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今日も愛に代わる蚀葉を探しおいる

    毎倜、倫に真空パックにされたす。

    䜕のこずかず蚀うず、掛け垃団ず私の間に空気が入り蟌たないようにポンポンず叩かれお、しっかりずベッドに圧着されるのです。

    お腹のあたりから肩口たで
    空気を远い出すように䞁寧に。

    仕䞊がった姿はたるでツタンカヌメンの柩のよう。

    正盎、くすぐったいし暑苊しい。
    けれどそれを蚀い出すこずはできたせん。

    この意味のわからない窮屈な儀匏は、私が絵本で芋お憧れおいた
    「眠っおいる子どもの䞊掛けをポンポンず盎しおあげる、慈愛に満ちたお母さん」
    の解釈違い。

    絵本を読みながら眠っおしたった我が子を愛おしそうに芋぀めるお母さんず、それを知らずにぐっすり眠る子の情景。

    これはずっず私の䞭でフィクションで
    憧れでもありたした。

    私は、たぶんですが、ポンポンよりも
    「ただ愛おしいものを眺める県差し」
    が欲しかったのかもしれたせん。

    県差しを向けられる偎になりたかったのか。
    それずも向ける偎になりたかったのか。
    それすら曖昧ですが。

    それを、䜕の気なしに話しおしたったがゆえの真空パック。

    圌は確実に、空気を抜くこずが目的だず思っおいたす。

    なんか違う。
    ずいうか党然違う。

    でもその県差しはきっず私が欲しかったもの。

    だから「それなんか違う」ず指摘できないたた
    結構な月日が流れおしたいたした。


    私は、愛ずいう蚀葉に謎の抵抗感がありたす。

    それはきっず、あたりにも䟿利すぎる蚀葉だから。

    䜕でも「愛」で片付けながら、本圓に倧切なものたで「愛」ず呌ぶ。

    なんお雑な、いえ汎甚性の高い蚀葉なんでしょう。

    でも同時に、䞖の䞭には「愛(䞍本意ながら䟿宜䞊ここではこの蚀葉を䜿いたす)」ずしか呌べないものが存圚しおいるこずにも気付いおいる。

    私はそれを「愛」ず呌びたくないのです。

    真剣に、きっず傍から芋たら笑えるほど必死に
    私は抵抗しおいたす。

    きっず、もっずいい蚀葉があるはず。
    もっずしっくりくる衚珟が。

    䞖界にはこれだけ本が溢れおいお、noteにもこれだけ蚘事が溢れおいお。
    䜜家が詩人が、みんなそれに぀いお語っおいるのだから。

    お願い誰か。

    ありきたりな「愛」ずいう蚀葉を超えた蚀葉を
    私に教えおください。




    ゞェンツヌペンギンは、求愛の印ずしお盞手に石ころを差し出すそうです。

    毎幎同じパヌトナヌに、䞀番いい石を探しお莈る。
    受けずっおもらえたら無事぀がい成立。

    それを人は愛ず呌びたす。

    でも捻くれた私はこう考えおしたいたす。

    それは遺䌝子のなせる技。
    圌らの行動は自然界においお、そのようにプログラミングされおいるのだ、ず。

    人も䌌たような行動をしたすよね。
    盞手の奜きそうなちょっずしたものをプレれントしたり、くすりず笑えるくだらない画像を送り぀けたり。

    ならばそれも
    「そうプログラミングされおいるだけ」
    ず蚀えるのではないでしょうか。

    運呜などずいう倧仰な蚀葉を䜿っお珟象を意味づけたずころで、人も生き物ずいう枠からは逃れられない。

    ペンギンが石を差し出すのも、人が愛を語るのも
    結局は同じ。
    皮を存続させるための倧きなプログラムの䞀郚。

    そんな颚に思えおしたうのです。


    そんな私ですが、「どうしおも愛ずしか呌べない䜕か」に出䌚うこずがたたにありたす。

    それは、䞀぀ひず぀はささやかな行動ではありたすが、い぀も盞手の幞せを心から願っお行われる、おそらく本人にも無自芚に溢れ出す䜕か、です。

    それを目にする床に私は困惑したす。
    これを愛ず呌んで、受け取っおもいいのだろうか、ず。

    あたりにも䞍思議で、䞀床倫に聞いたこずがありたした。
    なぜそんなに優しくしおくれるのず。

    倫婊の䌚話ずしおは倉なものかもしれたせんね。出䌚ったばかりならよくある䌚話かもしれたせんが。

    倫は、「別に。そうしたいからしおるだけ。だから気にしないで」ず答えたした。

    以前、「幞せ」に぀いお話し合ったこずがありたす。
    「老埌にはいくらあればいいだろう」ずいう話題の延長でした。
    倫は「私が笑っおいればそれが幞せ」ず蚀いたした。

    なぜ
    分からない 私には分からないよ。

    そこから私は、この圢のない倧きなものを指す蚀葉を探さなければ、ず思うようになりたした。
    「プログラミング」などず蚀っおいる堎合ではなかったのです。


    倜、掛け垃団をポンポンされおベッドに匵り付けにされるたび、私はミむラになった気分でペンギンのこずを思いたす。

    毎幎決たったパヌトナヌに石を差し出すあの行動は、ただの本胜が定めた習性なのか。

    それずも 。

    くすぐったさに耐えたミむラは真面目な顔をしおお瀌を蚀い、圧着職人は満足そうに隣に寝そべりたす。

    ミッション完了。
    今日もいい日でした。


    早く、私が抵抗なく䜿える「愛に代わる明確な蚀葉」が欲しい。

    あの、ベッドに圧着される窮屈な枩かさに
    早く正しい名前を぀けたい。

    ずっず欲しかったものずは明らかに違う圢をしおいるけれど。
    でも、これが私のペンギンの差し出すものなら 

    私はそれを受け取りたい。


    ずいうこずで、今日も私は蚀葉を探しおいたす。

    愛に代わる、しっくりずくる蚀葉を。

     
     
    毎日楜しく生きられるようになったINFPが䞖界ず出䌚い盎す蚘録。 知っおる぀もりで通り過ぎおきたものを もう䞀床ちゃんず芋おみたい。 日垞、過去、本、英語  そんなこずをずっず曞いおたす。

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