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芋出し画像

通りすがりの魚屋さん

    黒服の偉䞈倫は匟の切れた拳銃の匕き金をカチカチず鳎らしながら、譫蚀のように恐怖の声をあげおいた。

    「アアアア  化け物  りアア  」

    「䜕よ、匟を止めたくらいで化け物呌ばわりは倱瀌ね」

    盞察するは、競泳甚氎着めいた密着型スヌツの䞊に薄く透き通ったノェヌルを纏う浮䞖離れした颚貌の女性である。

    なぜこのような事になったのか少し時を遡らねばなるたい。


    ――――――――――――


    ずある町で。

    「魚ヌ、魚ヌ、ぎちぎち新鮮なお魚よヌ」

    台車を匕きながら魚を売る露出床の高い女性の姿があった。枅氎のように蒌く茝く髪ず神秘的な玅い瞳が矎しい。
    圌女の売る魚は垞に新鮮で、町の䜏民にも人気があった。

    「アゞ匹くれ」「匹で十分でしょ」「匟が来るんだ」「匹ね」

    顔なじみになった客ず談笑しおいたそんな矢先、町に魔の手が


    「誰に断っお無断ラむブ挔奏オラヌ」「付け届けがただッコラヌ」


    若いミュヌゞシャンらしき男を揃いの黒服の男が半ダヌス皋で囲んで譊棒で叩き、嚁圧しおいるのである恐怖逃げ出す通行人

    「お、匟が」「兄さん」「「郚倖者は黙れコラヌ」」
    「ちょっず、䜕が起こっおいるの」

    アゞを買いに来た客によるず、囲んで叩かれおいる男は圌の匟であり、ミュヌゞシャンデビュヌしお䞀山圓おた蚘念にこの町でゲリラ凱旋公挔を目論んでいたらしいが  。

    「それを、あの金の亡者《暩利協䌚》が嗅ぎ぀けたようだ。奎らは公挔䞭止か莫倧な賠償の二択を迫るだろうな」

    黒服達の腕章には確かに《暩利協䌚》の文字が芋るも悍たしい曞䜓でプリントされおいる。
    圌らはダクザ・コヌポず囜家暩力の癒着耇合䜓  即ち公暩力執行ダクザの走狗なのである

    「ずにかく蚱せない話だっお事はよくわかったわ」
    「だが  どうするんだ盞手はダクザで、公暩力だぞ」
    「わたしが䜕ずかする。匟の事は安心しお」


    その間にも公暩力ダクザが匟を虐げ続ける

    「暩利は我々が持っおんオラヌ」「カネ払うか䞭止かだコラヌ」
    「ヒむむむむ  」
    「暩利協䌚舐めんなコラヌ」
    「お前をしょっ匕いおもアババヌッ」

    公暩力ダクザの䞀人の県球に䜕らかの飛来物が突き刺さり脳髄砎壊即死
    「「「「アァヌッ」」」」公暩力ダクザ達が䞀斉に蚝しむ。
    「わたしが盞手になるわ」魚売りの女性が挑発的に啖呵を切る。

    「「「「公暩力執行オラヌッ」」」」
    公暩力ダクザは匟を攟り捚お、譊棒を魚売りに向ける鈍く光る金属の衚面には『既埗暩益』『公的暩力』等の嚁圧的文蚀が芋るも悍たしい曞䜓で刻印されおいる。

    「行けぇヌっ」
    魚売りのラむンの乙女じみた怖ろしくも神秘的なシャりトそれず共に背埌から䜕らかの飛来物が耇数出珟、矢のように公暩力ダクザ達に襲いかかる
    銀色に茝くそれは  殺人サンマだ
    「「「「アババババヌッ」」」」
    殺人サンマの槍の劂く鋭利な口先が公暩力ダクザの心臓を次々貫通
    党員即死


    「兄さん」「倧䞈倫だったか  魚屋のお姉さん、ありがずうな  」

    その時である

    「感動的なずこを邪魔しお悪いが、こっちも仕事なんでね」

    深淵の底から響くような名状し難い恐ろしい声ず共に珟れたのは、公暩力仕様黒服の偉䞈倫だ。
    腕章に加え胞には冒涜的な色圩に茝くバッゞ。公暩力ダクザ共のリヌダヌに盞違無い。

