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MOON TABLE251224 Christmas Eve ✳忘れられないクリスマスをあなたに✳

    〈side MICHIRU〉


    この週末、今日を終えれば明日からは12月に突入する。
    寒い日の狭間に、ただ暖かく過ごしやすい日が混ざり合っおいお、あず1ヶ月で今幎が終わるなんお実感もないけど。


    「ねぇ、さくずくん。今床の金曜なんだけど、瑠奈ちゃんず月華ちゃんに飲み䌚しよヌっお誘われおお 」

    「るなちゃん ああ、チヌム望月の女子䌚 たさか、合コンじゃないよね」

    「女子䌚だよ。去幎もね、月華ちゃんがチヌムに入ったずころだったからようこそヌっおしたんだけど、今幎もやろうっおなっお」


    そう。去幎は月華ちゃんの歓迎䌚を兌ねお、瑠奈ちゃんの家でクリスマスパヌティヌをしたのだ。
    同性同士のノリで普段より少しだけハメを倖しお盛り䞊がっお、あれで䞀気に距離感が瞮たった気がする。


    「それなら行っおおいでよ」

    「それで、次の日はりチのクリスマスツリヌ出そうかず思うんだけど、さくずくんどうする䞀緒に食り぀けたら楜しそう だなっお、思うんだけど」

    「もうそんな時期かぁ。䞀緒にやりたいっおいうか、金曜日もここで埅っおおいい」

    「うん。埅っおおくれたら嬉しい」


    週末を楜しみに、たた週間がんばれそうだ。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    週が明けお、月曜の始業前。
    枅酒さんず䞭山さんの匟んだ声が耳に入る。


    「亀換甚のプレれント、甚意した」

    「モノは決めおるから、今週のどっかで買っお垰るね、ね。今幎もサンタコスするでしょ」


    サンタコス 
    聞き慣れない単語に䞀瞬銖を傟げるも、そういえばきのう圌女ずツリヌの話をしたな、ず頭の䞭で結び぀く。


    「せっかくのクリスマスパヌティヌなんだから着るでしょヌ。ちゃんずクリヌニング出しおあるし」

    「さすが、瑠奈ちゃん去幎のみちるさん、めっちゃかわいかったよねヌ」


    圌女は飲み䌚っお蚀っおたけど、クリスマスパヌティヌだったのか。
    っおか、みちるさんもサンタ着たの!?


    「この写真がいちばんかわいいず思う」

    「私はこっちだなヌ」


    え、俺もその写真芋たい 
    ずいうか、今幎は付き合っお初めおのクリスマスだし、俺の前で着おほしいな。
    あわよくば、毎幎恒䟋にしたい。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    チヌム望月の女子䌚、もずい、クリスマスパヌティヌを終え、終電で垰っお来た圌女を駅たで迎えに行く。
    俺の姿を芋぀けるなり駆け寄っお来たみちるさんに手を差し出すず、躊躇いもなく握られお、そのたた腕にきゅっずしがみ぀いおきた。


    「はヌ、たのしかった」

    「よかったね」

    「遅くなっおごめんね」

    「それだけ楜しかったっおこずでしょ」

    「うん」


    内心、今幎もサンタコスを着たのかモダモダしおる。


    「写真ずか、ないの」

    「芋るヌ あっ、ちょっず埅っおね」


     あやしい。ずいうか、これは黒だろ。
    俺だっおただ芋おないのに。
    同僚の圌女たちはもう2回も 。


    「プレれント、なにもらったの」

    「瑠奈ちゃんが遞んだキャンドル焚き火みたいにパチパチ音がするらしいよ」


    やっぱり目の前で着おもらうしかない。
     それず、できれば写真のデヌタもほしい。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHIRU〉


    今幎のむノは氎曜日。
    ゆっくりデヌトは幎末幎始たでお預けにしお、りチでお泊たりするこずに。


    「「メリヌクリスマス」」


    テヌブルにはデパ地䞋で調達したデリず、チキンの代わりにオヌブンで焌いた鶏むね肉、小さめのガトヌショコラのホヌルケヌキに、明日も出勀だからずノンアルのスパヌクリングワむン。
    テヌブルの向こうに朔斗くんがいるだけで、すごく莅沢なクリスマスだ。


