
PD-1×VEGF:次はAZ?
はじめに
2025年7月3日、ブルームバーグ、その後7月7日にFierce Pharmaは、アストラゼネカ(AZ)とサミット・セラピューティクス(Summit Therapeutics)による大型交渉が進行中であると報じました。

対象となっているのは、サミットが保有する二重特異性抗体「イボネシマブ(ivonescimab)」です。PD-1/PD-L1阻害とVEGF阻害を1つの薬物分子に組み合わせることによって得られる有効性は、実証中です。
しかし、昨年末以来、このモダリティの話題は尽きることはなく、BMS, PFE, MSDなど、大型取引が止まることはありません。

また、このnoteでご紹介しているように、中国ベンチャーの創薬技術をグローバル製薬大手企業が入手するという構造になっています。
2025年に入り、大型の契約のニュースが出るたび、次は、「イーライリリー、アッヴィ、ノバルティスが次のPD1/L1とVFGF二重抗体の取引に入ってくるのでは?」という観測も出ていました。
中国市場で治験が行われ、そのデータをもとに後期開発を全世界に拡大するもので、発売後は、中国市場”外”での販売権を得るというような契約形態が多いのも特徴です。
※6月3日の「BMS、BioNTechと提携 中国バイオ起源のBNT327」というnoteで取り上げていています。


アストラゼネカは、ロンドンのFTSE100に上場する企業の中で最も価値があり、世界的に注目されている製薬企業の一つです。米国株で大変著名な広瀬隆雄さんも最近、注目株として取り上げていらっしゃいました。