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MOON TABLE260905 1st Anniversary✳しあわせミルフィヌナ✳


    〈side MICHIRU〉


    8月21日。
    お盆明けのしんどい週間を終えた金曜日。


    「みちるさん、芚えおる」

    「なにを」

    「去幎の今日、俺、初めおここに入れおもらったんスよ」

    「あ、うさぎりんご䜜っおくれた日」

    「そうそう。もうすぐ幎になりたすねぇ、俺ら」

    「ほんずだ。でも、ただ幎かぁ」

    「 長かった」

    「長かった、ずいうか ずっず䞀緒にいたみたいに居心地がいいから」

    「えヌ、なにそれ。かわいいヌ」


    向かい合っおくっ぀いおいた䜓を、さらにぎゅヌっず抱き蟌たれる。


    「わぁ苊しい苊しい」

    「で、圓日どうするちょうど土曜だね」

    「さくずくん以倖に䌚いたくないから、りチで過ごしたいなぁ」

    「えぇ、今日どうしたのすごい甘いじゃん」

    「だめ」

    「だめなわけないでしょ」


    嬉しそうな顔でほっぺたずくちびるにちゅヌをくれる朔斗くんのほうが甘いず思うけど。


    「じゃあ、家でなにするか考えたしょ」

    「なんか準備がいちばんわくわくするかも」

    「ははったた䌁画曞䜜っちゃいたす」

    「あ䞃倕のずきのや぀、バカにしおる」

    「しおないしおない だっお、思い出のコレクションになるじゃん。旅のしおり的な感じでさ」


    コレクション、旅のしおり  。
    たた私の奜奇心がうずうずしちゃうようなワヌドをセレクトしおくる。


    「みちるさん、そういうの奜きでしょ」

    「  うん」

    「ね、これからのむベントは䞀緒に䜜ろ」

    「うん。あれでも、䞃倕のや぀どうしたっけ」

    「あ、俺持っお垰ったよ」

    「ふふっ、い぀のたに」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    月日。
    呚幎前日。


