
30代から始める恋は、いつも5分遅い。
三十代になると、恋愛だけじゃなく、人生そのものに少し臆病になる。
友人の結婚報告。
SNSに流れる家族写真。
実家からの「いい人はいないの?」という電話。
焦る気持ちはある。
でも、無理をしても心は前に進まない。
この物語は、そんな三十代の男女が「恋人を探す」前に、「自分の人生を好きになる」ために一歩踏み出す物語です。
料理教室。
ボードゲーム会。
一人旅。
カメラ。
登山。
読書会。
美術館。
キャンプ。
毎回少しずつ新しい世界に挑戦しながら、二人は同じ街で、何度もすれ違います。
駅で。
本屋で。
イベント会場で。
あと五分。
あと一本の電車。
あと一人分の列。
ほんの少しのタイミングで、運命はすれ違い続けます。
読者だけが気づく「あと少しで会えたのに」というもどかしさ。
だけど、この作品は「恋愛だけ」を描く漫画ではありません。
新しい趣味に出会うこと。
少しだけ勇気を出して外へ出ること。
昨日より少し笑える自分になること。
そんな小さな積み重ねが、人生を少しずつ変えていく姿を描いています。
恋は急がなくてもいい。
人生を楽しめるようになったその先で、きっと誰かと出会える。
三十代だからこそ共感できる、優しくて少し切ない、大人のすれ違いラブストーリー。
読み終えたあと、「何か新しいことを始めてみよう」と思ってもらえたらうれしいです。