
あなただけの減量指定席|やめてもいい、自分に合った減量法を見つける5つのステップ⑧
☆エピローグ
「陽菜さーん!どこですかー?」
部屋の向こうから私を呼ぶ声が聞こえて、意識が現実に戻ってきた。長いようで短かった今日までの日々を振り返っていると、時間が経つのも忘れていた。
「陽菜さーん!」
声がだんだん近づいてくる。もう入口の所まで来ているといった感じだった。次の瞬間、声の主は入り口から顔を出して、私と目が合った。
「陽菜さん、いるんだったら返事してくださいよ。もうみんな集まってますよ。こんな所でスマホなんて見ている場合じゃないですよ。」
「ごめんごめん。」
「ホントにお願いしますよ。今日は陽菜さんのお店のオープンの日なんですからね。陽菜さんがいないと始まらないんですよ。」
「うん、ありがとう。もう大丈夫だから。」
「本当ですか?だったらいいですけど。急にいなくなるからビックリしましたよ。いなくなる時はちゃんと声をかけてくださいね。ところで何をしていたんですか?」
「ちょっとね。」
「ちょっとねって。言いたくないなら無理には聞きませんけど。とにかく、早く来てくださいね。もうみんな待ってるんですからね。」
今日、自分がデザインした服を販売する店を持つという願いが叶った。でもこれは終わりではなくて、次の願いの始まりなんだ。さぁ、次の願いを叶えよう。
「そうね。じゃあ行きましょうか!」
スマホの画面を閉じて、みんなのもとへ一歩踏み出した。
〈パパ、ありがとう。あきらめなければ願いは叶うんだね。〉

☆おわりに
跳人の物語はいかがでしたでしょうか。
減量は特別なことではありません。自分に合った方法を見つけて、それを続けるだけです。ただ、その「自分に合った方法」を見つけずに始めてしまうから、多くの人が途中でやめてしまう。
この5つのステップは、あなただけの「指定席」に辿り着くための道筋です。
できないことは、やめていい。
続かないことは、変えていい。
できなかった日は、次の日にリセットすればいい。
そうやって自分に合った方法だけが残っていく。残ったものが、あなたの「減量指定席」です。
今日から始める必要はありません。この物語を読み終えて、明日の朝、ふと思い出した時が始め時です。
あなただけの減量指定席は、もうそこにあります。準備ができたら、その席に座ってください。