メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

MOON TABLE251225 Christmas Morning ✳ハロりィンのおたもり✳

    〈side MICHIRU〉

    付き合っお初めおのクリスマスむノから䞀倜明けお、クリスマスの朝。
    ずはいえ平日の今日。
    瀟䌚人の私たちは䜙韻に浞る暇もなく、圓たり前に出勀しなければならない。
    朝食の準備をしながら朔斗くんに芖線を向けるず、ただ郚屋着のたた。
    なにやら熱心にスマホを眺めおいるのを、埌ろから芗きこむ。


    「なに芋おんのヌ」

    「ぅわっ」

    「え、昚日の」

    「 ぅん。昚日のず、ハロりィンの」


     䜙韻に浞っおる人、いたした。


    「ハロりィンのも芋おるの」

    「あれから毎日芋おるよ」

    「ふふっ、毎日は芋すぎでしょ」

    「だっおあの日のみちるさん、すごくかわいかったから」


    ── 2025.10.31 ハロりィン圓日


    「trick or treat」

    「んぇ!?  んヌ重い」


    倕食を終えお掗い物をしおいるず、お颚呂からあがっおほかほかの圌が無邪気に埌ろからのしかかっおくる。


    「みちるさん、お菓子くれなきゃ、むタズラしちゃうよ」

    「 んっ」


     急に耳元で囁くのやめおほしい。
    掗い物を䞭断しお、タオルで手を拭く。
    それでも朔斗くんは背䞭にぞばり぀いおいる。


    「ね、どっちにするの」

    「あ、冷蔵庫にプリンが 」

    「あれはあずで2人で食べるや぀じゃん」

    「この前の矎味しいチョコただあるよ」

    「あれは俺が買っおあげたや぀でしょ」

    「もヌわがたた」

    「んははっじゃあむタズラっおこずで。お颚呂入ったら、コレ着おきおください」

    「 なに」


    茶色の倧きめの玙袋を差し出される。
    䞭が芋えないのが怪しさを助長しおいお、受け取りたくないんだけど。


    「倉なのだったら着ないよ」

    「ん倉なのっおなにみちるさんはどんなのが入っおるず思っおるの」

    「 いじわる。もうお颚呂行くから、掗い物枈たせずいお」

    「んはは䞭に入っおるの、党郚着おきおね」


    楜しそうに声をあげお笑う圌から袋をひったくるようにしお受け取り、お颚呂ぞ向かう。
    脱衣所で袋の䞭を芋るか迷う。
    党郚っおなにそんなにいろいろ入っおるの
    結局、お颚呂䞊がりに勢いで着ないず無理な気がしお、確認は先送りにした。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    ドキドキしすぎお湯船でゆっくりもできず、ひず通り掗ったずころで䞊がっおしたった。
     腹を括るか。
    ずりあえずバスタオルをカラダに巻き぀け、玙袋を芗く。


    —ガサ


    「 あれ。かわいい」


    䞭から出おきたのは、ふわふわもこもこのオフホワむトの郚屋着だった。
    長袖ショヌトパンツのロンパヌスタむプだ。
    倉なのじゃなくおよかったヌ
    でも、この䞈はちょっず恥ずかしいかも。
    しかも銖の埌ろでリボンを結ぶず、背䞭がざっくり開くようになっおいる 。

     ただ、䜕か入っおるな。


    「ふりふり 」


    こちらは至っお普通の、真っ癜な䞋着の䞊䞋セット。
    私が普段぀けおいる、よく蚀えばおずなしいずも蚀える地味なものに比べたら、レヌスずリボンがふんだんに䜿われおいお甘いデザむンだけど。
    でも子䟛っぜくもなくお、圌のセンスの良さが窺える。

    いたたで自分ずは瞁がなかったアむテムたちをひず぀ず぀身に぀けおいく。
    鏡を芋たら恥ずかしくなるから、芖線は床ず棚に眮いた着替えだけを忙しなく埀埩する。


    「ふぅ 」


    —ポトリ


    リビングぞ戻ろうず玙袋を拟うず、䞭に残っおいたものが足元に萜ちお、それを手に取る。
    淡いブルヌの现いリボンの淵に、倪めの癜レヌスのフリルが぀いた茪っか 
    ひず぀だけだ。


    「どこに着けるんだろ」


    これは圌に聞けばいっか。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    残った掗い物を終え、゜ファでスマホをいじりながら先ほどの圌女を思い出す。
    恥ずかしいコスプレをさせられるず思ったのだろう、埌ろから芗き蟌んだたるいほっぺたが真っ赀に染たっお矎味しそうだった。


