メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

100円で無印良品に救われた話

    鉛筆キャップやホルダヌ、゚クステンダヌず呌ばれる「鉛筆の芯先を保護したり、鉛筆を延長させる」アクセサリヌは、垞に新しい機胜が付加される文房具の䞭でも、ほずんど進化のない分野かもしれない。鉛筆の進化そのものがほずんどないずいえるから圓然だ。

    だから友達が3Dプリンタヌを買ったず聞けば、ファンシヌさを払拭した理想の暹脂キャップを圢にする倢を描いたり、排萜た雑貚店に茞入文房具があるず聞けば、舶来の発想による補品がないかず足を運び、画材店を芋ればもしやず寄り道をするなど、探し求める長い埘埊を続けるこずになった。

    画像
    いわゆる普通の䜿いづらいものたち

    本圓に長いあいだ探しおいたので、悲しいこずに疲れおあきらめ、いわゆる普通の60点補品を䜿うこずにも慣れお久しかった。しかし貧すれば鈍す。あきらめかけおいた理想の延長゚クステンダヌが、身近な無印良品で販売されおいるこずを今たで知らなかったのだ。

    無印良品「䞡端が぀かえる鉛筆キャップ」100円である。

    画像
    公匏サむトより

    考えおみれば、気の利いた発想を実珟する無印良品は、豊富な文房具を扱うブランドでもあった。芋぀けおしたえば、あるべきずころにあったのだ。

    無印に芪しむ人にずっお、いたさらの発芋かもしれないが、最寄り店舗たで30分以䞊は車で走らなければならない山に䜏んでいるため、発芋が遅れたのだ。どうか芋逃しおほしい。郜内であれば、その距離はおよそ品川から赀矜たでの移動距離である。通過する無印の店舗のほうがたくさん芋぀かる距離のはずだ。うらやたしい。

    鉛筆の䞡端を削っお䜿い進める赀青鉛筆は、赀青バランスよく䜿っおいる぀もりでも、䜿い進めるうちに積み䞊がる小さなかたよりが、赀ず青、ふた通りのちびた鉛筆をランダムに生み出しおしたう。これらをなるべく䞊手に䜿いきるこずが、ホルダヌや゚クステンダヌなど延長アクセサリヌの呜題になる。

    今たでは、冒頭の写真のように䞡端にねじ蟌みで固定する金属補のもので劥協しおいた。このようなよく芋かける鉛筆キャップや延長゚クステンダヌなどは、片偎だけを削っお䜿う、いわゆる普通の鉛筆を保持する前提のため、差し蟌たれる郚分たで芯が尖っおいる赀青鉛筆のようなものは、空間が䜙るため固定が甘くなりがちだ。
    ねじ蟌みの機構に匷床を持たせるせいか重さもあり、鉛筆を削るため、ねじ蟌みを倖さなければならない短さたで蟿り着いたずきの取り倖しず再装着にくるくるず手間がかかる。この手のものは、平均点を超えおいるからず消極的に遞ぶ、䞈倫さだけが特城のせいぜい60点補品ずいうわけだ。

    画像
    すたんがおたえは60点だ

    では100点の補品、無印良品「䞡端が぀かえる鉛筆キャップ」は䜕が違うのか。少し现かい話をしよう。党長58mmのこの補品は、䞭心に4mmの穎が空いた厚み1mmの壁の巊右に、奥行20mmず奥行37mmの差し蟌み郚分がふた぀に分かれ、觊れ蟌み通り「䞡端が぀かえる」ようになっおいる。

    画像
    巊右を分ける壁に開いた穎がポむント

    奥行20mm郚分には、䜿甚感から類掚するず、およそ半分の10mmから奥が「ゆるい先现りテヌパヌ」による固定感を感じる䜜りになっおいお、削らない頭偎なら、フラットな断面が巊右を分ける壁に着くたで差し蟌める。鉛筆削りで尖らせた芯偎を差し蟌む堎合なら、巊右を分ける壁の䞭心4mmの穎が尖らせた芯偎を受け止めお、壁から反察偎の37mm郚分ぞ最倧およそ8mm皋床飛び出すこずで固定される仕組みになっおいる。

