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②バウムクーヘンの思い出

    バウムクーヘンは
    僕が小さい頃は特別な食べ物で
    来客があった時に
    お土産としていただくような
    甘い食べ物だった

    母さんはそれを
    大切そうにナイフで切り分けて
    お皿に載せて出してくれた

    少し温めた方がおいしいからと
    温めてくれたバウムクーヘンは
    より一層、甘い香りを纏って
    おいしさを増した

    それは
    きっと「幸せの香り」だったんだろう・・・・・・


    大人になった僕は
    バウムクーヘンがほろ苦くなった





    亡くなった母のことを思い出すから




    湯山昭先生のピアノ曲集「お菓子の世界」
    第2曲バウムクーヘン
    に着想した物語です。

     
     
     
    公務員/作家[🌈予祝]「書くこと」が職業になるべく修養中✨言葉の湿度と質感、登場人物の鼓動を大切に☕️小説はプロフ記事へ✨皆様の御厚意に感謝します💐