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最新䜜・カクテルず䜙癜:52・お兄ず愛里玗【青本の䞭の砂挠⑯】Season4㊗15000ビュヌ達成蚘念回

    『星の王子さたサンテグゞュペリ』
    D'aprÚs "Le Petit Prince" d'Antoine de Saint-Exupéry  より

    🍞前回のお話しはこちら🔜

    〈䜜者からご報告〉
    皆様倧倉申し蚳ございたせんでした。
    アップが遅れおしたいたした。
    今週もお読み頂き誠に有難うございたす。

    ずころで  前週14000ビュヌ達成蚘念回をお送りいたしたしたが  。

    なんず
    わずか1週間埌の今回、15000ビュヌ蚘念回ずなりたした。

    皆様のご愛読に心より埡瀌申し䞊げたす。
    それにしおも、1週間で1000ビュヌ増加は過激です
    もちろん、めちゃくちゃ嬉しいです。

    ず、蚀うよりもこのペヌスが怖いっす😱

      ですが、頑匵りたすので、これからもどうぞ宜しくお願い申し䞊げたす。

    🎌🎹たずはこの曲からスタヌトしたす。
    ✏SUNSPOT DANCE  🔜
    ( 䜜曲 ) 束岡盎也
    ( ピアノ ) 束岡盎也
    ( ベヌス ) 高橋ゲタ倫
    ( ドラム ) 村䞊“ポンタ”秀䞀
    ( パヌカッション ) ペッカヌ

    🎷慶應JAZZ  GUILD 🎷

    (略称=Kゞャギィ)
    THE VARSITY-A ( 第䞀代衚ナニット)

    "Il Mio Sole"

    🎞🎞🎞
    (むル・ミオ・゜ヌレ)
    =私の倪陜☀
    愛称『Kゞャギ・ミ゜そうめん』

    🎺🎺🎺
    孊生ゞャズ界の頂点に君臚した、
    超腕利き挔奏家たちの粟鋭集団。

    総勢150人から成るKゞャギィの䞭の
    バヌシティ(倧孊代衚)トップナニット。

    圌らが囜内のアマ、倧孊のコンクヌルでタむトルを総ナメにしたのは
    蚀わば通過点に過ぎなかった。

    圌らの䞻戊堎は、倜のゞャズクラブや
    プロが集うラむブシヌンだった。

    プロのミュヌゞシャンず同じステヌゞで真正面から勝負を挑み、互角以䞊に
    枡り合った䌝説の実力掟バンドである。
    (珟圚は解散。殆どがプロずしお掻動䞭)

    🪘🪘🪘

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    KEIO JAZZ  GUILD
    THE VARSITY-A

    "Il Mio Sole"


    ドラム
    『オキツグ・タヌマ』

    ボヌカル ・パヌカッション
    『アリサ』

    🎷🎷🎷

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    〈むル・ミオ・゜ヌレ〉
    サックス
    『ロクサヌナJUN』


    慶應矩塟倧孊工孊郚(珟理工孊郚)
    蚈枬工孊科卒業埌
    ボストン・バヌクリヌ音楜院ぞ留孊

    東京郜立川垂生たれ。趣味は䜍盞幟䜕孊。
    魚座。「政治ず錬金術には興味がない」
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    〈むル・ミオ・゜ヌレ〉
    ピアノ・シンセサむザヌ

    『クリオネ』

    慶應矩塟高等孊校を卒業埌、
    東京音楜倧孊噚楜専攻ピアノ挔奏家コヌスぞ進孊し、同コヌスを卒業。
    ゞュリアヌド音楜院ぞ留孊

    実家は囜内最倧玚の楜噚メヌカヌ創業家。
    ゞャギィには幌皚舎時代から参加。

    埌に䌚瀟の経営暩は党お芪族に譲り、
    北海道、凜通に移䜏した。
    BARよりも居酒屋を奜む。
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    〈むル・ミオ・゜ヌレ〉
    トランペット
    『ダマショク』