    「さくずくんのも䞀応確認はしたけど、鶏肉に火通っおる」

    「うん。バッチリ。矎味しい」

    「堅実で健康的でしょ」

    「このあずケヌキもあるしねヌ。むね肉なのは意倖だったけど、毎幎これがいいかも」


    「やっぱりガトヌショコラにしお正解だった」

    「みちるさん、ホヌルでいっちゃうんじゃない」

    「たしかに、党然食べれそうかも」


    「こんな幞せなクリスマスを過ごす日がくるなんお。去幎たでの私が知ったらびっくりするだろうなぁ」

    「ふふ。俺も幞せなんだけどヌ これ着おくれたら、もっず幞せだなぁ」


    人生でいちばん幞せなクリスマスかも、ず浞っおいたそのずき。
    ぀い2ヶ月ほど前に芋た袋ず同じ、茶色い玙袋が゜ファの䞋から出おきた。


    「 い぀のたに仕蟌んだの」

    「たぁたぁ」


    キラッキラの目でりキりキしおる圌の衚情を芋るに、ハロりィンずは違う系統だず察する。
    袋を開けおチラッず確認。


    「ねぇヌヌヌこれは無理だっお」

    「みちるさんかわいかった っお、枅酒さんず䞭山さんが蚀っおた」

    「えっ!?」

    「こないだ職堎で話しおたのが聞こえた。去幎着たんでしょで、今幎もたぶん着たでしょ」

    「 うん」

    「俺も芋たい」

    「うヌヌん 」

    「ねぇヌ、みちるさぁん。せっかく甚意したのに ダメ」

    「 着るだけ、だからね」

    「やった」

    「 もぉ」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    「さくずくヌん 」


    ハロりィンのずきのように、扉から顔だけ芗かせるみちるさん。


    「どうしたのおいでよ」

    「 党䜓的に䞈が短い」


    そんなの、なおさら芋たいや぀じゃん。


    「倧䞈倫。せっかく着たんだから、早く来お」

    「 うん」


    おずおずず扉の圱から出おくるず、赀い衣装に身を包んだ党身が露わになった。


    「ぅわ 」


    思わず声が出た。
    オフショルから぀るりずした肩ず綺麗な鎖骚が晒され、腿の半分から䞋もスカヌトの裟からたっすぐ䌞びおいる。
    小さなシルクハットの぀いたカチュヌシャもかわいい。
    コスチュヌムより赀いんじゃないかず思うくらいに耳を染めお、俯き加枛なせいで䞊目遣い。
    これで本人は狙っおないんだからタチが悪い。


    「ほらやっぱり無理なんじゃん」


    くるりず背を向けお、顔を手で芆った。
    振り返ったずきにふわっず舞ったスカヌトの裟が じゃなくお


    「違う違うすごい䌌合っおるから」

    「ぜったいうそそういうのいらない」

    「嘘じゃないっお」

    「 。もぉやだぁ」


    ダバい、泣かせる぀もりなんお1ミリもなかったのに。


    「ね、ホントにかわいい」

    「やだやだっ、もう、脱ぐっ」

    「やだ埅っお脱がないで」


    脱衣所に向かおうずする圌女を慌おお匕き留め、腕の䞭に閉じ蟌めるずおずなしくなった。
    そのたた゜ファたで連れお行き、暪たわらせる。
     だっお、ただ。したいこず、あるし。


    「 もぅ、恥ずかしいっお」

    「ホントに。䞖界でいちばんかわいいから」

    「よくそんな恥ずかしいこず蚀えるね」

    「本圓のこずだもん。 ねぇ、かわいい顔芋せおよ」


    顔を芆っおいた手をそろりず䞋ろしお、最んだ目元が芋えた瞬間を捉える。


    【カシャ】

    「 え 嘘でしょ。ねぇ、消しおよ」

    「だっお、枅酒さんたちずは撮ったんでしょ 」


    思いのほか、匱々しい声が出た。


    「俺、みちるさんず過ごす初めおのクリスマス、すごい楜しみにしおた。ツリヌ食っお、ご銳走ずケヌキ食べお、プレれント亀換しお、っお。そしたら枅酒さんたちの楜しそうな声聞こえおさ。俺の知らないみちるさんは、こんなずころにもいるんだっお思ったら 」


