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Photo bytaneniwa

小麦への風当たりが意外に強い件

     小麦が健康に悪いという風潮が広まって久しいですね。

    たしか私の記憶では、
    ・テニスのジョコビッチ選手が、小麦をやめて体調が良くなった
    ・GI値が注目され、食後の血糖値急上昇の代表格が小麦とされた
    ・糖質ダイエットが流行し、小麦の糖質が問題になった
    この三本柱だったと思います。

    セリアック病(慢性多臓器自己免疫疾患)や小麦アレルギーの人、グルテンを含む食品に対する耐性のない人は、小麦を避けないといけません。
    でも、それ以外の人にとっては特に問題がない食材だと思うんですよね。
    他には、糖尿病で血糖値の急上昇を避けなければならない場合も小麦は避けた方が良いと思います。

    この記事も含め、色々な箇所で、

    ジョコビッチ選手は「グルテン不耐症」もしくは「グルテン過敏症」である

    として紹介されています。
    つまり、ジョコビッチ選手が小麦をやめる、つまり、グルテンフリーの食生活をして体調が良くなるのは当たり前のお話なんですよね。
    蕎麦アレルギーの人が蕎麦を避けることでアレルギー症状が出なくなるのと同じ構図ですから。
    そもそも一般の方との比較対象としては不適格だと思う事例ですね。

    次に問題となったのがGI値(グリセミック指数)。
    これも全粒粉を使えば、問題は随分と軽減されますが、そこまで目の敵にしなくても良いような気がします。

    とはいえ、小麦食品って、麺類や粉物、柔らかいパン形式で提供されることが多いので、そもそも短時間で大量に摂取可能なんですよね。
    だから、血糖値が急上昇してしまうんですね。
    これを避けるには、食物繊維を豊富に含む食品(サラダ類)を先に摂取しておけば良いと思います。

    最後に糖質ダイエットですが・・・
    糖質は、脳の栄養素として非常に重要ですから、ここをカットすると知的労働や勉強の面で問題が生じやすくなると思うんですよね。

    こうした観点から、私としては、むやみやたらにグルテンフリーを志向する風潮が強まるのは好ましくないと考えています。

    小麦は、大量摂取しない限り、普通は問題ありません。
    というか、どの食材でも大量摂取すれば色々と問題が出てきますが。

    私としては、風説に惑わされず、麺やパン、粉物文化を普通に楽しんで欲しいですね~。
    ※)もちろん持病がある方については、小麦制限してくださいね。

     
     
     
    元上場企業技術開発職→町工場経営(製造全工程を経験)。現在は某企業管理職。私塾『松賢堂』にて東西の思想を実務に架橋する【正見学】を提唱。ものづくりストラテジスト/知のカタリストとして技術伝承・後継者育成を支援。講演・執筆・技術顧問のご相談歓迎。note毎日更新1600日以上

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