
美術の時間に…😱
「自分の席の前にいる子の顔を描こう!」
中学時代、美術の先生がそう言った。
憂鬱だ😭
絵が大嫌いなんだから、あたりまえ。
それなのに、今度は人の顔って何!?
当時、美術の席はグループになっていて、男子の前には女子、女子の前には男子が座っていた。
わたしの前にいたのは、学年でも三本の指に入るくらいの人気者。しかも男子バスケ部🏀
画像はイメージだが…

女子が放っておくわけがない。
その男の子を、ここでは「俊ちゃん」と呼ぶことにする。
俊ちゃんには一つ年上のお姉ちゃんがいて、実はわたしの部活の先輩だった。お姉ちゃんが「俊ちゃん」と呼んでいたので、わたしもそう呼ばせてもらおう。
さて、美術の時間。
みんな真剣に、目の前の相手を描いている。
2Bの鉛筆が紙をこする音が、葉っぱ🌿のカサカサという音みたいに教室を流れていく。
わたしも必死に俊ちゃんを描いた。
……描きながら、思う。
「これさ、へのへのもへじになったら、俊ちゃんのファンの女子たちに叱られるよな〜💦」

ただでさえ絵が苦手なのに、描く相手が俊ちゃん。プレッシャーがすごい😅
みんなの鉛筆は、さらさら、カサカサ。
わたしの鉛筆だけは、
「ズリッ……ズリッ……」

描いては止まり、また描いては止まる。
鉛筆を動かすだけで精いっぱいだった✏️
ようやく下書きの時間が終わり、教室に戻ると、案の定、女子たちが集まってきた💦
「いいなぁ、俊ちゃんを描けて」😍
「しかも、俊ちゃんに描いてもらえるんでしょ?🫶」
「うらやましいなぁ」🤭
わたしからしたら、
ドゥーでも良い‼️😤
そんなことより、この美術の時間がなくなってほしい。
ただ、それだけを願っていた🙏✨
しかし……。
わたしの願いは叶わず、悪夢のように次の美術の時間がやってきたのだ😱
あ〜☆どうなる
俊ちゃん
続く