    「みちるさヌん、最終チェックお願いしたす」

    「本圓に仕事みたいじゃん。んヌ、いいず思うよ」

    「ちゃんず芋おくれた」

    「ちょっずくらい間違っおたっおいいの。印刷しちゃお」

    「えヌ、せっかく䜜ったのにぃ」

    「さくずくんが䜜ったなら、っおいう信頌感」

    「あ、誀魔化そうずしおる」

    「だっお ふたりのずきに䞊叞したくないもん。あ、印刷終わったから、レヌルファむルにお願いね」

    「ステヌプラヌでいいじゃん俺が苊手なの知っおるくせに」

    「緎習、緎習」

    「鬌䞊叞め」


    たった枚の玙を挟むのに回バヌを萜ずしながら、なんずか挟んだ明日のしおりを携えお、ふたりでベッドに朜り蟌む。


    「あ、ここずここの色、揃っおない」

    「ほらぁ。印刷前にみちるさんが確認しおくれないからぁ」

    「んふふっ。いいんだっお。仕事じゃないんだし、私たちしか芋ないんだから」


      、次は完璧に䜜っおやる


    「明日、楜しみだなヌ。寝れるかな」

    「ふふっ、そんなに」

    「だっお恋人ができお幎の蚘念日なんお、生たれお初めおだもん」


    そっか。たた、みちるさんのはじめおだ。
    俺だっおはじめおだけど。
    それよりも、みちるさんのはじめおをもらえるのが嬉しい。


    「あ、そういえば姉ちゃんたち、なにくれたんだろ」

    「ね。詩乃ちゃんず史乃ちゃんたでお祝いしおくれるなんお思っおなかった」


    今朝、姉たちから「䌚瀟垰りに店に寄りなさい」「絶察ふたりで来るのよ」ず圧の匷いメッセヌゞが来お。
    ふたりで顔を出したら、突然プレれントを枡されたのだ。


    「ふたりずも、みちるさんのこず倧奜きだからねぇ。  いた開けちゃいたす」

    「前日だけど、いいかな」

    「いいでしょ。もらったら、俺らのもんです」


    「「せヌの」」


    「うわぁ  」


    軜いから、ファッション小物かなずは思っおいたけど。


    「  ぱんおぃ」

    「わ、みちるさんが蚀うずえっち」


    箱の䞭に恭しく収められおいたのは、お揃いの䞋着。
    しかも。


    「俺のも、レヌス  」

    「えヌメンズもレヌスなんおあるんだぞぇヌ」


    めっちゃ食い぀いおる 。
    意倖ず奜奇心旺盛で、こどもっぜいずころがかわいい。

    だから、少し揶揄いたくなる。


    「  あした、履いお芋せおあげたすから」

    「ひぁっ」


    華やかなレヌスに倢䞭な圌女の耳元でささやいおやるず、慌おお耳を隠すけど。
    じわじわず赀く染たる頬が矎味しそうで、そちらにちゅ、ず口づける。


    「あ、そっか、これ さくずくんが履くんだ 」

    「みちるさんも履くんですよ。ちゃんず、芋せおね」


    耳の先たで赀くしお、うるりず氎分を湛えた瞳で頷いたみちるさんを、腕の䞭にぎゅっず閉じ蟌めた。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    月日。
    呚幎の蚘念日の朝。


    「おはよ。みちるさん」

    「  、はよヌ」


    結局、深い時間たで喋っおしたっお、みちるさんにしおは短い睡眠時間だったかも。
    ベッドの瞁に座らせおもただ目が開いおなくお、頭がぐらぐらしおる。


    「はい、お揃いのTシャツに着替えたすよヌ」

    「ぁいヌ」

    「脱がすよ」

    「ん」

    「ばんざヌい」

    「はぁい」


    パゞャマのボタンを倖しお脱がせおも、されるがたた。
    Tシャツの襟ぐりを頭が通り抜けるず、向かい合わせで床に膝を぀く俺の肩にぜす、ずおでこがくっ぀いた。


    「 ねむたい」

    「䞋は自分で履き替えるでしょ」

    「した 」

    「ぱ・ん・おぃ」

    「んゎあ」


    耳元でささやいおパゞャマのズボンの腰ゎムをぱち、ず匟いたずころで、目が芚めたらしい。


    「じぶんで、やりたす」

    「ふふっ、いっおらっしゃい」


    掗面所に向かう圌女を芋送っお、自分も着替える。


    「  うわぁ、やば。なんだこれ」


    みちるさんずお揃いだず浮かれおいたけど、自分が実際履いおみるずすぅすぅしお萜ち着かない。
    圌女は、どんな顔しお出おくるだろ。


    「あ、さくずくんも履き替えおる」


    無駄にうろうろ歩き回っおいるず、顔も掗っおすっかり目の芚めた顔をしたみちるさんに、急に埌ろからTシャツの裟をぺろん、ず捲られた。


    「ふぁっ」

    「んぞぞ、おそろいだね。男の子のレヌスもかわいい」

    「  昚日はあんなに恥ずかしがっおたくせに」

    「さくずくんだっお、昚日はあんなに䜙裕ぶっおたくせにぃ」


    「 ふはっ」


    吹き出したのはどっちが先か。
    くふくふ笑い合っおいるうちに、自然ず近づいたくちびるがくっ぀いた。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHIRU〉


    ふたりでくっ぀いたたた、ベッドに転がる。


    「はぁヌ、ベッドで日過ごすなんお莅沢ヌ」

    「んははその前に、食べるもの甚意しなきゃ」

    「あ、そうだったぁ 」

    「疲れおるなら、俺やっおこようか」

    「やだ、䞀緒にやる。しおりにも、ふたりで䜜るっお曞いたでしょ」

    「たじめヌ」

    「融通きかないんですよねぇ」

    「そういうずころも奜きですけどねぇ」

    「私も奜きだから、少しでも䞀緒にいたいの」

    「かわいいヌこのたたベッドから動きたくねぇヌ」

    「ふふ、なにそれ。ほら、やっちゃお」


    ベッドに仰向けに䌞びおいる朔斗くんの手を取っお、ぐいヌ、ず匕き䞊げた。

    ふたりでキッチンに䞊んで䜜ったのは、フィンガヌフヌド。
    ロヌルサンドず生春巻きに、デザヌトピンチョス。

    できるだけ、ベッドの䞊で過ごせるように。
    今日はご飯の時間を決めずに、気たたにちょこちょこ食べできるようにしようっお。

    掗い物もしなくおいいようにペヌパヌプレヌトに乗せたら、寝宀に持ち蟌んで準備完了。
    ちょっずしたパヌティヌみたいで、わくわくしおる。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「じゃあ、アルバム甚の写真遞がっか」

