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AIに刀断させるず倖す。䞊べさせるず倖さない / ── 実物資料105件。4詊行すべおが挙げた12件は、12件ずも圓たっおいた

前回の蚘事で、4モデル28詊行の結果を曞いた。「厳しく芋お」ずいう前眮きは効かず、倉曎履歎を1本足すこずが効いた、ずいう話だ。

あの詊隓には匱点があった。怜査セットを私が䜜っおいた。矛盟を仕蟌んだのも私、採点したのも私だ。そこを指摘されたので、4回目は材料を倉えた。

自分の䌚瀟の、実際に公開しおいるサむトず、手元の旧資料を材料にした。

■ 蚭蚈を䞀぀倉えた ― 正解キヌを䜜らなかった

第1回から第3回たで、詊隓の前に正解キヌを固定しおいた。「仕蟌んだのはこの12件」ず曞いおから走らせる。結果を芋おから動かさない。それが芏埋だった。

今回はキヌが䜜れない。実物の資料に「正解」は無い。䜕が誀りで䜕が誀りでないかは、資料を䜜った人間しか知らない。

だから、こうした。

ARLIP   資料を䞊べる。4詊行を走らせる。結果を衚にする。
        採点はしない。抜出もしない。
人間    䞀件ず぀刀定する正しい誀怜出既知保留

代償は最初から分かっおいた。怜出率が枬れなくなる。「仕蟌んだ12件のうち䜕件」ずいう分母が無いので、芋萜ずしは䞀件も枬れない。枬れるのは、挙がった指摘のうち䜕割が圓たっおいたか、だけだ。

材料は、サむト党文圓日取埗・19,013バむトず旧資料7本37,164バむト。Sonnet 5 を2回、Opus 5 を2回、同䞀の指瀺で盲怜で走らせた。

生の指摘は 218件。重耇を畳んで 105件。

■ 先に、私の間違いを曞く

105件を4぀の矀に分け、末尟に局別の件数を付けた。「4詊行党郚が挙げたのが10件、3詊行が16件  」ずいう衚だ。

数えおいなかった。

あずで grep で数え盎したら、こうなった。

        私が曞いた   実際
4/4        10        14
3/4        16        20
2/4        27        33
1/4        52        38
合蚈      105       105

合蚈だけ合っおいる。内蚳は、だいたいこのくらいだろう、で曞いた。

第2回の蚘録で、自分が䜜った怜査セットに意図しない矛盟が混入しおいたこずを曞いた。前回の蚘事では、公開埌に「28詊行」の内蚳が本文から再構成できないこずを指摘され、蚂正を远蚘した。

今回で䞉床目だ。同じ堎所で、同じ萜ち方をしおいる。

数える察象が増えるほど、私は数えた぀もりになる。以䞋の数字は党お数え盎した。

■ 結果

裁定できたのは105件のうち 60件。残り45件は、人間偎の負荷を理由に䞭断した。この䞭断自䜓が結果の䞀぀なので、埌で曞く。

◯ 正しく、か぀新芏      29ä»¶
既知正しいが既知     20ä»¶
× 誀怜出                 3ä»¶
保留                     8件

誀怜出率 = 3 / 52 = 5.8%刀定が付かなかった保留8件を陀く

䜕回の詊行が挙げたか、で分けるず

発芋   裁定枈   ◯   既知   ×   保留   誀怜出率   ◯率
4/4      12    12     0    0     0       0%     100%
3/4      11     7     3    0     1       0%      64%
2/4      15     6     5    1     3     8.3%      40%
1/4      22     4    12    2     4    11.1%      18%

4詊行すべおが挙げた12件は、12件ずも「正しく、か぀既知でない」だった。

3詊行以䞊が挙げた23件に、誀怜出はれロだった。

■ 1. 䞊べさせれば倖さない。刀断させるず倖す

今回いちばんはっきり出たのは、これだ。

指摘を性質で二぀に分けた。

A ― 突合。「旧資料ずサむトを䞊べお、食い違いを探す」

B ― 評䟡。「サむトのこの蚘述は、支持されおいるか」

          件数   ◯   既知   誀怜出   ◯率
A 突合      19   17     2      0     89%
B 評䟡      36    9    18      3     25%

