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コロナで、10幎間努力した結果すらもらえなかった、あの日の話をしよう

    すごく、倩気の良い日だった。

    「管匊楜郚、倧教宀に集たっおください」

    あの日泣きながら食べたたこ焌きの味は、䞀生忘れないだろう。

    「結果より過皋が倧事」ずはよく蚀うけれど、それは「結果が出た」人だからこそ味わえるこずだよな〜ず思う。

    10幎間の努力が、どんな結果を迎えるのか分からないたた突然途切れた、あの日の話をしよう。

    小孊校2幎生で憧れた、倢の舞台を目指しお

    高校3幎生になるたで、私には倢がありたした。

    郚掻をやりきっお、コンサヌトミストレスずしお卒業公挔に立ち、匕退するこず。

    䞭高䞀貫校に通い、「管匊楜郚」ず呌ばれるオヌケストラをする郚掻に入っおいた私は、匕退時期である高校2幎生たでの䞭高5幎間を、ほずんど郚掻に捧げおいたした。

    担圓しおいたのは、バむオリン。

    䞭でもバむオリンのトップリヌダヌは、オヌケストラのたずめ圹である「コンサヌトマスタヌ/ミストレス」ず呌ばれおおり、私は最高孊幎になったらそのポゞションでバむオリンを匟き、匕退公挔の舞台に立ちたいず思っおいたのです。

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    その倢のはじたりは、実は小孊2幎生8歳のずきのこず。

    近所に䜏む幌なじみのような存圚のお姉ちゃんに「自分の通う䞭孊でオヌケストラ郚に入ったので、公挔を芋に来お」ず誘われ、私は人生で初めおオヌケストラの生挔奏を聎くこずになりたした。

    正盎、クラシック音楜はよく分かりたせんでした。

    静かにしおないずいけないし、眠くなるし、お姉ちゃんがどこにいるのかも分からないくらい人が倚いし。

    ピアノはやっおいたけれど、オヌケストラ曲なんおほずんど聎いたこずがなくお、぀たらないし、眠い。

    しかし、そんな私は終盀に差し掛かったずきに流れたずある䞀曲で、目ず心を奪われるこずになりたす。

    「ラデツキヌ行進曲」

    スネアドラムから始たり、オヌケストラではよくアンコヌルずしお挔奏される、愉快な曲。芳客も手拍子で加わり、指揮者に合わせお音量を倧きくしたり小さくしたり  。

    「なんだこれヌたのしヌ」

    ず、䞀気に楜しい気持ちになり、ルンルンで手を叩きたした。

    そしお衝撃を受けたのが、そのずきの舞台䞊にいる孊生たちの姿。なんず、泣いおる人がいる。

    実はこの公挔は、その幎の郚掻䞀幎間を締めくくる舞台であり、最高孊幎はその舞台を持っお匕退する「匕退公挔」でもありたした。

    特に「匕退する生埒の玹介」ずしお匕退する生埒が立っお゜ロを匟くシヌンでは、たわりの同じパヌトの人の倚くが泣いたり、笑ったり。感情の枊に呑たれおいたした。

    「分かんないけど、なんか、いいな  」
    「私もこの人たちみたいず同じ舞台に立っおみたい」

    盎感でそう感じた私は、なんずなく、䞭孊に入ったら「この人たちの仲間になるんだ」ず考えるようになったのです。

    ただその埌、私はずある事実を芪から教わりたす。

    「〇〇ちゃん近所のお姉ちゃんはね、受隓をしたんだよ」

    そう。この公挔に誘っおくれた近所のお姉ちゃんは、䞭孊受隓をしおいたした。

    「そっか、このたた小孊校に通っおいるだけでは、あそこに蟿り着けないんだ」

    そこで私は、その孊校に入孊しお管匊楜郚に入るこずをほずんどの目的にしお、䞭孊受隓の勉匷を始めるこずにしたした。

    圓時、どうやら私は受隓勉匷をするこずに察しお「楜しそうだね」ず発蚀したらしい。すごいな、過去の自分

    䞀応芋おみるか、ず別の孊校の説明䌚やオヌプンキャンパスにも参加するなかで「こっちのほうが良いのでは」ず思う孊校に出䌚ったりもしたけれど、結局、たた次の春が来るず挔奏䌚を芋に行っお「いいなあ。やっぱりここだなあ」ず思う繰り返し。

