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『こんな暗い表紙、売れねえよ!』と編集長に怒られた32巻の話😭

    還暦を迎えた元漫画家

    😱💦 【長い連載の中で最大のピンチがあった】

    『押忍!!空手部』を23歳で連載開始してから、  
    ワイはずっと、

    『人気アンケート1位を取る!』  
    『単行本を売る!』

    それだけを考えてがむしゃらに走り続けていました。

    週刊連載というのは、とにかく『過酷』です。

    体調がいい時も悪い時も、
    心が穏やかな時も沈んでいる時も、
    描きたいものが見えている時も、何も浮かばない時も。

    毎週締め切りが来る。

      
    そして、読者アンケート順位という
    "作品の評価"が毎週出る。  

    今なら分かります。長い連載の中では、

    『2〜3話うまくいかない時があってもいい。』
    『また、後半で持ち直せばいい。』

    くらいの心持ちで自分にプレッシャーをかけない方が
    健全であったなぁーと客観的に見られるのだが、

    でも当時のワイは、そう思えなかった💦

    【当時のワイはまだ若かった】😅


    とにかく前だけを見て、人気が悪いとすぐに落ち込んで
    もっと全力で!もっと頭を回転させて!と
    全力疾走してしまった💦

    結果――


    30歳の時、
    ついに精神的限界が来ました。

    思い返せば、理由はいろいろあるんですが、
    当時は冷静に判断することも出来ず、

    ただただ、
    机に向かうと苦しくなる。

    身体が重い。  
    頭が回らない。

    漫画を描こうとすると、
    鉛を背負ってるみたいになる。

    そんな状態で、

    『もう、ダメだ』


    となって、
    泣きながら編集長に電話しました。

    『もう、これ以上描けません』

    『僕、筆を置きます。』


    その時の編集長の対応が神対応で、
    今でもよく覚えています。

    電話越しに、ワイが本気で言っているのを
    察した編集長は、

    少し黙って聞いていて…

    『わかった、今、急ぎの仕事をやらねばならないから、
    10分後かけ直す。少し待てる?』

    と冷静に言ってくれた。

    この、『10分』っていうのが人を冷静にさせるんだなぁ...
    電話を切った後、

    『筆を置くと言った...』
    『あとは、野となれ山となれだ』
    とワイも少し冷静になれた。

    この、一度電話を切って『間』を作る。
    あの機転は、さすが編集長でした🙏😭

    10分後に電話がかかってきて
    編集長は優しく、

    『とりあえず、今は休め』
    『良くなるまで待つから』
    『筆を置くかどうかはその後考えよう』

    と言ってくれて、
    ワイも少し冷静に

    『ご迷惑をかけますが、また描けるようになったら、
    宜しくお願いします』

    と言って電話を切った、

    瞬間、『ほっ』としたのを覚えています。

    そして、
    7年続いた『押忍!!空手部』は
    その号の原稿を落として、
    突然の無期限休載になることになりました。

    結果的には、
    半年ほど休んで復帰することになるんですが、
    休んでいる間も、
    単行本作業だけは残っていました。

    その時に描いたのが、
    『押忍!!空手部』32巻の表紙です。

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    青い『静』の表紙…こりゃパワーが全然ねぇ~😅


    これがまた❗今見返しても、

    自分でビックリするくらい暗い‼️(笑)


    とにかく空気が重い。

    たぶん、
    当時の精神状態が、
    そのまま絵に出てしまっていたんでしょうね💦

    後に体調が戻って、
    編集長から笑い話みたいに、

    『こんな暗い表紙の単行本なんか売れねえよ!』


    って怒られました(笑)

    ハハハ…(笑)
    今になって思うんです。

    作家って、
    やっぱり絵に出る。


    どれだけ隠そうとしても、
    線や空気感に、精神状態が滲み出てしまう。

    だから最近は、
    他の作家さんの絵を見ても、

    『ああ、この人ちょっと凹んでるな…』

    って、
    なんとなく分かる時があります😅

    逆に、
    勢いのある時の絵って、見た瞬間に分かる。

    線に力がある。  
    コマに熱がある。  
    キャラが前に出てくる。

    『ああ、この作家のってるな』

    とわかる😉

    結局、
    漫画って、技術だけじゃなく、
    その時の

    “心”まで乗ってしまうんですよね😆


    🙌【本題❗】


    今回、そんな苦い思い出の残る32巻に収録された、

    『最高のトリック!?』 🔥 

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    生原稿17ページ!

    『高木さん鳴く?!』🔥

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    生原稿17ページ!


    2本の実使用生原稿を
    Yahoo!オークションに出品いたしました‼️


    当時、
    毎週死にそうになりながら描いていた、
    実際の原稿💖

    ホワイト修正跡。  
    ベタのムラ。  
    インクの飛び散り。

    30年以上前、
    週刊連載の現場で、
    実際に使われた“生の原稿”です。

    今見ると、
    若かった頃の自分の熱量や、
    苦しさまで、
    紙に残っている気がします😆

    この原稿を、
    大切にしてくれる人の元へ届けられたら、
    嬉しいです🙌

    ※ヤフオクのリンクは、この記事の最後に貼っておきます。
    見るだけでも、当時の週刊連載の空気を感じてもらえたら嬉しいです。



    ※この時期の話は、いずれ『ワイの漫画家人生』でも詳しく書こうと思います😀

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    本日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます🙏

    【追記】
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    シリーズ累計発行部数2100万部突破❗️『押忍‼︎空手部』👊元『ヤングジャンプ』連載作家、高橋幸慈(たかはしこうじ)と申します。昭和生まれ、現在64歳。このnoteでは、漫画の裏話・創作エッセイ・漫画ネーム・ソロキャンプ・ゴルフなど、趣味と人生を語っていきますよー🙌 押忍!🔥

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