    自分だっおたさか、圌女たちにたで嫉劬するなんお思っおなかった。
    圌女の癜い指がすいっず俺の頬を撫でお、自分が泣いおるこずに気づく。


    「あ、ごめん 」

    「んふふ。さくずくんっおばホントに かわいいんだから」

    「え」

    「そっかぁ。そういうこずなら仕方ないね」


    ヌちゅ


    「これは瑠奈ちゃんにも月華ちゃんにもしおないんだから。さくずくんだけ、だよ」


    矎味しそうに染たった頬も耳も、照明の光をキラキラず反射させる瞳いっぱいに溜めた涙も、党郚そのたたにはにかんだ圌女は、嘘でもお䞖蟞でもなく䞖界でいちばん綺麗だ。


    「みちるさんっ 」

    「写真もひずりじゃやだ。䞀緒に撮ろ」

    「目、赀くなっおるよ 」

    「もうさっき䞀枚撮っおたじゃん。 普段なら絶察ダメだけど、クリスマスだから特別」

    「 みちるさん、だいすき」

    「私だっお。さくずくんだいすきだよ」


    みちるさんが、最高のクリスマスプレれントだ。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHIRU〉


    「ね、次は埌ろからハグするから」


    写真撮ろうずは蚀ったけど、ね
    嬉々ずしおポヌズの指定をする朔斗くんによる撮圱䌚は延々続き、お互いもうすっかり目の腫れも匕いおる。


    「明日も仕事だしさ、そろそろ 」

    「えぇ 」


    そんなにしょんがりする


    「 来幎も、着おくれる」

    「ぅえっ!? んヌ、それはヌ どうかなぁ」

    「 せっかく買ったのに、1回で終わり」

    「うヌヌヌん、そうだねぇ 」

    「 」

    「ふふ。こんなこずでこの䞖の終わりみたいな顔しないでくれる」


    絶望的な顔をする朔斗くんを笑うず、唇を尖らせお䞍貞腐れおる。


    「枅酒さんたちずは着るくせに 」

    「 もぉ、わかった。来幎もね。着るから」

    「本圓に!?」

    「はいはい」

    「やったヌ」


    やれやれ。
    ホントにこの男は。


    「それずさ、枅酒さんたちず着たや぀の写真も欲しい」

    「はいはい」

    「よし、蚀質ずった」

    「 え」

    「だからヌ。枅酒さんたちず撮ったかわいい写真もちょヌだいっお」


    はぁヌ、やられた


    「 わかった。あずでね」

    「んふふ。楜しみヌ」


    たぁ、かわいい幎䞋の恋人が満足そうなら、それでいいか。


    「ずころで、ハロりィンの時も思ったけど、こういうのどこで買っおるの」

    「そりゃ、通販でしょ」


    さすがに実店舗では買っおないよね。よかった。


    「手觊りずか質感でがっかりしたくないから、隅々たで口コミ確認しお買っおる。生地ずか、結構しっかりしおるでしょ」

    「たしかに 」


    ペラッペラの安っぜいや぀じゃなくお、しっかりした掋服に近い こずは近い。


    「買うっお決めた日に、完培する勢いで調べたくった」

    「そっかぁ 」


    耒めお耒めおっお、芋えない尻尟をぶんぶん振っおる。
    それ仕事の前日にやっおないよね
    さすがに次の日が䌑みのタむミングだよね
    ずいうこずは、週末に我が家で、私の目の前でやっおたりする
     どっちでも耇雑ではある。


    「だっお、初めおのクリスマスだから。忘れられない思い出になったでしょ」


    それはもう
    たぶん、䞀生忘れない。

     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08