜25分→0〜5分頻度:毎日 or 2〜3日に1回まとめ設計:ハンガー収納・家族ごとの洗濯カゴへそのまま入れる
⑦ 収納する →仕組み化
時間:5〜15分→3〜5分
頻度:毎日 or たたみ後
設計:定位置を決める・「たたまず収納」・各自で片付ける
⑧ アイロンをかける C
時間:5〜30分(量による)→0〜5分頻度:週0〜数回(家庭により差が大きい)設計:ノーアイロン素材・形状記憶シャツを選ぶ
⑨ クリーニングに出す・受け取る C
時間:10〜20分(往復含む)→0〜5分頻度:週1〜月2回設計:自宅で洗える服を選ぶ・宅配クリーニングを利用
⑩ 衣替えをする C
時間:60〜180分→0〜30分頻度:年2回(春・秋)設計:オールシーズン着られる服・一年分をクローゼットに収納
⑪ 季節外衣類の収納 C
時間:30〜90分→0分頻度:衣替えと同時(年2回)設計:服を減らし一年分を収納・衣替えをしない
⑫ 傷んだ衣類を処分する A
時間:10〜30分→5〜10分
頻度:月1回〜季節ごと
設計:「1着買ったら1着手放す」・月1回見直す
⑬ 子どものサイズ見直し A (子供がいる家庭)
時間:10〜20分→5〜10分
頻度:月1回〜3ヶ月に1回
設計:季節ごとにまとめて確認・サイズアウト箱を作る
⏱ 全体の負荷イメージ
● 何も最適化しない場合
1日:40〜90分
週:5〜10時間
(+衣替え時に+3〜6時間が追加)
● ミニマリスト設計後
1日:15〜40分
週:2〜4時間
💡 一番重いポイント(重要)
衣まわりで時間を食うのはこの3つです:
干す
たたむ
収納する
逆に言うとここを削れば一気に楽になります。
🏠 住まいまわり家事の時間と頻度(目安)
🧹 日常レベル(ほぼ毎日〜週数回)
① 床を掃く・拭く →仕組み化
時間:5〜15分→ 3〜5分
頻度:毎日〜週3回→ 気になる場所は毎日・全体は週1回
設計:ロボット掃除機を毎日稼働・床に物を置かない・フローリングワイパーを併用
② 掃除機をかける →家電(ロボット掃除機)
時間:10〜20分→ 5〜10分
頻度:週2〜5回→ 週1〜2回
設計:ロボット掃除機を基本にし、人が掃除機をかけるのは必要な場所だけ
③ トイレ掃除 →仕組み化
時間:5〜10分→ 2〜5分
頻度:週2〜3回
設計:毎日サッと拭く・スタンプ洗剤や使い捨てシートを活用
④ お風呂を洗う →仕組み化
時間:5〜10分 → 3〜5分
頻度:毎日〜週3回 → 毎日30秒〜1分の予防+週1回しっかり掃除
設計:入浴後に壁・床の水切り・浴室乾燥や換気を習慣化。
⑤ 洗面台を掃除する →仕組み化
時間:3〜5分→ 1〜2分
頻度:週2〜5回 → 毎日使った後
設計:手洗い後にタオルやクロスでサッと拭く。
⑥ キッチン周りを拭く →仕組み化
時間:3〜10分 → 2〜3分
頻度:毎日
設計:調理後すぐに拭く・油汚れをためない
🍳 週1レベル(定期メンテ)
⑦ コンロ掃除 →仕組み化
時間:10〜20分→ 1〜3分
頻度:週1回 → 調理後毎回
設計:使うたびにサッと拭く
⑧ 排水口の掃除 A
時間:5〜10分 → 2〜3分
頻度:週1回
設計:ゴミ受けネットを使用・週1回だけ洗う日を決める
⑨ 冷蔵庫の中を掃除 →仕組み化
時間:10〜30分→ 5〜10分
頻度:週1〜月1回 → 月1回
設計:在庫確認と同時に拭き掃除をする
⑩ 電子レンジの掃除 仕組み化
時間:5〜10分→ 1〜2分
頻度:週1〜月1回→ 汚れたらその都度
設計:使った後に汚れを拭き取る
🧼 月1〜季節レベル
⑪ 換気扇の掃除 B
時間:30〜60分→ 10〜20分
頻度:月1〜3ヶ月に1回→ 3〜6か月に1回
設計:フィルターを使い、定期交換する
⑫ 浴室のカビ取り B
時間:10〜30分→ 5〜10分
