
あなたは今日、何回「自分」を後回しにしましたか?
~今日から始める「静かな立て直し」シリーズ第1回です~
朝起きて、まず家族のことを考えた。
お昼は残り物で済ませた。
やりたいことがあったけど、
「また今度」にした。
夜、疲れてソファに座りながら、
「私って何がしたいんだろう」
とぼんやり思った。
そのまま眠った。
これを読んで「あ、私のことだ」と思った方、
少し立ち止まってみてください。
「後回し」って、
大きな出来事じゃないんです。
誰かに頼まれたわけでもない。
誰かに強制されたわけでもない。
気づいたら、
自分のことはいつも最後になっている。
それが、50代になるまで積み重なってきた
「後回し」の正体です。
私自身も、長い間そうでした。
家族のため、仕事のため、周りのため。
そのために1歩も2歩も先を考えて
家でも、職場でも、
みんなが困らないように先回りしていた。
それが私の役目だと思い込んでいたから。
「自分を大切に」なんて言葉は、
どこか他人事でした。
でも、ふとした瞬間に
ハッと気づいたんです。
「私、疲れているのに、
疲れていると認めていなかった」と。
「後回し」が怖いのは、
痛くないことなんです。
骨折したら、痛いからわかる。
でも自分を後回しにし続けることは、
じわじわと、静かに、
自分の輪郭を薄くしていく。
気づいたときには
「私って何が好きだっけ?」
「私はどうしたいんだっけ?」
と、自分がわからなくなっているのです。
「後回し」の蓄積は、
存在しているのに、
存在していないような感覚です。
まるで、透明人間になったみたいに。
私の中の迷子状態です。
このシリーズでは、
そこを一緒に見ていきたいと思っています。
責めるためじゃない。
これからを変えるために
まず最初の問いを、ひとつだけ。
「今日、あなたは自分のために何かしましたか?」
答えが出てこなくても大丈夫。
それが、スタート地点です。
次回は「なぜ後回しが止まらないのか?」
その思考パターンを一緒に見ていきます。