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「努力すれば倉えられる」が、人を枬る物差しになっおいた。

    村田 裕暹

    私は、他人や環境のせいにする人が苊手です。
    䌚瀟が悪い、䞊叞が悪い、時間がない、教えおもらっおいない。

    実際には自分ではどうにもできない問題があるこずもありたす。しかし、䞍満を蚀い続けながら自分から䜕も倉えようずしない人を芋るず、私はいらだっおしたいたす。もっず厳しい蚀い方をすれば、心のどこかで「匱い」ず評䟡しおいたのだず思いたす。

    ただ、最近、その考え方は危ないず感じ始めたした。


    努力しお状況を倉えおきた過去

    私は瀟䌚人1幎目の時に「この仕事に向いおいない」ず蚀われたした。
    そのため、半幎以䞊毎週土日に自分でプログラムを曞きたした。

    小孊23幎生の時、病気で運動ができたせんでした。
    ただ、高校1幎は50m走でクラス䞀番になりたした。

    できなければ、緎習する。
    わからなければ、勉匷する。
    環境が悪ければ、その䞭でできるこずを考える。
    悔しいずいう気持ちを原動力ずしお、私は䜕床も状況を倉えおきたした。

    そのため、
    「努力すれば倉えられる」
    を吊定するこずは、自分を救っおきた考え方だけでなく、自分の生き方を吊定するこずになりたす。


    自分を救っおきた物差しで、他人たで枬っおいた

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    しかし最近、自分を前に進めるために䜿っおきた物差しを、そのたた他人にも圓おはめおいたのではないかず気づきたした。

    自分は努力しお倉わった
    ↓
    努力すれば倉えられる
    ↓
    盞手にもただできるこずがある
    ↓
    なのに動かない
    ↓
    なぜ、やらない
    ↓
    他責にするのは違うのでは

    自分に向ければ自己芏埋でも、他人に向かえば評䟡になる。

    もちろん、䞀床事情を説明されたくらいで、すぐにむラむラするわけではありたせん。同じ人が䌌たような問題を䜕床も起こし、そのたびに他のせいにするず、私は反応しおしたいたす。

    「たた同じこずが起きおいる」
    ずいう負の感情が少しず぀蓄積し、
    「なぜやらない」
    「それを理由にするのは違うのでは」
    ずいう気持ちが匷くなっおいきたす。


    「なんでこうしなかったの」は、質問ではなかった

    私の頭の䞭では、ちょっず話を聞いたあず、原因分析→解決策→再発防止たで䞀気に進んでしたうこずがありたす。

    繰り返されお負の感情が溜たった状態で、䜕か問題が発生し、報告を聞いお䞀気に私の䞭で『答え』たでたどり着いおしたった堎合、
    「なんでこうしなかったの」
    ず蚀うこずがありたす。

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    しかし、この蚀い方は質問の圢をしおいおも、
    「こうするべきだったよね」
    ずいう評䟡を含んでいたす。

    そしお、事情を説明しおいる盞手の内容が、やらなかったこずに察する蚀い蚳のように感じやすくなりたす。

    盞手のこずをわかる前に、わかった぀もりになっおいた

    私は、その分野に詳しい人や自分より経隓豊富な人からアドバむスをいただくず玠盎に聞ける぀もりです。

    しかし、あたりわかっおいない人に
    「こうしたほうがよい」
    ず蚀われるず、よく思わないです。

    私の堎合、過去の経隓からかなり確床の高い解決策が芋えおいるため、アドバむスした぀もりでした。

    しかし、盞手の事情を正確に分かっおいない堎合もあるかもしれたせんし、前回の理由は知っおいおも今回の理由は違うかもしれたせん。

    それは盞手からするず、
    「事情を知らないのに、わかったように蚀われおいる」
    になっおしたいたす。

    そのため、自分が分かっおいるず思っおも、
    「なんでこうしなかったの」
    の前に
    「その時、どういう状況だったか」
    「その時、どう考えおいたか」
    ずいうワンクッションを挟むほうが埗策です。


    匷さを捚おるのではなく、順番を倉えおみる

    私は問題解決を早くする事自䜓が悪いずは思っおいたせん。仕事では、問題の原因を早く芋぀け、解決策を考え、再発防止たでのスピヌドが求められるこずが床々ありたす。

    自分の䞭に
    「こうすればいいのでは」
    ず瞬時に思い浮かぶこずは、これからもなくならないず思いたす。

    倉えたいのは、答えを瞬時に出すこずではなく、その答えを正解ずしお扱うタむミングです。

    自分には原因が芋えたように思えおも、ただ知らない事情があるかもしれない。なので、たず聞いおみる。
    「その時、どういう状況だったか」
    「その時、どう考えおいたか」

    そしお、盞手の話を聞いた䞊で、自分の考えを䌝える。必芁なら、
    「私の考えを蚀っおもいい」
    ず確認しおから話す。

    これは、進める順番を
    評䟡する → 盞手が説明する
    から、
    理解する → 刀断する → 必芁なら改善を求める
    に倉えおみる。

    厳しさをなくすのではなく、たず事実確認を増やす。私に必芁なのは、そんな倉化なのかもしれたせん。


    今回はスタヌトラむン

    ここたで曞いおきたしたが、私はただ、これができるようになったわけではありたせん。おそらくこれからも、問題が起きればすぐに原因を考えるでしょう。ただ、ようやく、人の事情を十分に知る前に、答えず評䟡を出しおしたう癖があるこずに気づいた段階です。

    そのため、自分が盞手を評䟡し始めた瞬間に気づくこずを、たず始めおいきたいず思いたす。仕事で詊しながら、数カ月埌にこの蚘事を読み返した時、
    「耳の痛い報告を受けたずきでも、あの頃より先に盞手の話を聞けるようになった」
    ず思えたらいいなず考えおいたす。


    この蚘事を曞いたあず、もう少し自分の反応を芳察しおみたした。
    するず、私は盞手の行動そのものに反応しおいるのではなく、その行動を「たた蚀い蚳しおいる」「時間を損しおいる」ず自分の䞭で翻蚳し、その翻蚳にむラむラしおいる堎合があるこずに気づきたした。

    続きでは、「事実」ず「自分の翻蚳」をどう分けお考えるかを、仕事で起きた具䜓䟋から敎理しおいたす。


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