
私のスカートはマリリン・モンロー
あ〜、聞いてない。
こんなに風が吹くなんて。
オシャレに無頓着な私は
クローゼットの左からローテーション。
今日の出番のスカートが
あんなに舞い上がることも知らず。
マリリン・モンローが
どのくらいの方に通じるかわからないが、
今日の昼過ぎ、私のスカートは
マリリン・モンローだった。
このカタカナのお名前を検索すれば
たいてい現れるであろう
スカートを抑える姿。
今日は風がある日だった。
でも外を歩き始めた時は
"揺らぎ"くらいだった。
途中から雨が降ってきた。
ザーまではいかないがサーくらいの。
傘で自分の身とカバンを守りながら歩いた。
今日使った道には、橋があった。
車もたくさん通る橋。
そこに足を踏み入れた途端、
ふわっと優しい顔して強烈な風が
地面から上へと通り過ぎた。
慌てて手で抑えたが
私のスカートは360°舞い上がった。
もれなく私のふくらはぎから膝上、披露。
一瞬で私の心が疲労。
誰が見た目に気をつかわないアラフォーの
脚を見たいだろうか。
頼む!公然わいせつ罪で通報しないでくれ!
そう思いながら片手に傘、片手にスカート。
スカートの内側にある膜みたいな
サブのもう一枚のおかげで道行く人々に
見せてはいけないものは見せずに済んだ
と思う。
それでも生温かい風が次から次へと
私にひっついて吸い上げていく。
とうとう
片手を傘で塞いでいる場合ではなくなり
濡れるのはどうでもよくなって
両手で両サイドから
スカートをまとめて掴んだ。
橋を渡りきると落ち着いた。
なんだ、橋というのは。魔のエリアか?!
なんとこの橋、
帰りにもう一度、通らなければならなかった。

これをいつどこで撮ったか記憶がぶっ飛んでいる。
これも風のせいか?!
夕刻。
さあ、おかえり。魔の風エリアへ。
帰りは雨が降っていなかった。
行きの油断しきった私とは違い、
帰りは相当な覚悟をもって
その橋に一歩踏み出す。対策はないが。
案の定
再び舞い上がろうとするスカート。
今度は全力で両手をスカートに注力できる。
しかし本当にこの風は手強かった。
抑えられてる、なんなら握られているはずの
スカート。
なのに、舞い上がろうとする。
もはやこれは風のせいではなく
スカートの意志かと感じでしまうほどに。
その時、ちょいとバランスを崩して、
肩にかけていたカバンが腕を伝って下がり
太もも両方を抑える形となった。
するとピタッとスカートの動きが止まった。
同じ風が吹き続けているのに。
もしやこれは?!
そう思い、不自然な持ち方になるけれど、
カバンを太ももで軽く蹴る感じにしながら
前へ進んで行った。
手よりカバンの方がはるかに
風の対応が上手かった。
これは世の中での
周知の事実なのであろうか。
太ももの部分を抑えつけるだけで
スカートの暴走を落ち着かせられるのは。
ライフハック的なことを
どこかで見聞きするのではなく
自力で得られたことに、
私の心が舞い上がった。
天のマリリン・モンローさんにも
お伝えしたいところだが
多分スカートのあり方の方向性が異なる。
このnoteで
皆さまにお伝えするにとどめておこう。