
初めてのクリームソーダ
最近、ほぼノンカフェインの生活を送っている私にはお困りごとがある。
それは、ワンドリンク制のカフェでノンカフェインメニューが意外とないこと。
今まではコーヒーメニュー一択だったのでソフトドリンクには目を向けていなかった。
ただノンカフェイン生活になり自然とそちらに目をが向き、高確率でクリームソーダがメニューにあることに気づき始めていた。
幼い頃は炭酸が苦手で試すこともなく、炭酸を完全に克服してからは甘いものがあまり好きじゃなくなって注文したことがなかった。
あのビジュアルと知人の推しの声を聞いて少し気になりつつも、今まで飲んだことのないあの飲み物を積極的に選ぶのに戸惑い、今まで試してこなかった。
だが今日ついに!、喫茶店に入り、この信頼感溢れ出る喫茶店で試してみよう!と思い切ってクリームソーダを注文してみた
人生に一度きりの、初めてのクリームソーダの記録
注文してしばらくすると、店員さんが到着。
私の目の前に置かれたクリームソーダ
サイズ感というか迫り来る迫力に驚く
グラスからこんもりとはみ出るように盛り付けられたアイスクリームと鮮やかな緑、炭酸のシュワシュワ
店員さんは、まさか私の目の前にクリームソーダを置く第一人者だとは思ってもみないだろう
最初にストローで一口
メロンソーダ、いつぶりに飲んだのだろう
次にさくらんぼを食べる
こんな序盤で食べていいのかな、と不安になりつつ口に運ぶ
そしてアイスを掬う
少し掬いづらい
パクりと一口
うん、美味しい
ただ、いろいろと考えすぎている気もする
「正解なんてない」と誰もが言ってくれるのだろうけど、アイスクリームとメロンソーダのハーモニーはどのように楽しめばいいのか
アイスばかり掬っていてもダメな気がするしジュースだけ啜っていてもダメな気がする
一旦休憩
だんだんとアイスが溶けてきて、
あ、なんか勿体無い気がする! と思った。
アイスを食べる
メロンソーダを飲む
メロンソーダって夏祭りのメロンかき氷の味か,と記憶が呼び起こされる
アイスをメロンソーダにヒタヒタにして食べる
メロンソーダの上澄、アイスの溶けたところを飲む
脳裏には夏祭りのかき氷
かき氷だと氷が溶けてしまうしアイスクリームは乗っていないので、これはリッチな夏祭りのかき氷
こんなにも初めて口にするものを楽しもうと意気込んでいるのに、なんでもじぶんの知っているものに結びつけてしまう
またアイスクリームをメロンソーダにヒタヒタにして食べる
そしてメロンソーダの上澄、アイスクリームの溶けたところを飲む
グラスの絵が、鮮やかな緑からパステルがかった淡い緑色に変わっていく
するとある瞬間にこれか、これなのか!と思った
アイスクリームを食べたい時にはスプーンで掬い、
メロンソーダを飲みたい時にはストローで啜る
アイスクリームの中でも、純アイスクリームを楽しむ瞬間もあれば、メロンに浸してミックスでいただく時もある
ジュースを飲む時にも、ストローでそこの方を飲めば純メロンソーダ、上澄を飲めばアイスクリームとのコラボをいただける
その時々にも、そして一杯のなかにもグラデーションがあり、それをじぶんで選びつつ楽しむことができる飲み物、それがクリームソーダだった
アイスクリームが溶け始めるのは勿体無いことではなくワクワクの始まりだった。
そろそろ終盤
グラスに残ったのは、クリーム色に少し緑色が混ざったような、春を思わせる淡い色合い
ストレートなメロンソーダではない、アイスクリームの柔らかさが混ざった味
なるほどまた飲もうと思う気持ちがわかった気がする