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芋出し画像

MOON TABLE✳恋人っおすごい✳

    〈side SAKUTO〉


    倕食埌に゜ファでスマホをいじっおいるず、颚呂から䞊がったみちるさんが、俺に背を向けるように足元にすずんず座った。
    顔が芋えなくお少し寂しいな、ず思っおいたら。
    圌女は持っおきたドラむダヌずヘアミルクを目の前のロヌテヌブルに䞊べお眮いお、くるりず振り返っお芋䞊げおきた。


    「おかえり」

    「ただいた」


    タオルドラむしただけの髪からは、雫がきらきら滎っおいる。


    「ただびしょびしょじゃん。早く也かさないず颚邪ひくよ」


    なんお。
    圌女のおねだりが聞きたくお、少しいじわる。


    「ドラむダヌしおほしい」

    「誰に」

    「さくずくんに」

    「うんもういっかい蚀っお」

    「 さくずくん、ドラむダヌしお」

    「ふふ、いいよ」


    肩にかかったタオルをするりず抜いお、小さい頭をすっぜり包む。
    抌さえるようにしお氎気を吞ったら、毛先にミルクを぀けお、根本からドラむダヌを圓おる。
    氎分が飛んで埐々にサラサラになっおきたずころで、最埌に冷颚に切り替える。
    するするずした手觊りに倢䞭になっおいたら、みちるさんの頭がぐらぐらしおきた。
    そのうちカラダがだんだん右に傟いお、俺の膝に頭を預けたたた倢の䞖界に片足を突っ蟌んでいる。

    職堎では隙を芋せない䞊叞なのに。
    こんなに無防備な姿を芋せおくれるんだから。

    恋人っおすごい。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHIRU〉


    「ん 、ぁヌ、腰痛い」


    繁忙期を乗り越えた週末。
    陜の圓たるラグの䞊でゎロゎロしおいたら、2人で寝萜ちおしたったみたい。
    平らで硬いずころに寝おしたった腰が痛い。
    隣を芋るず、お揃いのメガネをかけたたた穏やかに寝息をたおる朔斗くん。起こさないようにそっずメガネを倖しお、近くのロヌテヌブルに避難させる。


    「むぅ 、ん、あれ」

    「おはよ」

    「 はよ」

    「起こしちゃっおごめんね」

    「んヌ」


    ごろりず䜓勢を倉えお、肘を぀いお芗き蟌んでいる私ず向き合い、手を䌞ばしおくる。


    「なんか、みちるさん、きらきらしおる」

    「んあヌ、ただおひさた元気だもんね」


    私の背䞭から入る陜が朔斗くんに圱を䜜っおいるから、寝起きで裞県な圌から芋たら光の粒が私を瞁取っおくれおいるのかもしれない。


    「すごい、きれヌ 」

    「ふふ、そっか」


    ぜやぜやした喋り方がかわいい。
    少しズリっず近づいおきお、そのたたぎゅヌっず抱きしめられる。


    「 ぇ、わな ね」

    「んなぁに」

    「きえちゃわないよね」

    「うん。ここにいるよ」

    「 ぅ、っ、」


    耳元ですすり泣く声に、幞せに包たれおふわふわしおいた空気が䞀気に珟実ぞ戻っおくる。
    圌の䞍安がどこにあるのか知りたくお顔を芋たかったのだけど、力匷く抱きしめられおお叶わなかった。


    「さくずくんどした」

    「なんか、すごい、しあわせだなっお。そしたらみちるさん、きらきらきえちゃいそうで。ゆめからさめたら、いなくなっちゃうっお 、」

    「倧䞈倫。さくずくんの偎にいるよ」


    職堎では萜ち着いおクヌルな郚䞋なのに。
    こんなに繊现で豊かな感受性を玠盎に曝け出しおくれるんだから。

    恋人っおすごい。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    「はヌ、぀かれたヌ」


    今日も終電目前で垰っおきたみちるさんを駅たで迎えに行っお、手を繋いで雑談しながら垰っおきた。
    合鍵で開錠しお圌女に先に入るよう促すず、奥たで入っおくるりず振り返る。
    俺も䞭に入っお埌ろ手に斜錠したずころで、ぎゅヌっず抱き぀いおきお䞀蚀吐き出した。


    「お぀かれさた」

    「さくずくんも疲れおるのに、お迎えありがずう」

    「俺の脚なら2分で駅たで行けるんで」

    「たたそのネタ」


    お腹にしがみ぀いたたた、くすくす笑う圌女が芋䞊げおくるのがかわいくお唇を奪いたくなったけど、ふず玄関だず思い出す。


    「そろそろ入ろ」

    「んヌ」

    「ほら、靎脱いで」

    「んヌ」

    「䞀旊離れお、郚屋戻ったらぎゅヌしよ」

    「んヌ」

    「もヌ、動かないなら眮いおっちゃうよ」


    くっ぀いたたた靎を脱いで䞊がり框を越えたずころで動かなくなったみちるさんの腕をずっお、そっず剥がす。
    圌女を2歩分远い越したずころで振り返っおみるず、䌑憩時に盎したであろうメむクすら萜ちお、薄い隈が居座る目元が心蚱なげにゆらめいおいる。


    「歩く抱っこする」

    「 その前に、ちゅヌ、しおほしい」


    職堎では郚䞋を匕っ匵っおくれお頌れる䞊叞なのに。
    ぐずぐずに甘えた姿を芋せおくれるんだから。

    恋人っおすごい。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHIRU〉


    「んヌ ん、重い 」


    よく晎れた気持ちのいい朝。
    埌ろから抱え蟌むように抱きしめられ、脇腹から前に回された圌の腕の重さで目が芚める。
    そっず腕を䞋ろしお振り向くず、メガネを倖しお少し幌く芋える寝顔ががんやり芋えお、思わず口元が綻ぶ。

    圌が起きおくる前に朝食の甚意をしようず、メガネをかけお台所に立぀。
    今日のお味噌汁は䜕にしようか。
    お豆腐の期限近いから䜿っちゃお。
    時間あるから、じゃがいもずピヌマンずツナの巣ごもり卵も䜜ろう


    「 おはよ」


    頭の䞭で手順を考えおいる埌ろから、ぎゅヌっずのしかかるように抱き぀いおくる朔斗くん。


    「おはよ。 ふふ、ただ目が開いおない」

    「もうちょい寝たい」

    「ただいいよ」

    「だっお、隣にみちるさんいなかったから」


    職堎では私を支えおくれお頌れる郚䞋なのに。
    ぜっおりした唇を尖らせお甘えおくるんだから。

    恋人っおすごい。

     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08