
\ 希望は、意外と近くにあった /#158レビュー
『 悩みは、なくそうとしなくていい。ひっくり返せばいい 』
この言葉に、思わず立ち止まりました。
2014年、著者は指定難病である重症筋無力症を発症します。出口の見えない日々。絶望の只中で、著者の人生を大きく動かしたのが、黛多賀子さんから掛けられた、ある一言でした。
「 難病? 治りますよ。心を整えたら……私も治りましたから 」
この言葉をきっかけに、著者は国内外の専門家に学び、1000冊を超える書籍を読み、数多くの研修に参加しながら、病と、そして自分自身と向き合っていきます。
本書には、その膨大な学びの結果ではなく“本質”が、ぎゅっと凝縮されています。
特に心に残ったのが、
「 絶望と希望は、オセロ石の両面 」という考え方。
真っ暗だと思っていた現実も、見方を変える“ たった一手 ”で、白にひっくり返ることがある。
陰陽思想をはじめ、人生を軽くしてくれる視点の持ち方が、やさしく語られています。
悩みを消そうとしなくていい。戦わなくていい。
ただ、見方を変えてみる。
今、苦しさの中にいる人にこそ、
そっと寄り添ってくれる一冊だと感じました。
ありがとうございました。