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気づいたら、ベストセラー作家になっていた。

    ありがとう!ありがとう!
    ありがとう!ありがとう!

    俺はもう、ベストセラーを生み出している創作者だ!!

    ありがとう!ありがとう!ありがとう!


    いきなりすみません!!! 
    最近、こういうことを連呼しています。

    実は、現実にはまだベストセラーなんて生み出していません。
    読者もこれからです。
    ファンもこれからです。
    収入もこれからです。

    それでも、僕はすでにベストセラーを生み出している創作者なんです。

    (え? 何この人、怖い)
    と思われたそこのあなた! 

    その気持ちはわかります。
    二か月前の僕だったら、あなたと同じようなことを思っていたでしょう。

    そして、今あなたがしようとしているように、ブラウザバックをしてしまったかもしれません。

    ですが、僕は大真面目なんです!

    少し前まで、僕はこんなことばかり考えていました。

    このまま年を取っていったらどうなるんだろう。
    お金はない。
    小説の賞にも落ちた。
    結婚どころか交際人数もゼロ。
    ちゃんとした職歴もない。
    実家暮らし。
    奨学金も残っている。

    そんなことを考え続けても、もちろん何も変わりませんでした。

    でも、

    俺はもう、ベストセラーを生み出している創作者だ。

    そう言い張っているうちに、なぜか悩む時間がかなり減りました。
    コーチングも卒業しました。
    年収が3倍になりそうな誘いも、まあいいかと思って断りました。

    自分でも、ちょっと何が起きているのかわかりません。

    これは、「ありがとう」を1000回唱える動画に半笑いで手を出した僕が、悩むより先に言葉を変え、気づいたら自分をベストセラー作家だと言い張るようになっていた話です。



    ありがとう1000回との遭遇


    では、どうして僕はそんなことを本気で言い張るようになってしまったのか。

    それは2か月前、ふとしたときに、

    「ありがとう」を1000回唱えると奇跡が起きる

    という動画に出会ってしまったからなんです!


    僕はこの動画のサムネを初めて見たときに、

    何言ってんだ? どういう理屈だよ。意味わからんやろ。

    そんなことを考え、スルーしてしまいました。
    僕は過去に戻って、この頃の僕に言ってやりたい!

    世の中、理屈じゃねぇぇんだよ!!!

    でも、結局当時の僕は、その日のうちにその動画を再生しました。

    僕は部屋にこもり、イヤホンをつけ動画の再生ボタンを押しました。
    耳から聞こえてくる、女性の声。
    ありがとう。ありがとう。ありがとう。

    僕は、女性の声の後に小さな声でありがとうと、言い始めました。

    俺は何をしているんだ?
    スマホを見ると、まだ動画は2分しか進んでいません。
    あと、18分以上あるぞ?

    それでも、「ありがとう」と言い続けて、5分が経過。
    なんかちょっと、笑えてきます。

    俺は何をやってるんだww

    さらに5分経過すると、気持ちに変化が表れ始めました。

    あれ? なんか意外と気持ちいいぞ。悪くないな

    瞑想をしているときのような落ち着きです。
    その気持ちよさのまま、ありがとうを言い続け、
    とうとう動画が終わりました。

    僕はそれから3日続けて、「ありがとう」を1000回唱え続けました。

    すると、なんと。3日目、唱え終わったあと、

    とても、気分がよくなりました! 

    なんか新しい趣味や楽しみを見つけたときのあの恍惚感というか。そんな満ち足りた気持ちでした。
    3日も続けられたっていうのも大きいですね。達成感がありました。

    え? そんだけ? 

    と、思われたかもしれません。
    なんか具体的な奇跡はないの? と。
    いや、なんかはあったと思うんですけど、もう忘れてしまいました。

    ですが、この気分の向上、ワクワク感のようなものが結構癖になるタイプのものでして、そこから僕は、「願望実現」と「引き寄せ」にはまっていったのです。

    今考えると、これは業界全体の策略かもしれませんね。
    ありがとう1000回って、マントラ瞑想的なところもありますし、気持ちよくなるんです。

    あと、言葉ってイメージを引き起こすんで、「ありがとう」って基本的にいいイメージじゃないですか。

    少なくとも罵詈雑言よりは言っていていいイメージが出やすい。
    それも気持ちよさにつながる。

    そうなると、さらなる気持ちよさを求めて、業界にどっぷりつかっていく!
    陰謀だ! これは陰謀だ! これは陰ーー

    それはさておき、初めて「ありがとう」を1000回唱えてから、2か月がたちました。

    僕は奇跡が起きていることに気づきました!
    悩みがなくなっていたんです!


