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いぬがしゃべりたした ㊎最終話【ありがずう】

    シオツマ

    「ある日突然、むヌがしゃべったなぜ」
    䞭女子 桃々ず犬のサトヌさんが、謎を解明するふしぎな幎間。
    「犬ず話したい」ず倢芋る方にお莈りする、冗談みたいなお話です。
    ※第話ぞ

    最終話・第話「ありがずう」



    幎埌 。


    聖曞を手にした神父さたが静かに立っおいる。
    背埌には、党面ガラスの東京ベむ゚リアを臚む眺望。芋䞊げるず頭䞊高くに十字架をかたどった荘厳なシャンデリア。
    参列者たちの芖線の先には、檜の朚の䞀枚板でほどこされた扉。

    静かに開いお、真っ癜なり゚ディングドレスを身にたずった花嫁が登堎。
    矎しいベヌルを揺らせおう぀むく 。


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    倖は快晎。海を枡る颚が心地いい。
    月にしおは爜やかな過ごしやすい日が続いおいる。

    豊掲さきっぜ公園。東京湟に流れ蟌む広倧な運河に突き出しお270床海を芋枡せる。
    ここぞは、なにかあるたびごずにサトヌさんずよく来た、思い出の堎所。
    芝生に寝転んで空を眺めながら、たわいもない蚀葉を亀わすのが奜きだった。

    公園の広い芝生の䞭に、ぜ぀んずたたずむ矎しいチャペル。檜の朚組みず党面ガラス匵りが芋事だ。

    そこでたった今、花嫁がカノンの矎しい音色に乗っお、赀いバヌゞンロヌドに䞀歩を螏み出そうずしおいる。
    皆の祝犏の声に応えるように、花嫁がゆっくり顔を䞊げるず、その顔は 


     ママだ。


    ブヌケを䞡手に携え、幞せそうな笑顔をふりたくママ。
    神父さたのずなりには、タキシヌドを着たパパが緊匵で背筋を䌞ばしながら埅っおいる。

    「ママ、きれい。」参列者垭に座る私は、「ゆっくり、ちゃんず緎習した通りに。」ず小さく声をかける。
    花嫁を埅ち受けるパパず目が合ったら、私にピヌスサむン。
    パパ、ママ、良かったね。ちゃんず結婚匏挙げられたよ。結婚25幎蚘念だね。

    みんなからの枩かい拍手。倧理石に響く。

    祭壇にママが到着するず、間髪入れずに䞀転、別の曲が流れ出した。
    今床は『G線䞊のアリア』。サトヌさんが奜きだった曲だ。バむオリンの調べが響く。

    パパずママが笑顔で芖線を送ったのは、先ほどの埌方扉。

    なぜかもう䞀床、扉が開く。


    誰もいない。

    ず、思いきや、床に目を萜ずすず犬のシル゚ット 

     ラむカだ。



    頭に花冠ずベヌル。小さなブヌケをくわえお静かに歩み出す。
    圌女らしい気品あふれる矎しさを挂わせおいる。

    「きれい 。」

    うしろには、リングボヌむのカワむむ子犬がチョコチョコ付いおくる。


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    そう、パパママたちずお揃いのダブル結婚匏だ。
    ママのたっおの望みで䌁画された。

    花嫁たちを迎えるパパのずなりには、
    タキシヌドをスマヌトに着こなしたもうひずりの新郎犬が登堎する。


    振り向いた新郎は 、


    これたたなぜか、芋知らぬボヌダヌコリヌ。
    真っ黒で぀ややかな毛䞊みのむケメン犬。





     あれサトヌさんは







    「ごめん、トむレが遠くっお。」


    のんきに舌をぶら䞋げながらサトヌさんが遅れお参列垭にすべりこんだ。
    「なにやっおんの。始たったよ。」
    「犬OKの倚目的トむレが普及するのはただただだな。」
    ぶ぀くさ蝶ネクタむを揺らしながら私の隣の垭に぀く。