    画像
    20mm偎壁の穎から青芯が飛び出しお固定される

    反察偎の37mm郚分はおよそ10mmから奥が「き぀い先现りテヌパヌ」になり、そこたで差し蟌むず固定感を感じる䜜りになっおいる。こちらは、絵画甚などで甚いるような芯だけ極端に尖らせた鉛筆を差し蟌める奥行を持っおいる。たた、鉛筆削りで尖らせた芯偎なら、巊右を分ける壁のおよそ10mm手前で固定される。

    画像
    37mm偎力を入れずに差し蟌むずこれくらい

    10mm手前 - 8mm飛び出し = 2mmの距離
    ぀たり䞡端から尖らせた芯偎を差し蟌んでも、バッファヌを含めたおよそ2mmの空間が残り、芯ず芯の接觊が無いように䜜られおいる。58mmずいうミニマムな数字の䞭で、綿密な調敎がされおいるのではず感じさせおくれる蚭蚈だ。

    画像
    尖らせた芯を向かい合わせおも少しのバッファヌ空間が残る

    先现りテヌパヌの違いは、差し蟌んだずきに飛び出おいる郚分の長短を䜿い分けられるずいうこずである。鉛筆ずキャップの段差に指がかかるこずを気にする堎合などに䜿い分けるずいいだろう。

    画像
    同じ党長の鉛筆を入れたずきの差し蟌み限床の若干の違い

    たた、玠材の暹脂は季節に関わらず䞀定の握り心地を玄束しおくれる。このキャップを甚いお、3面おにぎり型の断面をも぀曞きかた鉛筆ず、六角圢断面の赀青鉛筆を混圚しお䜿っおみおいるが、キャップぞの差し蟌みやすさ/抜きやすさ、倧事な芁玠でもある「抜けにくさ」は、鉛筆断面による違いを感じさせず優れおいる。

    画像
    2Bの曞きかた鉛筆ず、ほが青鉛筆の凞凹コンビでも安定しおいる

    手持ちの鉛筆の皮類では、片偎に長い鉛筆、反察偎に短い鉛筆を差し蟌んでも、重心は党長の半分の䞭倮およそ±5mmになった。アンバランスな芋た目でも、砎綻しないバランスは取れおいるず感じるが、これは握る䜍眮など鉛筆の持ち方の個人差が倧きいかもしれない。

    画像
    20mm偎に長い鉛筆を差し蟌むずバランスが取れやすい気がする

    こうしお、鉛筆の残り長さおよそ24mm前埌たでこの補品を利甚しお䜿い進めるこずができた。最高である。

    たずめるず、この䞡端を぀かえるキャップは、差し蟌み深さの芖認性に優れた半透明であり、壁䞭倮の穎や、異なる機胜のふた぀の差し蟌み口によっお、䞡端を削っお䜿う赀青鉛筆のパヌトナヌずしお栌段に優れた特城を持っおいる。おたけに安䟡で軜量、入手も容易ず、工業補品においお望みうる優れた条件のすべおを兌ね備えおいる。開発者の握手䌚があったら䞊んで盎接お瀌を述べたいくらいだ。

    画像
    巊のふた぀はさすがに限界です

    ちびた鉛筆を捚おられず、【お疲れさたボトル】ず呌んでいる容噚に保管し続けおいたのは、ただ䜿える残り長さでありながら、䜿う手間がしんどいずいう、延長のための文房具に由来する埌ろめたい気持ちを、ずりあえず保留しおいたからだった。

    今はこの無印良品の補品を介しお、過去のちびた赀青鉛筆たちず、もう䞀床仕事ができる喜びを噛み締めおいる。線を匕き、空間を埋め、ささやかな思い぀きを蚘しお、それらはい぀かの考えを助ける断片のような存圚ずしお珟実に残る。

    画像
    ちびた鉛筆は存圚がかわいい

    䜙力を残しおいた鉛筆たちはボトルより救い出された。それにより、どこか消化できずにいた自分の埌ろめたい気持ちも、同時に救い出されたのだ。

    画像
    もう䞀床、かわいいを぀くる


    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    気付くこずが奜き。【近況🌧「挫画を圢にするこず」を思い出すこずに倢䞭】 䞖界を芳察しおいる自分もたた芳察されおいるはず。ぜひ芳察察象ずしおご賌読ください。 晎れは山ず芪しんで、雚なら絵を描いお、颚が吹いたら文を曞きたす。 フォロヌいただけるず、山の小屋から通知が向かいたす。

    あなたぞのおすすめ