頻度:月1回〜季節ごと → 必要時のみ
設計:毎日の換気・水切りでカビを予防する
⑬ 窓を拭く C
時間:20〜60分→ 10〜20分頻度:月1〜季節ごと→ 年1〜2回設計:汚れが気になる時だけ掃除する
⑭ カーテンを洗う C
時間:洗濯含め60〜120分(作業は10〜20分)→ 30〜60分(作業時間5〜10分)頻度:年1〜2回設計:洗濯機で洗えるカーテンを選ぶ
⑮ 布団を干す B
時間:10〜20分(出し入れ)→ 2〜5分
頻度:週1〜月数回→ 必要時のみ
設計:布団乾燥機・除湿シートを使用する
⑯ ベッドシーツを替える A
時間:10〜20分→ 5〜10分
頻度:週1〜2週に1回
設計:洗い替えを用意し、交換日を固定する
⏱ 全体の負荷イメージ
● 何も工夫しない場合
1日平均:20〜60分
週合計:3〜7時間
(+月1〜季節家事でさらに数時間〜半日)
● ミニマリスト設計後
1日平均:10〜30分
週合計:2〜4時間
💡 一番重いポイント(本質)
住まい家事の負担はこの3つ:
床(掃く・拭く・掃除機)
水回り(トイレ・風呂・排水口)
油・ホコリ系(キッチン・換気扇)
🧠 ミニマリスト視点の結論
住まい家事はこう分解できます:
毎日やる=汚れを増やさない
週1=リセット
月1以上=放置しても困らない領域
💡住まい家事の設計ポイント
住まい家事は、「汚れを落とす」よりも「汚れをためない」仕組みに変えることで、大幅に時間を減らせます。
床:ロボット掃除機+床に物を置かない
水回り:使ったついでに30秒掃除
キッチン:汚れたらすぐ拭く
換気扇・浴室:汚れる前に予防する
寝具・窓:日程を決めて定期的に行う
このように設計すると、住まいまわりの家事は1日20〜60分から10〜30分程度、週3〜7時間から2〜4時間程度まで減らすことができます。
STEP5 テンプレ化する
毎日「何にしよう」と考えることをやめる
献立と買い物のテンプレ化から始めましょう。
毎日「今日の夕飯、何にしよう」と考えることほど、精神エネルギーを消耗する家事はありません。これをなくすだけで、日々の負担感は大きく変わります。
おすすめは「週3パターン献立」です。
曜日ごとにジャンルを固定する。月曜はパスタかうどん、水曜は丼もの、金曜は鍋か汁物多めの一品。
細かいメニューは、その週の食材や気分で変えていい。「何系か」さえ決まっていれば、考える手間はほとんどなくなります。
買い物リストも同じです。
毎週必ず買うものを「定番リスト」としてメモアプリに保存しておく。足りないものだけを追記する形にすれば、白紙から書く手間がなくなります。買い忘れも、余計な買い物も減ります。
掃除もテンプレにします。
「今週どこを掃除しようか」と毎回考えるのではなく、「月曜はトイレとお風呂、木曜はリビングだけ」と場所と曜日を固定します。そして「その曜日にその場所だけやれば合格」という基準を設けます。
完璧を目指さない。
合格ラインを決めることが、テンプレを続けるコツです。
オーストラリアの大学時代、シェアハウスの掃除当番は一枚の紙のチェックリストで管理されていました。
誰が、いつ、どこをやるかが一目でわかります。
誰も「気づいたらやる」とは言いませんでした。あのシンプルさが、今も私の家事設計の原点になっています。
以下は、すぐ使えるテンプレのサンプルです。参考にしながら、自分の家庭に合わせてカスタマイズして下さい。
週間献立テンプレ(例)
月:麺類(パスタ・うどん・そうめんなど)
火:魚か豆腐メインの和食
水:丼もの(親子丼・牛丼・そぼろ丼など)
木:炒め物と副菜1品
金:鍋か汁物多めの一品料理
土:外食または気分で
日:作り置きまたは残りもの活用
週間掃除テンプレ(例)
月:トイレ・洗面台(各5分)
水:お風呂(10分)