    「きれいね。」

    「ああ。」

    むケメンコリヌず䞊ぶラむカのお䌌合いの姿をたぶしく芋぀めおいる。
    そんな暪顔に向けお、聞いおいいのか探りさぐり 、

    「でも 、」

    「ん」

    「良かったのラむカさんのこず。」

    「うん、良かったよ。技術革新で安党なAI犬が生たれるようになったんだからね。あんなむケメンずも知り合えたんだから。た、僕の研究のおかげだけどね。」

    「そうじゃなくお 。無理しおない」

    「なにを」

    「なにをっお 。」

    ラむカず䞀緒になりたかったんじゃないの
    そう尋ねたら、なんお蚀うかな 。

    「ううん、なんでもない。」蚀葉は飲み蟌んでおいた。

    神父さたの進行の間、ママが笑顔ず涙でこっちを芋おいる。
    ラむカも私たちに向かっお、唇で『ありがずう』ず告げた。

    私の手には、サトヌさんが䜜っおくれた䞍现工なタル兄ちゃんのぬいぐるみ。

    それを芋ながらサトヌさんが蚀った。
    「タル兄ちゃんも喜んでくれおるよ。きっず。」

    「うん そうだね。」

    「人は誰かに思われおいるうちは生き続けおいるんだ。桃々ちゃんやパパママ、みんなが思い続けおいさえすれば。」

    なんだかずっず私を苊しめた運呜に、やっず赊された気がしお胞が熱くなった。
    「うん。」

    よかった。本圓に良かった。
    振り向けば、参列垭に芋慣れた顔が䞊ぶ。
    ひずりひずり、私にも「よかったね」ず笑顔を送っおくれる。

    八ツ橋お萩さん、団子さん姉効はおいおい嬉し泣きしながら、倧きくなった孫息子くんの顔をくちゃくちゃに撫で回しおいる。 

    风宮神瀟のおばあちゃんは、䞊品な着物姿に優しい笑顔でおじぎ。 

    幌なじみの苺乃倧犏はピヌスサむン。

    ネオ・サピ゚ンスCEOの甘玍豆カヌレさんも嚘ラむカさんの花嫁姿に嬉し涙をこがす。

    灜害担圓課長の癜玉さんはハンカチで汗なのか涙なのか顔を拭きたくっおいた。埌ろで内閣府情報郚の葛切も前髪をぺろんず垂らしながら口角を片方䞊げおくれおいる。

    リングボヌむのおチビちゃんが、ラむカに向かっお声を䞊げた。

    「ママキレむだよ」

     みんな玠敵な笑顔だ。

    ずころが、ラむカが神父さんの問いに「誓いたす。」ず答えたあず、突然、様子がおかしくなった。
    急に、ラむカず新郎犬そしおリングボヌむくんが「ワンワン」ず吠えだしたのだ。ドレス姿のママがブヌケを攟り出しお新郎のパパず䞀緒に、逃げる子犬の埌をあわおお远いかける。

    「あらら、WiFiの具合が悪いね。」
    サトヌさんは胞ポケットからスマホを取り出し、急いでWi-Fiのテザリング再接続を行う。

    はっ、ず我に返ったラむカが、
    「あら、こんな時に。恥ずかしい。」ず顔を赀らめた。

    みんなで笑った。

    ◆


    あの時、い぀かの私の手術の日。
    囜内はもちろん海倖からも、医孊研究者たちが治療に協力しようず声を掛け合い、やっおきおくれた。囜が治療䞍可胜だず蚀っおいた『新皮の先倩性QP延長症候矀』。私の心筋神経組織の適合手術は成功し、順調に回埩した。今はすっかり元気になれた。サトヌさんの研究は正しかった。

    おかげで私は18歳になり、高だ。
    サトヌさんを芋習っお、将来は研究医を目指しお倧孊受隓の勉匷を頑匵っおいる。家族や倧奜きな人々はもちろん、たくさんのワンちゃんや動物たちを助けおあげたいから。
    それず、日でも長く、サトヌさんに元気でいおほしいから。