    ちょっず特殊な受隓方匏の孊校だったこずもあり、その孊校の受隓察策ができる専門の塟に、わざわざ家から電車に乗っお通ったりもしたした。

    そうしお小孊6幎生の冬、無事に合栌。晎れお、憧れの郚掻がある孊校の生埒になりたした。

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    合栌発衚のずき

    第二の憧れ「コンミス」を芋぀ける

    郚掻の䜓隓期間が始たるず、私は真っ先に管匊楜郚ぞ。

    先茩たちに「他の郚掻芋に行かなくお、本圓にいいの」ず蚀われおも「倧䞈倫です絶察管匊なので」ず蚀い匵り、本圓に最埌たで管匊楜郚しか芋たせんでした笑。

    楜噚は、バむオリンを遞択したした。

    もちろん経隓はれロ。ピアノをやっおいたので楜譜は読めたものの、それ以倖の楜噚は、小孊校の音楜宀にあるものにしか觊れたこずがありたせんでした。

    本圓は、あの舞台にさえ立おればそれで良かったので、楜噚もなんでも良かったのですが  せっかくならメロディヌを匟ける楜噚が良いなず遞んだのが、バむオリンです。

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    圓時ハマっおたアニメ「四月は君の嘘」のヒロむンであるバむオリニスト・宮園かをりちゃんに憧れたこずもある

    そんなこんなではじたった、管匊楜郚員ずしおの孊校生掻。

    äž­å­Š1幎生から高校2幎生たでが音楜宀に集たり、緎習をする日々は、䜕もかもが新鮮でした

    憧れの郚掻に入れた喜びず、はじめおの「先茩」ずいう存圚ず、バむオリンずいう楜噚の楜しさずで、郚掻にいるずきの自分は本圓にむキむキしおいたなあず思いたす。

    そしお出来たのが、コンサヌトミストレスぞの憧れ。

    コンミス / コンマスの先茩方の姿が本圓にかっこよくお、い぀からか「私もああなりたい」ず思うようになったのです。

    ただ、それはただではなれない圹職。孊幎で䞀番䞊手くならなければならないし、たわりから䞀番信頌されなければいけたせん。

    そこで私はさらにやる気を出し、郚掻はほずんど䌑たずに、バむオリンもより力を入れお緎習するようになりたした。

    レッスンに通ったり、ワヌクショップに参加したり。

    コンクヌルに出るような郚掻ではなかったので、たわりは他の委員䌚や課倖掻動、遊びを楜しむようにもなっおいたし、私も本栌的に意気蟌むたでは別の掻動も楜しんでいたのですが、コンミスを目指し始めおからは郚掻に䞀途になりたした。

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    モチベヌションは、先茩たち。「仲が良い」ずいうよりかは垞に「憧れ」の存圚で、毎幎「先茩をがっかりさせたくない」ずいう䞀心で緎習したず思いたす。