金:リビングの床・キッチン周り(15分)
その他:気になったときだけ
定番買い物リストテンプレ(例)
毎週補充するもの:卵、牛乳/豆乳、豆腐、野菜(トマト・ブロッコリー・にんじん・玉ねぎ・しいたけ類・ちんげん菜)
その都度確認するもの:肉・魚、ナッツ類、調味料の残量
仕組みを「育てる」という考え方
テンプレを作ったあと、必ず「試して、見直す」フェーズを入れて下さい。
最初から完璧なものを作ろうとしなくていいです。2〜4週間試して、合わなければ変える。それだけです。
見直しのタイミングは、季節の変わり目がおすすめです。
春は花粉で掃除の頻度が変わる。
夏はエアコンのフィルター掃除が加わる。
冬は鍋料理が増えて買い物パターンが変わる。
3ヶ月に一度、自分のテンプレを確認する習慣をつけると、快適に運用し続けられます。
仕組みは「一度作って終わり」ではなく「育てていくもの」です。
🍽️食事まわり家事の分類(目安)
① 献立を考える B
時間:毎日(5〜15分)→週1回、または考えない
頻度:毎日 or 2〜3日に1回まとめて
設計:献立を10〜20パターン固定する
テンプレ化 : 1〜2週間分の献立を10〜20パターン固定し、ローテーションする。
② 食材の在庫確認 A
時間:3〜10分
頻度:週2〜毎日(買い物前が中心)→買い物前のみ
設計:定位置管理・在庫を1つだけストック
テンプレ化 : 冷蔵庫・食品庫の定位置を決め、買い物前に同じ順番で確認する。
③ 買い物リスト作成 B
時間:5〜10分→1〜2分
頻度:週1〜2回
設計:固定リストを作る・アプリ共有
テンプレ化 : 定番の買い物リストを作り、不足分だけ追加する。
④ スーパーへ行く A
時間:30〜60分(移動含むと60〜90分)
頻度:週1〜2回→週1回
設計:週1回まとめ買い・ネットスーパー・定期便
テンプレ化 : 毎週同じ曜日・同じ時間に週1回まとめ買いする。
⑤ 食材の収納(冷蔵庫・棚) A
時間:5〜15分→5分
頻度:週1〜2回(買い物後)
設計:定位置を決める・買う物を固定
テンプレ化 : 食材ごとに収納場所を固定し、買ったら必ず同じ場所へしまう。
⑥ 料理をする(調理) A
時間:20〜60分(1食あたり)→20〜30分
頻度:1日1〜3回
設計 : 調理家電・定番レシピ・半調理品・ワンプレート
テンプレ化 : 朝食・昼食・夕食の定番メニューを決め、調理家電を活用する。
⑦ 盛り付ける C
時間:3〜10分
頻度:毎食
設計:鍋ごと・保存容器・ワンプレート
盛り付けをほぼなくすテンプレ化 : ワンプレート・鍋ごと・保存容器のまま食卓へ出す。
⑧ 食卓を整える(配膳) B
時間:3〜5分→1〜2分
頻度:毎食
設計:各自が配膳・食器を最小限にする
テンプレ化 : 食器・カトラリーの数を固定し、家族が各自で配膳する。
⑨ 食後の片付け A
時間:5〜10分
頻度:毎食
設計:各自で下げる・汚れをためない
負担を家族で分担テンプレ化 : 食べ終わった人から食器を下げ、シンクにためない。
⑩ 食器洗い A
時間:10〜20分→5〜10分
頻度:毎食 or 1日1回まとめ
設計:食洗機・食器を減らす・まとめ洗い
テンプレ化 : 食洗機を毎日同じ時間に回し、まとめ洗いを基本にする。
⑪ 乾かす・拭く・しまう C
時間:5〜15分
頻度:毎日
設計 : 自然乾燥・食洗機乾燥・定位置収納
拭く作業をなくすテンプレ化 : 食洗機乾燥や自然乾燥を基本とし、収納場所を固定する。
⑫ お弁当作り A
時間:10〜30分→10〜15分
頻度:週3〜5回(または毎日)
設計:メニュー固定・前夜準備・冷凍ストック・作り置きを活用
テンプレ化 : おかずを固定し、前夜準備・冷凍ストックを活用する。
⑬ 作り置き B
時間:60〜120分
頻度:週1回
