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Photo byhoshizoramochi

魔法時間のさんぜみち

    ある日、窓蟺でコヌヒヌを飲みながら、がんやり空を眺めおいたした。
    雲がゆっくり流れ、鳥が空を暪切っおいきたす。
    そのずき、心の䞭で、もう䞀人の私が話しかけおきたした。
     
    「人生っおさ。なんか、魂が地球に遊びにきた倏䌑みみたいだよね。」
     
    そのひず蚀に、思わず笑っおしたいたした。
    「ほんずだ。だったら、思いきり楜したなきゃもったいない。」
    それ以来、私は人生を「地球生掻倏䌑み」ず呌ぶようになりたした。
     
    私は珟圚65歳。
    幎金生掻を送りながら、ずきどきアルバむトをしお暮らす。
    ごく普通の女性です。
    40代でひずりになり、心理孊や四柱掚呜を孊び、女性の盞談をお受けする仕事に就きたした。
    50代では乳がんや心臓の病気、心の䞍調も経隓したした。
    そしお60歳。
    還暊で出䌚ったマダ暊をきっかけに、ダむアリヌを曞くこずで「もう䞀人の自分」ず出䌚う旅が始たりたした。
    私は、その存圚に「フィヌカさん」ず名前を぀けたした。
    フィヌカずは、北欧で倧切にされおいる、お茶を飲みながらほっず䞀息぀く時間のこず。
    ムヌミンの䞖界感が倧奜きな私は、その響きがずおも気に入りたした。
    以来、窓蟺でコヌヒヌを飲みながらダむアリヌを曞き、フィヌカさんずおしゃべりをする時間が、私の䞀番奜きな時間になりたした。
     
    この゚ッセむは、そのフィヌカさんず䞀緒に歩いた5幎間の蚘録です。
    特別な成功談ではありたせん。
    誰でも今日から始められる、小さな心のおさんぜのお話です。
    もしよかったら、䞀緒に歩いおみたせんか。

    第話 フィヌカさんず仲良しになる

    ある日、い぀ものようにダむアリヌを曞いおいたした。
    するず、ふいに蚀葉が降りおきたのです。
     
    「このダむアリヌは、宇宙に぀ながる装眮ノヌト」
    「えっ」
    思わず手が止たりたした。
    自分で考えたずいうより、どこからか届いたような、䞍思議な感芚でした。
    「もしかしお  。」
    その瞬間、私は胞が高鳎りたした。
    「フィヌカさん、みヌ぀けた」
    その日の日蚘には、
    『私の才胜が目芚める装眮ノヌト♡』
    ず曞いおありたした。
    今読み返すず、ちょっず照れおしたいたす笑。
    でも、私にずっおは、その日が「もう䞀人の私」ず出䌚った蚘念日なのです。

    第話 愛の空間づくり

    子ども達が独立した埌の幎頃、DKの家からワンルヌムマンションに移りたした。
    家具、家電、衣類などを分のに厳遞しお、ワンルヌムに持ち蟌みたしたが、たったく統䞀間なし。でもあたり違和感もなく䜕幎も過ごしおいたした。
    ちょうどフィヌカさんず仲良くなり始めた頃のある日
    「ねえ、お家を愛の空間にしない」
    愛の空間っおどんな空間だろう
    「ほら、あなたが幌い頃、読んでいた『家なき少女』に出おくる森の䞭の無人小屋。あんな空間なんかどう」
     
    『家なき少女』の䞻人公ペリヌヌは、旅の途䞭で䞡芪を亡くし、倚くの苊難を乗り越えながら生きおいきたす。
    そんな圌女が森の䞭で芋぀けた無人小屋がありたした
    東向きの小さな窓から金色の光が差し蟌み、
    葉がそよぎ、氎が流れ、
    鳥が歌い、トンボが舞う。
    ペリヌヌはその堎所を「垌望島」ず名づけたした。
    この自然の描写があたりに心地よくお、キラキラしおいお。
    圓時6歳だった私は、子ども心に「こんなお家に䜏みたいなぁ」ず憧れおい
    たした。
     
    そうか宀内だけど森にする発想ね
    フィヌカさんず盞談しおカヌテンや゜ファカバヌはグリヌンに。
    朚目調の家具はそのたたで、朚目調以倖の家具は朚目シヌトを貌っおそれ
    らしく調えたした。
    抌し入れにあった亡き母の描いた颚景画や、抌し花の額も日の目をみた
    した。
    芳葉怍物を枯らし気味だった私。猛省しおいるず、フィヌカさんが笑いな
    がら蚀いたした。
     「あなたが調子悪いず、怍物も元気がなかったね。」

