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「紫めぐり」「好き」を並べて|自己紹介第二弾

    「私って〇〇系だからさ!」
    ティーンエイジャーの娘は、自分を気軽にカテゴライズします。その自由さ、とっても眩しい。
    いろんな自分と向き合ってきた50代。自己紹介と言っても「私を一言で語る」のはなかなか難しい。

    映画「サウンドオブミュージック」には、主人公ジュリーアンドリュースが、雷を怖がる子どもたちを元気づけようと「好きなものを言いましょう!」と言って歌い出すシーンがあります。少し前、CMで、「そうだ!京都へ行こう!」のBGMに使われていたあのメロディ。
    私も、ただ「好き」を並べることで、自分像を皆さんに紹介できたらと思います。

    My favorite things♬

    芽吹の季節の新緑が好き。
    可憐に咲く春の小花が好き。
    色づく秋の街路樹が好き。
    季節を感じながら、着物を着て街へ出かけるのが好き。
    その日の気分に合わせて着物の色柄選びをするのが好き。

    ♪I simply remember my favorite things,
    And then I don't feel so bad ♪
    あの映画の子どもたちと同じように、「好き」を並べてみると、元気になって外へ繰り出す勇気も湧いてきます。

    英国での“初着物”には、卯の花色の色無地を選びました。くじゃくの羽の模様が織り込まれた地味なのに華やかで、気分を上げてくれる逸品です。
    帯は、琥珀(こはく)色に、若草色と金が施された白い花の袋帯を選びました。
    丁寧な手仕事を思わせる深緑の帯留めを添えると、優しいワントーンコーデに緑のグラデーションが映えます。

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    テーマは新緑。衣擦れの音を聞きながら、一つひとつ丁寧に着付けていく過程は、まだ肌寒い英国で、新緑の木々から芽吹きのパワーを頂く過程でもありました。

    ペンネームに「好き」をつめこんで「紫 めぐり」


    好きな色は、紫。
    藤色、古代紫、桔梗色、滅紫(けしむらさき)……。
    日本の伝統色は「紫」と言っても実に豊かで、その名に込められたいにしえの人の想いを想像すると胸がわくわく高鳴ります。

    英国チューヅマ50代、私はやっぱり日本人。「和の美」がたまらなく「好き」。
    そうだ!ペンネームに「好き」を詰め込もう(my favorite things♬)

    めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

    百人一首でも知られる紫式部のうたです。
    「やっと会えた大切な人は、雲間に隠れる月のように、あっという間に帰ってしまった」という切ない恋心をうたったうたです。
    人生には、そんなあっという間に通り過ぎてしまう小さな一期一会の出会いがたくさんあります。

    慌ただしかった教師という仕事を引退してみると
    ほんとうにたくさんの出会いに恵まれて、そのめぐり逢いから生まれたたくさんのできごとがあったことを実感します。
    ゆっくりとすぎる毎日を過ごす今だからこそ、一期一会の出会いも大切にしたい」という願いを込めて、平安の偉大なパイセンからお名前を拝借することにしました。

    ジュリーアンドリュースは言います。
    「好きを並べたら、嫌なことなんて忘れちゃう。」
    「好き」を表現することは、自分を大切にするための丁寧な時間なのかもしれません。
    和の美、人の輪…そんな「わ」について少しずつつぶやいていきたいと思います。
    どうぞよろしくお願いします。




     
     
    勤続約30年の小学校教師から一転、50代でイギリス駐在妻に。チョークと砂ぼこり、笑いと情熱のやり場を見つけられないまま、レンガ造りと曇り空、迷いと安らぎに満ちた新生活が始まりました。趣味は着物を着ること!50代という節目に、新たな自分を模索していきます。

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