設計:よく使う副菜だけ作る・冷凍保存
必要な時だけテンプレ化 : 毎週同じ曜日に定番の副菜だけを作る。
⑭ 調味料の補充確認 C
時間:3〜5分
頻度:週1回程度
設計:少なくなったら買い物リストへ記入・定期購入、確認作業をなくす
テンプレ化 : 少なくなったらすぐ買い物リストへ追加し、定期購入を利用する。
⑮ 賞味期限チェック C
時間:5〜15分
頻度:週1回 or 月2回→月1回程度で十分
設計:買い過ぎない・先入れ先出し・透明保存容器
テンプレ化 : 月初など、月1回だけ確認する日を決める。
⑯ 生ゴミ処理 A
時間:2〜5分→1〜2分
頻度:毎日
設計:三角コーナーを置かない・毎日小袋で捨てる・乾燥機を使う
テンプレ化 : 毎日夕食後など、同じタイミングで処理する。
⏱ 全体のイメージ(ざっくり)
● 何も工夫しない場合
1日あたり:2〜4時間
週合計:15〜25時間
● 家事ミニマリスト設計後
1日あたり:1〜1.5時間
週合計:7〜10時間
💡重要ポイント(本質)
このリストで一番重いのは3つだけです:
献立決め
料理
後片付け(洗い物)
逆にここを削ると一気に家事は軽くなります。
💡 食事まわり家事をラクにする5つのテンプレート
① 献立テンプレート
毎週同じ曜日に同じジャンルの献立を組み、考える時間をなくします。
② 買い物テンプレート
買う食材を固定し、週1回のまとめ買いを基本にします。
③ 調理テンプレート
調理家電・定番レシピ・ワンプレートを組み合わせ、調理手順を毎回同じにします。
④ お弁当テンプレート
おかずを数パターンに固定し、前夜準備や冷凍ストックで朝の作業を減らします。
⑤ 片付けテンプレート
「食べる → 下げる → 食洗機に入れる → 食洗機を回す」を毎日同じ流れで行います。
家事ミニマリストの本質
食事まわりの家事で一番時間を使うのは、
献立を考える
料理をする
後片付け・食器洗い
の3つです。
この3つをテンプレート化すると、「今日は何を作ろう」「何を買おう」「どう片付けよう」と考える時間がなくなり、食事まわりの家事は1日2〜4時間から約1〜1.5時間まで減らすことができます。家事ミニマリストは、毎日頑張るのではなく、毎日同じ仕組みで回すことを大切にしています。
👕 衣まわり家事の時間と頻度(目安)
① 洗濯物を集める A
時間:2〜5分→1〜2分
頻度:毎日 or 1日1〜2回
設計:各部屋に洗濯カゴを置く・各自が直接入れる
テンプレ化 : 毎日同じ時間に洗濯機を回し、乾燥までを一連の流れにします。
② 洗濯機を回す A
時間:2〜3分(ボタン操作)→1分
頻度:毎日〜2日に1回
設計:タイマー機能・洗剤自動投入・毎日同じ時間に回す
テンプレ化 : たたまず収納を基本にし、衣類の定位置を家族全員で統一します。
③ 干す B
時間:10〜20分→0〜5分
頻度:毎日〜2日に1回
設計:乾燥機を使う・部屋干しラックを固定・ハンガー干し中心
テンプレ化 : ノーアイロン・自宅で洗える・乾燥機対応の服を選ぶことを基準にします。
④ 乾燥機に入れる B
時間:2〜5分→1〜2分
頻度:毎日〜2日に1回
設計:洗濯終了後すぐ移す・乾燥まで自動運転
テンプレ化 : 「1着買ったら1着手放す」を習慣にし、服の総量を一定に保ちます。
⑤ 取り込む B
時間:3〜10分→0〜2分
頻度:毎日 or 天気依存(週3〜7回)
設計:乾燥機を使う・室内干しにする
テンプレ化 : 季節ごとにサイズ確認日を決め、サイズアウトした服はその場で手放す・譲る・保管する流れを固定します。
⑥ たたむ C
時間:10〜25分→0〜5分頻度:毎日 or 2〜3日に1回まとめ設計:ハンガー収納・家族ごとの洗濯カゴへそのまま入れる