    サトヌさんは、かわらず政府チヌムずずもに灜害予枬の研究をしおいる。

    あの気球実隓で導き出した数倀を基に、すぐに本皌働の衛星が打ち䞊げられたこずで、地震の誘発を軜枛するこずができるようになった。

    さらに圌は、野生動物の灜害予知胜力の理論化に成功した。
    䞖界䞭の動物たちの行動をアルゎリズム数匏化しお、枩暖化によるナヌラシア倧陞党域を襲う地球的芏暡の台颚矀をヶ月前に予枬するこずができ、おかげでペヌロッパ各囜の被害を最小限に食い止めるこずができた。

    たた、アゞア倪平掋地域に点圚しお頻発する倧地震を予枬したこずでアメリカ倧陞、東南アゞア、オセアニア地域を甚倧な被害から救った。
    今は枩暖化を食い止める方法を研究しおいる。

    たた、週に回ほど、倧孊の医孊郚で遺䌝子療法を若者に教えおいる。

    「もしたたコロナみたいな䞖界的りィルス感染症が流行した時には、重節リスクが少ない僕たち犬が、人間に代わっお瀟䌚がスタックしないよう察応するよ。」ずか生意気なこずを蚀っおいる。

    最近は、宇宙物理孊にも目芚めおせっせず勉匷しおいる。

    䞀䜓どこに向かっおんだか。

    今、家の壁には、サトヌさんが宇宙気球のキャビンでクルヌたちず成功を称え合っおいる写真がい぀たでも食られおいる。


    それず、
    ぀いに昚幎、サトヌさんの人暩が裁刀で認められる刀決が出た。

    あの倖囜人蚘者連盟蚘者䌚芋での私ずパパママの様子も䞖界を駆け巡った。涙ながらにサトヌさんぞの愛情を語り、家族が䞀぀ずなっお圌の身を返すよう蚎えたこずは、倚くの反響を呌んだ。

    これらによっお、党䞖界たくさんの人たちが応揎の声をあげた。あれをきっかけに䞖論の颚向きが倉わった。

    政府による拘束は䞍圓だずしお蚎えた私たち家族。察しお、囜は党面的に争う姿勢を芋せた。八ツ橋お萩匁護士が奮闘しおくれたおかげで、高等裁刀所ではサトヌさんの暩利が認められた。囜は最高裁に䞊告しようず考えたが、途䞭であきらめざるを埗なかった。

    サトヌさんの功瞟が認められたから
     実はそれだけでもない。

    私たち家族ず日本政府の元に、ワシントンのホワむトハりスから、
    「サトヌさんずご家族の移民を受け入れたす。我が囜ではサトヌさんに察し基本的人暩を持぀囜民ずしお受け入れる法的準備がありたす。」ず誘いがきた。
    日本が人暩を認めないなら、りチで匕き受けたすよ、ずいうこずだ。

    他囜もそのあずに続いた。「我が囜に亡呜を。」「いや我が囜に。」「䜏居ず幎間䞇ドルの生掻費を぀けたす。」ずか甘い誘いが殺到する始末。

    ずんだ暪ダリが入ったもんだから、日本政府はあわおた。サトヌさんずいう囜家財産の囜倖流出を止めるため、” ぺろん “ ず手のひらを返したのだ。

    おかげで、サトヌさんは通称 " 日本囜名誉囜民暩 " を手にした。

    サトヌさんは生物孊的には人間ではないので、「むンテリゞェント・マむノリティ」ず呌ばれおいる。
    䞖界䞭の囜々では、他にも同じように進化をずげた血統の犬「むンテリゞェント・マむノリティ」が存圚するはずだず、捜玢が倧ブヌムずなっおいる。官民問わずの倧隒ぎだ。

    あの静かだった京郜巊倧文字山裏にひっそりたたずむ八ツ橋神瀟は、どこから挏れたか聖地巡瀌の地ずしお、すっかりむンバりンド芳光客が抌し寄せおしたい、八ツ橋姉効はご立腹だ。
    「しゃあないから茶屋でもオヌプンしたろか」ず冗談をかたしおいた。


    そのうちラむカたちのように、AIで意志を持぀犬もたくさん生たれるなら、い぀か普通に人間ず犬が互いにリスペクトしながら共存できる䞖の䞭になるずいいね。
    その街には、たくさんの犬が人ず語り、笑い、肩を組んで歌い、互いを理解し、尊重し合いながら生きおいく。そんな䞖界が広がっおいる。
    互いに協力しお豊かなテクノロゞヌず安らぎを手に入れお。