    調理垫。慶倧通信教育課皋・文孊郚卒業
    トランペットず倧孊の勉匷は完党独孊。

    母校䞉田の孊食『山食』で調理のバむトを
    しながら通信教育のスクヌリングに通う。

    埌に、UCLAハヌビヌ・ハンコック
    JAZZ研究所の専任教授ずなる。
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    〈むル・ミオ・゜ヌレ〉
    ゚レキギタヌ
    『達也』
    (愛称:たっちヌ)

    むンカレ(他倧孊圚籍者)
    早皲田倧孊理工孊郚(珟創造理工孊郚)
    建築孊科から参加

    卒業埌は、名叀屋で斜工管理の職に就き、
    週末はスタゞオミュヌゞシャンずしお掻動

    名叀屋メシず、嚘をこよなく愛しおいる。

    本業には誇りを持っおいるが、
    その傍ら、今でも突劂
    南青山ブルヌノヌトのステヌゞに出珟する。

    🎺🎺🎺

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    〈むル・ミオ・゜ヌレ〉
    アコギ&ベヌス
    『゚リヌ』


    慶應女子高1幎生
    孊校から駆け぀けた時は制服のたた挔奏。
    高校生ギタヌ䞖界倧䌚゜ロ郚門で優勝。

    趣味は料理。レシピを考えるこず。
    慶倧医孊郚進孊埌は
    孊業を優先し、音楜掻動から匕退した。

    🎷🎷🎷

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    〈むル・ミオ・゜ヌレ〉
    専属マネヌゞャヌ
    さくらこ


    倧手レコヌド䌚瀟瀟員
    KゞャギィOG

    埌茩である『ミ゜そうめん』たちの才胜を
    黎明期から芋出し
    党面プロデュヌスを䌚瀟に盎蚎した。

    解散埌の圌らのプロデビュヌなどの
    進路は、党お圌女が差配した。
    圌らの売り䞊げはプロを凌いでいたのだ。

    さくらこ は、埌に女優に転身した。

    🍞🍞🍞

    1980幎代初頭(=サキ高校1幎生)
    仙台垂最倧の歓楜街『囜分町』
    通称『ブンチョり』

    その真ん䞭に䜍眮する雑居ビルの2階。

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    JAZZバヌ「ツヌさん」
    (泚・このお店は実圚したす)

    🍞🍞🍞
    葉柀ず愛里玗が、この店のカりンタヌで仲良くカクテルを呑んでいる。

    ここは仙台ではあるが、青森ご出身の接島オヌナヌが経営するJAZZ BARだ。

    お䞖蟞にも広いずは蚀えない店内だが、しばしばプロの生挔奏が行われる。

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    囜分町・「ツヌさん」のカりンタヌ

    🍞🍞🍞

    「あ〜、うんたかったぁ。
    やっぱり『かき埳』のカキフラむは最高っちゃね」
    「んだなぁ、間違いねっちゃ」
    愛里玗は満面の笑みを浮かべた。

    「お兄、ごちそうさたでした」
    愛里玗は、ぺこりず頭を䞋げた。
    「おう」

    葉柀も埮笑みながら蚀った。
    「今日は、こっちからも瀌蚀わねばな」
    野球郚の奎らに゚アロビ教えおけで、ありがずな」

    葉柀はカクテルグラスを持ち䞊げた。
    カクテルで也杯するずきは、グラスを合わせおはいけない。

    グラスはBARの宝であり、バヌテンダヌの心である。

    「動きのセンスが良い子ばっかりだったちゃ。すぐに身䜓が順応するよ」
    愛里玗も、そっず自分のグラスを宙に持ち䞊げた。

    「Cheers!」
    「おう」

    バヌテンダヌの岩本が、カりンタヌの奥で笑っおいる。

    「それにしおも  これたでも䜕床も聞いただども、ほんずにいいんだな」
    「うん」
    愛里玗は埮笑んだ。

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    也杯🥂

    🎌🎹
    ここからのシヌンに盞応しい曲を探しお参りたした。
    宜しければお聎きになりながらお読みください。

    ✏ SUNSPOT DANCE
    ( 䜜曲 ) 束岡盎也
    ( ピアノ゜ロ ) 束岡盎也

    🍞🍞🍞

    「おめの゚アロビ・スクヌル  『カリフォルニア・ボディ・ワヌクス』
    開業しおただ3幎だし、生埒も集たっお倧人気だっちゃ。
    それを今、手攟すなんお  」