    悩みがなくなった

    この2か月で、僕はいくつかの言葉を覚えました。

    好転反応。
    投げたものは返ってくる。
    いつ、どこから、どんな形で返ってくるかはわからない。

    言葉が先で、思考があと。
    感情とかじゃない、とにかく言うんだ! SAY! SAY! SAY!

    「投げたものが返ってくる」という考え方は、けっこう好きです。

    だったら、できるだけいいものを投げておけばいい。

    ありがとう。
    大丈夫。
    どうせうまくいく。
    俺はベストセラーを生み出している創作者です。

    そういう言葉を先に投げておく。

    嫌なことが起きても、まあ好転反応かもしれない。
    今すぐ意味がわからなくても、そのうち何かの形で返ってくるかもしれない。

    そう思っていると、悩む時間がかなり減りました。

    悩みがない。

    悩みがないぞ!!??

    コーチングを卒業した

    コーチング自体は、願望実現や引き寄せに出会う前から受けていました。
    かれこれ、半年以上受けていたと思います。

    でも、願望実現や引き寄せのことを学んでいくうちに悩みがなくなってしまったんです。


    何もかもが順風満帆というわけではありません。
    でも、どうせどうにかなるだろうと思ってしまいます。
    これは本当に、思ってしまうんです。


    コーチングでは具体的に言葉にして考えます。
    でも、最近は言葉にしてわざわざ考えるのもちょっと無粋な気がします。
    無粋というか、逆に叶わなくなってしまう気がするんです。

    それに、正直なところ、お金の問題もありました。

    毎月5千円以上をコーチングに使うのは厳しいと思い始めていました。なにせ僕の手取りは、奨学金の返済を差し引くと、たぶん6万〜7万くらいです。そこからさらに5、6千円が出ていくのは、なかなか痛手なわけです。

    最近2、3回のセッションでは、

    あんまり悩みもないんですが、かといって別にこれと言ってイベントというか、進歩はないんですが。

    みたいなことが続きました。

    すると、コーチの方から、
    やめてみるのもありですけどねと言われました。

    僕はその言葉にとても感動しました!

    この人はクライアントの利益を考えているんだ!
    すごい! いい人だ!
     

    ちょっと、表現があれですが、本当にそう思ったわけです。

    僕はそこで、30秒くらいうなっていた気がします。

    うーん。そうですねー。ああ、そうかー。

    確かに僕は悩みがないなー。

    以前はたくさんの悩み、不安がありました。

    このまま年を取っていったら、どうなるんだろう。
    お金はない。
    また小説の賞に落ちた。
    結婚? 何それ美味しいの?
    職歴がないと、やっぱりまずいのか?

    そんなことを、よく考えていました。

    周りを見れば、いつも一緒にゲームをしていた友人たちは、僕以外、結婚しているか彼女がいる。
    婚活が流行っているらしい。

    では、僕の婚活戦闘力はいくらなのか。

    年収が100万円で、大学は出たけれど、高校は中退した。
    職歴はない。
    実家暮らし。
    交際人数はゼロ。
    だから、最長交際期間もゼロ。

    あ、そういえば、奨学金が200万だったか、300万だったか残っている。
    見た目は別に魅力的ではない。

    となると、戦闘力は2くらいかー。
    ぴえーん。

    それに、小説の賞にもまた落ちた。
    これ、受賞するつもりで書いていたのに、また落ちた。
    次の結果が出るのは半年後か。

    ということは、少なくとも半年後まで、僕の人生はこのままなのか。

    本当に大丈夫か?

    1年後も同じだったら?
    2年後は?
    もしかしたら、死ぬまで……。

    今一生懸命思い出して書いたんですが、気分が滅入ってきました。

    思い出すだけで、気分が変になるくらいネガティブなことを考えなくなっている! すごい俺!

    今となっては解決したい問題はあっても、悩んでいません。

    でも、人に話を聞いてもらって、あなたならできます

    と言ってもらえなくなるのは、ちょっと悲しいです。
    独り立ちするひな鳥のような気分にならないこともないです。


    数年前からそこはかとなく、気づいていたことがあります。
    多分、僕は高校を中退して社会の王道から外れたあのときから、誰かに認めてほしかったんだと思います。

    別に、認めてもらっていたし、今も認めてもらっているんです。
    でも、何というか、年頃というか、肩書の後ろめたさというか。
    何かそういったモノがあったんだと思います。

    口で説明するのは難しいです。

    肩書関係なく誰かに話を聞いてもらって、あなたならできますよと言ってもらう。
    そう言ってもらえると、できる気がするし、実際に少しずつだけどそうなっていった。

    だから、たぶん僕は思っていたよりずっとその言葉に支えられていたのだと思います。

    とはいえ、いつまでも寂しがっていても仕方ありません。

    「あなたならできます」って言ってくれる人がいないなら、
    自分で言うしかないではありませんか!!