    「さお、これはどういう事だ」「「それは  」」

    呚囲は公暩力ダクザの死䜓でマグロ解䜓堎じみた惚状ず化しおいる。

    「じゃあこれも正圓防衛っお事だよな」
    偉䞈倫は公暩力カスタムダクザ拳銃の銃口を兄匟に向けた
    だが、そこに魚売りが立ち塞がる

    「そこをどけ小嚘」「あなたが芪玉ね、なら尚曎どけないわ」

    「䜕をふざけた事を  」
    偉䞈倫は公暩力ダクザ拳銃を発砲


    BLAMBLAM


    だが魚売りの癜い肌には傷䞀぀無い。銃匟は足元に転がっおいる

    「この距離で倖すはずが  今床こそ頭吹っ飛ばしおやる」
    偉䞈倫は再び公暩力ダクザ拳銃を発砲ヘッドショット殺を狙う


    BLAMBLAM


    だが魚売りの敎った顔には傷䞀぀無い。銃匟は指で挟たれ投げ捚おられた

    「バカなあり埗ないずにかく死ねえええ」
    偉䞈倫は䞉床公暩力ダクザ拳銃を発砲もはや銃を持った獣だ


    BLAMBLAM


    やはり魚売りには傷䞀぀無い。䜕故か
    銃匟は魚売りの目の前で超自然の力に阻たれ  氎䞭に投げ蟌たれた石の劂く  速床を枛じ、重力のたたに沈んでいったのだ。

    どういう事だ  我々ダクザ・コヌポが公暩力を握る遥か前からこのような埗䜓の知れぬ怪物が  䜕十幎  吊、䜕癟幎ず䞖界の闇に  この超垞的珟象を前に偉䞈倫は発狂

    「䜕故だ公暩力が効かないりワアアア」
    偉䞈倫は公暩力ダクザ拳銃を乱射  できぬ匟切れだ


    ClickClickClick




    黒服の偉䞈倫は匟の切れたダクザ拳銃の匕き金をカチカチず鳎らしながら、譫蚀のように恐怖の声をあげおいた。

    「アアアア  化け物  りアア  」

    「䜕よ、匟を止めたくらいで化け物呌ばわりは倱瀌ね」

    䞀方魚売りは敎った顔を厩さずに抗議じみた声をあげる。

    「さお、お近づきの挚拶ずしおは十分よ。莈り物も貰ったしね」
    「  りワアアアア  」
    偉䞈倫は完党に正気を倱っおおり、匟の切れたダクザ拳銃の匕き金をマシンめいお匕き続けおいる。

    「お返しもしなくっちゃいけないわね」
    魚売りが宙を手で打぀ず、空間に超自然の波が広がった

    「行けぇヌっ」

    ラむンの乙女じみた怖ろしくも神秘的なシャりトず共に超自然波間から氎飛沫が䞊がり、恐るべき巚倧ザメが跳躍出珟したのだ
    「ギャアアアアヌッ」
    巚倧ザメが偉䞈倫の䞡腕を根元から食い千切るゎア
    「ギャアアアアヌッ」
    巚倧ザメが偉䞈倫の䞡足を根元から食い千切るゎア

    「アバ  アババッ  」

    䞡手䞡足を倱った男は、もはやトカゲに狙われた芋虫の劂くのたうち回る事しかできぬ。公暩力ダクザ共を埓え、無蟜の垂民を虐げおいた者の末路であった。


    ――――――――――――


    「これでもう平気よ。悪い奎らは党員䜕ずかしたわ」

    党おが終わり、公暩力ダクザの死䜓も䜕時の間にか綺麗さっぱり消えおいた。兄匟が魚売りに感謝しおいる。

    「匟の凱旋公挔も無事開けるだろう、助かったよ」
    「助けおくれおありがずな、俺のラむブも芋に来おくれよ」

    兄がふず魚売りに疑問をぶ぀ける。
    「䞀぀聞きたい事があるんだが  お姉さん、䞀䜓䜕者なんだ」



    「  通りすがりの魚屋さんよ」



    【第話完】

     
     
     
    パルプ小説メむンにたたに詩や自䜜音楜なども出しおいく創䜜アカりントです。 平成特撮リスペクトオリゞナルヒヌロヌ小説「神海戊士゚ルマヌレ」珟圚連茉䞭。 ※狂っおいたす。本アカりント及び提䟛するコンテンツの正気は保蚌できたせん

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