
ぐっもん
母と一緒に国内旅行へ行き、ホテルに宿泊した時のこと。私のお向かいの部屋には外国人観光客のファミリーが宿泊していた。
私も母も英語が苦手。だからファミリーを見かけても、会話している内容はさっぱり分からない。私は義務教育で英語を勉強したが、咄嗟に英語で話しかけられた時の対応は、頭の中で描いていた会話と違う行動になった経験がある。
以前中華街へ行った時に、「小籠包の中身は何だ?」と、外国人から話しかけられた。私が咄嗟に出てきた英語は「Beef(牛肉)!」小籠包のメインの中身は豚肉なのに牛肉だと、英語で自信満々に説明してしまった。小籠包を食べながら反省会。せっかく日本に来てくれたのに、嘘を教えてしまって申し訳ないと思った。
今回のホテル滞在最終日、チェックアウトしようと部屋を出た時に、外国人から「Good morning(おはようございます)!」と声をかけてくれた。普段言われ慣れていない英語での挨拶に嬉しさもあって、ちょっと興奮した。
私は「Good morning!」と、ちゃんとした英語で返せばいいものの「Morning!」と言ってしまい、隣にいた母は英語ではなく「ぐっもん」と、笑顔で返事していた。私はぐっもんという英語を聞いたことがなかったので、大爆笑した。
「グッドモーニング!って言いたかったのに口が開かなくて、ぐっもんになっちゃった。」と、教えてくれた。さすがにぐっもんはやばすぎると、母とふたりで反省会をした。
国内旅行であっちこっち旅行した思い出よりも、くだらない朝の挨拶が結構深く心に残った気がした。