テンプレ化 : たたまずにハンガー収納し、下着や靴下は家族ごとの洗濯カゴへそのまま入れる。
⑦ 収納する A
時間:5〜15分→3〜5分
頻度:毎日 or たたみ後
設計:定位置を決める・「たたまず収納」・各自で片付ける
テンプレ化 : 衣類の定位置を決め、各自が自分で収納する。
⑧ アイロンをかける C
時間:5〜30分(量による)→0〜5分頻度:週0〜数回(家庭により差が大きい)設計:ノーアイロン素材・形状記憶シャツを選ぶ
テンプレ化 : ノーアイロン素材・形状記憶シャツを選び、アイロンが必要な服は持たない。
⑨ クリーニングに出す・受け取る C
時間:10〜20分(往復含む)→0〜5分頻度:週1〜月2回設計:自宅で洗える服を選ぶ・宅配クリーニングを利用
テンプレ化 : 自宅で洗える服を選び、必要な場合は宅配クリーニングを利用する。
⑩ 衣替えをする C
時間:60〜180分→0〜30分頻度:年2回(春・秋)設計:オールシーズン着られる服・一年分をクローゼットに収納
テンプレ化 : オールシーズン着られる服を選び、一年分をクローゼットに収納する。
⑪ 季節外衣類の収納 C
時間:30〜90分→0分頻度:衣替えと同時(年2回)設計:服を減らし一年分を収納・衣替えをしない
テンプレ化 : 衣替えをしない収納にし、季節外の衣類は持たない・最小限にする。
⑫ 傷んだ衣類を処分する A
時間:10〜30分→5〜10分
頻度:月1回〜季節ごと
設計:「1着買ったら1着手放す」・月1回見直す
テンプレ化 : 「1着買ったら1着手放す」をルールにし、毎月同じ日に見直す。
⑬ 子どものサイズ見直し A (子供がいる家庭)
時間:10〜20分→5〜10分
頻度:月1回〜3ヶ月に1回
設計:季節ごとにまとめて確認・サイズアウト箱を作る
テンプレ化 : 季節の変わり目にサイズを確認し、サイズアウトした服は専用ボックスへ入れる。
⏱ 全体の負荷イメージ
● 何も最適化しない場合
1日:40〜90分
週:5〜10時間
(+衣替え時に+3〜6時間が追加)
● ミニマリスト設計後
1日:15〜40分
週:2〜4時間
💡 一番重いポイント(重要)
衣まわりで時間を食うのはこの3つです:
干す
たたむ
収納する
逆に言うとここを削れば一気に楽になります。
家事ミニマリストの本質
衣まわりの家事で最も時間を使うのは、
干す
たたむ
収納する
の3つです。
この3つをテンプレート化すると、「どう干そう」「どうたたもう」「どこへしまおう」と考える時間がなくなり、衣まわりの家事は1日40〜90分から15〜40分程度まで減らすことができます。
家事ミニマリストは、洗濯を頑張るのではなく、毎日同じ流れで自然に終わる仕組みを作ることを大切にしています。
🏠 住まいまわり家事の時間と頻度(目安)
🧹 日常レベル(ほぼ毎日〜週数回)
① 床を掃く・拭く B
時間:5〜15分→ 3〜5分
頻度:毎日〜週3回→ 気になる場所は毎日・全体は週1回
設計:ロボット掃除機を毎日稼働・床に物を置かない・フローリングワイパーを併用
テンプレ化 : ロボット掃除機を毎日稼働させ、床に物を置かず、気になる場所だけフローリングワイパーで拭く。
② 掃除機をかける A
時間:10〜20分→ 5〜10分
頻度:週2〜5回→ 週1〜2回
設計:ロボット掃除機を基本にし、人が掃除機をかけるのは必要な場所だけ
テンプレ化 : ロボット掃除機を基本とし、人が掃除機をかけるのは週1〜2回、必要な場所だけにする。
③ トイレ掃除 A
時間:5〜10分→ 2〜5分
頻度:週2〜3回
設計:毎日サッと拭く・スタンプ洗剤や使い捨てシートを活用
テンプレ化 : 毎日使った後にサッと拭き、週2〜3回しっかり掃除する。
④ お風呂を洗う A
時間:5〜10分 → 3〜5分
頻度:毎日〜週3回 → 毎日30秒〜1分の予防+週1回しっかり掃除
