
あなたと、ショートケーキのいちご
#創作大賞2026
#エッセイ部門
#探偵ごっこの帰り道
#あなたの横顔に恋をする
#世界が少し優しく見える
#自分を少し好きになれる
#その何気ない視線があなたの心を温める
「それ、一口ちょうだい?」
テレビを見ていたはずの彼が、
急にスプーンを伸ばしてきた。
私はショートケーキを見た。
あと少し。
最後は、いちご。
「あ!」
声を出す前に、
いちごがなくなった。
「美味しかった。ありがとう!」
「……」
彼は満足そうに笑った。
次の火曜日。
彼が残業の日に、小さく丸をつける。
帰り道、コンビニに寄ろうと思う。
ショートケーキを二つ。
今度は、
いちごから。
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この文章はマガジン『探偵ごっこの帰り道』のシリーズのひとつです。
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