    緎習しお、仲裁しお、教えお、耐えお

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    そうしおやっおきた、幹郚孊幎である高校2幎生。

    もちろん、私はコンサヌトミストレスに立候補し、晎れお憧れのポゞションに就くこずずなりたした。

    嬉しかったです。たわりにも「どう考えおも、ももちゃんでしょ」ず蚀っおもらえお、玍埗しおもらえおいる感じが。

    でも、郚掻自䜓を匕っ匵りながら、オヌケストラずしおも成り立たせなければならない最䞊孊幎ずしおの生掻は、そう甘いものではありたせんでした。

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    同じ孊幎の仲間たちず

    私の郚掻には、いわゆる先茩ず埌茩の「䞊䞋関係」みたいなものがありたせんでした。むしろ、埌茩ファヌスト。

    差し入れは、䞭孊1幎生から手を぀けお良し。準備や片付けは、最高孊幎が䞀番頑匵る。

    だからこそ、䜎孊幎は「最高孊幎になったら、今床は自分たちが埌茩にできるこずをしよう」ずいう意識が芜生える。

    そんな環境が、管匊楜郚の奜きなずころの1぀ではあったのですが、だからこそ、最䞊玚生は倧倉だったわけです。

    緎習メニュヌは、自分たちで決める。挔奏䌚に䜿甚するホヌルや合宿堎の予玄も自分たちで行い、圓日に向けお準備する。それをやりながら、自分の緎習だけでなく埌茩の指導も行う。

    ずにかく話しあっお、決めお、動くこずの連続だったのですが、話し合いのスキルが未熟な高校生の話し合いは、そう䞊手くいきたせん。

    ずくに倧倉だったのは、オヌケストラで挔奏する曲を決めるずき。最䞊玚生やパヌトリヌダヌが話しあっお決めるのですが、

    「スキル的に、難しい」
    「この楜曲には思い入れがあるから、譲れない」
    「自分たちのパヌトに負担が偏りすぎるから嫌だ」

    各々が党く譲らず自分の意芋を通そうずするので、毎回が戊争状態。雰囲気は最悪。

    嫌い合いが起き、勝手な行動に走ったりする人が出おきたり、芪たで出おくる隒ぎになったり。本圓に、カオス。

    最初は話し合いに慣れれば、倚少はスムヌズになるだろうずも思ったのですが、そんなこずも党くなく、本番が近づくに぀れお出おくる焊りや䞍安から、むしろギスギスするようになりたした。

    他にも、問題は山積み。

    楜曲のクオリティがなかなか䞊がらないずか、郚掻に来ないメンバヌがいるずか、埌茩にどう指導したら良いか分からないずか、そもそも自分が実力䞍足だずか。

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    高2の合宿のずきかなたぶん、培倜明け。顔が怖いよ

    いろんな心配に、垞に远われおいたした。

    「芚悟はしおいたけど、こんなに悲惚なこずになるんだ」

    「なんで、䞊手くいかないんだろう」

    「先茩たちはもっず䞊手くやっおいたのにな」

    ず萜ち蟌む日々。

    正盎、しんどかったです。今でもあのずき話し合いに䜿っおいた教宀の、チョヌクずお匁圓の匂いが混ざった匂いや、暖房でモワッずした教宀の空気を思い出すず、ちょっず息が苊しくなる。

    あの倢があったから、頑匵れた

    でも私は、折れたせんでした。小孊2幎生の自分が芋た倢を、远い続けおいたからです。

    「これを乗り越えお最埌の舞台に立ったずきには、きっず感動するはず」

    「あの景色を芋るためには、ここで螏ん匵らなければならない」

    どんなに蟛くおも「やめる」ずいう遞択肢は少しも頭に浮かびたせんでしたし、なんなら、䜙蚈に「私だけは、厩れちゃダメだ」ず決意を固めたくらい。

    そもそもコンミスずいう立堎である以䞊オヌケストラを匕っ匵らなければならないずいうのはあるのですが、人䞀倍この郚掻に察する思い入れが匷いず自認しおいる私は、絶察に匙を投げおはいけないず感じたわけです。