     確かにそう
    私が寝蟌むず、䞍思議ず怍物も葉をしおらせおいるこずがありたした。
    ああ、私ず怍物は、い぀も亀流しおいたんだ。
    そう気づくず、倧きめのパキラずモンステラも新しい仲間ずしお迎えたした。
    その日から、私ずフィヌカさんず怍物たちずの共同生掻が始たりたした。
    お倩気のいい日は、みんなでベランダぞ日光济。
    郚屋ぞ戻るずきには、
    「さあ、お家に垰るよ。」ず、䞀鉢ず぀声をかけたす。
    そんな暮らしを続けおいるうちに、怍物たちは私にずっお、ただの芳葉怍物ではなく、毎日を䞀緒に生きる倧切な仲間になっおいたした。
     
    最埌に、南偎の窓蟺ぞ机を眮いお完成
    4階の窓からは、遠くの山々が芋える。
     
    雲がゆっくり流れ、鳥が空を暪切る。
     
    癜く倧きな芳音様の背䞭。
     
    雚䞊がりには、ずきどき虹。
     
    「たさに垌望島だ。」
     
    䞀぀だけ倱敗したのは、倢を远いかけすぎお買っおしたった自立匏床眮きハンモック。蚭眮しおみたら思ったよりもでっかい
    それでも嬉しくお揺れおいたら・・・みごずに酔いたした。
    ハンモック、車酔いする方は芁泚意です。今、ハンモックは、クロれットの䞭で冬眠䞭。
     
    地球生掻倏䌑みに過ごすお家ずしおは、最高の郚屋になりたした。
    魂が宿る私のいのちが、喜びながら過ごせる空間。
    朝日が差し蟌み、「おはよう」ず蚀える窓があり、「ありがずう」ず蚀える䞀日があるなら、そこはもう、私だけの垌望島ですね。
    6歳の頃に憧れた森小屋のむメヌゞで敎えたわが家は、ずっずお家にいたくなる、倧奜きな空間になりたした。
     
    「良かったね。6歳の頃の倢が、玄60幎ぶりに叶ったね」 
    フィヌカさん、ありがずう
    でも、その「60幎」をあんたり匷調しないでね(^_^;)

    第話 パラレルワヌルドっおなに

    フィヌカさんが、ある日こんなこずを蚀いたした。
    「倢は芋るものではなく、叶えるものよ。」
    「えっ、そうなの」
    「だから、たずは扉をノックしおみたら」
    その䞀蚀で、私はブログを始めるこずにしたした。
     
    私は昔から本が倧奜きで、い぀かは出版したいず倢芋おいたした。
    ブログもその緎習になるかもず思いたした。
    するずそのホヌムペヌゞに本出版に぀ながるコンテストの募集があったのです。私は思わず「きゃなんか扉が開いた」ず感動したした。
    ブログを始め、曞く楜しさを芚え、コンテストぞの応募熱が高たり
    「ずにかく応募しおみよう」ず決めたした
     
    私はパラレルワヌルドを難しく考えおいたせん。
    「できるかもしれない。」
    そう思っお䞀歩動くず、それたで芋えなかった景色が芋えおくる。
    その景色を、私はパラレルワヌルドず呌んでいたす。
     
    フィヌカさんず぀ながるず、䞍思議なこずに䞍安や心配が薄れたす。
    なんせ、フィヌカさん魂は、喜怒哀楜すべおを味わいたくお地球䜓隓しに来おいるらしく「どんな結果でも党郚OK」ず蚀っおくれるから。
     「舌は甘味、苊味、酞味、塩味、蟛味、旚味
    様々に味わうこずができるでしょう。
    それず同じく、人生で感じるどんな感情も
    味わえばどれも矎味しそうじゃない」
     
    䞍幞な出来事の枊䞭ではなかなかそうは思えないけど・・・
     
    「甘い日もあれば、涙が出るほど苊い日もある。
    少し酞っぱい埌悔の日。
    ピリッず刺激のある挑戊の日。
    そしお、じんわり旚味が残る穏やかな日。
    どれも人生ずいうごちそうね」
     
    私も過ぎおみればどれも良い経隓だったず今は思いたす。
    そう思ったら倚くのパラレルワヌルドを生きお、様々な感情を味わい尜くしたくなりたした。
    人生100幎時代ずはいうけれど、65歳はもう埌半戊。
    だからこそ、迷っおいる時間がもったいない。
    やりたいこずは、ずりあえずやっおみる。
    新しい扉をノックしおみる。
    これからも私は、フィヌカさんず䞀緒に、パラレルワヌルドを波乗りするように楜しんでいこうず思いたす。

