
吐息
風、吐息、軽やかな風、
繰り返される、魂の息吹、
世界を吸い込みながら。
優しく、どこまでも軽やかに、
私だけの、あの世界の中で。
満ち足りた空、
すべてがそこにある、
天使たちの空、
刹那の楽園。
宙に浮かぶ私の台座の上、
雲のトランポリンの上で、
私は切に願う、もう少しだけ留まりたいと、
奇跡に満ちあふれた、あの世界に、
愛の花々が咲き誇る場所に。
すべてが交わる、その瞬間、
天と地の間(はざま)で、
魂の、あの吐息の中で、
すべてが感じられる、
あの神聖な静寂(しじま)の中で。
あの秘密の錬金術の中で、
吐息が紡ぎ出され、
魂がその重みを脱ぎ捨てる場所。
肺と、心臓が、
命と、夢が結びつく場所、
その抗いがたい密約の中で、
夢を見るという魔法の中で、
吐息を漏らしながら。
愛の中で、
あの、すべてを打ち砕くような愛、
それゆえに私たちは吐息を創り出す。
夢へと変わる愛の中で、
大地が私たちの空の色に染まる場所。
私たちを揺さぶる愛の中で、
あの見知らぬ場所で、
魂が私たちをいざなう場所、
心が、
私が、
飛び込む、
愛の中へと、
あの、誰にも止められない愛へ。
吐息から、飛び立つ、
腕の中へ、そして口づけへ、
愛を強く、強く抱きしめる。
愛されるという、錬金術、
あの永遠の抱擁の中で、
そこでは吐息が
口づけに染まり、
そこでは空が
口づけを交わす。
それは光、
愛の、
すべてを包み込む光、
抱擁と、
口づけの中で。