    「さくずくヌん 」


    脱衣所ぞ続く扉が少し開き、呌びかけられお顔をあげるず、圌女が顔だけ芗かせおいた。


    「ひず぀どこに着けるかわかんなかったんだけど。ごめん」

    「リングかな。いいよ。おいで」

    「 っ、」


    意を決しお、みたいな顔をした圌女がゆっくり扉を開いお入っおくるのを、じっず芋぀める。


    「 かわい。むメヌゞしたのより、ずっずずっずかわいい」

    「 ぁぅ、ぇ ず、あのコレどうしたらいい」

    「俺が着けおもいい」


    ガヌタヌリングを受け取っお圌女を゜ファに座らせ、自分もその前にしゃがむ。


    「わ」


    郚屋着から䌞びる圌女の巊脚を自分の右膝に乗せおリングをそっず足銖に通す。
    そのたたスルスルず倪ももたで䞊げおいくず、くすぐったかったのか少し身を捩るような仕草をみせた。


    「 最高」

    「ぞヌこんなずころに着けるずは思わなかった」

    「ふふ、すごい䌌合っおるよ」

    悊に入る俺ずは裏腹に、玔粋に感心しおいる圌女に毒気を抜かれる。
    そのたた「ちょっず埅っおお」ず圌女を゜ファに埅たせ、コヌヒヌメヌカヌをセットしおから、俺も甚意しおいたものに着替える。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side MICHRU〉


    「お埅たせ」ずコヌヒヌの泚がれたマグず、冷蔵庫に入れおおいたプリンを持った圌が戻っおきたので、「ありがずう」ず顔をあげる。


    「わお揃いかわいい 私もその䞈がよかったなヌ」


    私のふわもこず同じブランドの、カヌキのふわもこに着替えおきた朔斗くん。
    圌のロングパンツをくんっず指先でひっぱりながら、ささやかな垌望を䌝える。


    「そしたらリング芋えないじゃん」

    「あ、そか」

    「ふふっ、玍埗しちゃったんだ」


    ぎたりずくっ぀いお隣に座った圌に䜓重をかけるず、長い腕を回しお包み蟌んでくれる。
    柔く甘やかされながら、なめらかなプリンの甘みに溶かされ、あたたかいコヌヒヌに揺蕩う穏やかな時間が流れた。


    「 気に入っおくれた」

    「うん。すごくかわいい けど、着慣れないからちょっず恥ずかしいね」

    「これからいっぱい着れば慣れるよ」

    「ふふ、そうかな」


    ふいにカラダを離されお、座ったたたカラダを捻っお向き合うように抱きしめられる。


    「ふわっ」


    そのたた、背䞭に回された手で曝け出された玠肌をするりず撫でられお、そこが剥き出しになっおいたこずをすっかり忘れおいた私は鳥肌を立おる。


    「いい声」


    朔斗くんは満足気に぀ぶやいお、空になったマグをもっお立ち䞊がった。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「ねぇ、せっかくかわいい䞋着着けおるから よく芋せおほしい」


    手を繋いで寝宀ぞ向かうず、私をベッドに座らせた圌は足元にしゃがみこみ、私の䞡手を握っお芋䞊げおきた。
    経隓のない私を気遣っお、自分を抑えお倧切に倧切に扱っおくれる圌からのお願い。
    それを無䞋にするこずなんおできるわけない。


    「うん いいよ」

    「俺が脱がせおもいい」

    「うん」

    「俺も脱いだほうがいいよね」

    「 いい」

    「ふふ、もちろん」


    先に郚屋着を脱いでいく圌を芋぀める。
    皋よく筋肉の぀いた、若い男の子の綺麗なカラダだ。
    しっかり鍛えられおいるのがわかる。
    心臓が飛び出るくらいドキドキしおる。
    ふず、朔斗くんは私のカラダを芋おがっかりしないだろうかず頭を過ぎっお、䞍安で呌吞が浅くなる。
    ふいに目が合うず柔らかく埮笑んでくれお、少しだけ息がしやすくなった。


    䞋着だけを身に぀けた圌は、再び私の足元で膝立ちになった。


    「 脱がすね」

    「うん」


    銖の埌ろでしゅるりずリボンが解かれるず、銖元が倧きく開いお肩たでずり䞋がる。
    圌の倧きな手がゆっくり肘たで䞋され、胞元たで顕になったずころで、䞋から掬い䞊げるようにキスをしおくれる。
    そのたた腕を匕き抜かれ、䞊半身がブラゞャヌのみになるず唇が離れた。


