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    <title>橘 もも</title>
    <description>小説家です。
『忍者だけど、OLやってます』シリーズ（双葉文庫）、ノベライズに『小説 空挺ドラゴンズ』『リトルウィッチアカデミア でたらめ魔女と妖精の国』など刊行してます。</description>
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      <title>『いつか、ネバーランドで』第4話（最終話）</title>
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      <description><![CDATA[<h2 name="34d77e6d-a169-4cc8-8163-9dca08533834" id="34d77e6d-a169-4cc8-8163-9dca08533834">第4話（最終話）<br>
</h2><p name="ec199b24-a471-4122-97b4-2d1349177f07" id="ec199b24-a471-4122-97b4-2d1349177f07"><br></p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/n1f0759a48cef'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50478135/profile_ecdb2ca102009b264c7689b557dab273.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 06 Jul 2026 23:03:15 +0900</pubDate>
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      <title>『いつか、ネバーランドで』第3話</title>
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      <description><![CDATA[<h2 name="34d77e6d-a169-4cc8-8163-9dca08533834" id="34d77e6d-a169-4cc8-8163-9dca08533834">第3話</h2><p name="35aa092e-6e8d-4031-97d4-09efb383bf70" id="35aa092e-6e8d-4031-97d4-09efb383bf70"><br><br>　三崎が汐織を追いかけて行ってしまうと、俺は一人、小屋の前で佇んでいた。<br>　三年生になる少し前の冬、廊下で、三崎と汐織が立ち話をしているのを見た。<br>　そのころから三崎は塾通いで忙しくなって、俺の家に顔を出す機会が減っていた。学校でも俺たちはみんな、進路もクラスもばらばらで、なかなかゆっくり三人で集まれるときがなかった、そんなころだ。<br>　汐織は辞書を忘れたと、三崎のクラスを訪ねていた。いつもだったら俺のところにくるのに、わざわざ遠い三崎のクラスまで行って借りていた。休み時間の、ほんの数分の語らいのあと、じゃあ放課後に返しに来るねと踵を返した汐織は、愛おしそうにその辞書を胸に抱きかかえた。あんなふうに瞳が潤んで、緊張で頬が上気しているあいつの表情を俺は初めて見た。<br>　そんな汐織と、目があった。一瞬で、汐織の表情は凍りついた。<br>　粉雪の舞う日だった。帰り道、しんしんと冷えた空気に刺すような痛みを覚えながら、俺にとりつくように巣食っていた感情――あれは、ああいうのを、人は絶望と呼ぶんじゃないだろうか。<br>　切れない絆なんて、いらなかった。そんな安心感はまっぴらだ。そんなものより、いつ切れるとも知れない、だから繋がっていたいと願う、刹那的な衝動が欲しかった。だけど俺は知ってしまった。あんな眼差しで俺が見つめられる日はきっと来ない。俺の想いは、報われない。<br>　外壁に立てかけてあったギターを構え、座りこむ。何も考えたくなくて弦をはじく。でも、それ以上は指が動かなかった。<br> <br>If I could change the world<br>I would be the sunlight in your universe<br>もしも俺にこの世を変えることができたなら<br>君の世界を照らす陽の光になるよ――<br> <br>　歌えない。そんな歌はもう、二度と。