設計:入浴後に壁・床の水切り・浴室乾燥や換気を習慣化。
テンプレ化 : 入浴後に壁や床の水切りと換気を行い、週1回だけしっかり掃除する。
⑤ 洗面台を掃除する A
時間:3〜5分→ 1〜2分
頻度:週2〜5回 → 毎日使った後
設計:手洗い後にタオルやクロスでサッと拭く。
テンプレ化 : 手洗い後にタオルやクロスで水滴を拭き取る。
⑥ キッチン周りを拭く A
時間:3〜10分 → 2〜3分
頻度:毎日
設計:調理後すぐに拭く・油汚れをためない
テンプレ化 : 調理後すぐにコンロや調理台の汚れを拭き取る。
🍳 週1レベル(定期メンテ)
⑦ コンロ掃除 B
時間:10〜20分→ 1〜3分
頻度:週1回 → 調理後毎回
設計:使うたびにサッと拭く
テンプレ化 : 調理が終わるたびにコンロをサッと拭く。
⑧ 排水口の掃除 A
時間:5〜10分 → 2〜3分
頻度:週1回
設計:ゴミ受けネットを使用・週1回だけ洗う日を決める
テンプレ化 : ゴミ受けネットを使い、週1回だけ洗う日を決める。
⑨ 冷蔵庫の中を掃除 B
時間:10〜30分→ 5〜10分
頻度:週1〜月1回 → 月1回
設計:在庫確認と同時に拭き掃除をする
テンプレ化 : 月1回、在庫確認と一緒に棚やケースを拭く。
⑩ 電子レンジの掃除 B
時間:5〜10分→ 1〜2分
頻度:週1〜月1回→ 汚れたらその都度
設計:使った後に汚れを拭き取る
テンプレ化 : 汚れたらその都度、庫内をすぐ拭き取る。
🧼 月1〜季節レベル
⑪ 換気扇の掃除 B
時間:30〜60分→ 10〜20分
頻度:月1〜3ヶ月に1回→ 3〜6か月に1回
設計:フィルターを使い、定期交換する
テンプレ化 : フィルターを取り付け、3〜6か月ごとに交換・掃除する。
⑫ 浴室のカビ取り B
時間:10〜30分→ 5〜10分
頻度:月1回〜季節ごと → 必要時のみ
設計:毎日の換気・水切りでカビを予防する
テンプレ化 : 毎日の換気と水切りで予防し、必要な時だけカビ取りをする。
⑬ 窓を拭く C
時間:20〜60分→ 10〜20分頻度:月1〜季節ごと→ 年1〜2回設計:汚れが気になる時だけ掃除する
テンプレ化 : 汚れが気になった時だけ、年1〜2回まとめて掃除する。
⑭ カーテンを洗う C
時間:洗濯含め60〜120分(作業は10〜20分)→ 30〜60分(作業時間5〜10分)頻度:年1〜2回設計:洗濯機で洗えるカーテンを選ぶ
テンプレ化 : 洗濯機で洗えるカーテンを選び、年1〜2回まとめて洗う。
⑮ 布団を干す B
時間:10〜20分(出し入れ)→ 2〜5分
頻度:週1〜月数回→ 必要時のみ
設計:布団乾燥機・除湿シートを使用する
テンプレ化 : 布団乾燥機や除湿シートを使い、必要な時だけ乾燥する。
⑯ ベッドシーツを替える A
時間:10〜20分→ 5〜10分
頻度:週1〜2週に1回
設計:洗い替えを用意し、交換日を固定する
テンプレ化 : 交換日を固定し、洗い替えを使って週1〜2週に1回交換する。
⏱ 全体の負荷イメージ
● 何も工夫しない場合
1日平均:20〜60分
週合計:3〜7時間
(+月1〜季節家事でさらに数時間〜半日)
● ミニマリスト設計後
1日平均:10〜30分
週合計:2〜4時間
💡 一番重いポイント(本質)
住まい家事の負担はこの3つ:
床(掃く・拭く・掃除機)
水回り(トイレ・風呂・排水口)
油・ホコリ系(キッチン・換気扇)
🧠 ミニマリスト視点の結論
住まい家事はこう分解できます:
毎日やる=汚れを増やさない
週1=リセット
月1以上=放置しても困らない領域
💡住まい家事の設計ポイント
住まい家事は、「汚れを落とす」よりも「汚れをためない」仕組みに変えることで、大幅に時間を減らせます。
床:ロボット掃除機+床に物を置かない