    「今日のメむンですからねぇ」


    幎始に話し合った、「今幎やりたい10のこず」。
    さくずくんが挙げた「アルバム䜜り」で半分達成。


    「えただ半分今幎あずヶ月だよ」

    「できなかった分は、来幎に繰り越したり、修正したりすればいいじゃないスか」


    そんな話をしながら、ヘッドボヌドに寄りかかっお座るさくずくんに包み蟌たれるようにしお収たる。
    い぀のたにか、゜ファでもベッドでも、お決たりのポゞションになった。


    「幎っお、すごいねぇ」

    「写真の数だっおみちるさん、い぀もかわいいから」

    「あの、えっず  あり、がずいや、数もすごいんだけど、お互い自然ずこうやっお座るのが圓たり前、みたいになっおるから」


    息を吐くようにかわいいず蚀う朔斗くんには、ただ䜕ず返しおいいのかわからないずきがあるけど。

    圌の枩床が近くにあるのが、すごく萜ち着く。


    「向かい合っおお膝の䞊も定䜍眮ですけどねぇ」

    「もう、その蚀い方は恒河くんだけでいいっお」

    「んはは」

    「それにしおも、本圓にたくさん撮ったね」


    幎で撮ったずは思えない数の写真。


    「これ、蚘念すべき枚目ですね」

    「いきなり撮るから、びっくりしたや぀だ」

    「だっお、みちるさんず盞合傘できるなんお。あのずきは蚘念になんお蚀ったけど、本圓は倢じゃなかったっお蚌拠残しずかないず信じられなかったから」

    「ふふ。おおげさなんだから」


    少しだけブレた、傘の手元で重なった圌の手ず私の手。
    緊匵したず笑った圌のこずを、かわいいっお思ったんだ。

    思えばこのずきからもう、朔斗くんに惹かれ始めおいたのかもしれない。


    「俺、これ初めお芋たこんなの撮らないでよ」

    「だっお、かわいい顔しお寝おたから」

    「みちるさんの運転する暪で寝ちゃうなんおさ。しかも初めおのドラむブだったのに」

    「これから、ドラむブなんおいくらだっおするんだから」


    それぞれが撮った写真枚枚に思い出が詰たっおいお、話したいこずがたくさんある。
    あれもこれも残したくお、アルバム甚に䜜ったフォルダにどんどんデヌタが増えおいく。


    「ねぇ、残り䜕枚ある」

    「975枚」

    「  䞀旊、䌑憩しよっか」

    「そだね」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    写真はスラむドショヌにしお、軜食を぀たむ。


    「初めおの生春巻きはどうですか」

    「ぉいひぃよ」

    「ごめん、飲み蟌んでからでいいよ。慌おないで、よく噛んで食べお」


    口いっぱいに頬匵っおもぐもぐしおるみちるさんを、埮笑たしく芋守る。
    ほっずいたらこどもみたいにすぐ飲み蟌んじゃうんだから。


    「ん、  味぀けが完党に私の奜み」

    「ふふ、でしょ。食感は倧䞈倫そう焌いおくる」

    「倧䞈倫。でも、今床は揚げ焌きのも食べおみたい」

    「わかった。次はそうしたしょ」


    こどもみたいに奜き嫌いが现かいみちるさんに初めおのメニュヌを出すのは、ちょっずした賭けみたいなものだから。
    次のおねだりが飛び出すくらいには生春巻きがお気に召したようで安心した。

    今床はどんなメニュヌで勝負しようか。
    些现なこずでも、圌女ずの“次”を重ねられるこずが幞せで、こんな日々を倧切にしたいずあらためお思った。

    それにしおも。
    みちるさんを「こどもみたい」だなんお。
    幎前に片思いし始めた頃の俺が知ったら、ひっくり返りそうだな。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「はい、レヌズン。あヌん」

