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わかモンさんの「のっかり応援企画」にのってみた

宇宙人かあさんが、なんだかすごそうな企画 #秋ラノベまつり に参加していたので、私も参加してみることにしました!

いやあ。

このプロンプト……プロンプトなの?(わからない)

すごい。

小説から挿絵からサムネから……順番に作れるようになっています。

それでは。
私が主人公の小説――。

どうぞ!


『文章を入れたら絵になる錬成釜を買ったのに、なぜか栗ばかり出てきます』


🍁

「……よし」

秋の夜。

窓の外では、街路樹の葉が風に鳴っていた。

私は机の上に積み上げた紙束を前に、腕を組む。

明日までに、一枚。

たった一枚でいい。

王立錬金術院の秋季展示会に提出する作品を完成させなければならない。

今年の課題は、錬金術を使って作る「秋を題材にした絵」だ。

ちなみに、私は絵が描けない。

そこで買ってきたのが、古道具屋で見つけた錬成釜だった。

文章を書いた紙を入れると、その内容を絵にしてくれる。

店主がそう言っていた。

「ずいぶん都合のいい道具を買いましたね」

向かいの机で記録帳を開いていたルカが言う。

「便利なものは使うべきでしょ」

「その考え方で、先月は勝手に掃除する箒を買いましたよね」

「便利だったじゃない」

「工房の壁まで掃除して、削ってしまいましたけど」

「昔のことは忘れよう」

私は新しい紙を広げた。

せっかくの展示会だ。

どうせなら、誰が見てもきれいだと思う絵がいい。

少し考えてから、ペンを走らせる。

――秋の森で、月を見上げる美しい青年。

「完璧」

「ずいぶん無難ですね」

「うるさい」

紙を丸めて釜へ放り込む。

ぼふん、と金色の煙が上がった。

しばらくして、一枚の紙が吐き出される。

「出た!」

私はそれを拾い上げた。

秋の森。

大きな月。

月明かりを浴びる美青年。

なぜか裸だった。

そして、その腕には。

巨大な栗。

沈黙。

ルカが横から覗き込む。

「……栗の話を書いたんですか?」

「書いてない」

青年は両腕で、自分の上半身ほどもある栗を大事そうに抱えていた。

ちょうどいい具合にいろいろ隠れている。

しかも、少し微笑んでいる。

なんだろう。

すごく幸せそうだ。

「まあ、一回目だし」

「栗は?」

「たまたまでしょ」

私は失敗作を机の端に置いた。

二枚目。

今度はもっと細かく書く。

髪は黒。

服は白。

青年は画面の中央。

背景には紅葉した森。

月は右上。

栗については、念のため何も書かなかった。

ぼふん。

出てきた絵を見る。

青年が消えていた。

森の中央に、栗がひとつ置かれている。

月明かりまで浴びている。

「どうして?」

「私に聞かないでください」

三枚目。

――美青年を前に。栗を背景に。

ぼふん。

栗の美青年が出た。

茶色くて、頭の先が尖っていた。

「そうじゃない!」

私は錬成釜を殴った。

「記録します」

ルカがさらさらとペンを走らせる。

「三回目。栗、人型化。つきひさん、釜を殴る」

「記録しなくていいから!」

四枚目。

栗は小さく。

五枚目。

栗は禁止。

それでも栗は出た。

青年の肩に乗った。

太陽の代わりに空に浮かんだ。

とうとう森の木まで、全部巨大な栗になった。

「この釜……呪われてない?」

「返品しますか?」

「展示会、明日なんだけど」

「では諦めますか?」

私は答えなかった。

机の上を見る。

失敗作の山。

一枚だけでよかった。

きれいで。

上手で。

誰にも変だと思われない絵。

「……もう一回」

新しい紙に手を伸ばす。

「まだやるんですか」

「次はいける気がする」

「先ほども聞きました」

「今度は本当に」

そのときだった。

開けっぱなしの窓から、冷たい風が吹き込んだ。

机の上の紙が、一斉に舞い上がる。

「あ」

巨大な栗。

月になった栗。

美青年になった栗。

栗を抱いて幸せそうに笑う青年。

何十枚もの失敗作が、月明かりの中をくるくると回った。

私は慌てて一枚をつかむ。

続けてもう一枚。

そこで、手を止めた。

床にも、机にも、ルカの頭にも。

栗。

栗。

栗だらけ。

「……ふふ」

笑いが漏れた。

「見て。これ」

最初に作った絵をルカに見せる。

月夜の森で、巨大な栗を抱く青年。

よく見ると、なかなかいい絵だ。

「……これにしようかな」

ルカがこちらを見る。

「栗を抱えた裸の男性を展示会に?」

「うん」

「美しい青年の絵を作るのでは?」

「美青年だよ。彼」

「……そうですか」

私は絵をもう一度眺めた。

さっきまで失敗作にしか見えなかったのに。

不思議と今は、少しだけ気に入っている。

少なくとも、隣に並ぶ誰かの絵とは被らないだろう。

私は提出用の封筒を引き寄せた。

その夜。

私が錬成釜に紙を入れることは、もうなかった。


ふー。
久しぶりに長い記事書いた!
あ、書いてなかった。生成だった!

それにしても、出てきた画像が謎にセクシーだったのは、なんでだろ?


▼わかモンさんの企画はこちら #秋ラノベ祭り
 ありがとうございました。とっても勉強になりました!


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