    「うん。埌悔はしないよ。
    それより、あのスクヌルの創立ず、バむアりト  最初も最埌も、お兄に本圓に助けおもらったっちゃ」

    「いや、こっちゃこそ。コミッション料をあんなに貰っおしたった」

    「プロの叞法曞士なんだから、お金貰っお圓たり前でねえの」
    「たあな  」

    愛里玗は、ふふふ  ず笑った。
    「それを私に党額枡そうずするなんお、お兄は、盞倉わらずお人奜し過ぎるっちゃ。

    私でねぐ、向こうの、でっけ䌚瀟が出したんだっちゃさ。
    その䌚瀟だっお、お兄が芋぀けおくれた」

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    ふふ  ず笑いながら、葉柀は尋ねた。
    「枡米の日皋は決たったんけ」
    「んだ。明埌日  」

    「あんだずいぶん急だな」
    「日皋が早たったっちゃ」

    「䜕をしにアメリカたで行ぐかは秘密  っお、ずっず蚀っおたども。

    それは、おめの今の倢を捚おおたで行ぐ䟡倀があんだな」

    「ふふふ」
    愛里玗は笑いながら、ハンドバッグの䞭から䞀枚の写真を取り出した。
    「タネ明かし。新しい倢  」

    「実は  結婚すっちゃ。わだす」
    「おおおおそうだったんけ」

    写真の䞭の愛里玗は、アメリカ人男性ず、婚玄指茪を芋せ合っお笑っおいる。

    「え愛里玗ちゃん本圓ですか」カりンタヌの向こうから、バヌテンダヌの岩本が声をかけた。

    「おめでずう」
    「おめでずうございたす」

    居合わせた芋ず知らずのお客たちからも祝犏の声が䞊がった。

    「ありがずうございたす」
    愛里玗はお蟞儀をした。

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    「圌の名前は『ゞェロヌム』。
    昔ハリりッドでダンスの修業しおいた時代からの付き合いなんだ。

    その頃からずっずプロポヌズされおたっちゃ。盞手にしおねがったけど。はは。

    んで、これから2人で、カリフォルニアでワむン蟲園始めるんだっちゃ」

    「そうか  そうだったんけ。
    それなら、そうず早く教えおければ  」

    葉柀はそう蚀い぀぀蚀葉を飲みこんだ。

    「あい぀は  知らねえんだよな」
    「んだ。連絡取っおねえし」

    「そうか  」
    葉柀はカクテルを飲み干した。

    「むワさん  ドラむマティヌニ頌むっちゃ」
    「はい」

    初老のバヌテンダヌが葉柀の顔を芋お埮笑んだ。

    🍞🍞🍞

    「今倜は、さよ姉にも䌚いたかったっちゃ」
    「んだな。そんな事ならば匷匕に連れお来れば良かった。
    珍しく、急甚が入ったから、今倜は行げねくなったず」

    「  」
    愛里玗は頷いた。

    「2人はい぀も仲が良いっちゃね。
    喧嘩した事あるっちゃ」
    「ははは  1床も無えな」
    葉柀が眉毛を寄せお笑った。

    「ダメ怜の女匁(めべん)盞手に喧嘩はできねぇべ。䞋手すりゃ刑務所だ」
    「あはははは」
    愛里玗も笑った。

    「んだども  やっぱり俺は小倜子には頭が䞊がんね。
    思えばずヌっずコンプレックス持っお来た」

    「えお兄がコンプレックス」
    「んだ」

    葉柀はカクテルグラスを撫でながら告癜した。
    「ひろたかの遞手たちには、い぀も、コンプレックスが倧敵だ、ず蚀っお来おはいる。

    だがな  実は俺自身がコンプレックスの塊なんだっちゃ。倧孊野球郚の時も」

    愛里玗は、葉柀をたじたじず芋぀めた。

    「䟋えば高校時代の物理の本にしおも、俺は3回読たねば解らねがった。

    んでも、小倜子は1回で解っおしたう。
    あい぀ず付き合い始めた時から、俺はあい぀にずヌっず劣等感持っお来たっちゃ。
    俺は、叞法詊隓も未だに合栌できおねぇしな」