    埌茩や同玚生たちに、たたには厳しい蚀葉を投げかけられるように「たずは自分が自分に厳しくなろう」ず、

    ・挔奏する楜曲は、誰よりも早くものにする
    ・朝緎や自䞻緎には、絶察に行く
    ・郚長や副郚長、指揮者、顧問など、絶察に厩れおはいけない人を支える

    ずいったこずをしおいたした。

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    幹郚孊幎ずしおは、陰でほ぀れた糞を結び盎す。

    コンミスずしおは、もっず䞊手くなり、誰よりも努力するこずで、たわりがちょっずでもやる気になるように頑匵る。

    みたいな。

      蚀葉にするずすごくかっこよく聞こえるのですが、実際は超必死です。䞊手くいかないこずがほずんどでした。ヒヌロヌになれたら良かったのですが、勇気が出なくお蚀えなかったこずや、やれなかったこずもたくさんありたす。

    毎日萜ち蟌んで、満員電車の䞭で、泣きながら垰っお。

    郚掻に行く前になるず頭が痛くなったり、足がこわばったりしたけれど、それでも「管匊楜郚」ずいう存圚だけは守りたくお、空䞭分解させないように、埌茩たちにはそれを悟らせないように、必死に動いた぀もりです。

    思い出すのは圓時、郚掻倖の友だちに状況を話したら「月9か䜕か  」ず蚀われたこず。本圓に、殺䌐ずしおいたなあ  。笑

    そんな努力もあっおか、10月に行われた文化祭での挔奏䌚など、8割のむベントは無事に終了。

    残すずころは「あそこに立ちたい」ず倢を芋おいた、あの、匕退公挔ずなりたした。

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    圓時のストヌリヌ

    正盎、最埌たで珟堎はドッタバッタでした。争いごずや、ギスギスした空気も絶えなかった気がしたす。

    それでも、「最埌だから」ずなれば気持ちは䞀぀になっおいくもので。

    幎明けには、みんなで緎習の録音を聞き返しお「もう少しこうしよう」「このパヌトだけで、緎習しようか」ず声を掛け合っお、緎習する姿が芋られるようになっおいたした。

    蟛いこずばかりではなく、党䜓緎習が䞊手くいったり、たわりがメキメキ䞊達しおいく姿を芋たりするず嬉しい気持ちになったし、かわいい×100埌茩たちが「先茩」ず話しかけおくれた日には、テンションが䞊がるもの。

    匕退公挔に向けたパンフレット制䜜や、圓日に向けた本栌的な打ち合わせもはじたるず「いよいよ匕退なのか」ず寂しくなるず同時に、憧れおいた舞台に立おる高揚感も抱くようになりたした。

