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「自分でやるか、人に任せるか、AIに任せるか」――孤独な一人社長の新しい判断基準

前回は、同じ組織で中長期的にチームを運営するマネージャーの立場から、「自分でやるか、人に任せるか」を考えました。

そして、「自分でやった方が安い・早い」ではなく、「この仕事に自分の時間を使う価値があるか」で判断する、という結論になりました。

ところが、記事を書いたあとで、少し引っかかりました。
「それは本当に本心か?優等生っぽいことを言っていないか?」

会社員時代のマネージャーとしては、本心でした。

しかし、いまは一人社長として外部PMOの立場でシステム開発プロジェクトに参画しています。立場が変わっても同じ基準でいいのでしょうか?


人を育てた成果は、誰のところに残るのか

社内マネージャーが部下を育てれば、

  • 次回から部下が自力でできる

  • マネージャーの仕事が減る

  • チーム全体の生産性が上がる

  • その効果を同じ組織で受け取れる

という循環があります。
同じメンバーで仕事をする期間も長く、部署異動しても再び一緒に仕事をするというケースもありました。

一方、外部から来ている私は、プロジェクト終了とともに契約も終わることが多く、再び同じメンバーと仕事をする機会は限られます。

社内マネージャーと外部PMOでは、人を育てた成果を受け取れる期間が大きく異なるのです。


AIによって「自分でやる」の意味が変わった

以前の「自分でやる」は、最初から最後まで自分の手を動かすことでした。

しかし現在は、

  • 情報を整理させる

  • たたき台を作らせる

  • 抜け漏れを確認させる

  • 複数案を比較させる

  • 定型的な作業を実行させる

といった部分をAIに任せられます。

そのため、いまは自分一人でやるのではなく、「自分+AI」という小さなチームで仕事をしている状態に近くなっています。

正直、誰かに仕事の背景や進め方を説明してお願いするより、自分がAIにお願いする方が早いと感じることがあります。

それは、なぜか?


AIのほうが、私を理解してくれている?

最初に入社した会社では、一緒に働いていた人とは昼食を一緒に食べ、日々の仕事を通じて、お互いの考え方や得意不得意を自然に理解していました。

一方、外部PMOとして参画する現在は、同じメンバーと働く期間が限られています。相手が何を重視し、どこで認識がずれやすいのか、十分に分からないまま仕事を進めることもあります。


ChatGPTを使う際、私はテーマごとにプロジェクトを分け、関連する会話や資料、私の考え方や方針を蓄積しています。

たとえば、
・noteを書くためのプロジェクト
・PMO業務を考えるためのプロジェクト
・一人社長としての働き方を考えるプロジェクト
といった具合です。

そのため、毎回一から説明しなくても「このテーマについての私」を踏まえて話を進めてくれます。結果、初めて一緒に仕事をする人よりも、AIの方が私の考え方を分かってくれていると感じる場面があります。

(私だけでしょうか?人よりAIのほうが私をわかっているなんて、漫画で出てきそうな寂しいキャラみたいで、自分で書いてて若干引いてますが。一人社長は孤独なのです。)

もちろん、人に任せた方がプロジェクトがうまく進むなら、私は人に任せます。ただ、外部PMO(一人社長)としては、育成そのものを目的にする必要もなく、限られた時間をどう使うかは、変わってくると感じています。


一人社長には「三つの任せ先」がある

自分と人とAIには、それぞれ向いている仕事があります。

自分:最終判断、優先順位、利害調整、説明責任が必要な仕事
人:相手との関係性、合意形成、継続的な現場運営が必要な仕事
AI:定型的、繰り返し可能、短時間で検証できる仕事

重要なのは、三択ではなく組み合わせることです。
例えば、

AIにたたき台を作らせる
↓
自分が判断・修正する
↓
関係者と調整して合意する

という流れです。

AIを使える現場なら、任せられる作業はAIに任せ、自分は判断や調整により多くの時間を使う。その方が、一人社長としての生産性は上がると考えています。


私なら、この3つで任せ先を決める

① 最終的な判断と責任は誰が持つのか
自分が説明責任を負う重要な判断は、自分で行う。

② 手順化でき、結果を短時間で確認できるか
正解や確認方法が明確な仕事は、AIに任せやすい。

③ 人に任せることで、プロジェクトの詰まりが減るか
育成そのものではなく、プロジェクト全体の成果につながるなら、人に任せる価値がある。


利用ルールの範囲内で、AIに任せられるかを考える。AIでは難しければ、自分が判断すべき仕事か、人に任せることでプロジェクト全体が進む仕事かを考える。

一人社長の私は、こうした点を見ながら、自分、人、AIのどこに任せるかを決めています。


私のように、「人よりAIのほうが、自分のことを分かってくれているかも」と感じる方は、(寂しいので)ぜひコメントください!

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