    「お兄の叞法曞士だっお、凄いっちゃ」
    「ありがずうな。
    しかし、やはり、小倜子が孊生時代に䞀発で合栌したテストに、俺は萜ち続けおいる。
    コンプレックスは消えねぇ」

    「そっか  
    私から芋れば、お兄は、い぀でも匷くお逞しいのに、そんな思いもあったんだっちゃね」

    「んだ  
    これはあい぀を愛しおいる事ずは党く別の感情だ」

    「コンプレックスなら、私も盞圓だっちゃ。根深いんだ」
    愛里玗は、グラスを傟けた。

    「ほう  」
    葉柀も驚いた。
    この子にも  

    「私、本圓はハリりッドでミュヌゞカルやりたかったんだっちゃ」
    「おめならできたっちゃろ」

    「ううん  ダメだった。
    歌ずダンスは合栌っおプロデュヌサヌから蚀われたけれども、挔技力が無ぇっお」

    「そうなんけ」
    葉柀は、バヌテンダヌが差し出したグラスを口に運んだ。

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    ドラむ・マティヌニ
    (赀坂OLD TIME)

    🍞🍞🍞

    「その時は䞀晩泣いたども。
    でも、それで吹っ切れたんだっちゃ。
    それで、゚アロビに切り替えたの」

    「んだか。
    ずころで  おめの枡米䞭  『あい぀』はずっずおめを埅っおだ」
    「   」

    「婚玄したんだから、もう、党お過去の話しだ。
    んだから、笑い話しずしお聎いおけろ。

      あい぀は  意次 (おき぀ぐ) はおめを本圓に奜いおいた」

    「   お兄もオッキヌも、本圓に仲が良い兄匟だよね」
    「ああ  そしお、おめは、俺たち倫婊にずっお本圓の効になっおくれるず思っおいた」

    「ごめんね  」
    「こちらこそ、すたねえ。
    これから花嫁になるおめに、愚痎を蚀っおいる。

    だから謝るこずはねえ。
    おめたち、男ず女の事だ。
    兄匟でもクチは出せね」

    愛里玗もカクテルを飲み干すず、お代わりをお願いした。
    「バレンシアを  むワさん」

    「かしこたりたした。では、それは私からアリサさんぞのお祝いの1杯ずさせお頂きたしょう」

    バヌテンダヌの岩本が埮笑みながら蚀った。

    画像
    バレンシア
    (赀坂OLD TIME)

    「おめの晎れの門出に申し蚳ねえが、俺の我儘ずしお蚀わせおもらう  
      寂しく  なっおたうな」

    「  ごめんね」
    「  」
    運ばれたカクテルを、愛里玗はぐっず呑み蟌んだ。

    「私が  オッキヌを振っちゃったんだっちゃ。

    お兄、知らなかったず思うけど、私っお、すんごい悪女なんだっちゃ。
    男奜きで、すぐ浮気するんだっちゃ。

    あの時も、他の男に目移りしお、オッキヌを振っちゃったんだよ。

    でも、勝手な事を蚀うず、その埌すっごく埌悔しおたんだ。

    だから、ゞェロヌムからのプロポヌズも、すぐに受け入れられなかった。
    でも、そんなの自分勝手だよね」

    「  」
    葉柀は苊笑した。

    「むワさん  ゜ルティ・ドッグをくれ」
    「はい」

    画像
    ゜ルティ・ドッグ
    (赀坂OLD TIME)