    誰も言ってくれないなら、自分で言う

    アファメーションというものがあります。
    ざっくり言うと、なりたい自分を、先に言葉で決めてしまうことです。

    「いつかそうなれたらいいな」ではなく、
    「もうそういう自分です」という前提で言葉を置く。

    僕の場合なら、

    俺はベストセラーを生み出している創作者です。

    記事の初めに僕が叫んでいたのも、アファメーションです。
    僕は最近、アファメーションとしてこんなことを口に出しています。

    俺はベストセラーを生み出している創作者です。
    朝ゆっくりと目覚めて、1日を穏やかに始めています。

    俺の作品を待ってくれている多くのファンのために、自由に創作をして、少しずつ形にしています。

    すべての経験は、俺の人生と創作を豊かにしています。
    経験すればするほど、俺の世界は広がり、素晴らしい創作につながっています。

    ここで大事なのは、僕はベストセラーを生み出している創作者になるのではなく、すでになっているということです!

    すでになっているんだから、アカウントは持ってないとなー。

    なので、X、YouTube、note、Twitch、なろうのアカウントを作りました。

    そう! 勝手にそんなことを考え始めたんです! ふとしたときに思うと言いますか!

    ベストセラーを生み出している名義で発信もしているよなー。

    そんなことを考えてこの記事も書き始めました。

    潜在意識が僕を勝手に連れて行ってくれます! 
    勝手に物事が前に進んでいきます。

    現実からのツッコミ

    それに、ポジティブなことばかり言っていると、楽しくニコニコしてきて、
    いい人になっていきます。
    少なくとも、2か月前よりいい人です。

    スーパーで働いていると、たまに飲料メーカーの業者の方が、うちで働かないかと誘ってくれます。

    そのとき僕は思うんです。

    お! ヘッドハンティングか? 
    俺は逸材だからなー。

    こんだけにこにこして、元気そうにやってたらそりゃ、自分の会社の飲料を運んでほしいだろう! 
    この仕事、人手が足りなさそうだしな!

     誘ってもらえるのは感謝だなー。いい調子だ!! さすが俺!

    でも、この2年間でその誘いを承諾したことはありません。
    僕の頭の中にはこんな思考が浮かびます ↓

    いやー、でもこれ。
    勤務時間が増えると、創作に使える時間も体力も減るよな。
    年収は3倍くらいにはなりそうだけど。
    でも俺、ベストセラーを生み出している創作者だしな。

    年収が3倍になってどうするんだ?
    俺、ベストセラーを生み出している創作者だよ?

    でも、昔の僕の残留物みたいな子がまだ少し残っていて、こう言うんです。

    いや、お前はベストセラー作家じゃないだろ。
    ああ、まてまて、わかっている。
    お前の中ではベストセラー作家なんだろ。

    でも、事実としてどうだ?

     『まだ』、ベストセラー作家じゃないだろ? 
    じゃあさ、とりあえず、誘いを受けておいた方がいいんじゃないか? 

    お前今何歳だっけ? 
    うん。そうだよな。そりゃもちろんまだ若いかもしれないけど、どうだ? 最近将来について聞かれることが増えたんじゃないのか?

     とりあえず、ここいらで正社員にでもなってさー。
    安パイな保険をかけつつ、ベストセラー作家になればいいじゃないか。
    お前、逃げているだけじゃないのか? 

    ええ? どうなんだよ

    なかなか、いい指摘だと思います!
    2か月前の僕ならおどおどしていたことでしょう! 
    たぶん、コーチに相談していたでしょう。

    「誘いを受けた方がいいんでしょうか」
    「これはチャンスなんでしょうか」

    そんなふうに、誰かに整理してもらいたくなっていたと思います。

    でも今の僕は違います!

    やばいんじゃない? 将来大丈夫そ? もう何歳なんだから

    そんなことを言われても、調子がいいときは、こんな感じになります。↓

    それにしても、俺ベストセラーを生み出している創作者だからなー。
    でも、心配してくださるのはありがたいことだよなー。

    結局のところ他人なのに、心配したくなるほど、いい子なんだろうな、俺!!