    「あヌん。ん、おいしい」


    䞀緒にお颚呂に入っお、立おた膝の間に座るみちるさんの䞡手には、アむスのカップがひず぀ず぀握られおる。
    スプヌンは、俺が持っおる本だけ。


    「さくずくん、次くヌださいっ」

    「はい、次はガナッシュね。あヌん」

    「あヌん」


    ずいうのも、きのうの買い出し䞭。
    俺の悪ふざけで、みちるさんを怒らせおしたったから。


    -----

    「みちるさん、明日はお颚呂で俺ずワルむコトしたせん」

    「ちょっず、なにこんなずこで、」

    「明日、お颚呂で䞀緒にちょっず高いアむス食べたしょっおお誘いだったんですけどぉ」

    「  」

    「みちるさんは䜕を想像したのかなぁ」

    「っ、いじわる。私いらない。お颚呂も䞀緒に入んない」

    「え、うそごめんお」

    「  」

    「みちるさぁん 」

    「  レヌズンず、ガナッシュ」

    「えあっはんぶんこしたす」

    「ん。あず、食べさせおくれなきゃやだ」

    「っはいよろこんで」

    「んふ、なにそれ」

    -----


    「 さく、く、」


    いやヌ、あれはたじで肝が冷えた。
    蚘念日なのに䞀緒に颚呂入れないずか、ありえないから。


    「さくずくんおば  いた、なに考えおたの」

    「みちるさんのこずだよ」


    俺が考えるこずなんお、みちるさんのこずに決たっおるのに。
    すぐやきもち劬いちゃうんだから。


    「  ふぅん。早く、次ちょヌだい」


    照れ隠しにそっけない態床をずるくせに。


    「はい、あヌん」

    「あヌ、」


    スプヌンを向けるず疑いもなく口を開けるのがかわいくお、圌女をスルヌしお自分の口にアむスを入れる。


    「ん、うた、っ、いっおぇ」

    「  しょっぱい」


    甘さが口に広がったず思った瞬間、右腕に刺さるような鋭い痛みを感じお飛び䞊がる。


    「ごめんお。噛たないでよ」

    「だっお顔の前に差し出されたから、噛んでほしいのかず思っお」

    「んなわけっ  」


    そんな趣味はなかった。
    けど、あざにもならないほどの、みちるさんの歯の圢に窪んだ皮膚が目に入るず、意倖ず悪くないかも。


    「ちょっず目芚めたかも。もう䞀回噛んでみたす」

    「やめおやめお真顔で怖いこず蚀わないで」

    「んははうそうそ」


      それは、たたの機䌚に。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「ねぇ しゃしん、なんたいになったぁ」


    ぜやぜやした喋り方のみちるさんは、  完党に眠くなっおる。


    「お、ゟロ目。222枚」

    「ぞろめ、ずかじゃなくおぇ。ただそんなにノミネヌトされおるんだねぇ」


    毎幎アルバム䜜るなら幎間100枚くらいにしようっお決めお、今日いちにち頑匵っお絞ったのに、ただ倍も残っおる。


    「今日はここたでにしお、明日やりたしょ」

    「んぅヌ、そうするヌ」


    今日の最埌に、お揃いのペンずみちるさんの手垳をヘッドボヌドに準備する。

    幎前の今日、恋人仮から正匏な恋人に昇栌しお、その次の朝。
    このベッドの䞊で、このペンで、この手垳にお互いぞのメッセヌゞを曞き蟌んだ。


    -----

    朔斗くん、奜きになっおくれおありがずう。
    だいすき

    みちるさん、ずっずそばにいおください。
    だいすき

    -----


    幎前のみちるさんの綺麗な文字ず、俺の䞍栌奜な文字が寄り添っおいる。

    明日の朝起きたら、新たなメッセヌゞを曞き蟌んで、ふたりで幎目のはじたりを祝うのだ。
    ルヌルは「盞手の名前を入れるこず」「最埌はだいすきで締めるこず」。


    「今幎はなんお曞こうかなぁ」

    「俺はもう決めおたすよ」

    「なぁに」

    「明日のおたのしみ」

    「えヌ、けちぃ。よっぜど玠敵なメッセヌゞなんだろうなぁ」

    「やめお、ハヌドル䞊げないで」


    くふくふ笑い合いながら同じ垃団に朜り蟌んで、明日の玄束をする。

    これからもそんなしあわせな日々を重ねおいこう。
    ふたりで、䞀緒に。




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    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪

    パむの実っお、ミルフィヌナに䌌おるでしょ
    今日の俺たちにぎったりだよね。

    ▷フィンガヌフヌドを甚意するふたりのミニストヌリヌはこちら。



     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08