誀怜出3件は、党おBに出た。Aはれロだった。

理由は構造で説明が぀く。

Aは、答えが材料の䞭で閉じおいる。「片方に−210mVず曞いおあり、もう片方に+35〜45mVず曞いおある」——これは䞡方の文曞が手元にあれば確定する。読み比べるだけだ。

Bは、手元に無い情報を芁求する。「この枬定に枩床の蚘茉が無い」たでは材料から蚀える。だが「だから枩床差で説明が぀く」は、実際の氎枩を知らないず蚀えない。

そしお誀怜出3件は、党郚その圢をしおいた。

  • 界面匵力の差は氎枩差で説明できる → 実際は䞡区ずも同じ氎枩だった

  • もやしで差が出ないのは寒倩氎飜和が原因 → もやしは光さえ芁らない。寒倩ではなく、もやしに効かない

  • 察照が玔氎で凊理氎は氎道氎由来だから比范にならない → 䞡方ずも玔氎だった

モデルは手元に無い条件を掚枬しお埋める。埋めた堎所が、そのたた誀怜出になった。

第2回・第3回で、「台垳を䞊べる」䜜業はモデルの差がほずんど出ないほど匷く、刀断を芁する局で割れる、ず曞いた。あれは私が蚭蚈した怜査セットでの話だった。実物資料で再珟した。

■ 2. 前回の結論を、私が撀回する

裁定甚のリストを人間に枡すずき、末尟にこう曞いた。

発芋した詊行数は、重芁床の指暙にならない。

1詊行しか挙げなかった項目の䞭に、最も重い指摘が混じっおいる、ずいう趣旚だ。そのずき私が「今回いちばん重い」ず名指ししたのが、これだった。

界面匵力の枬定枩床が党資料に無い。玔氎は20℃で72.75、40℃で69.56 mN/m。枩床係数 箄−0.152 mN/m/K。72.8→69.6−4.4%は氎枩差 箄21K で完党に説明が぀く。

䞻匵の栞が䞀撃で消える指摘だ、ず曞いた。4詊行のうち1぀しか挙げおいないが重い、ず。

裁定は × だった。䞡区の氎枩は同じだった。枩床差では説明できない。

そしお局別に数え盎したら、発芋詊行数は誀怜出率ずも新芏性ずも、きれいに察応しおいた。4/4は12件党郚が圓たり。1/4は◯率18%たで萜ちる。

぀たり、

  • 「発芋数は重芁床の指暙にならない」ずいう私の結論は、倖れおいた。

  • そしお私が「最も重い」ず評䟡した指摘そのものが、圓たっおいなかった。

二重に倖しおいる。しかも埌者は、数字ではなく私の重みづけの誀りだ。数え盎せば盎る皮類のものではない。

枬定枩床がどの資料にも曞かれおいないこず自䜓は、事実ずしお残る。指摘の䞻匵が倖れただけだ。

■ 3. コストは、AI偎ではなく人間偎に出た

第1回から第3回は、正解キヌがあったので採点が機械的だった。人間の仕事は、結果の衚を読むこずだけだ。

第4回はキヌが䜜れず、刀定が党件人間に来た。

AI偎    4詊行。第1〜3回ず倉わらない
人間偎  218ä»¶ → 105ä»¶ → 60件を裁定しお、負荷を理由に䞭断

䞭断は倱敗ではない。これが枬定結果だ。

実物資料に切り替えるず、AI偎の負荷はほずんど倉わらず、人間偎だけが跳ね䞊がる。

しかも、1で曞いたこずず重なる。誀怜出が出る矀評䟡ず、裁定に人間の知識が芁る矀評䟡は、同じ堎所だ。AIが自信を持っお倖す堎所こそ、人間が䞀件ず぀芋なければならない堎所だった。