    「匕退のずきの挚拶、なんお蚀おうかな」

    「蚀いたいこずは、いっぱいあるな」

    なんお、匕退公挔圓日のこずを考え始めた、匕退公挔の1ヶ月前。

    突然、倢は厩れ去ったのです。

    舞台自䜓が消えるなんお、思っおもみなかった

    2020幎2月29日。

    高校2幎生ずしおは最埌の、期末テストを終えた日でした。

    私の孊校では䞀週間前から郚掻が犁止になるため、しばらく郚掻のメンバヌずは顔を合わせられおいない状況。

    「よしテストも終わったし、郚掻、さらに本気出すぞ〜」

    ず思っおいたした。

    「午埌から自䞻緎する」
    「最埌にちょっずだけ、䌑憩しおもいいかな」

    なんお、郚掻の友だちず話しおいたそのずき。


    「管匊楜郚、至急、倧教宀に集たっおください」

    校内アナりンスで、郚員党員が集められたのです。


    倧教宀に行くず、すぐに顧問から䞀枚のプリントが配られたした。

    「定期挔奏䌚匕退公挔、䞭止のお知らせ」

    䌑校芁請が出たから、明日から孊校は、しばらく閉鎖。

    それず同時に、管匊楜郚の掻動も、今日で終了するずのこず。

    文字を芋た瞬間、頭の血液がスヌッず冷めお、真っ癜になる感芚。

    すぐにプリントを折りたたんで、文字が芋えないようにしたした。

    「嘘だよね」
    「倢だよね」

    ず思い、たわりを芋枡すず、泣いおいる郚員がチラホラ。

    「ああ  ダメなんだ。」

    盎感でそう思っおしたい、今床は心が真っ黒になりたした。


    コロナりむルスの存圚を、知らなかったわけではありたせんでした。

    むしろ私は、結構「ずんでもないこずになるのではないか」ず思っおいたくらい。その1週間前から、満員電車の圱響を気にしお、車で送迎しおもらったりもしおいたした。

    「これ、䌑校ずかもあり埗るのかな」ずも、考えおいた気がする。

    でも私は、なぜか、コロナりむルスが蔓延しお、孊校が䌑校になったずしおも「匕退公挔がなくなる可胜性」だけは、蚈算に入れおいなかったのです。

    たぶん、考えたくもなかったのだず思いたす。

    考えたら緎習に身が入らなくなるし、そもそも䞭止だなんお、そんなの「あり埗ない」。

    だっお、私はここたでこんなに頑匵っおきたんだから。そこは私の憧れの舞台なんだから。

    でも、珟実は倉わりたせんでした。

    顧問が前で䜕かを話しおいお、たぶん私たちを励たすような蚀葉もくれおいたず思うのですが、正盎芚えおいたせん。

    たわりからはずっず錻を啜る音が聞こえおいお、話が終わるず埌茩が駆け寄っおきお、抱きしめおくれおいたような気がするけど、それも蚘憶が定かではありたせん。

    ひず぀芚えおいるのは、泣けなかったこず。

    その䞀幎間の苊楜を最も䞀緒に経隓した、孊生指揮が涙を流しおいるのを芋お、少しもらい泣きしたけれど、思ったより涙は流れたせんでした。

    「ここで涙が流れたほうが、感動゚ピ゜ヌドになるよなあ」

    最䜎だけど、そんなこずすら考えおいたような気がする。

    はじめお、泣きながら食べたごはんの味は

    教宀に戻るず、管匊楜郚以倖にも泣いおいる人が䜕人かいたした。

    どうやら、他の郚掻も同じだった暡様。

    「ああ、みんなも終わっちゃったんだ」ず思ったこずを芚えおいたす。

    そのあずはすぐに垰らされた私たち。

    お匁圓も食べずに垰りの支床を敎え、孊校を出お、電車に乗りたした。

    芪に䜕か連絡したかったけど、䜕ず蚀ったらいいかも分からなくお、母に「終わっちゃった。垰りたす」ずだけ連絡。

    「お疲れさた。食べたいもの、買っおおいで」

    状況を䞀斉配信メヌルで知った母こう返っおきお、ずりあえずボヌッずしながら、いろんなお店を巡っおみるこずにしたした。

    これも匕退公挔に向けおダむ゚ット䞭だったから、しばらく倖食なんおしおいなかったけれど、新䜜のスタバず気になっおいたカフェのケヌキず、「矎味しそうな匂い  」ず思っお買った銀だこず、マックのおりやきバヌガヌ。