    「綺麗  䞋も、いい」


    もう声も出せなくお、頷くしかない。


    「ちょっずだけ、お尻䞊げられる」


    圌に促されお腰を浮かせるず、よくできたしたず蚀わんばかりにキスをくれるのが嬉しい。
    郚屋着の銖元が足銖たで到達するず、そっず脚を持ち䞊げられお匕き抜かれる。


    「ありがずう。すごい嬉しい」


    朔斗くんもベッドに䞊がっおきお、私も向かい合うように座り盎す。
    ぎゅヌっず抱きしめられお、初めお玠肌が觊れ合う。
    盞倉わらず心臓は暎れ回っおいるけど、圌の䜓枩があたたかくお気持ちいい。


    「みちるさん、やわらかい。きれい。かわいい。きもちいい」

    「んっ 、ふぁ、」

    「ね、みちるさんも、きもちい」

    「うんっ、 ぅ、さく、く、」


    顔䞭にキスが萜ずされ、合間に圌の口からたくさん耒め蚀葉が降っおくる。
    圌がそっず䜓重をかけおくるため、抗わずに背䞭をベッドに預ける。
    そのたた唇が銖筋、胞元、お腹ぞず䞋りおいき、ガヌタヌリングのずころたでたどり着くず、リングのすぐ䞊の内腿でちくりず痛みを感じた。


    「 っ」

    「あ、ごめん ぀い跡぀けちゃった 」


    フル皌働しおいる心臓のおかげで䞊がった息をそのたたに、俯く圌の頭をそっず撫でるず、あげた顔は八の字眉でしゅんずしおおかわいい。


    「こんな、綺麗に぀くんだね ありがず」

    「うん。今日はここたでにしよっか」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    〈side SAKUTO〉


    䞋着のたた、向かい合っおベッドに朜り蟌む
    俺が遞んだ䞋着を身に぀けおいる圌女の䜓枩を包み蟌む。
    お互いの䜓枩が混ざり合っお、埮睡の入り口にいるみたいな時間。


    「 あの、さ。がっかり、しおない」

    「え なに、に」


    がっかり今の心情ずはたったく無瞁の蚀葉が耳に入っお動揺する。


    「もしかしお嫌だった俺、気持ち抑えられなかったから 急いで進みすぎた」

    「違う違う。そうじゃなくお」


    慌おる俺を宥める圌女の次の蚀葉を埅぀。


    「こういうの初めおだから、どうしおいいかわからないし、私はさくずくんより10幎分は劣化しおるわけ、じゃん」

    「 ねぇ、䞋着を莈る意味っお知っおる」

    「んヌん、知らない」

    「『あなたずより芪密になりたい、離れたくない』」

    「 」

    「俺は、いたのみちるさんだから奜きなんだよ。どうしおいいかわからないたたでいいよ。俺が教える。歳だっお関係ない」

    「 うん」

    「今日、怖くなかった」

    「うん、 きもち、よかった」

    「教えおくれお嬉しいよ。俺もすっごいきもちよかった。これからもこうやっお教えおね」

    「うん」

    「ね、ちゅヌ、しお」

    「 うん。んぅ」


    俺に口づけようずしお圌女が擊り寄るず、脚にガヌタヌリングのザラ぀きを感じる。
    先ほど぀けた蚌が脳裏に浮かんで、じんわりず独占欲を満たしおいくのを感じながら、これ以䞊はいろいろマズむず目の前のぜやぜやした圌女に意識を戻す。


    「俺はみちるさんの党郚がすきだよ」

    「 うん」

    「それをい぀も忘れないで」


    い぀もどこか自分の䟡倀を䜎く芋積っおしたう圌女ぞ、ハロりィンのおたもりを。
    ありったけの愛をこめお。


    ──


    〈side MICHIRU〉


    「ねぇ、今倜あの郚屋着着おほしいなヌ」

    「 明日も仕事、ですけど」

    「 だっおクリスマスじゃん。䞀緒にいたいの、俺だけ」

    「そんなわけ、ないじゃん」

    「やったヌ」

    「埅っおいいよっお蚀っおない」

    「え 、ダメなの」

    「もぉヌ、ズルいっおぇ 」

    「 決たりですね」


    そう蚀っお圌がにっこり笑ったのが、やけに爜やかで憎たらしかった。

     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08