夕方、リビングのテーブルにテストの紙が置いてあった。
国語、算数、理科、社会。
どれもよくできていた。
赤い丸がいくつも並んでいた。
国語のテストに一つだけ大きなバツがついていた。
設問にはこう書かれていた。
「しまうまの赤ちゃんが、うまれた つぎの日には はしるように なるとしって、どう 思いましたか」
こたえの欄に、
鉛筆で「へーぇ」と書かれていた。
赤いペンで、その横に×がついていた。
子どもはテレビを見ていた。
画面の中では夕方のニュースが流れていた。
リモコンの音量が少し大きかった。
テーブルの上の紙を重ねて、端に寄せた。
外は暗くなっていた。
特に問題はなかった。
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