<br>　俺に世界は変えられない。あいつの世界の太陽に、なるのは俺じゃない、別の誰かだ。だからもう、あいつのそばにはいられない。そう、思った。<br>　不意に、甘い香りが鼻孔をくすぐった。<br>　そうだ。ポケットに入れっぱなしだったんだ。忘れていた果実を取り出して、実をぱくん、と二つに割る。中から小さな実が零れ出る。やっぱりこれはザクロだと気づく。<br>「食べるの？」<br>　背後から、予想もしていなかった声がして、俺はとっさに立ちあがっていた。ギターが、ごぉんと鈍い音をたててころがり、果実も地面に落下する。あーあ、もったいない、と呟いて敬二は自分のポケットから新しい実をとりだすと、俺に放った。<br>「ずいぶん、咽喉渇いたでしょ？」<br>「あ、ああ……」<br>「夜に起きてると、やっぱりよくないね。遊ぶにはもってこいなんだけど、いつ眠りにおちるかわかんないし、いろんなこと思い出すし」<br>　しゃくり、しゃくり、と敬二はあっというまにザクロを食べあげた。そのしぐさから目を離せない。渡されたザクロに口をつけようとして、でも、やめる。なんだろう。なにがこの実を食べることを、おしとどめているのだろう。こんなに全身で、欲しているのに。<br>「なんで、我慢してるの？」<br>　敬二は俺の目の前で新しいザクロを割る。振ると、ぽろぽろと割れ目から粒が落ち、緑の芝生に染みのように散らばった。そのうちの一つをつまみあげて指でつぶすと果汁がぴゅっと飛び出た。指の腹でこすりあわせながら、ぼんやり、汐織のいなくなったほうを見る。<br>「昔から、我慢するのは得意なんだ。慣れてるから」<br>「ふうん？」<br>　思えば物心ついたころから、損な役回りだった。母さんを困らせたくなくて、どんなにさみしくても口にはせず、聞き分けのいい息子でいた。そうすることで父の代わりに母さんを守っている気でいたのだ。だけど、俺のいないところで母さんは別に支えを見つけていた。半分は、俺のためだったってわかってる。一日でもはやく俺と一緒に暮らすことが母さんの願いだったから。だけど、わかっていてもどこか裏切られたような気分になった。新しい父さんは本当の息子のようにかわいがってくれるけど、幼心にやるせなさが残った。そういういろんなことを、でも俺は、しょうがないと思ってやりすごしてきた。<br>　そんな俺の前に、汐織は現れた。<br>　しょうがねえなぁって、いつも思っていた。そんな、愛おしい気持ちでしょうがないと思えるなんて、知らなかった。汐織を守るためなら、なんだってできるような気がしていた。それなのに。<br>　敬二はじれったそうにそわそわとひざを揺らしていた。乱暴にギターをつかんで、じゃかじゃかと音を鳴らす。不協和音に顔をしかめながら、なんでそんなに機嫌がわるいのだと不思議になる。<br>　変な奴、と首をすくめて、俺はなにげなく指をなめた。<br>　そのときだ。<br>　きぃぃぃぃぃぃん、と気の遠くなるような耳鳴りがした。指先一本一本、爪先までなにかが沁み渡っていくような感覚。体の芯がすうっと氷のように冷えていく。<br>　先ほどまでの渇きは一瞬で消えた。咽喉の裏側まですべて、風が通るように、冷める。全身が痺れたように、ぴくりとも動けない。<br>「あーあ。食べちゃった」<br>　言葉とは裏腹に、敬二の声ははずんでいた。ジャジャン！　と軽快にギターを鳴らすと、くくくっと敬二は笑った。<br>　指先を見る。べたりとついていた赤い汁。いま俺が、口に含んでしまったもの。<br>　――ああ。<br>　この感覚は覚えがある。あの粉雪の舞う静かな空気で、俺を支配していたものと同じ。<br>　もう歯止めは利かなかった。俺は敬二からザクロを奪うようにつかみとると、餓鬼のようにむさぼった。気分が爽快に晴れていく。風が、脳の奥の奥まで吹きさらす。<br>　靄が、消えていくようだった。今まで不鮮明だったことが、明確になっていく。<br>　乗り込んだバス。汐織の苦しそうな顔。三崎にかけた電話。悲鳴。ブレーキ音。そして――。<br>　そして一つの真実に、たどりつく。<br>「……敬二」<br>　こぼれ出た声はあまりに低く、まるで俺のものじゃないみたいだった。<br>「どうしたの？　びっくりした？　おれね、これでも気を使ったんだよ。教えてもよかったんだけど、それじゃあ、あっちの二人もショックでしょ？」<br>「敬二、俺は」<br>「まだあるよ。食べる？」<br>「ちょっと黙ってくれ！」<br>　こらえきれず叫ぶと、つまらなそうに敬二は口をとがらせた。なんだよ、親切にしてやってんのに。そう言いたげな拗ねたような態度。だけど目だけは、笑っていた。おかしくておかしくてしかたがないというように。そこに邪気がないから、よけいにぞっとする。