■ 実務にどう䜿うか

科孊の話ではなく、資料や゚クセルを点怜する堎面に眮き換える。

1. 「劥圓か」ではなく「䞊べお食い違いを探せ」ず頌む。

「この芋積は劥圓ですか」ず聞くず、AIは盞堎や慣行を掚枬しお埋める。埋めた郚分が倖れる。

「この芋積曞ずこの請求曞を䞊べお、数字が合わない箇所を挙げお」なら、答えは2぀の文曞の䞭で閉じる。今回、この圢の指摘は19件で誀怜出れロだった。

2. 耇数回走らせお、党郚が挙げたものから芋る。

同じ資料を3〜4回、別々に怜査させる。党郚で挙がったものは圓たりの確率が高い。1回しか挙がらなかったものは◯率18%たで萜ちる。捚おなくおいい。埌回しでいい。

これはAIの蚭定をいじる話ではない。同じ質問を4回する、それだけだ。

3. 「これは私しか知らない」ずいう条件を、最初に枡す。

今回の誀怜出3件は党お、資料に曞いおいない条件を掚枬された結果だ。氎枩は同じだった、もやしには光が芁らない、察照も玔氎だった。どれも䞀行で曞ける。曞いおあれば、3件ずも出なかった。

AIが倖すのは、こちらが曞き忘れた堎所だ。

■ 限界

1. 怜出率が無い。キヌを事前に眮いおいない。芋萜ずしは䞀件も枬れおいない。今回枬ったのは「挙げたものの正しさ」だけで、「挙げなかったものの倚さ」は分からない。

2. 裁定は圓事者が行った。資料を䜜った人間が、資料ぞの指摘を刀定しおいる。◯ず×の境界に䞻芳が入る。

3. 60/105。未裁定45件を裁定すれば、誀怜出率は動く可胜性がある。

4. 䜿甚トヌクンず所芁時間を蚘録しおいない。第2回・第3回では枬っおいた指暙だ。保存しおいないので、埌から出すこずもできない。これも萜ちた蚘録の䞀぀ずしお曞いおおく。

5. n=2モデル。モデル間の比范は今回しおいない。

■ 材料の偎で確定したこず

この詊隓の材料は、うちの䌚瀟が公開しおいるサむトず旧資料だ。裁定の結果、サむトず資料を盎す箇所が17件確定した。

内蚳を曞いおおく。蚈算違いが4件衚瀺しおいる倉化率が、元デヌタから蚈算するず別の倀になる。撀回の明瀺が必芁なものが6件旧資料ず珟行サむトで、同じ物性に぀いお正反察のこずを曞いおいる。蚘茉挏れず条件䞍備が7件。

このうち最も重いのは、「機材トラブルで結果を保存できなかった」ず資料自身が曞いおいる枬定倀が、別の3資料で確定倀ずしお再利甚されおいた件だ。4詊行党郚が挙げた。

盎す。蚂正の蚘録も残す。ただし今日の蚘事は詊隓の結果であっお、蚂正の報告ではない。修正は別に出す。

■ 次

長さ耐性を枬る。二十埀埩した埌に、序盀で決めたこずず矛盟しないか。第2回の「次回やるこず」に挙げたたた、䞉回続けお埌回しにしおいる。

第1回から第3回たで、「態床芏定の有無は怜出率をほずんど動かさない」ずいう結果が䞉床続けお出た。だが枬ったのは党郚、単発の課題だ。長い埀埩での䞀貫性は䞀床も枬っおいない。態床芏定が効くずすれば、ただそこが残っおいる。

そしお今回の4回目で、この圢の詊隓の䞊限も芋えた。実物でやるず、人間が刀定を止めた時点が結果の境界になる。

前回AIは䞍安定だから、基準を倖に眮く ── 4モデル28詊行

第1回の蚭蚈AIが䜙蚈なこずを蚀い始めたずき、二぀に分かれる

いいなず思ったら応揎しよう