    今書いてて楽しくなってきて、部屋をいったり来たりしてしまいました。


    調子が悪いときでも! 

    うーん。でも俺は――
    俺はすごい! 大丈夫! ありがとう! ああ、これが素晴らしい未来につながっていたなんて! 今日もいい日だったなー! 奇跡が起きてるーーーー!

    悩みがなくなってしまいました。
    解決する問題というか、事柄はありますが、悩みと不安がないんです。

    解決するか、できなくても棚上げすればそのうち解決すると、本当に思っています。

    棚上げしても、何かしら行動しています。
    毎日何かしら書いています。
    毎日、5時過ぎに起きています。

    うーーむ。これは困ったぞ。どうして俺はこんなにすごいんだ?

    それでも、言葉が先

    調子の良し悪しはあります。
    体調がすぐれなかったり、なぜかわからないけど、無性にイライラしたり。

    ですが、イライラしても昔より引きずらなくなりました。

    このあいだ、ほかの従業員がお客さんを連れてきて、

    「●●シリーズを探しているんだけど、どこにありますか?」
    と聞かれました。

    僕はすぐにはわかりませんでした。

    「どんなものでしょうか?」
    と聞くと、お客さんは、
    「こんな細長いの」
    と言いました。

    何のことか見当がつきませんでした。

    すると横にいた従業員が、

    「わからない? えー、知らないのー?」

    と言いました。

    僕は少しカチンと来てしまいました。

    いや、別に何かをしたわけではありません。

    ただ、カチンと来たことで、IQが下がって、頭の回転が鈍くなっていた気はします。

    「チョコか何かですか?」

    と尋ねると、また横から、

    「知らないのー? えー?」

    という声がしました。

    結局、お客さんは、

    「じゃあいいです。いいです。自分で探します」

    と言い、二人は別の従業員の方へ歩いていきました。

    僕はようやく●●シリーズが何なのか思い出しました。

    ああ、あれか。

    そう思った瞬間、頭の中で余計なことが始まりました。

    その日は調子が悪かったのだと思います。

    ただ、今こうして振り返ってみると、
    昔より、イライラしている時間は短かった気がします。

    昔の僕なら、もっと長い間、悶々としていたことでしょう!

    どうしてイライラするんだろう。
    どうして答えられなかったんだろう。
    朝、テアニンを間違えて400mg飲んだせいか。
    ペパーミントオイルが腹の中で暴れていたからかも。

    どうして、どうして、どうして。

    でも、今は違います。
    今もイライラすることはあります。
    でも、すぐに解釈を変えるんです。

    「お客さんは別に何とも思っていない」

    こんなものでは甘すぎます。
    もっとポジティブに曲解するんです。

    まあ、あの二人組は、僕がかっこよすぎて、これ以上困らせるのは悪いと思ったのだろう

    うむ。もう意味も何もあったものではありません。


    もちろん、僕は悪かったです。手間を取らせました。
    でも、次に聞かれたら即答できます。

    店員として、お客様に対応するのは当たり前です。
    次からはもっときちんと案内できるようにする。
    相手が何を探しているのか、もう少し聞き出せるようにする。

    やるべきことは、それだけです。

    それ以上、自分を責め続けても、別に接客がうまくなるわけではありません。
    誰かを非難していても、楽しくも何ともありません。

    だから、言葉を変えます。

    「どうしてダメなんだろう?」

    とは言わない。

    「どうすればうまくいくんだろう?」

    でも、まだ弱い。


    それだと、まだうまくいっていないことが前提になっています。

    だから、

    「どうしてうまくいったんだろう?」

    そうすると少なくとも僕の頭は、うまくいった理由を探し始めます。

    言葉が先で、思考はあと。

    これは、とても役に立っている格言です。

    スーパーの従業員もお客さんもみんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 みんないい人 

    すみません。言葉が先なものでして!


    でも、もう始めてしまった。


    ありがとうを1000回唱えても、宝くじには当たりませんでした。

    婚活戦闘力も、たぶん2のままです。

    でも、僕はもう始めてしまいました。

    5時過ぎに起きて、書いています。まだほとんど誰にも読まれていない記事を書いています。ほとんど誰にも知られていない名前で、発信しています。

    自分でも少し笑ってしまいます。

    でも、もう始めてしまったんです。

    ありがとう。

    ありがとう。

    ありがとう。

    俺はもう、ベストセラーを生み出している創作者だ。


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