<br>　だけど俺は、そんな敬二と同じなのだ。<br>　俺は、――死んでる。もう二度と、日常には戻れない。<br>　下唇をつきだして、ぼぉん、ぼぉんと弦をはじいている敬二に問う。<br>「……あいつらは。汐織と、三崎はどうなんだ」<br>「さあ？　三人一緒だと、匂いが混じってわかりにくいもん。でも、眼鏡のおにーさんは違うんじゃない？　これ、食べたくないって言ってたでしょ」<br>　思い出す。三崎は、そんなものいらないと、はっきり嫌悪を示してはねのけていた。<br>「一応、予防線みたいだよ。これ食べちゃったら、もう抜け出せないから。死んでない人には、すっげえ嫌な匂いがするみたい」<br>「じゃあ、汐織は……」<br>「おねーさんは、少し欲しそうだったよね。あんたほどじゃなかったけど。てことは、こっちに近いのかな。もしかしたらまだ、まにあうかもね。境目にいるとしたら、それも時間の問題だろうけど」<br>　この実を食べれば、渇きは消える。だけどそのかわり、二度とこの場から抜け出せない。そのことをいやおうなしに、体に染み入ることで理解させる効力が、どうやらこの果汁にはあるらしかった。生きているときに、自分の生を疑わないのと同じだ。俺はもう、自分の死を受け入れるしかできない。<br>　わめくことも目をそむけることもできないよう、体に染みこませて理解させるためにこの実を口にするのだと、いまの俺はもう、知っている。<br>　わななきながら、両手で顔を覆う。口からこぼれるのは嗚咽ばかりで、そのどれもこれもが言葉にならない。皮肉なものだった。この実を口にして、自分の死を絶望的に悟って、ようやくおれの眦から生暖かい水分がにじみ出る。<br>　こんな状況になってやっと、泣くことができるなんて。<br>「そんなに落ち込まないでよ、おにーさん」<br>　鼻歌交じりに敬二は、ギターを鳴らす。<br>「自分だけっていうのがいやならさ、これ、食べさせちゃえばいいじゃん。おねーさんならきっと、食べてくれるよ。眼鏡のおにーさんは難しいかもしれないけどね」<br>「なに……？」<br>「そしたらさ、ずっと一緒じゃん？　ここ、仲間いっぱいいるから淋しくないよ。そのうちいろんなことも忘れちゃうし」<br>　果汁にぬれた指先に、目が留まる。芝生にこぼれた小さな果肉。目に突き刺さるような、赤。<br>　これを食べさせる？　――汐織に？<br>「そのへんにいっぱいあるよ。なんなら、場所、教えてあげようか」<br>　まるで悪魔の囁きだ。だけど俺にはその誘惑を、即座にはねのけることができない。<br>「あ、明るくなってきた！」<br>　ぴょん、と飛び跳ねて敬二は手近な樹にのぼりはじめた。軽々と幹をつたって、太い枝の上に立つ。いつのまにか星の光はどこかへ消え、薄暗さも姿を変えて、空を赤く染めていた。こんな場所にも、夜明けがあるのか。〝明日〟なんてどこにもないのに。<br>　――俺はどこにも、行けないのに。<br><br>　　◆◆◆</p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/na214a577b4d3'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 06 Jul 2026 23:02:44 +0900</pubDate>
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      <title>『いつか、ネバーランドで』第2話</title>
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      <description><![CDATA[<h2 name="34d77e6d-a169-4cc8-8163-9dca08533834" id="34d77e6d-a169-4cc8-8163-9dca08533834">第2話<br>
</h2><p name="03e43981-a71d-4c71-9dbd-9793f5c3c947" id="03e43981-a71d-4c71-9dbd-9793f5c3c947"><br>　敬二に会ったのは高二の夏休み、あいつは十一歳だった。汐織がイギリスにいた頃にお世話になった家族の息子だそうで、両親が残念ながら離婚することになり、母親と一緒に日本へ戻ってくることになったのだと聞いた。手続きや職探しで母親はずいぶん難儀していたらしく、夏休みのあいだだけ預かることにしたのだと。日本で暮らしたことのない敬二には頼れる友達もなく、汐織ができる限り面倒を見ることになっていた。その手伝いを、俺もしていたのだった。<br>　その敬二が死んだと、汐織から聞かされたのはそれから一年後、夏休みに入る少し前のことだ。