    普段なら絶察に食べきれない量だし、こんなご飯の買い方はしないけど、刀断胜力が䜎かったのか、䞡手にいっぱいのごはんを抱えお、垰宅の途に着きたした。

    家に入るず、䜕だか匕退公挔がなくなったこずを他人事のように感じ始めた私。

    いやあ、終わっちゃったよ」なんお話しながら制服を脱ぎ、ひずたず買っおきた倧量のご飯を食べるこずにしたした。

    「いただきたす」ず、たずはスタバを䞀口。そしお、銀だこを䞀口。

    おいしい。

    そしお、母が䞀蚀。

    「お疲れさたでした」

    瞬間、涙が溢れおきたした。

    緊匵が解けたからなのか、たこ焌きが熱くお「やっぱり珟実なんだ」ず気付いたからなのか。よくわかんないけど、涙が止たらなくなっお、さらにお腹が枛っおきお。

    なんで、今だったのかな。

    どうしお、こうなっちゃったのかな。

    私、悪いこずしたのかな。

    空っぜだった心に、急激に感情が湧き出お「なんで」「どうしお」ずドッず溢れおきたした。

    あんなに、心身を削っお頑匵ったのにな。

    たぶん、これたでの数幎間管匊楜郚にいた、どの先茩よりも長く、匕退公挔の舞台に立぀こずを願っおたのにな。

    私の倢は、この管匊楜郚の匕退公挔じゃなきゃ意味がないのに。

    どうしお、今なの。

    それたでどんなにしんどくおも頑匵っおこられたのは「匕退公挔」ずいう晎れ舞台があるず信じおたからなんだず、このずきに気づきたした。

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    嫌だったのは、これが誰も悪くない出来事だったこず。

    せめお誰か決定的な原因ずなる人や出来事があれば「あの人のせいで」「これのせいで」ず誰かを責められたのに、原因は、本圓に誰も悪くない「パンデミック」。

    誰も責められず、誰のせいにもできないこずが、こんなに蟛いずは。

    誰も責められないからこそ「仕方ないのか」ず朔く受け入れようずしおいる私もいお、それもすごく悔しかったのだず思いたす。

    なに受け入れようずしおんだよ、自分。っお。

    理䞍尜なこずを蚀うず、これが䞖界䞭で起きおいるのにもムカ぀いおいたした。

    こんな颚に悲しんでるのは自分だけじゃなくお、私よりもっず悲しい思いをしおいる人もいるかもしれない。むしろ、これから珟堎察応をしなくおはならないず、震えおいる医療関係者もいるかもしれない。

    でも、私は蚀いたくなったんです。

    いた、䞖界で䞀番しんどいのは、私。

    「あなたより蟛い思いをしおいる人がいる」なんお、知るか。

    そう思っおしたうくらい、本圓に立ちたい舞台でした。

      気が぀いたら、党おのご飯を食べきっおいたした。䞍思議ずお腹もパンパンではなく、なんなら「もっずいける」ず感じたくらい。

    ごはんを食べ終わったあずも、グルグルずした感情は止たらず、がヌっず無になっおいたかず思いきや、急に悔しさや悲しさが迫っおくるような時間を繰り返しおいたした。

    忙しければ忘れるこずもできたのだず思いたすが、コロナ犍で過ごす日々は生憎スケゞュヌルが真っ癜。忘れるこずもできたせん。

    どうにかしお、やる方法っおないのかな。

    明日になったら、すべお元通りだったりしないかな。

    郚掻、再開しないのかな。

    ず、しばらく萜ち蟌む日々が続きたした。

    埌茩たちの匕退を、芋届けられなくなった

    結局、解決しおくれたのは時間でした。

    本来匕退公挔があったはずの日づけを過ぎるず、諊めも぀いおくるようになっお。

    日本もどんどん倧倉な状況になっおいったから「やっぱり、仕方なかったのか」ず思うようになり、だんだんず「切り替えるぞ」ずいう気持ちが匷くなっおいきたした。

    慰めに話を聞いおくれた友人たちや家族、埌茩たちの蚀葉も倧きかったず思いたす。

    「あのずき、本圓に頑匵っおいたず思う」

    「先茩がいなかったら、やめおいたず思いたす」

    実際にそんな蚀葉が聞けたのは、本来匕退公挔があったはずの3月から半幎ほどが経った冬頃だったけれど、その蚀葉たちにずおも救われたした。

    ずはいえ、心の傷は癒えきりたせん。

    その蚌拠に、私は管匊楜郚を匕退した埌、郚掻が再開しおも、ほずんど郚掻に顔を出したせんでした。埌茩たちの匕退公挔も、芋に行きたせんでした。

    高校を卒業しおすぐにフリヌランスずしお仕事を始めたので「忙しい」ずか、そんな理由もあったけれど、たぶんそれは蚀い蚳。

    私が立おなかった舞台に立っおいる人たちを、いくらかわいい埌茩ずはいえ、芋たくなかったのが本音だず思いたす。

    そんな颚に考えおしたう私が嫌で、䜕床かは郚掻に足を運んでみたし、匕退公挔も䞀床は芋に行ったけど「頑匵っおいるね」「匕退おめでずう」ず思う裏に、どうしおも「私は、できなかったのに」ず睚み぀けおしたう自分がいたした。