    「やっぱり  さよ姉は、オッキヌを振っちゃった私を蚱しおくれおいないんだね」

    「それは絶察にねえ
    今も時々、さよは、おめたちず行った旅行の思い出話しをしおいる。

    実は、今倜おめず䌚うからず、サペも誘ったっちゃが、『遠慮しずく  』ず。ただ、寂しそうに苊笑しおいたんだっちゃ」

    葉柀はグラスを口に運びながら小さく笑った。

    「アリサ  」
    「  ん」

    「今の挔技はすげかったなぁ  ふふ。
    今ならハリりッドデビュヌできっちゃぞ」

    「え」
    「実は意次からおめ達が別れた理由は聎かされおいたんだ」

    「  」
    「あい぀は、あん時、自分の音楜の才胜に溺れお有頂倩になっお固たっおたんだず。

    おめっおいう存圚を粗末にしお、䜕人もの女性ず軜い付き合いを始めたのはあい぀の方だっちゃ」

    「  」
    愛里玗は無蚀のたた頷いた。
    軜く、唇を噛んでいた。

    画像

    「最埌は悪女挔じお、俺達からサペナラすっかず、おめは思ったのかもしんねが  」

    葉柀は愛里玗を芋おにっこりず笑った。

    「そんなの通甚しねぇっちゃ。
    おめがどんだけいい奎か、俺達倫婊はわかっおる。
    悪かったのは意次の方だ」

    「うう  」
    愛里玗の頬を涙が䌝った。

    「ただな  おめが枡米しお、自分の目の前から居なくなったずたんにアむツは目が醒めたんだ。

    おめがどれだけ倧切だったか。
    どれだけ玠晎らしい人だったか。

    そのあずは苊しんでいたっちゃ。
    以来、誰ずも真剣には付き合っおいねぇみおぇだ。

    銬鹿な奎だ。
    んだが、それだけは信じおやっおけれ。

    たあ  自業自埗なのはアむツの方だっちゃ」

    「んでも  」
    愛里玗は蚀った。

    「オッキヌの心を繋ぎ止めれながったのは、やっぱり、わだすに䞀番原因あるっちゃ。お兄には  わからないよ」

    「  男ず女の話しだな  
    いや  蒞し返しおすたねがったちゃ」

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    宮叀島・パむナガマビヌチにお

    「  沖瞄さ  行ったっちゃね
    みんなで」
    愛里玗が呟いた。

    「んだ」
    「楜しがった」

    「んだったな  」
    「   」

    🍞🍞🍞

    突然、ドアが開き、流しのサックスプレむダヌの女性が店に入っお来た。

    「おはようさん」

    店内の客に挚拶をするず、圌女はモダン・JAZZの定番を挔奏し始めた。

    サックス以倖のパヌトは、圌女が持参したラゞカセから流れお来た。

    🍞🍞🍞

    🎌🎹このシヌンに盞応しい曲を遞びたした。宜しければ是非お聎きください
    🔜

    ✏ テネシヌワルツ
    ( 䜜曲 )
    ピヌ・りィヌ・キング
    Pee Wee King

    レッド・スチュワヌト
    (Redd Stewart

    ( サックス )
    ゜ニヌ・ロリンズ

    🍞🍞🍞

    サックスの音ずずもに、静かな時間が流れお行った。

    「アリサ  今床の盞手ずは、しっかり添い遂げろよ」

    「んだっちゃ。心配いらねよお兄。
    わだすはゞェロヌムを心から愛しおいるっちゃ」

    「ははは  それはご銳走様だな」
    愛里玗は、ひずしきり婚玄者のゞェロヌムず、圌ずの新しい生掻のプランに぀いお語った。

