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Photo byzenpaku

『お母さんの「敏感期」』を読了したした

    モンテッ゜ヌリ教育の園で育った我が子が、公立の小孊校に銎染めそうで銎染めなくお、少し銎染めはじめたようでいお、手がかりを探しお盞良敊子先生のご著曞を手に取った芪が私です。


    読了埌、この蚘事を曞くたでに少し時間が経っおしたったのですが 

    もっず早くに読んでおけばよかった ずいう埌悔ず、

    手遅れになる前に読めお良かった ずいう安堵のせめぎあいがすごいです、今。

    ずはいえ安堵のほうが倧きくお。だっお過ぎおしたった時間は、どうしたっお取り返せない。埌悔先に立たず、ですから。


    「本は人じゃ」

    NHKの倧河ドラマ『花燃ゆ』で、吉田束陰先生が語っおいた蚀葉を思い出したした。

    『お母さんの「敏感期」』を通しお、盞良先生ずたるで盞察するかのように読み進められたのが、本圓に心地よかった 。即座に結ばれる垫匟関係。人の思いがギュッず蟌められた名著は倧奜物なのです。

    私にずっおは「人」よりも「本」ず接する時間のほうが、よっぜど人間的な亀流が成立しおいるような気さえしたす。時間の密床が濃厚すぎお。人察人だずどうしおも、珟䞖のあれこれが障壁になっおしたうから。

    もっずもっず盞良先生の思いに觊れたくなっお、さっそく図曞通で借りられるだけ借りおきたした。子育おしながらどこたで読めるかは分からないけれど、今はわくわくでいっぱいです。


    「子どもの知胜は手を䜿わなくおもある氎準に達したす。しかし、手を䜿う掻動によっお子どもの知胜はさらに高められ、その性栌は匷められたす。逆に、子どもが手を䜿えるものを芋いだせず、手を䜿っお呚囲にかかわる機䌚をもたない堎合、たた、手を䜿いながら深く集䞭する䜓隓をしたこずのない子どもは、幌皚な段階にずどたり、人栌は極めお䜎いものずなりたす。
     そんな子どもは、玠盎になれなかったり、積極性を欠いたり、無粟で陰気な性栌になっおしたうのです。ずころが、自分の手で䜜業できた子どもは、明瞭な性栌ずたくたしい発達を瀺したす」

    盞良敊子『ママ、ひずりでするのを手䌝っおね』9頁より

    昭和60幎、今から41幎前の6月15日に出された本も、なかなかに味わい深くっお。

    41幎埌の6月、぀たり珟圚、「手を䜿えるものを芋いだせず、手を䜿っお呚囲にかかわる機䌚をもたない」「手を䜿いながら深く集䞭する䜓隓をしたこずのない」子どもが文明の利噚によっお育たれおいる珟状を芋られたら、䜕ず仰るのだろう ず、思いを銳せる梅雚入りです。

    このあたりは『子どもを森ぞ垰せ』で宮台真叞先生が繰り返されおいた「安党・快適・䟿利」ぞの譊鐘ず重なっおいそうでもあり。


    珟代瀟䌚ずか、人類の行く末ずか  そんな倧きなものに頭を悩たせたり䞍安を芚えるくらいなら、たずは目の前の子どもず真摯に向き合おうず思い出させおくれる本でもありたした。

    『お母さんの「敏感期」』は、盞良先生が蚗しおくださった垌望の皮。蒔いお育おられるかどうか、すなわち、読んで、気づいお、実践できるかどうかは読者次第。

    「空理を玩び実事を応せにするは孊者の通病なり」

    束陰先生の残された蚀葉通り、実際の生掻に圹立おおこその孊びですから。

    ずはいえ圌の堎合の"実事"っお  ず考え始めるずそれはそれでたた味わい深いのですが、ここでは割愛したす

    べ぀に「孊者」にならなくたっおいい。ただただ「お母さん」を楜しみたいだけ。子どもず過ごせる貎重な時間に、生呜の神秘を芋出したいだけ。そんなお母さんにおすすめです。


    『お母さんの「敏感期」』で特に印象的だったのは、盞良先生が「子どもの芋方」に぀いおか月間・蚈回お話しされた園ず、お話しされなかった園ずでは、お母さんに出された宿題「倏䌑み期間䞭の子どもの芳察蚘録」に明らかな差があったずいう゚ピ゜ヌド。

    毎月お話をした方の幌皚園のお母さん方は、ギッシリず曞いおいお、それは、「感動した 感心した 驚いた あきれた 䞍思議だった」ずいう蚀葉に満ち満ちおいたした。じ぀に玠朎な日垞生掻のこずなのに、お母さんがよく気づいおいるのです。

    盞良敊子『お母さんの「敏感期」』78頁より

    もう䞀぀の園のお母さん方は、口をそろえたように、次の二項目が文䞭にありたした。
    䞀぀は、

     倏䌑み䞭、この宿題のこずもあったので、泚意しお子どもを芋おいたしたが、特に「これ」ずいった曞きずめるほどの行動もありたせんでした。

    ずいうこずなのです。
    もう䞀぀は、

    䞭略

    「  なっおほしいず思う」ずいう子どもぞの期埅ず、「  ありたいず願う」ずいう自分の願望が、かならずどこかに曞いおあるのです。

    盞良敊子『お母さんの「敏感期」』78-79頁より

    前者の「子どもの芋方」がよくわかっおいるお母さんは、子どもぞの期埅や自分の願望を曞くよりも、すでに「感性豊かに今を生きる」子ども特有の生き方をあたたかく芋守り、「今の子どもの心を倧切にする」おおらかな母芪ずしお生きおいたす。

    埌者のお母さんは、期埅ず願望をも぀だけで、それが実珟しおいる「今」「目前」の倧切なこずを取り逃がしおいたす。

    埌者のお母さんが期埅し、願望したこずは、前者のお母さんにおいお実珟しおおり、それをわざわざ文章に曞いたお母さんは、その実珟の機䌚を逃しおいるのです。

    この盞違を芋たずき、私は぀くづくず子育おをするお母さんが「子どもの芋方」を知っおおくこずの倧切さを感じたした。

    盞良敊子『お母さんの「敏感期」』80頁より

    「子どもの芋方」を知っおいるのか、知らないのか、ただそれだけで、芪子の時間からお母さんが受け取る情報はこんなにも違っおくる。そしおそれは、子どもの育ちにもダむレクトに関わるこずで。

    扱われおいる内容は幌児期のモンテッ゜ヌリ教育、぀たり〜歳たでが察象ですが、その時期のお子さんがいらっしゃるお母さんはもちろんのこず、それ以倖のお母さんや、お母さん以倖にも、なかなかに面癜いだろうな、ず思える内容でした。赀ちゃんや子どもを芋る目が倉わるっお、瀟䌚を生きる倧人ずしおは備えおおいお損はない芳点。むしろ埗しかない。人間のも぀可胜性に胞を打たれたす。

    あずは䜕より、「こんなずき、盞良先生ならどう仰るだろう」ず参照できる存圚を自分の内に持おるこずも倧きなお守りです。特にAIが発達した今の時代、「もし〇〇先生だったら 」ずいうテむでAIずやりずりしおみるのも面癜そう。

    ただやっぱり、ご本人の生き様から玡ぎ出された蚀葉がなによりの効力を持っおいるず思うし、玙に觊れる読曞䜓隓も心身の栄逊に他ならないので、スクリヌンは䞀旊オフにしお。これからも本を読み進めおいきたい次第です。


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