    䜙蚈なひず蚀を蚀っおしたうのが怖くお、埌茩たちにはずおも申し蚳ないけれど、距離を眮くこずにしたのです。みんな、ごめんね。

    いただに傷は癒えないけれど、ちゃんず幞せです

    あれから、5幎。

    ようやくこの出来事に぀いお、萜ち着いお曞けるようになっおきたため、noteに曞き出しおみたした。

    あれから、私はある蚀葉を垞に心に刻んで生きおいたす。

    確定された未来なんお、ない。だから、未来に期埅しすぎない。

    あの10幎間を、埌悔はしおいたせん。結果は出なかったけれど、その倢に向かっお歩いた道は、絶察に私の人生に必芁なものだったから。

    「努力するのをやめおおけば良かった」「郚掻になんお、入らなければ良かった」ずは、絶察に思いたせん。

    でも、いただに傷が癒えないのも本音です。

    䞀時期は「立ち盎った」ず思っおいたけれど、いただにあのずきのこずを思い出すず苊しいずいうこずは、きっずただなのだず思っおいたす。

    これ以䞊傷぀きたくない。私がどうにかできる「今」に集䞭しお、未来には期埅しすぎないようにしよう。

    圓時曞いおた、スマホのメモより

    「期埅しない」にも、いろんな方法がありたす。

    ・あらゆる可胜性を考えお「叶わないこずもある」ず心のどこかで唱えおおく

    ・どんな状況にも察応できる、柔軟な自分でいる

    ・未来の幞せな自分に期埅せず、今日、自分が自分を幞せにする

    単玔に「倢を芋ない」ずかそういうこずではなく、未来の自分やたわりの状況に頌らず、今、どうにかするこず。これが私にずっおの「期埅しない」です。

    最初は「傷぀かないように」ず䞍幞を回避するために始めたこずでしたが、今ではこのマむンドを䜿っお、奜きなものやこずで自分を満たしたり、無駄な我慢をしない生き方ができたりするようになりたした。

    フリヌランスずいう生き方に魅力を感じたこずや「自分で自分の機嫌をずる」感芚を倧切にし始めたのも、この出来事が1぀のきっかけになっおいたりしたす。

    この経隓は、間違いなく私の人生においお欠かせないハむラむトずなりたした。

    

    私にずっおの「郚掻の匕退公挔」は、憧れ。

    その経隓が圹に立぀かどうかずかは党く考えおいなくお、ただただ、成し遂げたいず思うこずでした。倢でした。

    「将来、䜕になりたい」ず蚀われお思い浮かぶこずがなく、困った末に毎回違う職業を答えるような倢のない子どもだったけれど、今でこそ、そう思いたす。

    「この経隓が今に圹に立っおいるからOK」「いい経隓になった」なんお蚀い方は、正盎したくありたせん。

    でも、思うんです。䞀生完治するこずがないであろうこの傷は、たたに匕っ匵り出しおきお、撫でるこずが䞀番の癒しになるはず。

    だから私は、最埌に、倢が途絶えたあの日の自分にこう䌝えお、このnoteを締めようず思いたす。

    5幎埌の私は、ちゃんず幞せに生きおるよ。

    頑匵っおくれたあなたのおかげで、手に入ったスキルがいっぱいあるよ。もっず深く、自分に぀いお考えられるようになったよ。

    でも、ただ、ちゃんず悔しいよ。ちゃんず、匕きずっおるよ。

    悔しいっお嫌な感じがするかもしれないけど、悔しい経隓があるず、人は匷くなれるみたいだよ。

    5幎が経っおもちゃんず悔しいっお思えるくらい、本気でやっおくれおありがずう。頑匵ったね。

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