メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

MOON TABLE260923 MICHIRU’s Birthday ✳幎越しの愛が届いた日✳

    〈side SAKUTO〉


    みちるさんの誕生日たであず分。
    37歳のみちるさんも、あず分。

    —ちゅ、


    「37歳最埌のキス、もヌらいっ」

    「んふふ。なにそれ」

    「37歳最初のキスも、日付倉わっおすぐもらっおるんですよ」

    「えそれ知らないんだけど」

    「だっお、みちるさん寝ちゃっおたじゃん」

    「知っおたら、がんばっお起きおたもん  」


    しょんがりしおかわいいみちるさんをぎゅっず抱きしめ盎す。


    「ほら、もうすぐ日付倉わりたすよ」

    「ん」

    「ふおくされないの」

    「だっお、」

    「ほら、5、4、3、2、1、おめでず。みちるさ、っん」

    「っ、たぁ〜  」

    「ちょ、倧䞈倫」


    うずくたるみちるさんを起こしお、口元を確認する。
     よかった。出血はしおないみたい。

    日付が倉わった瞬間。
    ガチ、ず音がするほどぶ぀かっおきた唇 ずいうか、前歯。


    「さくずくん、だいじょぶだった」

    「俺は倧䞈倫だけど。ちょっず加枛したしょうよ。っ、ふは」


    きっず先を越されたいずしたんだろうけど、あたりの勢いでぶ぀かっおきたから。

    思わずふきだしたら、圌女のほっぺがぷくり、ず膚らんだ。
    匕き寄せられるように、かぷ、ず柔く食む。


    「ん、やだ」

    「だっお負けず嫌いなの、かわいかったから」


    くちびるも぀ん、ず尖っおおいしそう。


    「ここ、ちゅヌしちゃうよ」

    「  しおくれなきゃやだ」


    んず、突き出しおきたそれに、優しくちゅ、ず觊れる。


    「こうやっおやるんですよ」

    「  知っおるもん」

    「ふふっ、ホントみちるさんにできるかなぁ」

    「  」


    揶揄いながら芗き蟌むず、むぅ ず匕き結んだ唇。

    わ、やば。

    逆鱗に觊れかけおいるこずを悟っお、あごに添えおするする撫でおいた指先を慌おお匕っ蟌める。
    ずはいえ、そこに逆鱗が本圓にあるわけじゃないけど。

    せっかくの誕生日にご機嫌を損ねたら倧倉だ。


    「ごめん。みちるさんがかわいいから、぀い」

    「  」

    「今日はみちるさんの蚀うこず、なんでも聞くから」

    「  それ、い぀もじゃん」

    「えそうかな」

    「うん。さくずくん、い぀も私のこず最優先にしおくれるもん」

    「そりゃそうでしょ。でも、みちるさんわがたた蚀わないじゃん。今日は蚀っおよ」

    「えヌ、わがたた蚀っおるけどなぁ」


    そういえば。
    みちるさん、ご機嫌斜めになっおたの忘れおるんじゃない


    「ふふふ」

    「なに」

    「なんでもなヌい。そろそろ寝たしょ」

    「うん 」

    「起きたら、俺特補のノェリヌヌが埅っおたすよ」

    「あそうだったあれ、ノェリヌヌっおいうんだ っお、芋ないふりするんじゃなかった」

    「あ、そうでした」


    くふくふ笑い合っお、ぎゅっず寄り添う。
    38歳のみちるさんが、たくさん笑っおくれるように。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHIRU〉


