「うちの子、集中力がない?」と感じたときに見直したい3つのこと|モンテッソーリの考え方(3歳・4歳の子育て)

「うちの子、すぐに飽きてしまう」「ひとつのことが続かない」。そんな心配を抱えている保護者の方は、少なくありません。

先にお伝えすると、見直したいのは次の3つです。

  1. 「今のその子の興味」に合っているか

  2. 集中しているときに、声をかけすぎていないか

  3. 自分で選べる、すっきりした環境になっているか

集中力は「ある・ない」で決まるものではなく、まわりの関わりや環境によって、現れ方が変わるという考え方があります。モンテッソーリ教室を運営する私たちが、日々大切にしていることを交えて、順番にご紹介します。

図:集中力を見直す3つの視点

この3つは、どれも「お子さんを変える」ためではなく、「まわりの見え方を少し変えてみる」ためのものです。ここから、ひとつずつ見ていきます。

1. 子どもの集中力は、「興味」と出会うと現れやすい

子どもが同じ遊びをすぐにやめてしまうとき、「集中力がない」のではなく、「今の興味と、その遊びが合っていない」だけということがあります。

モンテッソーリ教育には「敏感期(ある力が特に育ちやすい時期)」という考え方があります。子どもによって、「これがやりたい」と強く惹かれるものが変わっていく、という考え方です。

当教室では、子どもが自分で選んで取り組む活動(お仕事)を大切にしています。大人が「これをやりなさい」と決めるのではなく、発達段階や興味に合わせた道具を用意し、一人ひとりが自分のペースで取り組めるようにしています。

ご家庭では、お子さんが最近くり返し触っているものや、何度も「やりたい」と言うことを、少し観察してみてください。そこに、今の興味のヒントがあるかもしれません。

たとえば、次のような問いかけを、心の中でしてみるのもおすすめです。

  • 最近、何度もくり返している動きや遊びはあるかな

  • 「もう一回!」と言うのは、どんなときかな

  • 楽しそうに見える道具や場所はどこかな

答えが見つからなくても、心配はいりません。「今日はこれを見ていたな」と気づくだけでも、お子さんを見るまなざしが少しやわらぎます。

2. 3歳・4歳の集中を守る「声かけ」のコツ

お子さんが何かに夢中になっているとき、つい「上手だね」「もう時間だよ」と声をかけたくなりますよね。ほめる気持ちも、時間を気にする気持ちも、自然なことです。

ただ、モンテッソーリの考え方では、集中しているときはできるだけ邪魔をしないことを大切にします。集中は、途中で声をかけられると途切れやすいと考えられているためです。

モンテッソーリ教育では、集中している子どもをそっと見守ることを大切にする考え方があります。声をかけるのは、困っているサインが見えたときや、活動が終わったあと、というイメージです。

もちろん、忙しい毎日のなかで、いつも見守れるわけではありません。「今は声をかけずに待てそう」というときだけで十分です。

ご家庭でのおすすめは次のとおりです。

  • 夢中のときは、少し離れて見守ってみる

  • ほめるなら、終わったあとに「最後までやったね」と事実を伝える

  • 時間が迫るときは、少し前に「あと少しで終わりにするよ」と予告する

集中が短くても大丈夫です。「見守られている」という安心感が、次の「やってみたい」につながるという考え方があります。

3. 集中しやすい環境は、「選びやすさ」から

おもちゃや道具がたくさんあると、子どもは何を選べばいいのか迷ってしまい、あれこれ手に取っては次へ移ることがあります。

モンテッソーリ教育では「整えられた環境(子どもが自分でできるように工夫された空間)」を大切にします。目に入るものを絞り、自分で取り出して、自分で戻せるようにする。それだけで、子どもが自分で選びやすくなると言われています。


図:おもちゃ棚の整え方

上の図のように、棚に出すおもちゃを数個に絞って、低い位置に置いてみてください。ほかのおもちゃは、しまっておいて構いません。しばらくしたら入れ替えると、新鮮さも保てます。

もうひとつのポイントは、「自分でできる」場面をつくることです。コップに注ぐ、机を拭く、洗濯物をたたむ。暮らしの中の動作は、小さなお仕事になります。トレーに道具をのせて用意するだけでも、始めやすくなります。

お子さんによって、変化の現れ方はさまざまです。すぐに変わらなくても、焦る必要はありません。環境や関わりを少し見直すことが、お子さんの「やってみたい」に気づくきっかけになることがあります。

まとめ:まずは「ひとつだけ」試してみてください

「うちの子、集中力がない?」と感じたときは、次の3つを見直してみてください。

  1. 今の興味に合っているか、観察してみる

  2. 夢中のときは、声をかけすぎずに見守る

  3. おもちゃを絞って、選びやすい環境にする

全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。今日できそうなことをひとつだけ、試してみてください。お子さんのペースに合わせて、ゆっくり進めていければ十分です。


モンテッソーリ久が原子どもの家について

当教室は、東京都大田区久が原にあるモンテッソーリ教室です。子どもが本来もっている「育つ力」を大切にし、「やってみたい」「できた!」という気持ちを、一人ひとりのペースで応援しています。

教室に通う保護者の方からは、「家でも一つのことに集中する時間が増えて驚きました」という声をいただいています。

教室の様子が気になった方は、お気軽にDMまたはHPのお問い合わせフォームからご連絡ください。無料個別体験(毎週水・木)も受け付けています。

体験は12:00〜18:00の間で、所要時間は約40分です。保護者の方も見学できます。「うちの子に合うかな?」というご相談だけでも大丈夫です。無理な勧誘はしていませんので、安心してお問い合わせください。

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