<br>　雨続きの中で、ぽっかりとやってきた晴れの日だった。昇降口にしゃがみこんで、汐織が俺を待っていた。靴がまだあったから、と真っ白な顔で立ち上がり、くしゃくしゃっと顔を歪めた。<br>　汐織は右手に携帯電話をにぎりしめたままで、それだけ言うと、俺に画面をずいっと差し出した。汐織の母親からのメールで、サッカーをして遊んでいた敬二とその仲間のところへ、飲酒運転の車がつっこんできたのだと書いてあった。敬二は、中学に入ったばかりだった。<br>「夏休みに遊びに来るって、言ってたのに」<br>　ひくっと、鼻の穴が膨らんだのを見て、俺は猛烈に腹が立った。なんで今日なんだ。どうしようもないことに、一気に腹が立った。汐織は泣きたい。泣く場所を探して、俺を待っていた。それがわかっているのに、俺はいつものように、汐織に手を差し伸べることができない。<br>　だって、今日は。<br>「ごめん、倉田、先生につかまっちゃって」<br>　もしかしたら、あと一分、いや三十秒遅かったら、俺は汐織を抱きしめていたかもしれない。だけどそうする前に、声がした。よく通る声が背後から投げられて、そして同時に俺の腕を絡めとった。<br>　今にも涙をこぼしそうだった汐織の瞳が、驚きに一瞬、乾いたように見えた。それは、俺のよくつるむ仲間の一人で同じクラスの香澄だった。そして俺のことを好きだと言ってくれた奴。<br>「模試の結果が悪くて、怒られちゃった。って、あ、ごめん。取り込み中？」<br>「あ、いや……」<br>　朗らかな言葉とは裏腹に、腕を放すそぶりはまったくなく、汐織を牽制していることは明らかだった。女ってこええ、と一瞬、冷静な頭で思ったけれど、それを責めたり軽んじたりする権利が、俺にあるはずもなかった。<br>「……つきあうことになったんだ」<br>　そう言うと、汐織の瞳が衝かれたように揺れた。<br>　突き抜けるような空の青さとそこに浮かんだ入道雲。昇降口を駆け抜ける同級生たちの足音や、部活中の生徒たちのざわめき。拳を握り締めた汐織の、そうなんだ、と答えたぎこちない笑顔。<br>　そんなことの全部が一気に、走馬灯のように駆け巡った。<br> <br>　敬二の眼が、ゆっくり、刺すように俺たちを巡った。絶望が、足元を揺らす。何かが軋む、音がする。<br>　訝しげに俺たちをじろじろ眺めまわす敬二は、俺たちのことがわかっていないみたいだった。もしかしたらとてもよく似た別人なんじゃないか、そんなあがきのような疑問がわく。俺の理性が必死で目の前の現実を否定しようとする。<br>　敬二がまた一歩、前に出る。無意識に俺は後ずさった。<br>「だれ？　おれの知り合い？」<br>「……俺たちが、わからないのか」<br>　声が裏返ってしまう。あと数歩で触れられるという距離までやってくると、敬二は肩をすくめた。<br>「ピーター！」<br>　子供の一人が、敬二に向かってそう呼ぶ。敬二が片手をすっと挙げるとざわめきがやんで、規律正しく子供たちは整列した。<br>　舐めまわすような視線を俺たちに向けたあと、敬二は仲間を振り返った。<br>「先行ってろ、あとで追いつくから！」<br>　敬二が叫ぶと、子供たちは戸惑った表情を見せながらも、異論をあげることなく陽気な行進を再開した。振り向きもせずに、ずんずん先をゆく。<br>　かったるそうに頭の後ろをかきながら、敬二はポケットからなにか真っ赤な実をとりだした。<br>「敬二か。……久しぶりに呼ばれたな、その名前」<br>　齧りついてうまそうに汁をすする様子に、忘れていた咽喉の渇きを思い出す。<br>「なに、あんたたち、おれの友達？」<br>「と、友達っていうか……」<br>「まあいいや。どうせ言われても、覚えてないし。悪いね」<br>　皮を残して全部食べ終わると、敬二はひょいっとそれを投げ捨て、指についた果汁をなめた。俺にもくれないか、思わずそう頼みそうになったけれど、今はそんな場合じゃない。言葉を失っていると、敬二は俺たちをちろりと見た。<br>「あんたたち、新入りだね。いつここに来たの？」<br>「ここって……公園に、ってことか」<br>「だから、【ここ】だよ。もうだいたい察しはついてるんでしょ？」<br>　なにも答えられない。その先を聞いてはいけないような気がしたけれど、逃げられない。敬二の言うとおり、俺たちにはもう――察しがついている。<br>　敬二は意地悪く、唇のはしっこで笑う。<br>「ここは死者の国だ。さっきのあいつらも、おれも、みんなとっくに死んじゃってる。生きてる奴なんてどこにもいない」<br>　楽しそうに、歌うように敬二が話す。汐織を気にする余裕もなかった。全身を貫かれたように、冷たいものが頭のてっぺんから突き刺さったような感覚だけが、あった。