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茶濃淡

    あのね、お茶の濃淡って
    その色や
    その香りや
    その味の他に
    今まで通ってきた過程で

    触れた人や
    撫でた風や
    見つめた光

    それらがこの一杯に
    現れている気がしたの

    それで、でもさ
    何かしらの器に

    飲み物として生まれる直前の
    そのいろんな要素が
    今までのそれら全てを
    表に出してくれるかどうかは
    わからないし、
    縁とか運なのかなって思う

    そして、
    表に現れたそれらを
    感じて言葉か何かで
    伝えてもらえるかどうかも
    わかんないんだよね

    それに
    秘めたまま表に出ないのも
    ことさら表に露呈するのも
    いいのか悪いのかわかんないし
    いいとか悪いとか無いんだと思う

    ただ全て出し切れた方が
    成仏しやすいのかな

    成仏した茶殻は
    土に還りやすいのかな


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    詩専用note〈モリシオ〉 森の中で詩を生む×ミネラル的言葉、清め、結界 塩のような味、浸透、余韻ある言葉を軸に書いています 日常に溢れた美しさ、何気ない現象を掬い上げることが昔からの習慣 ある時から言葉が溢れてやまなくなってしまい、その結晶を詩やエッセイ仕立てにしています

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