水回り:使ったついでに30秒掃除
キッチン:汚れたらすぐ拭く
換気扇・浴室:汚れる前に予防する
寝具・窓:日程を決めて定期的に行う
このように設計すると、住まいまわりの家事は1日20〜60分から10〜30分程度、週3〜7時間から2〜4時間程度まで減らすことができます。
第4章: 1日1時間家事スケジュール(私の実際の一日)
第3章のロードマップ通りに家事を仕分けると、残る家事は驚くほど少ないです。
ここでは、実際に私が回している1日のスケジュールを公開します。
朝(20分)
7時に起きる。
∙ 朝食を作る(10分、基本はパンとご飯メニューの2種類を交互に出す)
∙ お弁当を作る(10分、基本は昨晩の残り物をスープジャーに入れるか、玄米+卵焼き+決まった野菜+肉/魚を詰めるだけ)
∙ 食器を流しに持っていく(1分)→各自担当
∙ 自分の食べたテーブルを拭く(1分) →各自担当
日中(0分)
家事はしない。仕事中は家事のことを考えない。「あとでやらなきゃ」を頭に置かないことが、時間を生み出す一番のコツ。
夕方(30分)
18時から18時30分。ここが一日の本体。
∙ 洗濯物の処理(5分、洗濯乾燥機を使用し、乾いた洗濯物は各自の洗濯カゴにポイ収納)
∙ 夕食の支度(20分、ローテーションは4パターンだけ)
∙ 5分掃除(トイレ、洗面台、キッチンのどれか)
∙ 食洗機に食器を入れる(5分) →長男担当
∙ 予洗い、シンクを拭く(5分) →次男担当
∙ ロボット掃除機(3分) →長女担当
夜(5分)
寝る前に翌日の準備。
∙ 明日着る服を出す
∙ お弁当箱、朝食のお皿をセット
∙ 必要であれば、ご飯を炊く
これで朝の迷いがゼロになる。
週末(15分)
土曜日の朝だけ(お弁当作りがない分)
∙ シーツの洗濯(2週間に1回)
合計:平日約55分、土曜日60分。週平均で1日1時間弱に収まります。
このスケジュールは「頑張って早くやる」ものではありません。第2章でやめた30の家事、第3章で分類し直した仕組み。その結果として、時間が余りました。
1時間で終わるのは能力ではなく、仕組みの結果です。
ただし、ここで一つ、正直に書いておきたいことがあります。仕組みを整えても、心がついてこないことがあります。次の章では、その「罪悪感」について書きます。
第5章: 罪悪感の捨て方、マインドリセット
第4章のスケジュール通りにやってみると、多くの人がまず戸惑います。
「え、これだけでいいの?」
そして次に、罪悪感がやってきます。これが一番の壁です。
罪悪感の正体は「他人の目」
家事を減らして罪悪感を覚えるとき、その基準は自分の中にはありません。
「手抜きだと思われないか」「だらしないと思われないか」。全部、誰かの目線を借りてきた基準です。
私はオーストラリアで大学時代を過ごし、台湾で大学院に通い、今はカナダで暮らしています。
3つの国を渡り歩いて分かったのは、「家事はこうあるべき」という感覚が、国によって全く違うということです。
オーストラリアでは、共働き家庭で夕食がトーストとサラダだけ、ということも珍しくありませんでした。それで誰も気にしません。
台湾では外食や惣菜を買うのが当たり前で、「家で全部作らない」ことへの罪悪感自体が存在しませんでした。
カナダでも、掃除は週末にまとめて、平日は最低限、という家庭がほとんど。
日本にいたときは当たり前だと思っていた「毎日手作りの夕食」「毎日の掃除機がけ」が、実は世界標準ではなく、日本という一つの文化が作った基準に過ぎませんでした。
そのことに気づいてから、罪悪感の重さが変わりました。
「手を抜く」ではなく「選び直す」
言葉を変えるだけで、罪悪感の質が変わります。
「手を抜いた」は失敗の言葉。「選び直した」は決断の言葉。
