
Roblox内広告を回す前に知っておくべき運用ノウハウ
こんにちは!株式会社moze代表の横井です。
私たちは「日本にRobloxエコシステムを爆誕させる」ことを目指し、これまで「Find The Dragons Morphs」や「Troll Escalator Tower」「My Stickers(わたしのシール帳)」などの複数のRobloxゲームを開発してきました。
本連載「Robloxでヒットを生み出す『再現性』の話」では、運に頼らず、再現性の高い手法でRobloxゲームを多くのユーザーに届けるためのノウハウを公開しています。
ゲームを作って公開し、自腹でSponsored Ads(スポンサー広告)を出してみたものの、Robuxが溶けるばかりでプレイヤーが一向に定着しない…という壁に直面した方も多いのではないでしょうか。やりがちな間違いとして「あれこれ細かくターゲティング設定をしてしまうこと」が挙げられます。
今回は、ターゲティング設定をいじくり回すのではなく「複数枚の画像」を活用し、その結果を適切に解釈してネクストアクションにつなげていく方法について解説します。
ターゲティングは「システム」に任せ、アルゴリズムに学習させる
Sponsored Adsを出稿する際、年齢やデバイス、国などを細かく手動で指定してターゲットを絞り込もうとしていないでしょうか? 実は、Robloxの広告運用においては自動設定のままシステムに任せた方が得策です。
なぜなら、Robloxのシステムは、広告の配信を通じて「どのような属性のユーザーがこのゲームの広告をクリックし、そして長く継続的に遊んでくれるのか」を学習して自動的に見つけ出してくれるから、というのが基本的な理由です。
広告が「おすすめ掲載」の鍵になる
さらに重要な事実があります。 広告を通じて得られたシステム側の学習データは、そのまま自然流入の主戦場である「Home Recommendations(おすすめ)」へ掲載されるための判断材料になってきます。 (参考:Roblox Creator Hub - Discovery)
つまり、Sponsored Adsは「ただアクセス数を買うためのツール」ではありません。Robloxのアルゴリズムに対して「私のゲームはこういう人に受ける」というデータを学ばせて、将来的な自然流入をブーストするための"種まき"の役割こそが、その真価なのです。
予算額の決め方
よく聞かれる質問として「広告の予算額をいくらにすればよいか」があります。結論から言うと、Robloxがおすすめする金額にすればよいです。とにかく広告でアクセス数を稼ぎたいといった事情がある場合を除き、"自然流入をブーストするための種まき"が目的であれば、自分たちで判断せず、Robloxがおすすめする金額のまま設定して問題ありません。
クレジットカード払いとRobux払いの2つの方法がありますが、前者では現在は1日16ドルの予算が推奨のようです。

結果を見てネクストアクションへ繋げる運用方法
ターゲティングは優秀なシステムに任せればよいのですが、画像の効果測定までがシステム側で全自動でよしなに配分・調整されるわけではありません。どの画像が最もパフォーマンスが良いかを見極め、その結果を適切に解釈しネクストアクションにつなげていく必要があります。
Sponsored Adsでは最大10枚の画像を登録できます。そこへただ同じ画像を何枚も入れるのではなく、切り口を変えた画像を複数用意してください。少額のテスト配信を行ったのち、ダッシュボードを見て「どの画像がCPP(Cost Per Play:1プレイあたりの獲得コスト)が安いか」や、「どのバナーが最も良い反応を得ているか」を確認します。
Home Recommendations(おすすめ)に乗り始める際は、最初はPersonalization(パーソナライゼーション)をOnにせず1枚だけサムネイルを設定することになります。この時の広告テストによるデータは、その1枚をどれにするかを決定する非常に重要な判断材料になります。(詳しくは連載第1回の記事を参照)
今日から試せるNext Step!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 RobloxのSponsored Adsの効果を最大化するためには「小手先のターゲティング」よりも「画像テストを通してシステムの学習データを溜め、自然流入へ繋げる」ことが重要です。
【今日すぐ自分のゲームで試せる第一歩】
ターゲティングを手動でいじらず、切り口の違うバナー画像を10枚用意してSponsored Adsに登録してみる
少額のテスト運用を回し、ダッシュボードの結果から「どの画像がパフォーマンスが高いか」を自分で判断する
目先のクリック数にとらわれず、良質なデータをアルゴリズムに学習させることで、ゲームを大きなヒットへと近づけていきましょう!
株式会社mozeは「日本からRobloxエコシステムを爆誕させる」をビジョンに掲げる、国内最先端のRobloxスタジオです。 バーチャル空間やデジタルアイテムの自社開発に加え、法人向けの企画・提案から開発、集客支援までワンストップで提供しています。
自社開発コンテンツ『Troll Escalator Tower』は世界累計2,410万訪問を記録し、国内外で高い評価を獲得しています。デジタルシールの収集と交換が可能なコンテンツ『My Stickers(わたしのシール帳)』は最高同時接続6000名を突破しました。
【株式会社moze 会社概要】
社名:株式会社moze(モゼ)
所在地:東京都中央区日本橋箱崎町1-2 THE SHORE 日本橋茅場町 2F
代表者:代表取締役 CEO 横井一隆
設立:2023年9月15日
事業内容:Robloxに特化したコンテンツの企画、開発、運営及び集客支援
企業様協業実績:カルビー株式会社様の「じゃがりこ」Roblox空間・アバターアイテムのリリース
公式サイト:https://moze.ai/
お問い合わせ先:hello@moze.ai