<br>　意地悪く、そしてどこか無邪気な敬二は、誰かに似ていた。さっきの子供たちの姿が再び、脳裏に浮かぶ。これは、そうだ、この光景は――。<br>「ようこそ、ネバーランドへ」<br>　自分を正義と疑わない、自由奔放でそれゆえ残酷な永遠の少年。そんな少年とたわむれ一生遊び続ける迷子たち。<br>　すべてが似ていた。それはピーター・パンの世界に生きる、子供たちの姿と同じだった。</p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/n7cbbd84f9c60'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 06 Jul 2026 23:02:24 +0900</pubDate>
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      <title>『いつか、ネバーランドで』第1話</title>
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      <description><![CDATA[<h2 name="c2b7cf53-5716-473c-a880-982c65a8d658" id="c2b7cf53-5716-473c-a880-982c65a8d658">あらすじ</h2><figure name="f26da05e-aca3-409c-9dcb-c1ad54e6fb7a" id="f26da05e-aca3-409c-9dcb-c1ad54e6fb7a"><blockquote><p name="163fb4ea-1f0e-4131-a468-b7a7e11479bb" id="163fb4ea-1f0e-4131-a468-b7a7e11479bb">高校の卒業式の日、幼なじみの奏平（そうへい）と汐織（しおり）、同級生の三崎は、卒業パーティのために訪れた公園で目を覚ます。そこは人も車も消え、時間だけが止まったような、現実とは違う場所だった。探索するうち、三人は、かつて事故で亡くなった少年・敬二と再会する。自分を「ピーター」と呼ばせ、死者の子供たちを率いる彼は、その場所を「ネバーランド」と呼ぶ。自分たちは、死んでしまったのか。元の世界へ帰るため、三人は失った記憶を取り戻そうとするが……。「三人」の関係が変わってしまうくらいなら、大人になんかなりたくない。でも、変わらないでいることなんてできない。足踏みしたまま大人になりきれない三人の、すれ違う心を描いた物語。</p></blockquote>
<figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/ne0999b38564c'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 06 Jul 2026 22:45:43 +0900</pubDate>
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      <title>【朗読劇】嘘がたり</title>
      <description><![CDATA[<p name="sGgzc">友人の星野健一さんが企画して、「嘘がたり」を声優さんたちで朗読劇にしてくださいました。</p><p name="jRDyO">オリジナルの歌までつくっていただき、感謝感激……！</p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/n76108ef8fc3a'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 20 Apr 2021 20:57:59 +0900</pubDate>
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      <title>【短編小説】　嘘がたり</title>
      <description><![CDATA[<p name="DHs4P">　朗読劇として配信されたのを機に、原作も公開することにしました。いちおう有料にさせていただきますが、リンク先の動画で、無料でお聴きいただけます。原作そのままです。</p><p name="rxsU1">　<a href="https://youtu.be/tM3bx6XhbdM" target="_blank" rel="nofollow noopener" tabindex="-1">https://youtu.be/tM3bx6XhbdM</a></p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/n6d6299ef1f0f'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 20 Apr 2021 20:21:46 +0900</pubDate>
