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【ソラと見上げる空(最終章)】中学受験伴走でメンタルが限界だったあの日の私へ




    最終章 「あの日の空と今のソラ」



    見上げる空は、雲ひとつない、
    どこまでも突き抜けるような青さだった。


    今日は、下の子のココロのために、
    とある中学校の学校説明会に足を運んだ。



    遠くの方で、
    真新しい制服に身を包み、
    保護者や小学生たちを
    にこやかに校内案内している
    一人の少年の姿が目に留まる――。

    ――ソラだ。

    笑顔で言葉を交わすその姿は、
    とても眩しく、
    晴れやかだった。




    ソラの中学受験から、
    あっという間に一年あまりが経った。



    あんなに涙した日々が嘘のように、
    私たちの元に、
    またあの桜の季節が巡ってきた。


    ソラがいま毎日通っているこの学校は、
    知れば知るほど、通えば通うほど、
    どんどん愛らしく惚れ込んでしまう不思議な魅力がある。


    あのソラが、
    自分から学級委員に立候補したり、
    今回の学校説明会でも
    進んで案内係を引き受けたり……。


    もう、親の私が驚いてしまうほどの
    ーー「愛校心」なのだ。


    特に私が驚いたのは、
    学校側が案内をすべて生徒たちに一任していることだった。

    裏で大人が作ったシナリオや、
    細かい指示があるのだろうと思っていた。

    けれど実際は、
    「この教室を説明してね」という大まかなルートが渡されるだけ。

    何をどう伝えるかは、
    すべて生徒たちの自由な言葉に任されているのだという。

    初めての案内役に緊張したのか、
    ソラは自分なりに一生懸命「学校案内メモ」を
    タブレットに書き起こし、家で練習を重ねていた。



    生徒を心から信頼し、
    可能性を委ねてくれる学校の姿勢。


    それに触れるたび、
    私の心にはじんわりと温かいものが広がっていく。


    本当にいい学校に出会えた。


    いま、この場所が、
    私たち家族をとても優しく、
    温かく包み込んでくれている。



    今では、

    ご縁をいただけたここが、

    我が家の「最愛の第一志望校」だ。




    ***



    数年前、
    必死にわが子の受験の伴走をしていた、
    あの頃の私へ――。




    どんな結果になろうとも、
    一緒に全力を尽くしてがんばった先には、
    必ず親子で心から笑顔になれる場所が
    待っているよ。


    だからどうか…

    わが子の力を、

    そして自分自身を


    ――信じてあげてね。



    (おわり)

    ※プライバシー保護のため人物の名前など、一部の設定を変更して構成しています。


    【初めての方へ:このnoteの歩き方】
    我が家の指針や、これまでの「自走」への道のりをまとめたnoteをこちらに置いています。
    よろしければ覗いてみてくださいね☺︎

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    長男ソラの中学受験を見届け、現在は次女ココロ(小5)の受験期を伴走中。  「中学受験は通過点」を軸に、自走できる子に育てるための親の関わり方、悩み、リアルな気づきを綴っています。 ゆるやかな繋がりを持てたら嬉しいです☺︎ どうぞよろしくお願いいたします。

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