台湾での暮らしを思い出します。近所のお店で朝食を買うのが当たり前で、誰もそれを「手抜き」とは呼びませんでした。
ただの合理的な選択。
日本で同じことをすると、なぜか「ちゃんとしていない」という視線を感じます。でも実際にやっていることは同じ。呼び方が違うだけです。
家事を減らすたびに、自分にこう問いかけます。「これは怠けたのか、それとも選んだのか」。ほとんどの場合、答えは後者です。
罪悪感は「昭和の主婦像」からの卒業証書
第1章で触れた「主婦たるもの」という呪縛を思い出してください。
オーストラリアやカナダで暮らして分かったのは、この呪縛が日本特有のものだということです。
海外では、家事を完璧にこなすことより、家族と過ごす時間や自分の時間を確保することの方が優先される場面を何度も見てきました。
罪悪感が湧くのは、その呪縛がまだ効いている証拠。逆に言えば、罪悪感を覚えるということは、自分が変わろうとしている証拠でもあるのです。
罪悪感がゼロにならなくていい。
罪悪感を感じながらも、やめる。
それを繰り返すうちに、罪悪感は少しずつ薄くなっていきます。慣れは、理屈より強いのです。
比較をやめる
SNSで見る「丁寧な暮らし」と自分を比べるのをやめます。
あの投稿は、その人の一番良い瞬間を切り取ったもの。あなたの平日の疲れた夕方と比べる相手ではないのです。
私自身、3つの国で「普通」がまったく違う生活を見てきたからこそ言えます。「普通」は一つではないのです。
比較する相手がいるとすれば、それは「去年の自分」だけでいいのです。去年より家事の時間が減っていれば、それで十分です。
「本当に困っていること」だけを基準にする
家事をやめるかどうか迷ったとき、判断基準はひとつだけです。
「これをやめたら、誰かが本当に困るか」
困る人がいなければ、やめていいのです。
カナダの友人たちを見ていると、この基準がとても自然に染みついています。
困るのは自分の気持ちだけで、実害がないなら、それは罪悪感であって、必要性ではないのです。
この基準を持っておくと、迷ったときに立ち返れます。
マインドリセットは一度では終わらない
罪悪感は、また戻ってきます。実家に帰ったとき、義理の家族と会ったとき、SNSでまた誰かの投稿を見たとき。
そのたびに、また選び直せばいいのです。
マインドリセットは一度で完成するものではなく、何度も繰り返すもの。繰り返すたびに、揺らぎにくくなっていきます。
家事を減らすことは、技術の問題ではありません。
最後に立ちはだかるのは、いつも自分の中の声。
その声との付き合い方を知っている人だけが、本当の意味で家事から自由になれるのです。
おわりに
家事を9割やめることは、怠けることではありません。
自分の人生の主導権を、取り戻すことです。
STEP1で家事を全部書き出したとき、あなたは初めて気づいたはずです。自分がどれだけ多くのことを、一人で抱え込んでいたかを。
STEP2で目標を立てたとき、思い出したはずです。「本当は、どんな暮らしがしたかったのか」を。
STEP3で仕分けをしたとき、見えたはずです。「必須」だと思い込んでいた家事の中に、実は「必須じゃない家事」がどれほど多かったかが。
STEP4で設計したとき、発見したはずです。自分以外にも、任せられる手段がこんなにあったことを。
STEP5でテンプレ化したとき、道筋が見えたはずです。家事を、もう「毎回考えるもの」ではなく、「考えなくても回るもの」に変えられることが。
この5つのステップを一度通り抜けた先に、空白の時間が生まれます。
その時間を、何に使うかは、あなたが決めていい。
ただ休んでもいい。
好きなことに没頭してもいい。
大切な誰かと、ゆっくり過ごしてもいい。
家事をやめた分だけ、あなたの人生に、あなた自身が戻ってきます。
それが、家事断捨離の、本当のゴールです。