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      <title>たべものショート小説について</title>
      <description><![CDATA[<p name="UvDoW">文章の練習がてら、ほとんど書いたことのないショート小説を、たべものをテーマに書くことにしました。</p><p name="gahDW">「継続的に書く」が目的の習作なので完成度はちょっとあれ……という言い訳はやめておこう（とかいって書く）。</p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/nf0d2f03cb9e0'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 30 Apr 2020 15:05:26 +0900</pubDate>
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      <title>すき焼き【たべものショート小説①】</title>
      <description><![CDATA[<p name="1ac18cda-386f-4488-93d8-12a5c6fae625" id="1ac18cda-386f-4488-93d8-12a5c6fae625">　救援物資代わりに実家から届いたカタログギフトには、自腹では手を出せそうにない高級な肉やら缶詰やらが並んでいた。名前だけは聞いたことのある料亭の鍋セットや地酒のボトルセットなんてものもあり、ふだんは説明書なんて読んでもらうに任せていたのに、気づけば1時間近くじっくり嘗めまわすように個々の紹介文を読みこんでいた。蟹みそやふかひれスープといったほとんど食べたことのない食材に目がくらんだが、どれも量が多すぎる。二人分、のつもりで母は送ってきたのだろうが、子どもとは親の期待を裏切るものである。無難に、すき焼き肉を選ぶことにした。余れば冷凍すればいいし、近頃は脂がきつくなってきたとはいえ、薄切りの肉400グラムくらいならひとりで食べられるだろう。</p><p name="a6d0d07b-f66d-40fa-8855-8587428e3107" id="a6d0d07b-f66d-40fa-8855-8587428e3107">　が、送る段になって申込期限が1か月前であることを知り、そういえば母親は賞味期限を守らない人だったな、と思いだす。旅に出るたび地産のものを買いあさり、スーパーでも珍しいレトルトや缶詰を見つけると手を伸ばし、棚にどんどんストックしていく。何でもかんでも冷凍する母親のクセは自分にも知らず、うつっていたのだろう。それで腹を壊したことは一度もないから大丈夫、といつか言うと、あいつは、ふつう男の人のほうが神経質なのに、とぶつぶつ言いながら霜まみれの食品をいつも整理していた。……させていた、というのが正しいと思い直して、カタログに目をやることで沈みかけた心をむりやり華やがせる。頼むから期限切れだからお前にはやれんなんて言わないでくれよ、と祈る気持ちでハガキを投函すると、その一週間後にはめでたく霜降りの牛肉が手元に届いた。思った以上に存在感のある肉の塊に、10代の頃なら余裕だったな、とたじろぎつつも、ぜんぶ皿の上に載せた。冷凍など、してやるものか。</p><br/><a href='https://note.com/momotachibana/n/n383153a05999'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50478135/profile_ecdb2ca102009b264c7689b557dab273.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>橘 もも</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 30 Apr 2020 01:34:05 +0900</pubDate>
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