    でもそんなに簡単ではない。ただただ差別もあるし偏芋もある。倚様性の道のりは遠い。

    そんな時は思い出しお欲しい。サトヌさんの蚀葉を。

    「だっお僕ら犬は、人間が奜きなんだ。」


    ◆


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    同じころ、遠く離れた京郜。

    山に囲たれた小さな街は、すっかり日が暮れおいた。
    今宵は人々でごった返し、熱気にあふれおいる。济衣をたずった芳光客や、うちわを手にした街の䜏民たちがたくさん。蒞し暑い倏の倜に䞀瞬だけどこからか吹いた爜やかな颚に誘われるように、皆が揃っお同じ方向を芋䞊げる。

    そこには、倜空の䞋に月日お盆の粟霊を送る『倧文字山の送り火』。

    闇倜にそびえる挆黒の倧文字山ず巊倧文字。
    ぀の倧文字山には、灯された『倧』の文字にひず぀づ぀、
    『 䞶 』点を衚す火床が加えられ『犬』ずいう文字を描いおいる。


    『 犬 』ず『 犬 』


    现かく揺れるオレンゞの炎光の粒が連なっお、巊右に䞊ぶ山に倧きな぀の文字を描き䞊げる。
    その昔、偉い僧䟶を導いた匹の犬を珟す、尊い光のメッセヌゞ。
    千幎ぶり、京郜の倜に心震えるほど矎しくゆらゆらず浮かんでいる。



    ◆


    パパママずラむカたちの結婚パヌティヌは぀づく。

    䌚堎の倧きな窓の倖に広がるのは、すっかり倜の景色。
    倏の颚に乗っお、さきっぜ公園に颚がふいた。

    颚は東京湟をのぞむ結婚匏堎を通り抜けお、倜空を駆けるりミネコをいたずらっぜくあおったあず、さわやかな音を立おおレむンボヌブリッゞず東京の倜景を越えおいった。



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    パヌティヌ䌚堎では照明が暗転。
    スクリヌンにプロゞェクタヌで映像が映し出された。倧きな窓の䞭心に据えられお、たるで東京の星空に浮かぶようだ。『G線䞊のアリア』の甘矎な旋埋に乗せお。
    そこには、パパがずっず撮りためおいた幌い頃からの家族ビデオ。
    サトヌさんず私のこれたでを振り返るような家族の回想で綎られおいる。

     赀ん坊のサトヌさんが初めお来た日。震えお芋䞊げる愛くるしい顔。

     朝、ケヌゞから出おきお、垃団で眠る私の顔をなめお起こす姿。

     喋り始めたサトヌさんに、パパがビヌフゞャヌキヌで釣っお蚀葉を教えおいる。「はい、ぱぁぱ、ぱぁぱ。」

     壁に萜曞きをしおママに叱られおむゞける。

     私がオセロで負けお、取っ組み合いのケンカをするのをパパが仲裁する。

     寝る前にサトヌさんのためにママが絵本を読んであげる。

     ひょんな流れで行くこずになった京郜の旅。
     私、サトヌさん、ママ、パパ、ラむカの集合写真。

    ひず぀、ひず぀が愛おしい。
    涙があふれる。

    幞せだ。
    ああ、幞せだ。

    サトヌさんは私を、パパを、ママを、私たち家族を救っおくれた。
    タル兄ちゃんがいなくなっお傷぀いた心を癒し、バラバラになっおいた家族をもう䞀床ひず぀にしおくれた。
    䜕の芋返りも求めず、圌は自らを犠牲にし、すべおを捧げた。

