
創作について20260624
初めて戯曲賞に応募する。
応募する段でこんなこと書くのも変なことだけれど、たぶん、他の応募作品に比べて稚拙で浅薄だろうな、と思う。
20代の演劇だけに賭けているような人たちには、熱量や演劇についての知識、人間観察力の深さで勝てはしないし、
逆に同世代で正社員や公務員、経営者や個人事業主として演劇とは別の仕事をしながら演劇をしているような人たちに比べたら、前述のような演劇の世界しか知らない人には知り得ない人間のバリエーションも微々たる手持ちしかない。
ずっと、演劇だけを人生の中心軸に据えて生きていく人たちにはコンプレックスや憧れはあった。
でも、自分はそんなことより働いている人たちの個性や機微を収集することのほうが人生や作品を豊かにするタイプの側の人間だと思っていた。
その割には、やっぱり集団で働くことに向いていないし、個人で戦えるような就労スキルも無い。
就労スキルを磨くだけの熱量も、やっぱり演劇のほうに振り切る熱量もない。
それでも、半端でも作り続ける必要があると思うし、僕自身の作品は何処にも残らなくても誰にも影響を与えなくても、この、熱量も知識量も技術も半端な "ちょうどこのくらいの層" のピースを僕が埋めていることは、演劇の世界や広く創作の世界に、厚みや奥行、広がりを与えているのだと信じてやってきた。
気づけばもう42歳で、単純に年齢の数字だけで見ればまだまだ人生折り返しなのかもしれないけれど、現役と呼べる時間や、経験値の生涯総量、体感時間の生涯総量から考えればもう、そろそろ現時点が人生の結果と言っても差し支えないと思う。
もちろん、だからといって更なる個人的な成長や挑戦を諦める気は無いけれど、世界全体で見れば自分への世間からのジャッジメントをハッキリさせて、後続の為に空間を空けておいてあげ始めないといけない時期だと思う。
その為に、箸にも棒にもでもいいから、自分へのジャッジメントをハッキリさせたい。