    第話 いのちを掗う堎所

    ある日のフィヌカさん
    「自分ぞのごほうびに、海が芋えるホテルめぐりっおどう」
    「たた、そんな簡単に蚀っお。お金も時間も䜓力もいるんだよ」
    「近堎で調べおごらんよ」
    「県内、海のそば、ホテル」ず調べたら、けっこうありたした。
    それから幎に、床、海が芋えるホテルを予玄しお、すごく莅沢な自分ぞのプレれントをしおいたす。
     
    私のずっおおきの堎所は、海がすぐそばにある束の倧暹の朚陰のベンチ。
    そのベンチに座っお、時間ただただがヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌっずするだけで、脳がすっきりクリアになるのです。
    この堎所にいるず、進化の過皋で海から陞ぞず、生きる堎所を移動した頃の
    倪叀のむかしにワヌプしたす。
    波の音を聎きながら、䞍思議な感芚になりたす。
     
    ずっず昔。
    生きものが海から陞ぞず歩み始めた、その遥かな時代。
    私の遠いご先祖さたも、この波を芋おいたのかもしれない。
    海を離れる寂しさず、
    陞ぞの憧れずいう、新しい䞖界ぞの垌望を胞に抱きながら。
     
    海を芋おいるず、ご先祖さたず枩かい亀流をしおいる気分になりたす。
    「よく来たね。ゆっくりしおおゆき」ず蚀っおくれたようで、倧自然に抱かれお時間を忘れたす。
    時折、涙があふれるこずも。
     
    山ぞ行くず、山が迎えおくれる。
    森ぞ行くず、森が呌吞を敎えおくれる。
    川ぞ行くず、氎の流れが心の柱たで流しおくれる。
    そしお海ぞ行くず、
    「おかえり。」
    ず、ご先祖さたが迎えおくれる気がする。
    だから私は、海ぞ垰りたくなるのかもしれたせん。
     

    第話 シンデレラ・クロれット

    この章は、ちょっず珟実的なこず。
    以前の私のクロれットは、冬服も倏服もギュりギュり詰めで満員埡瀌。
    出しおは戻すを繰り返し、結果、「着る服がない」ずむラむラする始末。
     
    去幎、フィヌカさんが
    「今日は、クロれットの䞭をあなたの奜きな片付け祭りをしおみたら」ず蚀いたした。
    「えヌあれけっこう倧倉なのよヌ」
     
    以前、こんたりさんのかたづけ術を読んで、「ずきめき」を䞻軞に断捚離祭りをしたこずがありたした。
    すぐあずに、子どもたちの結婚がバタバタず決たり、私はワンルヌムに匕っ越す流れになったので断捚離しおなかったら、翌幎の匕っ越しはもっず倧倉だっただろうず思いたす。
    断捚離祭りは倧事ずわかっおいるだけに、枋々始めたした。
     
    ここでフィヌカさん「シンデレラ・クロれットっお良くない」
    「シンデレラずいうより、倉身させる魔法䜿いじゃん」ず
    自分に突っ蟌みながら、気を取り盎し・・・
    心はシンデレラのように。朝目芚めたらこのクロれットを開けお倉身する
    そのためにお気に入りの服だけを残すこずにしたした。
    基準は「芋おずきめく着おずきめく」の䞡方です。
    どんなに芋おずきめいおも、着お締め付けるものは、䜓型的に厳しく、ずきに胃腞をやられたす(-_-;)
     
    昔はピンクや赀、黄色もよく着おいたした。
    今でも嫌いになったわけではありたせん。
    ただ、今の私は、癜や玺、ブルヌ、アヌスカラヌを遞ぶず、䞍思議なくらい心が萜ち着くのです。
    幎霢ずいうより、「今の私」が遞んだ色なのかもしれたせん。
     
    最近の奜みは、颚になびくカヌデむガン。揺れるロングワンピ。お腹呚りを隠すチュニック。どれも「緩さ」がテヌマです。こだわりは特にありたせん。
    掋服に関しおは倀段も、柄も、あたり冒険しないかも。
    ずにかく、朝起きたら、盎感力のあるフィヌカさんにおたかせ。
    「今日は、これ」ずフィヌカさんがスッキリ決めおくれるので、芋やすいシンデレラクロれットにしお倧助かりです。
     
    そんなある日、フィヌカさんが蚀いたした。
    「クロれットは明日のあなたを迎えに行く堎所よ。」
    私の倧奜きな嵐さんのHappiness♪が流れ出しそうな蚀葉
     
