双極性障害II型という病と私【2】

だいぶ期間が空いてしまいましたが続きです。

精神疾患となり無職になった私。

本来なら、そこでゆっくり療養するべきだったのでしょう。
しかし、無職になった私は焦りました。
社会保険料を払わなければいけない、通院代もかかる、実家暮らしなので家賃はかからないけれど、いつまでも親の脛を齧れるほど実家は太くない。
おまけに、両親は精神疾患にあまり理解がありませんでした。当たり前ですね、なったことがないのだから、想像がつくはずないのです。
それとなく、次の仕事は?バイトでもしてみたら?と言われ続ける日々が始まりました。

本当は、そんな余裕なんてありません。
ですが、「無職は悪いこと」という固定概念が私にもあったため、症状が収まりきっていないのに就活を始めてしまいました。

就活は難航しました。
前職の退職理由があまりにマイナスなため、正直なことは言えないのですが、嘘もつけない。
かつ、前職が特殊過ぎて、一般の会社に必要なスキルや知識もあまり身についていない。
前職の内情を根掘り葉掘り聞かれるだけ聞かれて落とされた、という会社もありました。

そんな時、とある士業事務所の面接を受けました。
社訓も見せられ、感想を求められ、その回答に所長は満足したのか、「今内定を承諾するなら採用する」と言われました。
…今考えると、「ここはブラックです」と言ってるようなものですね。
しかし、当時の私は、「このチャンスを逃すとどこにも採用してもらえないかもしれない」と焦っていました。
1日だけ猶予をもらったものの、結局、内定を承諾しました。
…これが地獄の始まりでした。

ロクな指導もなくいきなり現場に放り込まれ、指導役は毎日怒鳴られているちょっとポンコツな人。ゆえに説明も下手だし全然理解出来ない。
お局様は嫌味ばかり言っているし、所長は所内のことをマネージャーに丸投げ。マネージャーは叱責時に人格否定をするのが当たり前。
おまけに前職より全然残業が多い。

…はい、あっという間に悪化しました。

薬を増やして食らいついても、全然着いていけず。ミスが目立つようになりました。
まあ、前任が引き継ぎせず飛んで、誰も正確なやり方を知らない仕事を充てがわれていたのだから仕方なくない?と今となっては思えるのですが、当時の自己肯定感は底辺でした。(まあ今もですが)

トドメを刺したのは、上司の言葉。
「薬で脳機能落ちてるんじゃない?」
「貴方に任せられる仕事はありません」

ぷつりと何かが切れました。

病院に駆け込みました。

当時の主治医は、上司の「薬で〜」のセリフに激怒しました。素人のくせに適当なこと言うな、と。
上司を名指しで非難する診断書を書き、「これを出して休職しなさい」と言ってきました。
…いや、無理でしょ。
上司名指しな上、「御社のコンプライアンス意識はどうなってんだ」とまで書いてある診断書を出してまであの事務所に居座る勇気は私にはない。
しかも、休職してしまうと戻る前提なので、補充要員を雇えない。つまり、残っている人たちの負担が大きくなるだけ。

結局、診断書を提出した上で、退職を申し出ました。
問題の上司は同席させないよう頼んだ上で、退職届を出しました。
呆然とするマネージャー。
「最近気が利くようになってきたと思ってたのに…」とあくまで身勝手なお局様。
「逃げるつもりか。二度とこの業界で働けなくしてやる」と捨て台詞を吐いた所長。
…いや、それが社労士の言葉かよ。

そうして、私はまた無職に戻ったのでした。

また焦りました。

当時、自立支援制度も使わず(自分は使えないんだろうと思っていた)、手帳も持っておらず、だから福祉にも頼れない、そう思っていたからです。

しかし、調べると、就労移行支援は手帳がなくても利用できそうでした。
そこで、資料を取り寄せて…愕然としました。
これを、大の大人がやるの?
そう思ってしまいました。(通っている方、本当にごめんなさい。焦りで頭がおかしくなっている人間の言動です)
私は、ここまで重度じゃない。ここにも通えないんだ。そう感じました。

結局、また就活をすることになりました。

続きはまた今度。

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