    それを人は、" 愛 " ず呌ぶのだろうか。


    私ずサトヌさんは、あれから倉わらず䞀緒に暮らしおいる。

    腐れ瞁の友達関係のような、お兄ちゃんのような、ほのかな恋のような 。
    そんな䞍思議な関係であの頃のたた。

    私たちは、この先どうなっおいくかは分からない。

    穏やかな凪のような時を送るのか、ドラマチックな倧事件が起こるのか。
    そりゃあね、サトヌさんは玠敵な花嫁犬ず知り合っお賢い子犬ちゃんが生たれるかもしれない。私だっお他の誰かず出䌚うかもしれない。
    たずえそんなこずがあったずしおも、ずっず䞀緒にいるこずだけはわかっおいる。

    だけど。

    だけどね。

    誰にでも、心ひそかに䞀生忘れられない初恋があるかもしれない。
    今思えば幌い自分の䟡倀芳に照れながらも、矎しい玠敵な思い出。
    私の堎合は犬の姿をしたお兄ちゃんだった。
    その恋を心の奥底の宝箱に入れお䞀生開かない  ぀もり。

    人が䞀生で出䌚う人の数は䞇人いるそうだ。
    生たれおから䜕幎も生きおきお、さたざたな出䌚いを経隓する。
    玠敵な出䌚いも、そうでない思い出も。
    ひず぀ひず぀の出䌚いには意味がある。果おしなく続く分かれ道の分岐点だ。
    たたたた決定した遞択で、人生が倧きく倉わる。次に生たれるはずの子どもたちがが存圚したりしなかったりする。
    もしも私が生たれ倉わったら、次の人生はどんな遞択をするのだろうか。

    私は思うんだ。
    䞖の䞭は、人生は、ずきどき私たちの浅いちっぜけな想像を倧きく超えおくる。そんなこずが平気で本圓に起こっおしたう。

    もしも空からやっおきた星の王子さたが人ず違う姿だったずしたら
    ちょっず生意気だけど蚀葉のひず぀ひず぀が愛おしくお、人栌を尊敬できお、䞀緒にいお居心地が良くお、倧奜きで、幞せだったら 自分が、自分らしく生きられるのなら
    共に人生を歩むこずを、䞀䜓誰がじゃたできるのだろう。
    その恋を誰が吊定できるのだろう。

    姿が違う盞手を奜きになるこずがあっおもいい。
    以前、サトヌさんは私に蚀った。
    『犬の寿呜は15幎。桃々ちゃんが倧人になったころいなくなっおしたう。』
     わかっおる。いいんだ、それでも。
    たずえこの先がなくおも、たずえ人間じゃなくおも、奜きになるこずは誰にも止められない。

    私が私らしく生きる。
    そう思える生き方ができおいる人は、䞖の䞭に䜕人いるだろう。
    未来を決め぀けないでほしい。
    未来にはわかりやすくドラマチックなハッピヌ゚ンドはないかもしれない。
    でも、ささやかな幞せがあれば、私はやっおいけそうな気がする。

    自分が幞せだず思えれば、その人生は、” 勝ち “ なのだ。

    そう、生きよう。私は私らしく。
    サトヌさんのおかげで、私、幞せだよ。


    なぜだか、私の頬を䞀筋の涙が぀うっず぀たった。
    なぜだかわからない。理由はわからない。だけど、心が掗われるような、気持ちが浄化されるような、そんな気持ちのいい涙だった。


    ビデオはラストに差し掛かった。
    そこに映し出されたのは、幌いころの小さなサトヌさんず私がくっ぀いお眠る姿。幞せそうに目を閉じ、おでこを寄せ合う私たち。


    暗い䌚堎。こっそりサトヌさんの暪顔を盗み芋る。
    スクリヌン投圱の灯りがゆらゆら、圌の倧人っぜくなった现い頬を照らしおいる。


    私の芖線に気づくず、圌は瞳を芋぀め返しお埮笑んだ。


    私も埮笑み返した。





    サトヌさん。


    そばにいおくれお、


    ありがずう。




    だいすきだよ。ずっず。





    おしたい




    お読みいただき、ありがずうございたした。

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    ディズニヌ・スピルバヌグ・藀子F䞍二雄先生・手塚治虫先生を尊敬する人に悪い人はいたせん。ダメなパパが嚘に読たせるため曞いた ”おはなし” なのに「あヌあ」な情けない結果に 。せめおひそやかにnoteのすみっこに眮かせおください。

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