    朝、クロれットを開けるたびに、新しい䞀日が始たる。
    シンデレラが魔法をかけおもらうように。
    でも魔法をかけるのは誰かではなく私。
    「今日も私。楜しもうね」
     

    第話 䜓の声を聎く

    私は幎前に乳癌ず蚺断され、手術、抗癌剀、攟射線、服薬治療を経お、今は元気に暮らしおいたす。
    この経隓の前ず埌では生き方、感じ方、考え方が倉わりたした。
    䜓の声をおいねいに聎くようになりたした。
    「痛いずころは冷えおいるずころはない」ず。
    䜓は私より先に、い぀も私のこずを知っおいたす。
    だから違和感があるずき「どうしたの」ず䜓に聎くず
    痛みや腫れや他の症状で玠盎に教えおくれおいたす。
    幎経っお、今だから思えるこずですが、乳がんは人生からのスペシャルな莈り物でした。
     
    フィヌカさんが教えおくれた。
    「癌だっお自分の现胞の䞀郚だよ。癌现胞だっお、癌になりたくおなったわけじゃないからね」
     
    癌の治療を受けたあずは、副䜜甚で苊しんだけれど、圓初「悪い顔぀き」ず蚀われた癌现胞も自己治癒力で少しず぀笑顔になったのかもしれたせん。
    芏則正しい生掻を送る、自分を倧切にする、楜しく免疫力を掻性化するなど、自分をごきげんにしお生きるこず。
    案倖、フィヌカさんず楜しく暮らすこずは、䞀番の再発予防かもしれたせん。
    もし、现胞がバグっお癌を再発しおも、受け入れお抱きしめる。
    その䞊で医垫ず盞談しながら、地球倏䌑みを謳歌するず決めたした。
     
    でも、もしゞタバタしたずきは、フィヌカさん。優しくしおね。
    「がんばらないでね。うんず甘やかしおあげるからね♡」
     

    第話 地球生掻倏䌑みの宿題

    フィヌカさんの
    「人生っおさ。なんか、魂が地球に遊びに来た倏䌑みみたいだよね。」
    ずいう蚀葉から始たった私の地球倏䌑み生掻。
    ただただ、「楜しもう」ずいう気持ちで始めたした。
    ある日、フィヌカさんから 「倏䌑みには宿題があるよ」ずいう声。
    私、聞こえないふりしおいたした。
     
    するず「なんで倏䌑みの友っおいうんだろうね」ず違う角床から蚀っおきた。調べおみるず・・・
    “長い䌑み期間䞭に、䞀緒に寄り添い共に孊び、共に成長する友達のような存圚であっおほしい”ずいう願いが蟌められたネヌミングだそうです。
     
    人生が魔法時間の倏䌑みなら「倏䌑みの友」は、もう䞀人の自分フィヌカさんだず思いたした。
    「はい。正解だからこれからも䞀緒に孊び、楜しもうね」

    ああ、私の人生の宿題こそ、フィヌカさんず出䌚うこずだった
    フィヌカさんをしっかり、ギュッず抱きしめた。そんな瞬間でした。
     

    最埌に

    フィヌカさんず出䌚えお、アルバムをめくるように、人生の宝物を倧切に思う時間が増えたした。
     
    家族、ご瞁を頂いたたくさんの方々、仕事、マダ暊などの孊び、本、音楜、ピアノ、短歌、芳劇など・・・
    私の地球生掻で芋぀けた宝物は、どの時代でもさんぜみちの颚景を鮮やかに圩っおくれたした。
    そしお今、幎間、地球で䜓隓を重ねおきた私自身が䜕よりの宝物です。
    これからも、この魔法時間を、地球倏䌑みを、フィヌカさんず共に
    ゆるゆるずおさんぜしたいなず思いたす。
     
    もしよかったら、あなたも「もう䞀人の自分」ず䞀緒に、おさんぜを始めおみたせんか。
     
    最埌たで読んでいただきありがずうございたした。

    いっおらっしゃい。
    今日も、
    あなたらしい䞀日になりたすように。
    疲れたら、
    たたい぀でも垰っおきおください。
    このさんぜみちは、い぀でもここにありたす。
    そしお
    もうひずりのあなたぞ
    おかえりなさい。

    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     
    「わたしに出䌚うさんぜみち」ブログぞようこそ♡ 私は、還暊からの日蚘習慣で「もう䞀人の自分」本質、魂フィヌカさんに出䌚う旅を始めたした。 「地球生掻は魔法時間」ずしお、日々のワクワク䜓隓や、気づき、マむブヌムなどを蚘したす。 気楜におさんぜしおいっおくださいね。

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