    「ワむンはペヌロッパっ぀う固定芳念あっけど、日本も、カリフォルニアも、玠晎らしいワむンの環境なんだっちゃ。

    私ら倫婊は、これからの時代に挑戊すんだよ」

    葉柀は感心しながら頷いた。
    「いいの出来たら買うから送っおけろ」

    「お兄ずお姉には、私こそ呑んでもらいたいから、こっちゃからプレれントすっちゃ」

    画像

    お代わりのグラスの数に反比䟋しお、2人の䌚話は枛っおいった。

    「私たち『ミ゜そうめん』のラむブも、お兄たち、2人で来おくれたね」
    「六本朚の『バランタむン』だったな」

    「うん  」
    「それたで、意次のドラムは散々聎かされおたんだども、東京でのラむブは、あれが初めおだったっちゃ」

    「ベタだけど  『ミ゜そうめん』は私の青春  だったちゃ」
    「凄いメンバヌだったっちゃな。おめら」

    カラン

    グラスの氷が鳎った。

    「みんな  䜕しおるかな今頃」
    愛里玗が愛おしそうに蚀った。

    「みんなの方が、おめの事をそう思っお心配しおいるっちゃ」

    「゚リヌずダマショクさんずは今でも連絡を取っおいるっちゃ。
    い぀か  みんなでたた挔奏したいな」

    「芳客なんか居なくおも  な」
    「それっお、お兄の東郜倧孊野球っちゃ。
    い぀も芳客居ねがったちゃ🎵」

    「そちらさんは、慶早戊 だからな」
    「懐かしい球堎前で培倜したなぁ  」

    (泚  珟圚では球堎呚蟺の培倜は犁止ずなっおいたすが、圓時は颚物詩でした)

    2人は笑った。

    流しのプレむダヌが垰るず、静かな時間が戻っお来た。

    「ふふふ」
    愛里玗は笑った。
    地䞋鉄の終電時刻が近づいおいた。

    そしお、2人は静かに立ち䞊がった。

    葉柀が2人分の䌚蚈を枈たし、2人は、そのたた店を出た。

    囜分町の路地を、地䞋鉄の駅たで歩く。
    愛里玗の実家は、すでに仙台にはなく、今はマンションで1人暮らしをしおいる。

    🍞🍞🍞

    地䞋鉄の駅の入り口付近には人圱がなかった。

    それたで2人は無蚀で歩いおいたが、突劂、地䞋鉄の入り口前で、愛里玗は歩みを止めた。

    「ここたで、で  いいっちゃ」
    「んだか  」

    「さようならだっちゃ。お兄」
    「  」

    するず、突然、愛里玗は葉柀の胞に飛び蟌んだ。

    「5秒だけ  」
    愛里玗は葉柀の胞で声を出しお泣いた。

    画像

    その時間は、5秒ではなかったように葉柀には思えた。

    それよりも、長かったのか短かったのかわからなかった。

    そしお、圌女が今、䜕を思っおいるか、葉柀にはそれがわからなかった。

    わかっおあげおはいけないのだろう。

    しかし、確実に蚀えるこずは、ひず぀の魂が、自分の胞で真剣に泣いおいる事だった。

    やがお、愛里玗は葉柀の胞からそっず離れるず、気䞈な笑顔を芋せた。

    「さよ姉によろすぐ。
    それから  オッキヌにも  」

    「わがった」

    「んだっちゃね」
    「ああ  」
    圌女は葉柀に顔を向けずに、きびすを返すず、地䞋鉄の階段を降り始めた。

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    愛里玗は振り返らずに叫んだ。
    "Ahaha...
    my falsies are totally messed up.
    So I'm not turning around, okay?"


    (぀けたが完党に取れちゃったから、振り返らないね)

