
道徳とは何だろう。
今日も『THE POWER OF REGRET』を読み進めました。
今回は、
道徳に関する後悔
について。
正直、このテーマは今まで読んできた中でも特に難しいと感じました。
本書では、
* 道徳を狭い意味で捉えた場合
* 道徳を広い意味で捉えた場合
の違いについても触れられていました。
読みながら、
「道徳って何だろう。」
という問いが頭から離れませんでした。
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振り返ると、
私自身の道徳観もかなり変わってきた気がします。
海外に行く前と後。
コロナ禍を経験する前と後。
そして様々な読書を重ねた今。
以前は絶対に正しいと思っていたことが、
今では違う見え方をすることもあります。
逆に以前は理解できなかった価値観を、
今なら少し理解できることもある。
経験は人の道徳観を変えていくのだと思います。
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一方で、
経験や文化を超えても変わらないものもある気がします。
嘘をつかない。
人を傷つけない。
約束を守る。
困っている人を助ける。
感謝する。
完全に一致するわけではありませんが、
人類は長い歴史の中で、
こうした価値を大切にしてきました。
おそらくこれが、
普遍的な道徳
と呼ばれるものなのかもしれません。
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それでも、
世界から争いはなくなりません。
裁判所がある。
弁護士がいる。
警察がいる。
宗教が存在する。
もし道徳に唯一の正解があるなら、
これらは必要ないはずです。
でも現実には、
人によって、
* 正義
* 責任
* 自由
* 愛
* 誠実
* 忠誠
の優先順位が違う。
だから衝突が起きる。
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最近思うのです。
人生の難しさは、
悪と善の間で悩むことではない。
むしろ、
善と善の間で悩むことの方が圧倒的に多い。
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正直に伝えれば、
誰かを傷つけるかもしれない。
優しさを選べば、
本音を隠すことになるかもしれない。
仕事への責任を果たせば、
家族との時間を失うかもしれない。
自由を選べば、
誰かの期待を裏切るかもしれない。
どれも間違いではない。
どれも大切な価値です。
だからこそ苦しい。
だからこそ後悔が生まれる。
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おそらく道徳に関する後悔は、
「あの時の自分は間違っていた。」
という後悔ではありません。
むしろ、
「あの時の自分も正しかった。でも別の正しさもあった。」
という後悔なのだと思います。
この後悔は簡単には消えません。
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だから人は、
哲学を学び、
宗教を持ち、
法律を作り、
対話を続けてきたのかもしれません。
正解を見つけるためではなく、
より良い答えを探し続けるために。
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今回の読書を通じて、
私なりに道徳を定義するなら、
「自分だけでなく、他者も含めてより良く生きるための価値判断の基準」
です。
そして成熟とは、
自分の正しさを持ちながら、他人の正しさも理解しようとすること。
なのかもしれません。
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後悔しない人生はない。
でも、
後悔を通して自分が何を大切にしているのかを知ることはできる。
その積み重ねが、
少しずつ自分の道徳を形作っていくのだと思います。
今日も小さな気づきを糧に。
ご拝読ありがとうございました。
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今日の一文
「人生の難しさは、悪を選ばされることではない。複数の正しさの中から、一つを選ばなければならないことなのかもしれない。」
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