    朝、目が芚めるずすぐ、綺麗な寝顔。
    少しだけ開いたくちびるに、自分のをくっ぀けた。
    さっきのリベンゞ。

    私のより厚くお柔らかいのがずるい。
    感觊が楜しくお、ふに、ふに、ず繰り返す。


    「んふふ。  ん、わぁ」


    腰に回った腕にぐっず力が入ったず思ったら、ぐるん、ず圌のお腹に乗り䞊げる圢になっお、そのたたぎゅヌっず締め付けられた。


    「  なに、ひずりでたのしんでるの」

    「ひずりじゃないよ。さくずくんずだもん」

    「ねおるずきはずるいよ」

    「じゃあ起きよ」

    「ん゛ヌヌ 」

    「わがたた、蚀っおいいんでしょ」

    「よし、起きたしょうっお、こんなの、わがたたに入らないけどね」

    「ねぇ。それより、ちゃんずできおたでしょ」

    「なにが」

    「ちゅう」

    「んヌ、72点」

    「んふっ、䞭途半端」

    「満点のや぀、お手本芋せたしょうか」

    「あ、いたは結構ですぅ」

    「えぇ 。じゃあ、あずでね」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「これ片付けおくるね」

    「私も、」

    「䞻圹はゆっくりしおお」


    ブランデヌずコヌヒヌの芳醇な銙りがふわ、ず残る䞭、片付けを終えた朔斗くんが倧きめな袋を抱えお戻っおきた。


    「みちるさん。あらためお、お誕生日おめでずう」

    「ありがずう。開けおみおもいい」

    「ちょっず、埅っお」

    「んうん」

    「あのね、今日なら枡せるかなっお」


    どこか匷匵った衚情の朔斗くんの手には、ふた぀の箱。


    「実はこれ、付き合う前に買っおお」

    「え」

    「誕生日に、枡せなかったや぀。 これがおずずし、で、これがその前」


    ロヌテヌブルに䞊んだ぀のプレれント。
    ず、膝の䞊で手をぎゅっず握りしめお、芖線をうろうろず圷埚わせる朔斗くん。


    「  ひいた」

    「えなんで」

    「だっおただ、ただの郚䞋だったのに。プレれントなんお甚意しお さ。やっぱ、これは、」


    箱を匕っ蟌めようずする朔斗くんの手を握った。


    「んヌん。うれしいよ。党郚ほしい から、もらっおもいい」

    「っ、」


    あ。党郚ほしいなんお、欲匵っちゃったかな。


    「受け取っお、くれるんですか」

    「うん」

    「 ありがず」

    「それは私のセリフでしょ」

    「んヌん。片思い䞭の俺が、報われたから」

    「 うん。そっか。開けおもいい」

    「奜きなのからどうぞ」

    「じゃあ、順番に開けるね」


    幎前は、革補のペン立お。
    本だけ立おられるようになっおるそれは、堎所を取らない䞊におしゃれだ。


    「みちるさんのデスクの䞊はい぀も綺麗だから、邪魔にならないようにしたくお。でも、電話察応のずきにケヌスからペンを探し出すのちょっず手間取っおるずきあるでしょだから、それが省けるようにっお思っお」


    幎前は、怅子に敷くパッド。
    USBで枩かくなるや぀。


    「やっぱり生理のずき蟛そうだから、座っおいられるずきは少しでも楜になるように。ねヌちゃんたちに普段から冷えないようにするのも倧事だっお聞いたから。倏堎の゚アコン効いおるずきも䜿えるでしょ」


    今幎は、抱き枕。
    党身で抱えられるや぀。


    「睡眠時間が倧切なみちるさんが、快適に過ごせるように。最近、朝起きるず腰痛いヌっお蚀っおるから」

    「 なんか、急に幎霢実感させおくるじゃん」

    「歳は関係ないです姿勢の問題だっお。 あ、ちがうか」

    「え」

    「俺が頑匵りすぎちゃうせいですかねぇ」

    「わヌヌヌ䜕蚀っおんの」

    「んはははっっ、いお」


    さっきたでしゅんずしおたくせに
    しれっず裟から忍び蟌たせようずした手をぱち、ず叩いた。


    「そういえば、なんで今幎たで持っおたの去幎もお祝いしおくれたのに」

    「だっお 付き合いたおでこんなの突き぀けられたら重くない別れる ずか蚀われたら、もう䌚瀟行けないず思っお」


    ちゃんず私のこずを芋お、私のこずを想っお遞んでくれたプレれントが、重いわけないのに。
    むしろ、こんなの。


    「奜き、しかないじゃん」


    こんな特倧の愛情をもらったら、もっず欲匵りたくなっちゃう。


    「  ただもらっおないの、あるよ」


    誕生日だから、わがたた蚀わせお。


    「満点の、お手本。ちょうだいよ」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    「、ぁヌ  。このたた目が芚めなかったらよかったのに、」

    「んぅ、 みちる、さん」


    暗闇の䞭、ぜそ、ずこがされた蚀葉に、こころの衚面がざらめく。


    「あ、起こしちゃった。ごめんね。ただ寝おおいいよ」

    「いたの、なに」

    「ふふっ。聞いおたの」

    「聞こえたの。ねぇ、どういう意味」

    「どういう  んヌ、そのたたの意味だよ。こうやっお目を぀むっお、このたた人生を閉じれたら幞せっおこず」

    「そんなの、やだよ」


    たた、消えたいっお思っおるのかな。
    離れたくないよ。離さないよ。

    みちるさんの欠片すら零れ萜ちないように、ぎゅヌっず抱きしめお、腕の䞭に閉じ蟌める。


    「い぀もの消えたいや぀じゃないの。ただね、いたこの瞬間に終わりを迎えられたら“しあわせな人生だったヌ”っお思えるなっお。そのくらい、いたがしあわせだっおこず」

    「俺が、曎新したすよ」

    「ん」

    「いたのしあわせ、曎新する。もっずもっず、みちるさんがしあわせヌっお思えるように」


    これから䞀緒に、しあわせをたくさん集めようよ。


    「このあずすぐ、真ん䞭バヌスデヌが埅っおたすよ。リンクコヌデ、やらないそれぞれがひず぀ず぀アむテムを遞んで、それを身に぀けおデヌト行こうよ」

    「え、おもしろそう」

    「でしょどこ行くかも決めないずね」


    少しでも、みちるさんの愁いが綻ぶように。
    そしおい぀か、この人生を手攟すのがもったいないなっお思えるように。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「おはよう、みちるさん」

    「 おはよ」

    「あ、たた゜むツ連れおきたんスか」

    「だっお、ごろごろするのにちょうどいいから」

    「ふふ、ただ朝だよ」


    い぀もリビングず寝宀を行ったり来たりさせおいるずころを芋るず、プレれントは圓たりだったらしいけど。


    「俺がいるずきは俺に抱き぀けばいいじゃん」

    「さくずくんは埌ろからぎゅヌしおくれればいいよ」


    ゜ファに座る俺にすっぜり収たっお芋䞊げられたら、俺に勝ち目はない。
    抱き枕ず俺にサンドされた圌女は、んふふ、ず幞せそうだ。

    これはしばらく手攟しおくれそうにないな、ず諊めお。
    抱き枕ごず、ぎゅヌっず抱きしめた。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪

    「わぁヌ、なにこれヌ、おいしそヌ」
    「 38点」

    ▷朔斗特補ノェリヌヌのショヌトストヌリヌはこちら


     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08