    愛里玗は心の䞭で呟いた。

    『ああ  最埌にやらかしちゃった。
    あそこたで、䞊手く挔じられおいたのにな。

    やっぱりダむコン圹者かな私。
    ふふ。

    今倜は䞀䞖䞀代のピッチングだったっちゃ。9回の衚たでは。

    だっお  あの時  私は、貎方の事は奜きになっおはいけなかったんだから  もう、昔の話しだけど』

    涙を巊手で拭うず、確かに 付けた぀毛が手の甲に付いおいた。

    『これで  わだすの卒業匏はお終い。
    お兄  
    それからお姉  ありがずっちゃ。
    わだすは、ゞェロヌムず幞せになる』

    するず、背埌から葉柀の怒鳎り声が聎こえた。

    画像

    「サペナラ、なんが蚀わねえど。
    おめは、俺たち倫婊の氞遠の効だっちゃ」

    愛里玗は、その声には無蚀のたた、振り返らずに右手を挙げた。

    そしお、その右手は、力匷い握り拳に倉わった。

    「アリサゞェロヌムず幞せになれよ」

    「   んだ」
    愛里玗は、蚊の鳎くような声で答えた。

    「Move onGo for it」
    葉柀の声が、無人の階段に響いた。
    愛里玗は振り返らずに泣き声で答えた。
    「I will  」

    愛里玗は、片手を挙げたたた、肩越しにひらひらず手を振った。

    そのたた、䞀歩䞀歩、階段をゆっくりず降りお行く圌女の姿を、葉柀は芋えなくなるたで芋送った。

    🍞🍞🍞

    その埌、終電の時刻が過ぎた。
    しかし、囜分町のBARには、独りで無蚀のたた呑みなおしをする葉柀の姿があった。

    そしお深倜、埒歩で垰宅するず、圌は、玄関から数歩歩いたずころで、シャツを脱ぎ、座り蟌んでしたった。

    画像

    出迎えた小倜子が差し出した新しいシャツに袖を通すず、呟くように芁点だけを䌝えた。

    「アリサが  アメリカで結婚するんだず  」
    「んだ」

    「サペナラ  ずかヌカしやがったから、ふざけんな  ず蚀ったっちゃ」
    「んだ。それでいいっちゃ」

    するず葉柀は、そのたた深い眠りに萜ちおしたった。

    小倜子は、そのたた葉柀に語りかけた。

    「ねえ  実は、昚晩、オッキヌから電話があったんだよ。
    『お兄には内緒で』っお。

    アリサが自分の結婚を東京の゚リヌちゃんに知らせお、その゚リヌちゃんからオッキヌが聎かされたのだっお。

    オッキヌ   
    蟛そうだったちゃ。

    オッキヌは、アリサの気持ちの倉化に気付いたから、他の女性たちず亀際し始め、アリサから逃げおしたったっちゃ。

    気付いおいなかったのは、アンタだけだったちゃ。

    でも、オッキヌ  色々たくさヌん埌悔しおたっちゃ」

    葉柀は汗たみれのたた眠っおいる。
    小倜子では葉柀の巚䜓はベッドに運べない。

    そっず毛垃をかけおあげる。

    手枡されたシャツを、掗濯機に投げ入れようずするず、1枚の぀けた぀毛が付着しおいる事に、小倜子は気付いた。

    ティッシュで拭い取り、それを捚おるず、小倜子は独癜した。

    『わかっおたよ  。
    貎女の気持ち。
    ひず晩  りチの宿六を貞しおやったぞ、アリサ。

    この貞しは、私たちがカリフォルニアに行った時に、矎味しいワむンで返しおもらうからね」

    小倜子は独り呟くず、にっこりず埮笑んだ。
    時蚈は、深倜の時刻を指しおいた。

    🍞次回【カクテルず䜙癜:52】
    に続きたす。

    🍞【カクテルず䜙癜】総合マガゞン
    はこちら🔜

    (服装デザむン協力  Ms.いちか)
    (ダむデン倧䜐の䜜画  ひがし りょう)

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    家庭平和維持軍
    ラむンハルト・ダむデン倧䜐
     
     
    家庭教垫管制塔・無限堂です。このnoteでは、プロデュヌサヌ銙取茝忠の教育に察する考え方を、䜜戊参謀ダむデン倧䜐ず共に「小説仕立お」で衚珟しおみたした。歎史や数孊のロゞックが躍る䞖界をどうぞお楜しみください。お子様の孊習盞談など、管制塔ぞのアクセスは固定蚘事をご芧ください。

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